わくわく授業最終日
学級通信「6年1組物語」61号より
昨日がわくわく授業の取材最終日でした。メインの日です。
子どもたちの学習は次の二つです。
・歴史に基づいたロールプレイをする
・ロールプレイからわかったことをまとめ、歴史の見方を深める
ロールプレイ(役割演技)の準備もOKです。
実際のロールプレイでは前号のようにそれぞれ特色を出して発表することができました。
歴史に基づきながらも、言い回しを工夫していたり、時には笑わせる内容を組み入れたりしてわかりやすい歴史を再現してくれました。子どもたちにとっては「歴史の追体験」とでも言うのでしょうか。
他の班のロールプレイによって子どもたちは、「ザビエルが来た時のいろいろな人の立場」というのがわかりました。たとえば、「民衆は迷っていたが信者はどんどん増えていった」「僧は絶対反対し、ザビエルたちを憎んだ」「大名の中には貿易目的で信者になるものもいた」というようにです。
これらは、単に調べるだけでは印象に残りませんが、ロールプレイによって演じられると実によく立場がわかります。
その後子どもたちに「ザビエルは日本をどう変えたのでしょう」と聞くと、次のような答えが返ってきました。
・日本を幸せにした ・すみやすい国にした ・便利にした
・いろいろな考えが残る世の中にした ・新しい文化をもたらした・・等
子どもたちは、これらについて具体的に発表しました。
「いろいろな立場から考える」「新しい視点で考える」ということを子どもたちはこの学習を通じて学びました。そして、「戦いばかりだった」という戦国時代のイメージも変わりました。
学習の最後に1時間目に書かせたイメージマップを再度書かせました。子どもたち1時間目とは比べものにならないほど、どんどん書いていきました。書いた分だけ子どもたちの学びが大きかったと言えます。
4日間にわたったNHKの取材。授業をする側からすれば、あれこれ考えてあっという間でした。子どもたちも何度も壁にぶつかり、それを乗り越えました。授業終了後は満足した笑顔(上の写真のように)でした。
放送は10月ということなのでまたお知らせします。
★ ロケ裏話 ⑤ 「同じネクタイ」
わくわく授業の取材日はずっと同じネクタイでした。というのも初日にディレクターさんから、「編集で、後の日の授業が前にくる場合もあるので、同じネクタイにしてください」と言われたからです。つまり同じ服装で・・・ということです。(スラックスも同様です。ワイシャツは白だったので、複数あり事なきを得ましたが)
「でも職場で毎日同じネクタイというのも・・・」ということで、翌日からは朝は別のネクタイ。授業直前に取材用のネクタイに変え、終了後また戻すという日々でした。子どもたちの前で変えますから、興味深げに私が結ぶのを見ていたのが印象的でした。
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