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2004.06.28

事件だ!ハムスターの脱走

学級通信 6年1組物語 第47号より

 先週の金曜日、昼休みに生き物係の子が突然叫びました。

 あれ!テケテケ(ハムスターの名前)がいないよ!

 その声にもう一匹のハムスターをお世話していた子どもたちも、すぐに近寄ります。「あっ、開いているじゃ」「逃げちゃったんだよ!」
 これは一大事です。実はハムスターの脱走は1週間前もありました。ちょうど私が出張の時で、給食時間に全校に捜索の放送を流して、一生懸命に探しました。この時は無事教室で発見されました。
 その一週間後の出来事です。「また教室にいるんじゃないか・・・」と生き物係の子どもたちは考え、ストーブの周り、教室の隅等、ハムスターが潜んでいそうな場所を必死に探します。
 しかし、今回は見つかりません。「どうしようか・・・」と言っているうちに掃除時間になりました。

 掃除時間はハムスターを探すわけにはいきません。掃除は掃除で手際よく終わらせ、生き物係がみんなそろった時点で呼びかけをしました。
「みなさん、聞いてください。今日テケテケが逃げ出しました。(「えっ」「また」という反応)みなさん知りませんか?」
「いつからいなくなったのですか?」
「昨日まではいたけど、今日の昼にお世話しようとしたら、いなくなっていたのです。」
 通常であれば2時間目終了後の中休みに見るのですが、その日はスポーツ集会があり、見ることができなかったのです。
 ここから臨時の話し合いです。
「何か知りませんか」
「このごろ1年や他の学年も見にきているから、聞いた方がいいよ」
「でも、もう授業は始まっているし・・・」
「すぐに探したらいい」
「ポスターを作ったらいい」
「ポスターを作る時間で探した方がいいよ」
「また、放送したら全校のみんなに手伝ってもらえるかもしれない・・・」

 話し合いは10分ほど。結局、「5時間目終了後から委員会までの間、みんなで必死に探す」「各学級に帰りの会の最中におじゃまをして、見つかったら6-1に教えてほしいことを伝える」「えさのしかけを置いておく」ということにしました。
 5時間目終了後の短い時間であちこち探す子どもたち。廊下の隅も中庭も、トイレも探しました。また、全学級にも分担をしてお願いをしました。
結局は見つかりませんでした。
 子どもたちには明らかに落胆の表情が広がりました。考えてみたら、金曜日に見つからなかったら、土曜日・日曜日と食料のないところをすごすわけですからー。私自身も「見つからない可能性が高い。でもこれだけみんなが一生懸命に力を合わせて考えて、探したのだから、それはそれで価値のあることだ」と考えました。

 そんな思いで来た今日、何と無事ハムスターが発見されたのです(女子トイレに隠れていました)。これには子どもたちも大喜びでした。みんなの願いが通じたのだと思いました。神様はいるんだなあとも思いました。
 一つの事件でしたが、みんなが団結・協力するいい機会になりました。

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2004.06.24

アンケートから学ぶ

今日はたまたま事務仕事でアンケート集計を二つ行った。
そのうちの一つ。研究に関わるアンケートで社会に関するものの話である。
この手のアンケートは過去に何度もしているので、子どもたちの傾向はだいたいわかる。それがだいたい当たっている。たとえば好き・嫌いで言えば、8割ぐらいは「好き・やや好き」にあげる。今回もおおよそその通りだった。他の項目も同様である。

しかし注目をするところがある。それは、記述式の部分だ。
今回なるほどと思ったのは、社会の学習の好きな理由の中に「女性の歴史が好きだから」というものがあった。もちろん女子の答えだ。
人物中心の今の社会で、出てくる人物のほとんどが男性だ。女子は数えるほど。しかも中心的な扱いも少ない。この間、NHK授業の関係で北条政子を重点的に取り上げたのがおもしろかったことであろう。女子で社会が好きではない子たちも、女性の歴史がどんどん増えれば変わるかもしれない。
その他にも、「昔の人がしたことが今どのようにつながっているかなと感じることができた」「今の日本とのちがいを見つけることができた」を役立ったこととあげている子がいた。これは歴史的なものの見方ができつつある状況だと思う。その点ではアンケートも役立つ。(特に少数意見)

なお、私が一番役立つアンケートは学期に一回行われている「子どもの悩みアンケート」である。この記述から、子どもたちの気づかない側面が浮かび上がってくる。貴重である。

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2004.06.23

作り手のうまさ

先週放送された「どこか行こうヨ」のチャレンジキッズの大縄跳びの番組ホームページが公開された。
岩手県内の放送だったので、少しは県外の人にも奮闘ぶりは伝わると思う。

それにしても今回感じたのは番組作りのうまさである。何かしらの特徴的な部分を出さなければいけない・・・ということで本校の場合には、大規模校がその特徴。
といっても「よさ」というよりは「マイナス面」。お互いがあまり知らないということ。これは事実であった。各学級から選抜されたメンバーで、学級がずっと違っているので話したことがない子同士もいる。転校生だったらなおさらだ。
そのマイナス面をいかに克服するかという点で物語ができる。今回は子どもの発想で「合同給食会」となった。正直、これだけで仲良くなるわけはないのだが、それも正直に答えたメンバーの発言を逆手にとって「給食作戦失敗か?」というテロップが出ていた。
結果は新記録。最後に「給食パワーだ」と言った子のセリフをピックアップ。見事に楽しい物語に編集をしていた。
(「キャプテンの涙」も同様)

改めて作り手のうまさを感じた番組であった。見た人からは大好評であった。

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2004.06.19

『カッコよく生きてみないか!』

子ども向けの本、『カッコよく生きてみないか!』(PHP)を読んだ。著名な齋藤孝氏の本である。このごろいろいろな分野で齋藤氏の著書を見かけるようになった。これは子ども向けの本であり、「先生のお勧めの一冊」で紹介しようと思い購入した本である。

「人に喜んでもらう生き方」「あこがれ力を身につける」といった小学生にとっても分かりやすい言葉で、生き方が語られている。少し生き方を意識している担任する6年生にとってはいい本だ。(出てくる事例が男子向けかな・・・。女子バージョンもあったらいいなあ。)

それだけではない。これには授業のエキスも詰まっている。

・あこがれの人を書く。その理由は?
・親から「してもらったこと」と、親に「してあげたこと」を書き出す。どちらが多いか。思ったことは?
・伝記の紹介。
・野茂、イチローと友達の行為の共通点は何か。
・「プロジェクトX」の考えから学ぶこと・・・等

10分ぐらいで指導したいことが次々と浮かんでくる。仕事のヒントにもなる。

ところで齋藤孝さんのホームページを見て、次のサイトに釘付けになった。
「教師を目指す諸君へ」
「教師を目指す」を「教師である」に代えて読みたいメッセージである。

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筑波大附小からの学び

18日に筑波大学附属小学校の公開研究会に参加した。
目的は社会科の発展的な学習のヒントを探るためである。

参観した授業は1時間のみ。6年生・波先生の「武士の政治が始まる」である。ちなみに波先生は現在は副校長である。あれこれ考えさせる授業であった。学んだことをいくつか記す。

1 「わくわく感」のある授業
 授業では源頼朝が敗北した時の話し合いをロールプレイをしていた。そのシナリオ作りのために子どもたちは、一生懸命に調べざるを得ない。そして緊張感を持って発表。どきどきの発表。聞き手もわくわく。意欲的に堂々とロールプレイする子どもたちがすてきだった。

2 追究意欲が持続する授業
 ロールプレイの後は、「自分が頼朝だったらどうするか」の話し合い。20分以上は続いたであろう。「指名してほしい」という態度がわかる挙手。手を挙げていない子どもたちも必死に考えたり、ノートをとったりしている。その意欲。授業終了後も雑談で子どもたちが授業のことを話していたり、黒板の前で資料をもとに検討したりする姿がとても印象的だった。

3 「人物」に共感する場面設定を
 歴史学習のおもしろさの一つに、「人物に共感する」ことがあげられる。「出来事を覚える」のは感情が入ってこない。この考えをどれだけ授業の中に入れるか。自分に不足する点と感じた。

4 裾野が広い
 教科書・資料集の他に、子どもたちは興味がある本や辞典、インターネット資料等を準備していた。考える裾野が広いので思考が深まる。

5 教材開発の楽しさ
 頼朝が7人になってから巻き返したという具体的なエピソードを知らなければ、この授業は成立しない。やはり教材開発の大切さ・面白さである。

 誰でも追試できる明快な授業・・・これが基本だが、同時に「その教師らしい授業」もやはり必要と感じた。教師の個性も大事だ。自分が取り組まなければいけないテーマ授業の大いなるヒントになった。

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NHK学校放送番組のホームページがおもしろい 

小学MMの連載を転載する。

連載 私の教材開発物語 第38回

   NHK学校放送番組のホームページがおもしろい 

             佐藤 正寿(岩手県・水沢市立水沢小学校)

■ NHK教育の学校放送番組

 皆さんにまずお聞きしたい。NHK教育の学校放送番組についてである。
・学校放送番組を皆さんはいくら知っていますか。
・学校放送番組をどれぐらい授業で視聴させていますか。
・学校放送番組にどのようなイメージを持っていますか。
 私の場合、周囲の教師よりは活用頻度は多い方であった。しかし、その活用
方法は「学習のまとめとして見せるもの」「実際に見学に行けないものを見せる
もの」といったように学習の補完的な形が中心であった。自習時間に、学習し
ている単元と関係ない内容の番組を見せる場合もあった。(これはこれで助かっ
たが)
 この意識は、自分がNHK学校放送番組の番組協力員になってから変わった。
2001年は「体験!メディアのABC」の、2003年は「おこめ」の番組
協力員になった。今年は6年社会「にんげん日本史」理科「3つのとびら」の
プロジェクトチームに入っている。

■ 番組「にんげん日本史」とホームページの豊富なコンテンツ

 まずは番組そのものから紹介をしよう。ここでは頻繁に利用している「にん
げん日本史」を例とする。
 この番組は毎回一人の人物を取り上げ、その人物に関するエピソードを中心
に話が流れている。6月の放送では第5回が雪舟、第6回では織田信長が主人
公である。いっこく堂が出演し、腹話術でクイズ等を組み入れながら話を進め
ている。金曜日の11時15分~30分の放送である。
 しかし、その時刻まで待つ必要はない。今はデジタル化の時代。「にんげん日
本史」のホームページで、番組そのものを見ることができるのである。

★「にんげん日本史」HP http://www.nhk.or.jp/nihonshi/ja/frame.html
 
 今までは一斉にしか見ることができなかったが、このデジタル教材により、
子どもたちが興味のある部分・調査に必要な部分を個別的に視聴できるように
なったのである。
 しかもホームページのコンテンツは豊富である。私がよく活用しているもの
を紹介する。

★クリップ教材・・・1~3分の動画がたくさん入った映像百科事典である。「雪
舟」の回では、「水墨画(雪舟の『四季山水図』)」「書院造り」「狂言」とい
ったようなクリップ教材が用意されている。もちろん説明も一緒である。動画の
視覚的効果は言うまでもない。しかも子ども向けで短い点も授業活用にはぴった
りである。

★先生のページ・・・番組を活用した指導案とワークシートが特色である。番
組を授業の中でどのように位置づけるか、どのような授業展開が番組利用にふ
さわしいのかがわかる。
 また、この「先生のページ」とは別に番組の掲示板がある。ここではプロジ
ェクトチームのメンバーが中心になって、番組活用の新たな方法について意見
交流をしている。新しい指導案検討も行われている。掲示板は誰でも見ること
ができるが、書き込みには登録が必要である。

★役立ちリンク集・・・テーマの人物に関係のあるリンク集。検索の手間が省
けるし、良質なサイトを選んでいる。

 このように番組の他にホームページには実に多様なコンテンツが準備されて
いる。まさに「一大教材」のようである。これらを活用しない手はない。

■ 活用あれこれ

 ではこれらの「一大教材」をどのように活用していったらいいのか。私自身
活用し始めてまだ1ヶ月半程度であるが、次のように活用することができた。

★人物を取り上げる学習では番組をメインに
 今まで学習した中では聖武天皇と藤原道長がこの例にあたる。番組自体が導
入・展開・まとめというようになっているので、2つか3つに分割をして子ど
もたちに考えさせたり、調べたりする場面を作っている。ただ、15分間の番
組なのであらかじめ60分の授業展開として設定する。

★クリップ教材を導入で提示し興味を高める
 動画クリップの迫力ある映像は子どもたちの興味を大いに高める。そこで、
導入段階で子どもたちに見せて、感想や疑問を話し合わせる。たとえば、「巨大
な王の墓・古墳」の動画を見せ、「なぜこのような古墳を作ったのか」という課
題を導き出す。「大仏はこんなに大きい」を見せ、「どのようして作ったのか」
という課題に意識づけさせるといった具合である。

★発展学習としてリンク集を活用する
 子どもたちに発展学習をさせる場合がある。このような時に便利なのがリン
ク集である。「貴族の生活大発見」をテーマにした子たちは、リンク集の中にあ
った「いつきのみや歴史体験館」http://www2.mint.or.jp/~itukino/taiken.html
のホームページから深く調べ学習をしていた。時間が限られている場合、この
リンク集は発展学習の大きな味方となる。

★まとめにクリップ教材を使う
 「吉野ヶ里の人々はどのような生活をしていたのか」という課題を調べた後
に、その調べた内容のまとめとしてクリップ教材「吉野ヶ里のくらし」を使っ
た。調べたことが正しいか確かめられただけではなく、映像として印象に残っ
た。

 このような番組・クリップ教材・リンク集の活用で気をつけていることは、
「明確な目的をもった活用」ということである。良質なコンテンツでも活用目
的があいまいだと、そのよさは十分に発揮されない。目的意識が希薄なまま番
組を見せたかつての私がそうだった。その分、意図が明確であれば番組やホー
ムページ内のコンテンツは授業での大きな助っ人になる。

■ 他の番組にも注目

 このようなコンテンツは「にんげん日本史」だけではない。理科の「3つの
とびら」でも豊富な内容が収められている。特に理科の場合には、発展的な教
材は参考になる。また、他学年のホームページも充実している。
 また、今年度から「学校放送番組を教師がどのように活用したらいいか」と
いうことを教える番組も始まった。「学校デジタル羅針盤」である。

★「学校デジタル羅針盤」HP http://www.nhk.or.jp/rashinban/

 実際に番組を活用している全国の教師の実践例が紹介されており、授業作り
に大いに役立つ。
 また学校放送番組ではないものの、「わくわく授業」では全国のユニークな授
業例が紹介をされている。

★「わくわく授業」HP http://www.nhk.or.jp/wakuwaku/

 今、NHK学校放送番組のホームページがおもしろい。

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2004.06.16

6年生、テレビ出演(岩手のみ)

今週の土曜日、19日に水沢小学校6年がテレビに出ます!
といっても岩手県のみの放送ですが・・・。

「どこか行こうヨ」(テレビ岩手:土曜日9時25分~10時)という番組です。この番組の中に「チャレンジキッズ」という10分程度のコーナーがあります。20人以上が3分間で大縄を何回跳べるかというものです。
20人というのはやはり難しい人数です。でも何回失敗しても跳んだ数が追加されていくので、実力が認められるコーナーです。

家庭訪問まっただ中の7日に子どもたちがチャレンジをしました。私は大縄を回す役で登場する?予定です。
今までの最高は88回。子どもたちが目指したのは100回。番組ホームページには「ついに大記録達成か」と書かれていました。確かに期待する結果が出ました!
岩手県の皆さん、ぜひご覧ください!

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2004.06.15

『メディアとのつきあい方学習』

堀田先生の単著『メディアとのつきあい方学習』を読む。楽しみにしていた本だ。
本の題名にもなっているように「メディアとのつきあい方」がキーワード。14もの実践例をもとにわかりやすくその意義・方法を説いている。

現場にいる者からすれば、どうしても実践例に目がいく。その実践アイデアにやはり「なるほど」と感じてしまう。自分がNHK「体験!メディアのABC」のプロジェクトチームにいただけに特にそう思う。(この「体験!メディアのABC」のこともこの本の中に書かれている)
しかし、それ以上に有意義だったのは、第1章の「メディアが支える情報社会」と第2章「これからの情報教育~メディアとのつきあい方学習~」である。というのもここに堀田先生のメディア観、そして主張のおおもとが記されているからである。「観」があってこその主張だけに実践例の解説も明快である。

この本を読み、さらに自分なりの実践をしたくなった。第6章には「メディアとのつきあい方学習を推進するために」として「日常の活動に組み込む」「知識だけにとどめない」といった8条を提示している。これをよりどころに考えていこう。

これからの情報教育の必読書であるとともに、メディアについて考える多くの大人にぜひ読んでほしい一冊である。

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2004.06.13

「ネットワーク」誌に書評が

自著「授業のアイデア3・4年 授業を楽しむコツ70」の書評が、「授業づくりネットワーク」誌7月号に掲載されていた。
「ネットワーク」誌に昨年度総合的な学習について連載をしていた。その関係で編集部のご好意で書評を書いてくださったのだと思う。メルマガやホームページでの書評はあったが、雑誌では初めて。広めてくださることに感謝。

「ベテラン教師である佐藤正寿氏の渾身の一冊。見開き2ページ。それぞれのトピックの切り口が誠に鮮やかである・・・・」というコメントで始まり、「パフォーマンスで雰囲気を変える」の数項目が具体的に紹介されている。
本の感じ方の視点も様々だと改めて思う。
(「ベテラン教師」か・・・。そうだよなあ。)

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2004.06.11

 紹介するだけでも違う

社会科で「岩手の歴史あれこれ」を扱う。角塚古墳(日本で一番北にある前方後円墳)、胆沢城、アテルイ平泉文化等である。ホームページからの写真+解説といった形で全くの「紹介」である。
本来であれば一項目一時間、資料+発問でじっくりと行きたいところだが、現実には厳しく一気に紹介という形になった。

ところが、この紹介だけでも子どもたちの反応はよかった。プロジェクタで提示した写真がまず効果的。グーグルのイメージ検索で子どもたちが一番興味を引きそうなものを選んだかいがあった。そして解説も短い時間だから、エピソード的になる。エキスを知った感じである。

・こんな身近に古墳や城があったなんて驚きました。アテルイとも関係があることがわかりました。どれも一度見てみたいです。
・とくにびっくりした歴史は、「前方後円墳」です。岩手にこのような歴史があるんだと思いました。しかも近いので行ってみたいです。
・授業では、岩手はあまり出てこないけど、岩手の歴史はいっぱいあるんだなあと思いました。この歴史をずっと守り続けていってほしいです。

 子どもたちの感想である。
 「地域のよさ」を伝えるのに構える必要はない。このような「紹介」でも十分だと感じた。あとは積み重ねだけである。

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2004.06.10

 家庭訪問での学び

 昨日で4日間にわたる家庭訪問が終了した。一軒あたり約15分程度の訪問。それが36軒。「大変ですね」と親御さんに言われることもあるが、自分にとっては実に貴重な学びの場だ。大きく考えて次の4つ。

1 子どもたちの「家庭でのよさ」発見の場
 事前に通信で「お子さんの家でのいいところを3つ教えてください」とお願いをしておく。どのご家庭でも「考えるのが大変でした」と苦笑しながらも、きちんと答えてくださる。その話から、その子の別の面についてこちらも知ることができる。子どもたちのよさについての話なら、親も私もつい笑顔である。最初にこの話題から入るので、明るく家庭訪問ができる。
 聞いたお話は翌日の通信でさっそく全員分紹介をする。これは子どもたち一人一人がヒーローになる場である。

2 学校でのよさを伝える場
 これは当然である。家庭訪問をするなら、その子についての具体的なエピソード、メッセージを持っていかねば・・・と思う。教師のおみやげである。面と向かって話す場は年数回しかないのだから。

3 自分の指導評価の場
 親御さんの話から自分が何で評価されているのかがわかる。「学級通信が楽しみ」「先生のノートへの一言は私も楽しみにしています」「きまりをしっかりと守るようになりました」「ホームページを見て学校の様子を知ることもあります(^^;) ・・・まさに自分の指導の反映である。

4 仲良しになる場
 親と教師が仲良しになることは、お互いの信頼関係を培ううえで必要。若い頃は難しかったが、今は同世代なので自然体でも大丈夫。

 これだけの要素が入っている家庭訪問。正直時間がもっとほしいと思うが、限られた時間で上手に深めるのがプロであろう。そこまでは至っていない。
 考えてみれば、「家庭訪問の実践」は世の中にあまりない(「しかた」「注意点」などはあるのだが)。職員同士の交流も少ない。自分なりにいつか原稿化してみたいものだ。

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2004.06.07

「先生の広場」に指導案アップ

今年度はNHKの6年の番組「にんげん日本史」(社会)、「3つのとびら」(理科)のプロジェクトチームに入っている。
それぞれの番組と(ホームページでも番組は視聴可)クリップ教材を活用した授業のあり方について研究をしている。

この中で義務付けられているのが、指導案の作成である。社会一本、理科一本である。今日、「にんげん日本史」の第4回「北条政子」についての指導案をアップした。番組とクリップ教材の目的を明確にした指導案を作成したつもりである。

さて、この指導案の作成自体は学期一本だけなので、時間からすればそれほどの負担はない。ところが全員には、指導案へのコメントも義務付けられている。このコメントのためには、当然番組もクリップ教材も一通り見ておかなければいけない。しかも、あとになればなるほど同意見を言われており、コメントしづらい。

といっても「指導案批評は教師の力量の反映」と思っている。力量を上げるうえでかっこうのプロジェクトに自分が入っていると考えると実に有難いことである。

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2004.06.03

先生のお勧めの一冊

今月から「先生のお勧めの一冊」の紹介を授業の中、10分程度で紹介することにした。
本校は図書館司書が配置され(岩手県ではそれほど多くはない)、図書館利用・読書指導も盛んである。しかしながら、担任として学級の中で読書指導ができなかった。(時間的制約が大きい)
しかし、今回教室が簡単に本の写真がスクリーンに映すできるようになったということをきっかけに、積極的に紹介しようと考えた。
私費で購入した本で子どもたちに読ませたいものの紹介である。もちろん子どもたちに貸し出しをする。

今回紹介したのは「ジロジロ見ないで」(扶桑社)である。(自分が購入したのは小学生も読める普及版)
病気、やけど等の理由で「普通の顔」を喪った9人の物語である。中には自分が小学生時代夢中になった仮面ライダー2号の俳優佐々木剛さんもいる。一人一人の写真が大きく掲載されており、ぐっと引き付けられる。

教室でさっそく紹介したのはまずこの写真である。スクリーンに大きく映し出される顔。最初は「何か変だ」「(やけどの顔を見て)泥パックをしているの?」と暢気なことを子どもたちは言っていた。しかし、次々に映し出される写真を見て、表情が真剣に変わってきた。
今回写したのは4人の顔だが、最後の毛がない女性の写真では「病気で毛がないんだ」「白血病はどうなるって聞いたことがある」(実際の理由は別だが)と見る目も変わってきた。
これまでは私はずっと無言。
写真の持つ威力を十分に生かしてから、子どもたちに4人の顔の理由を説明をする。一人一人の説明、そして今までの人生のエピソードを真剣に聞いていた。
簡単に子どもたちに感想も発表させる。

「この4人の皆さんは、どう思っているでしょうか。また、みんなにどうしてほしいと思っているでしょうか。」と問い、しばし間をおいてから、「それはこの本の中に書かれています」と言って改めて紹介をして10分間の紹介を終えた。

基本的には「本の紹介」なのであるが、それ以上の学びができる10分間になるのではないかと思っている。

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