« わくわく授業1時間目 | Main | わくわく授業 3日目 »

2004.07.20

わくわく授業2時間目

(「学級通信 6年1組物語」 59号より
 なお佐藤正寿の日記にも取材授業の様子を書いています)

 わくわく授業の2時間目です。
 前日まで子どもたちは「キリストが受け入れられたかどうか、いろんな立場でロールプレイ(役割演技)をすればいい」と話し合いました。
 それを受けて実際にロールプレイのシナリオ作りの時間です。おおよそ次のような流れです。

1 本時のねらいと学習方法の確認
  調べたことをもとにシナリオを作ろう
 ・作り方
  ①調べる
  ②タイトル・役割分担を決める
  ③ロールプレイのシナリオを作る
2 シナリオを書く
 ・どのチームも苦戦をしていましたが完成しました。
3 実際のロールプレイの準備をする
 ・小道具が必要な班は作り始める

 シナリオを作るといっても歴史上のロールプレイです。大切なことは「歴史上の事実に基づいている」ということです。勝手に空想的な内容を演ずるのではないので、その点ではちゃんとした調べ学習が必要です。
 同時にセリフを考えることも必要です。この点では参考文献の中に歴史

マンガがあり、それらがずいぶん参考になったようでした。
 ただ、子どもたちからすれば難しかったようです。たとえば民衆の立場にたった班では「ザビエルのキリスト教に賛成の人もいたし、反対の人もいた」という結論になりました。それをシナリオにするわけです。これはけっこうたいへんです。
 それでも2時間かけで子どもたちは何とかシナリオを作りました。子どもたちの声です。

・最初は(シナリオ)が難しいんじゃないかと思っていたけど、まとめていくうちに分かることがたくさんでてきて、やってみておもしろかったです。
・農民の気持ちを反対と賛成の意見でまとめていくのが大変でした。シナリオ作りがこんなに大変とは思いませんでした。みんなで力を合わせ、戦国時代の農民の気持ちになってシナリオを作ったのでよかったです。
・なかなか意見がまとまらなくて、困った点もあったけど、ぶじシナリオを作ることができて良かったです。本番が楽しみです。

 20日がこのロールプレイのシナリオ修正日。そして練習。そして、明日21日が発表とその内容を深める学習です。どのような展開になっていくのか楽しみです。

★ ロケ裏話 ③ 「いい表情」
 初日の取材授業が終わってから、収録した授業を見せてもらいました。今回はカメラが2台入っていて、1台は教師がメイン、もう1台は子どもたちを中心に撮影をしています。後者の映像を見て新鮮でした。というのもの、実に子どもたちの表情がいいからです。(これは「ふだんが悪い」という意味ではもちろんありません。念のため。)
 やはりプロのカメラマンです。子どもたちの表情を見逃さないのです。ディレクターさんも「よく先生方から『ふだん見せない表情だ』と番組を見て言われます」と話していました。まさに私も同感です。

|

« わくわく授業1時間目 | Main | わくわく授業 3日目 »

Comments

The comments to this entry are closed.