忘れていたもの
教育雑誌の10月号を読んだ。
今回明治図書の雑誌は「授業技量」をテーマにしたものが数誌あり(なるほどと思う戦略)、自ずと目が行った。
多く出ていたのはTOSS授業技量検定のD表だった。次の5つが評価項目である。
①授業の始まり(15秒)のつかみ
②子どもへの目線
③あたたかな表情、対応
④明確な発問、指示
⑤心地よいリズム
日常の授業では①④⑤は常に意識しているつもりである。しかし、②③はこのごろ意識をしていなかった。
そして、ハッとした。
「新しいものを追いかけるあまり忘れていたもの」があるのではないかと。
自分の中で新しい型の授業をする。そのことばかりに神経を注ぎ、授業の基本的なことがおろそかになってはいないか。子どもたちは6年生で持ち上がり。教師に合わせて学習をしているのだ。
これは何も新しい学びを否定するものではない。過去の学びを生かしつつ、新たな授業を創ることを心がけていかなけば・・・と痛感した。
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