他己紹介ゲーム
今日、久しぶりに学習ゲームを行った。学習ゲームといっても、その場で楽しむだけのものではない。子どもたちに意図的に力をつけさせるものである。
行ったのは「他己紹介ゲーム」。教員対象の県レク研究会の講師に招かれた時に、好評だったゲームである。詳しい説明は学習ゲーム研究会のこのサイトが参考になるし、阿部さん@福島の追試も参考になる。
今回は国語の「上手に質問をしよう」に絡めた内容だったので、次のように行った。
①隣同士(男女)で二人一組になる。
②質問者はたとえば次の質問からスタートする。
「○○は好きですか?(例:テレビは好きですか?)」「好きなものは何ですか?」
その話題からどんどん質問を深めていく。
③質問する時間は3分間。
④質問内容を材料に「他己紹介」を作文にまとめる。
⑤4人組になって発表しあう。ベスト作品を一つ選び、全体で発表。
この中で一番時間を注いだのは②である。授業内容から考えたら当然なのであるが、ここをスッと流してしまうと「深まり」がなくなってしまう。そこで、質問の深め方のモデルを私が行った。子どもたちは「深める質問」といえば、「どうして」「なぜ」といった理由を問うものも多いが、それだけではないことを示した。子どもたちの質問の様子を聞いていると、このモデリングは効果的だったようだ。
この学習効果はそれだけではなかった。子どもたち同士がお互いを深く知っているわけではない。男女なので、なおさらである。それが、この質問タイムの時や実際の他己紹介の時にはとてもいい笑顔で学習しあっていた。今まで知らなかったお互いのことがわかるのだから、楽しいはずである。コミュニケーションを深めるのにもいい学習ゲームである。
持ち上がりの学級であるが、これから席替えのたびに定期的に行ってみようと考えている。
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Comments
阿部さん、ありがとうございます。こちらも運動会です。快晴の運動会日和です。早朝のライン引きを終え、しばしの休息です。
阿部さんのアップ力に負けないようにblogで発信していきたいと思っていますよ。では。
Posted by: サトマサ | 2004.05.15 07:01
こんにちは。
今日は運動会。学校に行く前に新しく買ったエアエッジフォンで正寿さんのホームページを見たところです。これもエアエッジフォンで書き込んでいます。
私の実践も紹介してくださりありがとうございます。
最近の正寿さんのホームページの書き込みはどれも読みごたえがあってすごいですね。
では出勤です。
Posted by: 阿部隆幸 | 2004.05.15 06:05