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2004.09.21

新聞記事から思う

【小学生の4割「太陽が地球を回ってる」】という新聞記事が掲載された。「エー、うそでしょう」と思ったが、記事を読むと事実のようである。学習指導要領で必ず教える内容ではない。でも、「これぐらいはほとんど分かるだろう」と感じている内容である。

 さっそく我が学級でもミニチェックをしてみた。ほとんどの子が正解。ホッとした。(ちなみに「太陽は西に沈む」の方が正答率は悪かった。ん・・・。)

 我が学級はよくてもこのような新聞記事が出ると、「いったい学校は何を教えているのか」とお叱りを受けそうである。確かに指導内容ではないのかもしれない。でも、これぐらいは知識として知っていてほしいというのは一般的な見識であろう。これと関連して、次のようなことを思った。

■そういえば十数年前の子どもたちと比べて、ある一つのことについて詳しく知っている(〇〇博士のような)子が少なくなった。そのような物知りの子たちが授業を活性化していた。家庭学習の時間・内容も減っている。(日本の子どもたちは外国に比べても少ないというデータもある。)
 →これらは子どもたちの学ぶ意欲が以前に比べて少なくなっていることの表れか。

■教師が教科書のみの知識しか教えていないのではないか。絶対的な学習時間が減って教科書の内容のみを教えるので精一杯なのだろう。
 →教材開発を工夫すれば教科書外の内容で触れることも多くなると思うが。

■体力面での低下ははっきりしたデータで示されている。体力テストの結果は年々下がっている。
 →子どもたちの比較で言えば実に多くの学習事項が低下していることになるだろう。その分、かつての子どもたちにはなかったITスキル等が身についていることになるが。

■様々な面が低下しているからといって、学校の授業時間を増やせばいいというわけでもないであろう。 
 →その論で言えば、新たな学習内容が出ればずっと時間を増やさなければいけないことになる。

 さて、自分は実践者だ。この思いを日々の実践につなげていかなければ意味がない。
 現実的に自分に関わることと言えば、子どもたちの意欲を引き出す授業をしなければいけないと思う。「学習内容を身につけさせる」ことより、「学習意欲に火をつける」方がより難しい。学習意欲が旺盛なら子どもたちはどんどん知識の幅を広げるであろう。「〇〇の分野なら負けない」という子が育ち、自主学習の習慣も身につく。
 同時に保護者との連携も深める。当面は学級通信で家庭学習に関わる呼びかけをしてみようと思う。具体的にはこれから。

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Comments

小6の娘の例をとると、5年の担任は「学級通信」を出してくれていたので、子どもから学校での様子を聞かなくても、学校での・クラスでの様子が良く伝わってきますし、しかも、学習内容の情報も入ってきました。ですから、「家庭学習」において、親からより具体的なの声かけもできました。注意も促すことも出来ました。
しかし、6年の担任は「学級通信」は発行する気持ちがないと言い切り、その発行へ注ぐ時間と労力は子どもと接する時間にあてたいといい、家で「学級通信」を作ることも考えてないとも言いました。確かにお休み時間などは子ども達と話をしたり・運動したり・遊んだりしてくれています。
ただ、家庭学習への具体的な協力の呼びかけが無いので、今、何を親が子どもに促し、声かけしたら良いのか、不鮮明です。
子どもの自主学習への意欲を待つほかないのですが。
今、小6のクラスでは、「学年便り」で、学習内容としては、毎月どこの単元を進めていくかくらいの情報しか入ってきません。
ですから、子どもがどの程度それぞれの教科の単元を理解しているかは、ノートで・テストで・プリントでチェックするほか無いのが現状です。そうして、見落とさず家庭で理解不足な点を補うしかないのです。
どの担任に受け持たれるかで、クラス単位で、子ども達の家庭学習のあり様も変わってくるのは、困るような気がします。不平等です。教師の意欲が・熱意が大きく子ども達の学習に左右します。

Posted by: kimukimuサマンサ | 2004.09.21 at 23:27

ありがとうございます。「不平等」という言葉にドキッ。確かにそうですね。ただ、今までの同僚を見れば「力をつける先生」「子どもをよりよく変えてくれた先生」というのであれば学級通信の号数に関係なく保護者の信頼は厚かったし、子どもたちの家庭学習の意欲も高かったです。サマンサさんの通り、やはり「熱意」に勝るものなしですね。

Posted by: サトマサ | 2004.09.22 at 20:49

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