ノートについて考える
現在ノート関係の原稿を書いている。書籍にするための原稿である。
かつて縁があって、数多くのノート関係の原稿を書いたことがあった。今回の原稿はそれをベースにして、執筆をしている。ただ、自分が原稿に書いた内容はやはり自分で検証をしたい。というわけで、日々の授業で原稿の内容を確かめる日々が2学期は続いている。
今までは教科の授業の中での検証ばかりだったが、今回学級活動で「ノートって何」というテーマで授業をした。時間は20分ほど。次のような流れである。
1 学習の時になぜノートをとるのか話し合う。
2 今まで実際にノートをとっていて「よかった」ということを話し合う。
3 これからどのようにノートをとったらいいか話し合う。
4 「ノートとは【 】」にあてはまる言葉を考える。
5 感想を書く。
私が楽しみにしていたのは4。ここで子どもたちからこの授業のキーワードが出てくる。これからの学習にもそれが生かされるのではないかと期待してである。出てきたものは・・・
■ノートはすぐれもの
■ノートは自分の力を伸ばす
■ノートは脳だ
■ノートは学習の友達
■ノートはマイ辞典
どれも使えるフレーズだ。子どもたちの感想もよかった。
・今日の勉強ではノートのよさ・すごさがわかってよかった。これからは、自分の力を伸ばしてマイ辞典にしたい。
・今までノートはそんなに大切かなと思っていた。でもこの勉強をしてノートはとても大切と感じた。
・ノートはただ先生のを写すだけではなく、ちゃんと自分の考えや友達の考えも入れなくてはいけないと感じた。
・今日はノートの大切さが改めてわかった。この勉強をする前とあとでは、少しノートについての考えもかわった。これからは自分の考えも進んで写していきたい。
子どもたちのノート観の変化につながった20分であった。ノートの書き方指導だけではなく、価値を考える指導も必要だと改めて感じた。
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