判断の難しさ
「台風が数時間後、隣県を通過する。現在も強風、雨も強い。ただ通過後はいい天気になる。」・・・こんな状況で管理職だったら、どのような判断をくだしたらいいのか。登校させるべきか、休校にすべきか。あるいは時間をずらして登校させるべきか。
今日はこの判断を迫られた日だった。自分が判断をくだすわけではないが、その立場で考えてみると実に難しい。登校させるといっても安全面で不安がある。しかし休校にしたら、困る家もあるだろう。900人分の給食の食材のこともある。結局本校は10時30分の登校になった。他校の様子は普通登校あり、休校あり、時間遅れでの登校ありと様々だった。それぐらい判断が難しかったということだ。
結局10時30分登校時も風が強く、多くの子が車で送られてきた。ただ、事故もトラブルもなかったのでホッとした。
(今日一日の様子は日記を参照)
この台風で思い出したのはとある校長先生のエピソードだ。
台風が迫ってきた。学校にも問い合わせの電話が次々と入る。しかし結局は特に連絡をせず普通登校をさせた。後ほど「連絡がなかった」「休校でもよかったのでは」というクレームが入る。それでも校長先生は、「少々の危険もあるが、それも経験。たくましく育てたい」「休むというのであれば、それはそれで結構。自己判断のいい機会」と堂々と答えた。
結局は「校長としての信念」が結局は判断の要になると感じた。
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