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2004.06.11

 紹介するだけでも違う

社会科で「岩手の歴史あれこれ」を扱う。角塚古墳(日本で一番北にある前方後円墳)、胆沢城、アテルイ平泉文化等である。ホームページからの写真+解説といった形で全くの「紹介」である。
本来であれば一項目一時間、資料+発問でじっくりと行きたいところだが、現実には厳しく一気に紹介という形になった。

ところが、この紹介だけでも子どもたちの反応はよかった。プロジェクタで提示した写真がまず効果的。グーグルのイメージ検索で子どもたちが一番興味を引きそうなものを選んだかいがあった。そして解説も短い時間だから、エピソード的になる。エキスを知った感じである。

・こんな身近に古墳や城があったなんて驚きました。アテルイとも関係があることがわかりました。どれも一度見てみたいです。
・とくにびっくりした歴史は、「前方後円墳」です。岩手にこのような歴史があるんだと思いました。しかも近いので行ってみたいです。
・授業では、岩手はあまり出てこないけど、岩手の歴史はいっぱいあるんだなあと思いました。この歴史をずっと守り続けていってほしいです。

 子どもたちの感想である。
 「地域のよさ」を伝えるのに構える必要はない。このような「紹介」でも十分だと感じた。あとは積み重ねだけである。

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