2016.09.28

「ゼロから学べる小学校社会科授業づくり」電子書籍版

「ゼロから学べる小学校社会科授業づくり」(明治図書)が今年の3月に発刊されました。
すでに2刷となっています。
本日「電子書籍」として発刊されました。
こちらからアクセスできます。

私の書籍としては、4冊目の電子書籍です。
活用していただければ有難いです。


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2016.09.27

PTA図書

今の職では、どの学校でもPTAの事務局を担う。
本校でも同様である。
PTAといっても各学校でその活動に特色がある。本校も盛んな活動が継続的に行われている。

その特色の一つとして「PTA図書」がある。毎年十数冊ずつ一定の費用でPTA向けの図書を購入している。格納している特別教室には数百冊の大人向け図書がずらり。
かつて担任時代もその存在は知っていたが、借りるということはなかった。ところが、今事務局を担当していて、「これだけの本が揃っているのなら…」と借りたい本もいくつかあり、4月から数冊読んだところだった。

そこで、今年度の購入本が入ってきた。PTA文化委員の皆さんが選んだものである。
読みたいと思うような話題作も入っている。

〇「終わった人
「天才
〇「下町ロケット2 ガウディ計画

さっそく借りて読んで、読書のおもしろさを感じている。有難いPTA図書である。

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2016.09.26

改めて「不定期更新」のお知らせ

8月16日のブログに「不定期更新」のことを記しました。

とは言え、それ以降も本体HPがプロバイダーの都合により閉鎖されるということで、掲載原稿を本ブログに移していましたから、ほぼ毎日今日まで更新してきました。
その原稿も一通り移し終わりました。

改めて、今後このブログは不定期更新となります。
よろしくお願いいたします。

今後は、

〇登壇するイベント情報
〇執筆した雑誌や書籍情報
〇読んだ本の情報
〇月末の振り返り
〇時々のエッセー

などがメインとなります。週に1~2回ほどの更新となると思います。
よろしくお願いいたします。

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2016.09.25

【HP移行原稿】ふるさとの人から学ぼう2

★ 岩田さんから話を聞く計画を立てよう

 4時間目。調べてわかったことを発表する。それぞれの発表から、子供たちの津波に関する情報が蓄積されていく。
 一番子供たちが興味を示したのが、「エピソードについて」である。数多くのドラマに子供たちは共感したのである。
 A男が、「助け合った様子を想像すると『すごいな』と思う。実際に話を聞いてみたい。」と感想で言った。
 『みんなもそう思う?』「うん、聞きたい、聞きたい!」
 自然に「ゲストティーチャーを呼びたい」という要望が出てきた。
 ゲストティーチャーには、子供たちが参考にした冊子にエピソードを書かれていた岩田アイさんを招くことにした。

 招くのはいいが、問題はゲストティーチャーからどうお話を引き出すかである。次のように投げかけた。

  テレビでトーク番組というのがあります。ゲストから、司会者がいろいろなお話を聞くというものです(「ああ、わかる」という声)。今回は班ごとにトーク番組形式でやってみましょう。

 事前にすべきことがいくつもある。次のように子供たちと確認をする。
・役割分担(司会、質問者、カメラマン、記録等)をする
・話題の中心テーマと質問を考える
・ゲストを迎える机配置を考える
・リハーサルをする……等
 この方法は効果的であった。テレビ番組にあるのでイメージ化できている。また、一回調べ学習をしているので班の中心テーマや質問がすぐに浮かぶ。だから、リハーサルも活発なものとなった。

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★岩田さんから学ぼう
 
■当日の形

 1 岩田さんの紹介・代表あいさつ・授業についての説明(5分)
 2 Aグループ・トークタイム「岩田さんと津波」(10分)
 3 Bグループ・トークタイム「チリ地震津波の様子」(10分)
 4 Cグループ・トークタイム「津波後のエピソード」(10分)
 5 自分たちの「学び」の発表(8分)
 6 感謝の言葉(2分)

■各グループの様子

 Aグループは「岩田さんと津波」がメインテーマである。出会ったばかりで子供たちも緊張気味である。岩田さんを中心に5人の子が囲む形でトークタイムがスタート。他の子供たちは「会場視聴者」という形で、自分の席でメモをとる。 さっそく子供たちは次々と質問して行く。

・岩田さんの出身は?
・小さいころ、どんな子供だったか?
・小さいころ、津波についてどんな話をされてきたか?
・大人になってから、どんな仕事についたか?

 このグループは「岩田さんはどんな方なのか」ということも知りたいという希望もあった。津波とは関係のない質問も多く出てくる。「みなさんと同じで、小さいころは元気に遊ぶ子でした。今とちがってお手玉や竹馬といったものですが…。」
 ゲストティーチャーの小さい頃のエピソードを聞くうちに、子供たちの親近感もわいてくる。アドリブの質問や笑いも出てくる。
 トーク番組形式のよさで、リラックスをした出会いとなった。

■B・Cグループの様子

 B、Cグループのテーマは、「チリ地震津波の様子」「津波後のエピソード」である。子供たちが調べ学習を行い、まとめている内容である。さらに、子供たちは質問事項をグループで吟味をしている。『自分たちが調べたことをもとにした質問をしなさい。それがわかるような聞き方にしなさい。』と私も事前に指示をした。

Q「本(地元自治会発行記念誌)に、信じられないような奇跡もおこり、流されていた人も助かったということが書かれていました。どんなことだったのですか。」
A『学校のわきに家が流されていきました。家の屋根にいた4人が、学校の2階の窓ガラスめがけて飛び移ったのですよ。その後、すぐに家は崩れて流れていきました。4人は助かりました。見ていた私たちも大歓声です。人間というのはいざという時に大きな力を出すんですね。』
Q「地域の中学生・高校生に修理を手伝ってもらったり、全国の人から配給されたりして、どんなことを思ったのですか。」
A『本当に助かりました。今の高浜があるのは、この皆さんのおかげだと思っています。そして、いつか自分たちも恩返しをしなければという気持ちでいっぱいでした。』

 調べたことをさらに詳しく引き出す質問、冊子には書かれていない気持ちを引き出す質問、知らなかった事実を引き出す質問等、価値のある質問が続いた。
 岩田さんも子供の質問に触発され、「そうね……」「そう、そう……」とたくさんの内容を話してくださった。「皆さんから、たくさんのことを思い出させてもらいました」と最後に述べたほどである。

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2016.09.24

【HP移行原稿】ふるさとの人から学ぼう1

「ふるさとの人から学ぼう」・・・平成13年度に担任をしている5年生の総合のテーマである。ふるさと高浜、ふるさと宮古には学ぶべきたくさんの人がいる。その実践の記録である。

1 チリ地震津波の体験者・岩田アイさんから学ぶ

■1時間目・・・・・・チリ地震津波で知っていることは?

 単元の第一時間目である。津波に関わっての興味関心を高めること、自分たちが
津波について知らないことも多いこと、今後の学習に見通しを持つことがねらいであ
る。

★授業の概略

■ 津波のことで「学習したこと」や「知っていること」は何ですか。
 ・前の高浜小学校の校舎が津波で流された  
 ・津波は大きな波だ
 ・津波の体験者を訪問した 
 ・チリ地震津波の記念碑がある
 ・学校だけではなく、ほかの建物もこわれた  
 ・日本と遠く離れたチリから津波が来たこと
 ・津波は人々の命を簡単にうばってしまうおそろしい大きな波
 ・津波のあといろいろなものが配給された 
 ・津波で道路もぐちゃぐちゃになった
 ・自然のものだから誰にもとめられない
 ※子供たちは4年生の総合で「地域のことを調べよう」という学習を行っている。その中で、
   数名の子は津波の聞き取りを体験者に一度行っている。

■ 津波について「思うこと」を発表しなさい。
 ・津波はこわい   
 ・津波はおそろしい
 ・来てほしくない
 ・記念碑があるからよほどすごい津波だったのだろう
 ・津波にあった人はかわいそうだ
 ・学校がボロボロになるぐらい津波の力はこわい・・・等
 ※ここでは「チリ地震津波30周年記念誌」を合わせて紹介した。津波後の写真が掲載されていて
  改めて津波の恐ろしさを子供たちは感じた。

■ みんなが津波についてはわかることもあるけど、まだまだわからないことが多いです。
  では、これから「津波」の学習をするときに、「知りたいこと」を書きましょう。
 ・なんで津波はおこるのか  
 ・津波のあと、どんなふうになったのか
 ・津波の今までの歴史について
 ・チリ地震津波についてくわしく知りたい
 ・どれくらい波が高かったか
 ・津波にあった人の話を聞いてみたい
 ・津波は時速何キロメートルくらいか
 ・今までに何回ぐらい津波は起きているのか
 ・津波を体験した人の気持ち・・・・等
 ※これからの学習につながる部分である。津波について、「知っていること」「思ったこと」を確認して
  から発問をしたので、多くの「知りたいこと」が出てきた。

 ★調べたいことを次の4つにまとめる
   1 津波の歴史について
   2 チリ地震津波そのものについて
   3 チリ地震津波のあとのエピソードについて
   4 津波そのものについて
  4つのグループを編成する。

■ どんな方法で調べたらいいですか。
 ・人から聞き取りをする
 ・インタ―ネットで調べる
 ・本や資料で調べる
 ・ビデオがあるはずなので、それを使う
  ※それぞれのグループに一番適したのは何か考えさせて、次の時間に調べることと方法を
   確認する。

■ 「人に聞く」ということですが、チリ地震体験者を教室に招いてお話をしていただきたいと思っています。(誰を呼ぶの?)本に津波のことを書いていた人を呼びたいなと考えています。

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2016.09.23

復刻「楽しい社会科授業づくり入門」

私が教員になった年に発刊された有田和正先生の名著が復刻されます。
「楽しい社会科授業づくり入門」(原題「社会科の活性化」)です。
光栄なことに「まえがき」を執筆させていただきました。
有田先生のことを何度も思い出しながら書きました。

明治図書HPはこちらです。
(下にスクロールすると執筆した「まえがき」があります。)

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2016.09.22

【HP移行原稿】研究通信3

研究通信 第24号 H11/2/8

指導案から拾う研究の視点

 あさって、今年度最後の研究授業が行われます。これは、実質的には来年度の研究のスタートと言えます。「新しい年度の研究の方向性を確認する」という意味では大切な授業です。
 そこで、改めて研究研究授業の視点を考えていきたいと思います。

1 12月の研究会から
 昨年の研究会では、次の5点を次年度の研究の方向性として確認しました。
① 基本的には今年度の研究の方向で推進していく
② 学年(学団)ごとの系統性をより吟味し、指導に役立てる。
③ 基本的な指導過程を弾力的に運用し、工夫された授業を目指す。
④ 1時間だけではなく、単元レベルで授業構想を組み立てることを重視する。
⑤ 子ども自身の力を高めるための日常的な実践の交流を図る。
 このうち⑤については、実際に来年度の校内研の中に組み入れられることです。
 また、②については、出された年間指導計画をもとに3学期中に大まかな系統性を吟味しようと考えています。
 すぐに指導案に反映できるものは、①③④ということになります。

2 指導案から拾う視点
 今回の研究授業の指導案から、先の項目が表現されているところを見てみます。

★見通し・一人学びの重視【①に対応】
 本校の研究テーマで重視しているのは、「見通し」と「一人学び」の部分です。本時の展開でここの部分を詳しく書いています。特に一人学びについては、重要語句だけではなく、「子どもたちにこのような一人学びをしてほしい」という教師の願いを具体的に記しています。読み手にとってもイメージ化がしやすいです。

★時間の弾力的運用【③に対応】
 子どもたちの力が高まれば、削れる部分が出てきます。今回は「見通す」が3分です。今までの指導案に比べたら短いです。その分、他の活動に時間を割くことができます。これは時間の弾力的運用であり、工夫の一つと言えます。

★表現を見通した単元指導計画【④に対応】
 1時間目に表現との関わりが書かれています。単元全体を見通した指導計画になっていることがわかります。また、重要語句を含めた新しい様式になっています。

これらは今後も留意する点と思われます。

★この通信の一言コメント
 2学期末の反省会で出たものを、3学期の研究授業の指導案に反映させました。その「解説」も兼ねた通信です。この研究授業が2年次の研究の実質的なスタートであり、新たな研究の方向性を示している。

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研究通信 第27号  H11/4/26

   今すべきこと

 先週の木曜日、〇〇研修会に行ってきました。この研修会で私は指定校研究主任ということで、公開に関わる具体的な話を中心に聞いてきました。
 その中で本校に関わる部分を紹介します。

1 新しい学力観のまとめを
 2002年の新学習指導要領への動きが目立っています。
 たとえば、教育雑誌は目玉である「総合的な学習」の特集が多くなりましたし、校内研究で取り組む学校も管内で多いようです。
 しかし、今回の研修会で大事なことを教わりました。それは、

  新しい学習指導要領への準備は当然行う。それとともに、今までの学習指導要領のまとめもきちんとしなければならない。

ということです。
 ご存知のように、平成元年の学習指導要領から「新しい学力観」というキャッチフレーズで新たなる教育活動が展開されています。意欲・関心・態度が重視された教育活動です。その10年間の成果をまずはっきり把握することが必要だということです。
 考えてみれば、本校の公開はこの「新しい学力観のまとめの公開」と言えるかもしれません。研究主題の冒頭の文言が「学ぶ意欲を大切にしながら」です。子どもたちの意欲面を重視した授業構成をすることが第一と感じました。

2 検証方法の工夫を
 印象に残ったお話の二つ目として、「検証方法について」ということがあげられます。客観的なデータ、情報の処理ということです。
 もちろん、それで終わらせるのではなく、それをどう生かすかが大事です。
 本校でも2回、子どもたちへのアンケートが行われました。そのデータ処理も行われています。問題はそれをどう生かすかということです。
 たとえば、「視写活動」の意義を感じていない子に、どのような視写活動を工夫していけばいいか。交流会でアイデアを出し合うことが大事と感じました。

3 授業研でのお願いです
 ① 授業は子どもたちの意欲ぶりが観察できる横から見てほしい。
 ② 参観メモの様式に、意欲部分の項目も入れました。また、気付かれたこと、エピソード的なものもお書きください。(研究紀要執筆のヒントとなると思われるので。)
 よろしくお願いします。

★この研究通信一言コメント
 2年次の研究のスタート号です。研修会で学んだことを、本校の研究の必要性と共に書いたものです。改めて移行措置前の本校の研究の意義を感じました。

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