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2004.09.29

ミニメモ作戦

机上にミニメモが置かれていた。同僚の先生からだ。
「6年1組の給食委員会の子ども達、すごくまじめに仕事をしてくれて感心しています。一度も忘れることなく仕事をしています。とても立派なのでお知らせしておきます」

このようなメモをもらうと担任として実に嬉しい。
同時にこのメモは3人を幸せにすると感じた。
1人目・・・ほめられた子
2人目・・・その担任
3人目・・・書いた本人
書いた同僚の先生も気持ちよかったに違いない。「注意の手紙」だったら書くにくいし、ストレスもたまるであろう。

このメモ作戦。今の学級でもしてみようと思っていた。
学級経営案にも明記していた。でもこまめさが足りずに今だ実行していない。
しかし、今回のミニメモをいただいて「さっそくやってみよう」と思った。「子どもも」「保護者をはじめとする家族も」「自分も」幸せになるメモだ。
今までできなかったのは構えていた部分、必要な時にメモ用紙がなかったということがある。気軽にメモ用紙常備でやっていこう。
結果報告はまたのちほど。

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2004.09.28

奮闘!陸上記録会

学級通信「6年1組物語」 84号より

 延期になっていた陸上記録会が昨日行われました。
 この日のために全員が一生懸命に練習をしてきました。種目別の選手はその練習を、その他の子どもたちもなわとび練習と応援をがんばってきました。
 昨日はそれらの成果を見事に発揮しました。(具体的な成績はのちほど校報等でお伝えします。)

 さて、その結果も大事ですが、同時に「何を学んだか」ということも大事です。今日、子どもたちに「学んだこと」を発表させました。

・目立たなくてもほかの面で支えること 
・あきらめない 
・最後まで努力をすること ・自分の番が来るまで緊張感を持つ
・応援をすれば少しでも選手を元気づけるということ
・つねに全力を尽くすこと
・まじめに取り組めばいい結果を残すということ・・・・等

 一人一人によって学びは違います。でもいいことを学んだなあと思います。特に「目立たなくてもほかの面で支えること」という考えに感心しました。
子どもたちの活躍する場面はいろいろあります。その場面、場面で活躍する人は違います。「お互いに支えあっているからこそ、がんばれる」ということをわかったことが嬉しいのです。
 事実、応援団の響きは選手を奮い立たせたと思いますし、選手の一人は「いい結果を残せたのは応援してくれらみんなのおかげ」と日記に書いていました。
 
 さて、陸上記録会の様子を子どもたちの作文から抜粋します。

・応援では最初はあまり声が出なかったけど、時間がたつにつれて出てきたので良かったです。学んだことはあきらめないこと、応援をすればするほど選手の力になることです。
・あきらめないことはなわとびでわかりました。3分間、跳ぶという目標があったし、この日のためにずっと練習をしてきたので、何が何でもあきらめてないで跳ぼうと思ったからです。
・陸上記録会で学んだことは一つのことに集中して練習をすること、集中して精一杯応援すること、いろいろなことにたえることなどを学びました。練習を休んで楽しようとするくせもなくなり、少しは自分にきびしくなったと思いました。
・なわとびはどっちも合格できなかったけど、応援と同じで練習をたくさんしたのでそれなりに自分もがんばれたと思います。くやしかったけど、とても楽しい陸上記録会でした。

 いずれ思い出に残る運動会になったと思います。
 大きな行事が続いてきた子どもたち。これでまた一区切りです。今度は文化祭です。新たな目標を持って子どもたちはがんばることでしょう。

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2004.09.27

「時間がない」なんて言えない

「今日も書かねばならない原稿があるのに無理だなあ。あー、時間がほしい」と朝思った。
そんな中、blogめぐりで飛び込んできた「目が回りそうな毎日」(堀田先生のホームページ)。
とてもじゃないが「時間がない」なんて言っていられない。自分よりはるかに多忙な生活を送っている人を知ると、「忙しい」なんて絶対に言えない。

教師になってから数年たった時、有田先生が書かれていたエピソードがとても印象に残っている。
NHK「クイズ面白ゼミナール」の出題委員をされていた有田先生が、会議の日にディレクターさんに「入試で忙しくて寝ていません」と話した。そうしたら、ディレクターさんは「先生、そういうことは言うべきではありません」とはっきりと言われた。「『忙しい』と言っているのは、能力がない証拠」と有田先生は言われている。

この話を知って以来、自分の中で「忙しい」という言葉は表向きは言わないようにしている。でも内心、思っているのは事実だ。それが自分の中でゆとりのない行動につながり、「お忙しいそうですね」と言われることもある。
多忙な人でも全くゆとりを持って人に接している人もいる。そのような人を見ると実に羨ましい。堀田先生はいつもそうだ。

かつて「仕事術」「時間活用術」のビジネス書をよく買った時があった。それらにはたとえば「細切れ時間を活用しよう」といったノウハウが書かれていた。確かに時間は短縮されるであろう。しかし、今の自分にはそれらはあまり魅力的ではない。
「忙しさを楽しむ」「もっと忙しくする」「一日24時間もある」・・・これらがキーワードだ。
そんな中から、どんなに仕事があってもゆとりのある行動が出てきそうな気がする。

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2004.09.26

6年10月のめあて

月1回執筆をしているひまわり社ホームページに原稿が掲載されています。
10月のめあてとして次の3つのコラムが掲載されています。

・学級づくり「最高の学級卒業文集を作ろう」
・授業「ノートは何のため?」
・気軽なIT活用⑦ 朝の会で「ホームページを使った3分間話」

かつて学級独自の卒業文集を作った時、「今だから言えるとっておきの話」がとても楽しかったです。出来上がった文集を見て、子どもたちと爆笑したのを覚えています。また、学年卒業文集(実行委員のみ)と違い、全員が編集に携われる点も魅力です。完成した時の充実感が違います。

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2004.09.25

「指導」を深く考える本

『教育力をみがく』(家本芳郎著・子どもの未来社)を読んだ。(アマゾンはこちら
学級づくりでの「指導」を考えるのにぴったりの本である。

たとえば職員朝会で「このごろ廊下を走る子が増えています。学級で指導してください」というように、言われることがある。「指導」という言葉は便利だ。頻繁に使われる。
さて、その「指導」だが、担任が学級に行った時、多くの場合には単なる注意だけにとどまっていないだろうか。今日の講演会でも家本先生は、「いかに注意しないで指導をするかを工夫すること」の大切さを説いていた。全くその通りであろう。朝から教師の注意ばかりだったら、子どもたちもやる気を失うだろう。

この本にはその指導の例が具体的に紹介されている。廊下歩行の話、紙くずが窓から捨てられていた時の話等、実際にある話だ。集会時の子どもたちの座り方を研究した話などは痛快だ。むろん、その指導の背景には家本先生の深い思想がある。

指導をおもしろがって楽しんでいる・・・。自分もかくありたい。

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2004.09.24

私の教材開発物語

月に一回、メールマガジンに連載をしています。
鹿児島県の小学校教師の蔵満逸司氏が発行している「小学校教師用ニュースマガジン」に、「私の教材開発物語」というテーマで執筆し、今年で4年目です。
なかなか教材開発ができない月もあり、苦しむのですが、メールマガジンという字数も内容も任せられている気軽さから毎月執筆できています。

今月は「修学旅行デジタルガイドブックを作ろう」。マガジンHPのバックナンバー9月23日号に出ています。
なおご購読はこちらから

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2004.09.23

後押し

今日のIBC音楽コンクールの合唱クラブの歌うある子の姿を見て、ふと思い出したことがあった。
その子は4年生の時に担任した子だった。現在6年生。

4年生になった時点で、特別クラブの募集がある。何人かの子が合唱クラブや金管クラブを希望した中で、特に何も希望をしなかった。しっかりとした子だが、積極的というわけではなかった。
ある日、音楽の授業で歌を一人一人歌わせた。その子は声は小さいもののいい歌声であった。「いいね。合唱クラブに入れるよ」とほめた記憶がある。のちほど、その子に「本当にいい歌い方だったね。本当に合唱クラブに入ってみたら」と言ったら、首を横にしてニコニコしてその場は終わり。
間もなく、クラブに入りたいと言ってきた。家の人にもきちんと相談して応援され、がんばる気になったらしい。そして一年間、練習を休まずまじめに取り組んだ。

4年生の3月の終わりで子どもたちに「先生への手紙」を書かせた。その子は、「一番の思い出は合唱クラブ。先生、声をかけてくれて本当にありがとうございました」と書いていた。ちょっとしたお誘い(でもちゃんと本人の適性を考えた)だったが、その子にとって大きな事だったんだと印象に残った。
その子が今日いい表情で歌っている。少しだけだけど成長の後押しができたと思った。

考えてみればこのような声がけはけっこう行っている。もちろん本人が希望しない場合もある。それでもいい。大事なのは本人の成長の後押しをすることだから。最終決定をするのは本人だ。

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2004.09.22

わくわく授業放送日

wakuwaku.jpg

7月にNHKのわくわく授業の取材が来ました。社会の「ザビエル」が学習内容。
その放送日が決定しました。予告第一弾です。

11月11日(木) 22:25~22:50 です。

間があるのは編成の都合上のことです。番組はもう1ヶ月ほど前に出来上がっています。
「全部1並びだ。覚えやすい」と思ったら、子どもたちは「ポッキーの日じゃん!」。
近くなったらまたアナウンスします。ぜひ見てください!

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2004.09.21

新聞記事から思う

【小学生の4割「太陽が地球を回ってる」】という新聞記事が掲載された。「エー、うそでしょう」と思ったが、記事を読むと事実のようである。学習指導要領で必ず教える内容ではない。でも、「これぐらいはほとんど分かるだろう」と感じている内容である。

 さっそく我が学級でもミニチェックをしてみた。ほとんどの子が正解。ホッとした。(ちなみに「太陽は西に沈む」の方が正答率は悪かった。ん・・・。)

 我が学級はよくてもこのような新聞記事が出ると、「いったい学校は何を教えているのか」とお叱りを受けそうである。確かに指導内容ではないのかもしれない。でも、これぐらいは知識として知っていてほしいというのは一般的な見識であろう。これと関連して、次のようなことを思った。

■そういえば十数年前の子どもたちと比べて、ある一つのことについて詳しく知っている(〇〇博士のような)子が少なくなった。そのような物知りの子たちが授業を活性化していた。家庭学習の時間・内容も減っている。(日本の子どもたちは外国に比べても少ないというデータもある。)
 →これらは子どもたちの学ぶ意欲が以前に比べて少なくなっていることの表れか。

■教師が教科書のみの知識しか教えていないのではないか。絶対的な学習時間が減って教科書の内容のみを教えるので精一杯なのだろう。
 →教材開発を工夫すれば教科書外の内容で触れることも多くなると思うが。

■体力面での低下ははっきりしたデータで示されている。体力テストの結果は年々下がっている。
 →子どもたちの比較で言えば実に多くの学習事項が低下していることになるだろう。その分、かつての子どもたちにはなかったITスキル等が身についていることになるが。

■様々な面が低下しているからといって、学校の授業時間を増やせばいいというわけでもないであろう。 
 →その論で言えば、新たな学習内容が出ればずっと時間を増やさなければいけないことになる。

 さて、自分は実践者だ。この思いを日々の実践につなげていかなければ意味がない。
 現実的に自分に関わることと言えば、子どもたちの意欲を引き出す授業をしなければいけないと思う。「学習内容を身につけさせる」ことより、「学習意欲に火をつける」方がより難しい。学習意欲が旺盛なら子どもたちはどんどん知識の幅を広げるであろう。「〇〇の分野なら負けない」という子が育ち、自主学習の習慣も身につく。
 同時に保護者との連携も深める。当面は学級通信で家庭学習に関わる呼びかけをしてみようと思う。具体的にはこれから。

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2004.09.20

3度目のつぶやき

3連休の最後の日。
昨日、一昨日と反省・自戒と来たが今日も同様。
今度は自分の分掌について。

「校務の能率化を量る主任の仕事術」(明治図書・教育サークル21四十代の会)を読んだ。
自分の読書で「〇〇術」「〇十代」は一つのキーワードである。20年以上前からビジネス書や「〇代ですべきこと」といった類の本は好んで購入をしていた。この本は教育書では珍しくどちらのキーワードが入っているので、迷わず購入したものである。

共著ということでライターによって書く内容や質が違うなあという印象を持ったが、共通しているのが「自分の分掌について書くべき内容がある」ということだ。
現在自分は学年主任、情報教育主任だ。考えてみれば前期は6学年のことのみで終始してしまっている。といっても学年主任の活動は「すべきことはしている」というレベルと感じている。ましてや情報教育についてのサービス活動はもっとすべきだ。

学級づくり、授業づくりについて語れるのはもちろん、主任だったら自分の分掌についての「実践」も発信できるようでありたい。

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2004.09.19

落とし穴

今日もふと感じた反省事項。

昨年からの持ち上がりの担任なので、保護者との関係は安定している(と思う)。
しかし、これが落とし穴である。

保護者の皆さんが来校される。PTAの仕事だったり、子ども会の野球のお世話だったりする。お会いした時に挨拶だけではやはり淋しい。「このごろ〇〇君、〇〇でしたよ」と具体的に話したい。
安定してしまうと、それが少なくなってしまう。これが落とし穴だ。特に学級通信を日刊で出しているので、こちらは何かしら「伝えている」という意識になってしまっているのだ。

でも保護者が知りたいのは「学級全体の様子」よりも「我が子の様子」だ。保護者が来校された時には、その子の情報を面と向かって発信できる最大のチャンス。「安定」は「落とし穴」と心得て、保護者と接したい。

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2004.09.18

忘れていたもの

教育雑誌の10月号を読んだ。
今回明治図書の雑誌は「授業技量」をテーマにしたものが数誌あり(なるほどと思う戦略)、自ずと目が行った。
多く出ていたのはTOSS授業技量検定のD表だった。次の5つが評価項目である。

①授業の始まり(15秒)のつかみ
②子どもへの目線
③あたたかな表情、対応
④明確な発問、指示
⑤心地よいリズム

日常の授業では①④⑤は常に意識しているつもりである。しかし、②③はこのごろ意識をしていなかった。
そして、ハッとした。
「新しいものを追いかけるあまり忘れていたもの」があるのではないかと。
自分の中で新しい型の授業をする。そのことばかりに神経を注ぎ、授業の基本的なことがおろそかになってはいないか。子どもたちは6年生で持ち上がり。教師に合わせて学習をしているのだ。

これは何も新しい学びを否定するものではない。過去の学びを生かしつつ、新たな授業を創ることを心がけていかなけば・・・と痛感した。

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2004.09.17

がんばれ!子どもたち

学級通信 「6年1組物語」 第81号 より 

 9月22日と23日は6年生の子どもたちにとって大きな日です。
 22日は陸上記録会。種目別の選手だけではなく、みんななわとびで出場します。23日はIBC音楽コンクール。金管クラブと合唱クラブが参加します。そこで子どもたちに「決意」を聞きました。

 ぼくは今までの練習がとてもつかれました。だけど、とても成長したと思います。それはなわとびの二重跳びです。
 最初は一回しかできなかったけど、今は最高8回できるようになりました。今度の目標は20回を跳べるようになりたいです。
 そのためには何回も練習をして、本番の陸上記録会ではがんばりたいです。(持久跳び3分間をとんでみたいです。)
 練習の時は集中して、応援の時には大きな声を出してあきらめないで練習に取り組みたいです。 (A男)

■1回跳べても2回連続というのは二重跳びでは難関の一つです。それをクリアーして8回まで来ました。あとは一気に伸びます。練習の成果です。

 ぼくは、今までの陸上の練習ですごく足が痛くなったりして、とてもたいへんでした。でもだんだんフォームなど自分でよくなっていると思って、すごく必死でした。
 記録もコツコツ上がって練習がすごく楽しくできました。
練習メニューも高さをつける道具など、先生方がぼくたちのために一生懸命になってくれました。先生オリジナルの練習コースなどもありました。スパイクでの練習でもいい記録がとれました。
でもどうしても、目標の4mにはなかなか届きませんでした。ぼくの最高記録は3m94cmなので、あとちょっとというところでした。
 でもぼくは、自分で記録に届きそうな気がしました。練習でたくさんのことを学んだからです。ぼくは大会で今までのフォームを確認しながら全力を出し切りたいです。必ず大会で4m以上をとびたいです。(B男)

■B男君は幅跳びの選手になりましたね。今まで教えてくれた先生方に感謝している気持ちが伝わってきます。きっと思いは通じますよ。

 今までの練習は楽しかったけど、厳しいものでした。笑顔、音の出し方、音の強弱、リズムなどすごく細かいところまで練習し、発声練習にいろんな歌を歌いました。
 合唱は4年生から始めたけど、今まで一番がんばりました。小学校では最後のコンクールだから全力で今まで練習してきたことをがんばって最高の合唱にしたいと思います!
 今まで受け継がれてきた水小の合唱の伝統を4年生や5年生にこれを機会に少しずつ伝えていきたいし、達成感を一緒に味わいたいなあと思います。
 だから本番は今まで最高の一番きれいな合唱にします!そしてどんな結果になろうとも胸を張って一番最高のできだったって言えるようにしたいです。(C子)

■厳しさがあるから、目標を達成した時の充実感が大きいのですよね。「きれいな合唱にします!」という決意に頼もしさを感じますよ。

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2004.09.16

ハプニングで知る子どもたちのやさしさ

「先生、イカが落ちてしまいました!」
 給食を子どもたちが配膳台に運んだのを確認して、少し事務仕事をしようとしたら子どもの声。
 見ると、イカの姿焼きが十数人分が床に・・・。聞けば蓋をあける時になかなか開かないので、思いっきり引っ張ったはずみで落ちたらしい。
 落としてしまった子は責任を感じて泣き始めた。

「オレ、イカ、いいよ」
「オレもいい」
「あっ、私も残すから食べなくていい」
 そのような声がすぐに聞こえてきた。
「ほら、みんな言っているから気にしない、気にしない」
 ふだんその子と仲がいいわけではないが、同じ給食当番だった子も声をかける。

「じゃあ、イカがいらないという人から今日は給食をとりにきて」と私が指示。
 何事もなかったようにいつも通りの給食の配膳が始まった。
 配膳が終わった時、残ったイカは混乱なくぴったりと分けられていた。
 落ちたイカも当番以外の子が片付けていた。 
 泣いていた子も給食を食べたのでホッとした。

 みんなやさしいなあ。子どもっていいなあ。
 ハプニングから子どもたちのやさしさを感じ取ることができた嬉しい日だった。

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2004.09.15

ノートについて考える

 現在ノート関係の原稿を書いている。書籍にするための原稿である。
 かつて縁があって、数多くのノート関係の原稿を書いたことがあった。今回の原稿はそれをベースにして、執筆をしている。ただ、自分が原稿に書いた内容はやはり自分で検証をしたい。というわけで、日々の授業で原稿の内容を確かめる日々が2学期は続いている。

 今までは教科の授業の中での検証ばかりだったが、今回学級活動で「ノートって何」というテーマで授業をした。時間は20分ほど。次のような流れである。

 1 学習の時になぜノートをとるのか話し合う。
 2 今まで実際にノートをとっていて「よかった」ということを話し合う。
 3 これからどのようにノートをとったらいいか話し合う。
 4 「ノートとは【  】」にあてはまる言葉を考える。
 5 感想を書く。

 私が楽しみにしていたのは4。ここで子どもたちからこの授業のキーワードが出てくる。これからの学習にもそれが生かされるのではないかと期待してである。出てきたものは・・・

■ノートはすぐれもの
■ノートは自分の力を伸ばす
■ノートは脳だ
■ノートは学習の友達
■ノートはマイ辞典

 どれも使えるフレーズだ。子どもたちの感想もよかった。

・今日の勉強ではノートのよさ・すごさがわかってよかった。これからは、自分の力を伸ばしてマイ辞典にしたい。
・今までノートはそんなに大切かなと思っていた。でもこの勉強をしてノートはとても大切と感じた。
・ノートはただ先生のを写すだけではなく、ちゃんと自分の考えや友達の考えも入れなくてはいけないと感じた。
・今日はノートの大切さが改めてわかった。この勉強をする前とあとでは、少しノートについての考えもかわった。これからは自分の考えも進んで写していきたい。

 子どもたちのノート観の変化につながった20分であった。ノートの書き方指導だけではなく、価値を考える指導も必要だと改めて感じた。

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2004.09.13

校内ネットワークフォーラム

 校内ネットワーク活用推進フォーラム(仙台)に参加した。
 学びの多い会だった。「校内ネットワーク」という自分にとって未知だった分野に大いに興味が湧いてきた。「学ぶ意欲」を植えつける研修会はそんなにない。
 実際の会の内容については、のちほど冊子になって出る。ここでは、会でふと思ったことを記す。今日の日記とだぶる部分が多いがご容赦を。

・国の施策に携わっている人の誇りを講演の中川文科省参事官から感じた。自分の仕事は直接的には目の前の子どもたちを教え育てることだが、出版・発表等で間接的に様々な人とつながることができる。自分の立場を誇りと改めて感じた。
・中川先生のプレゼンの上手さ。スライドと話がぴったり。自然。写真を短く見せても印象に残る。
・堀田先生のまとめ方のすばらしさ。主張をその場で一枚のスライドに仕上げる。まとめて価値づけ、質問で深める。これぞコーディネータ。
・会の企画の中で情報交換会があった。会終了後ではない。パネルディスカッションと研究報告の間である。飲み物・軽食付き。40分間なので、講師に質問したい人は質問ができる、知人と話したい人は話ができる、新しい出会いを求める人は名刺交換というように、貴重なつながりタイムとなる。グッドアイデア。
・この分野も自分の勉強の一つとして位置づけていこうと感じた。今まで「やらなくては」という思いだったが、今日の会で「やってみたい」と思うようになった。

 それにしても実態調査の岩手県のデータが高すぎる感じがする。校内LAN設備が数字ほど整えられているとは思われないが・・・。小学校だけが低いのか。先進校が県内にあったら見にいきたいが。
 それに岩手の人とつながりを持ちたくて、受付の人に名簿を見せてもらったが、残念ながら参加者は自分のみ。仙台だから岩手から来ているかもと思ったが・・・。
 いずれ本県および水沢での情報教育を盛んにするのも重要なこと。自分のためでもある。

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2004.09.12

兄弟学級の取り組み

★学級通信「6年1組物語」77号より

 先週の金曜日、一週間続いた兄弟学級の取り組みが終わりました。
 これは朝活動の時間を利用して、顔合わせ・教室ゲーム・外遊び等を1~6年生のグループで行うものです。
 企画運営は6年生。代表委員会で出た内容をもとにして、1~6班まで自分たちなりに工夫した内容を一生懸命に取り組みました。実際に子どもたちがした内容は次の通りです。

■1日目・・・自己紹介(各学年の1組から6人ぐらいずつでチームを作る。「1組1班チーム」というように)。活動内容説明。
■2日目・・・顔合わせゲーム(ジャンケン列車など)
■3日目・・・教室ゲーム(王様ジャンケン、フルーツバスケットなど)
■4日目・・・外遊び(鬼ごっこ・しっぽとり・転がしドッジなど)

 兄弟学級の取り組みは簡単そうに見えて難しいです。企画段階で頭を悩みますし、上手に指示することも大切です。

 子どもたちは一回ごとに確実に前進しました。というのも、活動終了後に黒板に各班ごとに「よかった点」「改善点」を書いて、次回の対策を練ったからです。最初は圧倒的に「指示の間があいた」「暗かった」等改善点が多かったのですが、最終日の昨日はよかった点が多かったです。それだけ子どもたちも成長したということです。兄弟学級からの学びを紹介します。

・兄弟学級の進め方などの計画を立ててやったのでちゃんとできました。感想で「少しつまらなかった」など感想を言われた時はちょっと残念でした。でもどこかいけないのかちゃんと勉強になりました。
・やる前に朝の時間を使って準備をしたり、練習したりで大変でした。でも本番でみんなが楽しかったとか、またやりたいとか言ってくれたので、うれしかったし、やりがいがありました。ぼくは1~5年をまとめるのが楽しいなあと思いました。
・一日一日兄弟学級の後に反省をしていたので、その反省が次の日に生かせるようになってきて、スムーズに進めることができるようになってきました。兄弟学級から学びが出て、良かったです。
・最初はゲームに参加しない人ができるんじゃないかな~と思ったけど、どのゲームもとてもみんな楽しんでやってくれました。もちろん、ぼくたち6年生も楽しめました。
・全員が楽しく交流して、6年生の言ったことをきちんと聞いてくれたので、とても助かりました。初めてリーダーをして学んだことがたくさんあったなあと思いました。

 とても嬉しい学びです。さらに、金曜日の帰りの会に3年1組の代表の子どもたちが、「お世話になった御礼に」ということで、一人一人感謝カードを持ってきてくれました。
 さっそく夢中になってお手紙を読んでいました。ふだん御礼の手紙を書くことはあってももらうことはなかなかありません。よほど嬉しかったのでしょう。「オレのことだ!」「嬉しいな」というつぶやきが出ていました。
 いずれ子どもたちにとっては価値のある取り組みになりました。

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2004.09.10

最大の休息は働くことだ

今、自分の中で一番心に刻み込まれている言葉。

「働くことが、休息になる」ような仕事をしよう。

『オンリーワンになる仕事術』(中谷彰宏著・KKベストセラーズ)の中の言葉である。
逆説的である。「働かないことが休息」が一般社会の常識だろう。でも仕事が好きなら確かに休息とイコールだと思う。働いていることが楽しい。ストレスもない。だったら確かに「働くことが、休息になる」。

中谷氏はこの本の中で「好きなことをやっている人は、働いていることが休みです。私は365日、本を書いていますが、365日、休みという感覚です」と述べている。好きなことなら常にオンの方が楽しいに決まっている。

この言葉を知ってから、気持ちの中でゆとりがある。忙しく動き回っている時も「休息を楽しんでいる」という意識になるからである。

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2004.09.09

確実に前進

 今週は兄弟学級の取り組みが行われている、6年生がリーダーになって教室遊び、外遊びを行っている。
 異学年の交流が深まり、お世話をする子どもたちも自信を持ってきた。

 今回は5日間の交流日が設定されている。毎日、活動が終わるたびに黒板に班ごとに「よかったこと」「改善すべきこと」を書かせている。班ごとに教室に戻ってくる時間はバラバラなので、最後の班が戻ってくるまで半分以上の班がもう書き終えている。だから、それほど時間はかからない。
 それは各班発表する。よかった点は「いいね」とほめ、改善点はうまくいっている班の例を教えてもらう。その繰り返しである。
 単純なことだが、これだけでも確実に子どもたちは前進している。今日(3日目)は圧倒的に「よかったこと」の方が多くなっていた。初めて「改善点なし」の班も出てきた。

 今回のことで改めて教師は「しくみ作り」に力を注がねば・・・と思った。

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2004.09.08

 そうじでの励まし

 そうじで6つの班のうち二つはトイレ掃除である。
月曜日、1年生用の女子トイレのトイレ掃除を見回っていたら、「大きな〇〇があって、そうじをする勇気がなくて困っていたら、Y先生が来て何ごともなく片付けてくれた」と教えてくれた。

 ふだん、トイレ掃除はよくがんばっている。もう少し便器を磨いてほしいということはあるが、それでもまじめにやっている点は十分に評価している。でも、この話を聞いて「6年生として大騒ぎをしてもいいから、片付けてほしかった・・・」と思った。今まで担任していた6年生の学級では女子でも自分たちで片付けることが多かった。

 ここで一言、注意したり、指示するのは簡単である。しかし、ふだんはがんばっているその子たちのことを思うと、何だかできなかった。
そこで「そうじ発見カード」を書かせることにした。
 そうじ後、一人一人にB5半分の紙に「2学期になってからそうじで『がんばっているなあ』『すごいなあ』と思った友達のことを書いてください」と指示をした。トイレそうじのことも必ず出てくると予想をしてである。

・トイレそうじのとき、とってもくさかった便器そうじをK君が進んでやっていた。えらいと思った。
・ろうかそうじでH君がゆっくりだけど、ほこりを残さずきれいにぞうきんがけしていた。
・Aさんがトイレそうじの時、まどや鏡をぴかぴかにしていた。
・Yくんが視聴覚室の机を一人で必死に運んでいたところ。
・R君がぞうきんが黒くなるまで廊下をふいていた。

 多くの子たちのそうじのよさが出てきた。これはトイレ掃除の子どもたちへの指導だけではなく、学級の一人一人を認める貴重な場にもなる。当然便器掃除の大切さについても、カードの例をひいて話をした。
 時にはこのような励ましもいいなあと思った。

 ちなみに女子トイレの子たちは、お互いに「〇〇さんが進んで便器そうじをしている」といったことを書いていた。その子たちなりにがんばっていたのだ。それもこのカードからわかった。たまたま、できなかっただけだったのだ。このことを知ったという点でもカードに書かせてよかったと思った。

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2004.09.07

作ろう!「宮沢賢治の世界」を2

 (2) 「HPから童話村見学の視点を決めよう」(2時間)
 子どもたちが考えてきたものを聞くと「絵にする」「登場人物の模型を作る」「好きな文章を視写する」といったことが中心である。
そこで、『もっとみんなの考えを広げるために宮沢賢治童話村に行ってみよう』と提案する。子どもたちの中で実際に行ったことがある子は数名程度である。まずはホームページで童話村の概略を調べる。
★「宮沢賢治童話村ホームページ」
★「宮沢賢治童話村賢治の教室ホームページ」
 子どもたちは「おもしろそう」「賢治の童話の雰囲気に合っている」と反応する。そして、自分たちが「宮沢賢治の世界」を作るために、何を中心に調べるか話し合う。
・「賢治の学校」の各ゾーンはどのような雰囲気なのか。
・「巨大ジオラマ」はどうやってできているのか。
・「賢治の教室」にはどのような動物や鳥が展示されているのか・・・等
 これらの視点をもとに見学をする。なお、同じ作品を読んだ子どもたちで班を作り、その班で見学をすることにする。その班で一つの作品を作ることを告げておく。

 (3) 「童話村から学ぼう」(2時間)
 いざ童話村の見学である。子どもたちは「賢治の世界」のヒントを得ようと意欲満々である。 

・「天空の部屋」で自分の足元に広がる緑の山々のマルチスクリーンを見て、「風になったような気分」という子。
・「大地の部屋」で「小人になるとこういう風に見えるんだ」と視点を変えた子。
・「セロ弾きのゴーシュ」のいくつかの場面をジオラマにしたものを見て「これを自分も作りたい」と言う子。

 他にも「賢治の教室」での掲示物に注目したり、野外の「妖精の小径」で自然に浸ったり・・・というように童話村を子どもたちは楽しむ。同時に「賢治の世界」を作るためのヒントも各班で見つけている。『次の時間に発表できるようにまとめなさい』と指示をする。(子どもたちは見学カードを使用)

 (4) 「『賢治の世界』の計画を立て、作ろう」(6時間)
 子どもたちに童話村見学直後の授業である。子どもたちに何が印象に残ったか発表させる。一人一人がいくつもの内容を見学カードに書いている。伝えたいこともたくさんある。15分程度発表させた後、子どもたちに聞く。

  どのような方法で「賢治の世界」を表現したいですか。童話村から学んだことをもとにして考えなさい。

 同時に子どもたちに作品作りの「4時間で作る」という時間面での条件を示す。作成時間を示すことは、子どもたちにとって作品構想の目安の一つとなる。3~5人の見学した班で子どもたちは考える。なお、この人数は共同作業をする時に、活動をしやすい人数である。
 子どもたちからは次のようなアイデアが出てくる。

■大きな銀河鉄道を、色画用紙を使って切り抜いて作る。バックは藍色の画用紙で作り、金色の星を色紙でちりばめる。(作品『銀河鉄道の夜』・「宇宙の部屋」からの発想)
■物語の中心場面をダンボール・紙粘土・画用紙等を使いジオラマにして表現する。(作品『注文の多い料理店』・「賢治の学校」からの発想)
■賢治の作品に出てくる動物について、模造紙に書いて紹介をする。(作品『どんぐりと山猫』『雪渡り』他・「賢治の教室」からの発想)
■ダンボールを使って主人公の又三郎と木を作り、登っている場面を教室の上からつるす。(作品『風の又三郎』・「大地の部屋」からの発想)

 これらの考えの他に「紙芝居を貼る」「BGMと朗読」といった発想が出てくるであろう。
 計画ができればあとは自分たちの「宮沢賢治の世界」に向けて製作をするのみである。教師は必要な材料を準備して、子どもたちのアイデアを生かす支援を行う。必要に応じて再度作品を読ませたり、童話村を思い出させたりするとよい。賢治作品への思いを込めた共同作品が、教室にいくつものコーナーを作る。作品のそばに最初に書いた子どもたちの感想文も添える。
 賢治の作品への子どもたちの思いがつまった教室。それは、まさに子どもたちにとっての「宮沢賢治童話村」になるであろう。

3 教室を「ミニテーマパーク」にする機会を
 テーマパークが人を引き付ける理由の一つに、「非日常的な空間」ということがあげられる。友達とテーマパークの見学に行き、そのイメージから教室を「ミニテーマパーク」にする。このような「非日常的な空間作り」は、子どもたちにとっては間違いなく魅力的な活動である。
 4年生を担任した時の文化祭で、絵「セロ弾きのゴーシュ」「銀河鉄道の夜」を描かせた。同時に、宮沢賢治像をボール紙で作り天井からつるし、机に童話を並べて即席の「賢治の世界」を作った。それだけでも、「ずっとこのままにしたい」という声が出たほどであった。
 今回のプランは、子どもたちが「ミニテーマパーク作り」の主役である。創造することの充実感や仲間との一体感を、子どもたちは味わうことができるであろう。ぜひこのような機会を与えたいものである。

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2004.09.06

作ろう!「宮沢賢治の世界」を

 昨年書いた原稿です。本当は本になるものだったのですが、諸般の事情により出版をしないということで、ここに掲載をします。
 テーマパークから授業作りを学ぶということで書いた内容です。岩手は宮沢賢治の出身地。花巻に行けば宮沢賢治記念館・童話村があり、多くのファンが訪れています。この二つの施設をベースにした授業プランについて書いた原稿です。2回に分けて掲載します。

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作ろう!「宮沢賢治の世界」を ~テーマパーク「宮沢賢治童話村」をベースに~
(総合・6年)

1 テーマパーク「宮沢賢治童話村」をどう生かすか

 テーマパーク「宮沢賢治童話村」(以下「童話村」と略す)は、岩手県花巻市にある賢治の童話の世界を楽しむ「楽習」施設である。メイン施設の「賢治の学校」、ログハウスの展示施設「賢治の教室」、そして「銀河ステーション広場」「妖精の小径」等の野外施設がある。
 このうち一番楽しむことができるのは「賢治の学校」である。「ファンタジックホール」「宇宙」「天空」「大地」「水」の5つのゾーンからなり、宮沢賢治の童話の世界に入った気分になる。まさにファンタジスティックそのものである。たとえば「大地の部屋」はコンチュウと草木の巨大ジオラマである。周囲には大きなカマキリが自分を狙っている。頭上を見ると猫が飛び越えている。まるで自分がアリになったかのような不思議な気分になる。
 童話村ではこのような異空間に浸ることができるでは、このテーマパークをどのように子どもたちの学習に生かすか。次のように考えた。

  童話村をベースに、子どもたちなりの「宮沢賢治の世界」を教室内に作る。

 賢治の作品から自分たちが感じた世界を、さまざまな表現方法で教室内に作ってみる。そのための発想のヒントが童話村なのである。

2 「作ろう!『宮沢賢治の世界』を」(総合)
(この内容はプランである。子どもたちの反応もあくまでも「予想される反応」である。)

 (1) 「宮沢賢治の作品に浸ろう」(3時間・課外)
 子どもたちは国語の学習で「やまなし」を学習した。その発展として総合で宮沢賢治の他の作品を読む。「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」「どんぐりと山猫」「よだかの星」「セロ弾きのゴーシュ」等である。予定していた授業時間(2時間)内で全て読み終わることができない場合には、家庭で読む。なお、学校の図書館には児童数分の童話がないと思われる。子どもたちの家にある本や公立図書館の本を借りて読むようにする。
 読後に原稿用紙1枚程度に簡単な感想文を書く。その感想を数人発表し終わった後、子どもたちに言う。

  みんなは今、すてきな宮沢賢治の童話の世界に入っていましたね。その感じたことを今度はみんなが作品にして教室内に表現してみましょう。「賢治の世界」をこの教室に作るのです。

 子どもたちから「どうやって?」という声があがる。『どうやったらいいでしょうね』と逆に聞くと、「絵に描けばいい」「博物館みたいにすればいいよ」という反応が返ってくる。次の時間まで各自で考えてくることにする。


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2004.09.05

語れる人に

昨日のNHK会議で今年の夏の研修も終わった。例年以上にあちこちに出かけた年だった。

①IMETSでのIT活用講座のプレゼン(7月29日:東京)
 キューブプレゼンを活用した「デジタルガイドブックを作ろう」の実践例のプレゼン。情報教育ということで緊張。
②授業づくりネットワーク千葉大会(8月8日:千葉・市川市)
 水墨画の実践発表。分科会の司会も。ネットワークのよさを感じる。
③学習塾IT活用プロジェクト視察(8月12日:静岡・浜松)
 異業種のIT活用の視察。迫力ある授業に学ぶ点多し。終了後感想を送付。
④奥三河サマースクール・シンポジウム(8月21日:静岡・新城)
 地元青年会議所の主催。他のシンポジストに圧倒。語るべき何かを持たなくては。
⑤IT活用日常化プロジェクト会議(8月22日:東京・カシオ本社)
 1学期の実践報告。他の人の報告に刺激を受ける。このプロジェクトは2学期も継続。
⑥NHKデジタル教材高学年会議(9月4日:東京・NHK)
 1学期の実践「北条政子」をプレゼン。自分の授業が凝り固まっていることを知る。

この他にも海外研の総会(盛岡)にも参加。当初参加予定だったみちのく2005年の夏の研修会(仙台)に参加できなかったことは残念だった。(一つ一つの研修会や会議については、日記等に学びを書いているので略す。)
 これらの研修に共通しての学びは「語れる人にならなくては」ということである。どの研修でも、自分の考えを主張する先生方に出会うことができた。まさにプロだ。プロの人の言葉は重い。自分と違う立場の人でも、共鳴する部分が多かった。
 同時に自問自答をした。自分が語れるべきことは何か。語れるべき実践は何か。いくつかテーマがありそうだが浅いままではないのか。様々な情報を得ることができたのもよかったが、「語れる人を目指す」という思いを強くしたのが一番の成果である。

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2004.09.04

プレゼンの難しさ

今日のNHK会議では実践を5分間で発表する。非常に短い。言葉を吟味し、スライドも限定してプレゼンをした。それでも、「やはり5分は短いなあ。伝わったかな?」という思いが残った。他の先生方でも時間に苦慮されている方もいた。
そんな中で助言者の先生が全体講評で言われた。

「5分のプレゼンでうまく伝えられないのなら、50分でも無理」

実に手厳しいが事実だ。
この夏、ある会でのプレゼン。50代と思われるベテランの先生だ。パソコン画面から目が離れない。原稿も棒読み。スライドの写真が新鮮だったので何とか内容がわかったが、これは「プレゼン」ではないと思った。

考えてみれば自分も含めて、プレゼン自体の学習や指導を受けたことのない教師がほとんどだ。研修会で他の人の様子を見るぐらいのもの。そのような教師が子どもたちにプレゼン指導をする。その結果は目に見えている。
むしろ今、大学で先進的な教育を受けている学生さんの方がプレゼンが上手なのではないか。
その点では「教師のためのプレゼン講座」が今必要と感じている。

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2004.09.01

アインソワーズ小の避難訓練

今日9月1日は防災の日。本校でも避難訓練があった。今までと違うのは、抜き打ちで行ったこと。ただし、子どもたちに対してのみ抜き打ちであり、教師は皆知っていた。

この抜き打ちで思い出したのが、以前海外研修で行ったアメリカのアインソワーズ小学校(オレゴン州ポートランド)の抜き打ち避難訓練だ。ここでは月1回避難訓練がある。ただし、子どもにも教師にも抜き打ちで行う。授業中はもちろん、休み時間、昼食時等あらゆる場合が訓練の対象となる。

私も一回避難訓練を体験できた。5年生の社会の授業中だった。小麦粉を溶かして立体地図作りをしている時だった。いきなりベルがなった。避難訓練の合図だ。担任の先生は「オオ!」と言って落胆の表情を見せた。それはそうだ。子どもたちの手はドロドロ。
でも避難訓練だから、そのまま整列してすばやく移動した。かなり慣れていて3分ほどで集合。そして、直後何事もなかったかのようにすぐに教室に戻り、学習の続きをした。

確かにいつ何時災害が襲うかわからない。その点では教師にも抜き打ちの方が実際的だ。しかも一回5分程度の授業の中断だけ。この訓練の合理的なシステムに感心したものだった。

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