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2004.09.23

後押し

今日のIBC音楽コンクールの合唱クラブの歌うある子の姿を見て、ふと思い出したことがあった。
その子は4年生の時に担任した子だった。現在6年生。

4年生になった時点で、特別クラブの募集がある。何人かの子が合唱クラブや金管クラブを希望した中で、特に何も希望をしなかった。しっかりとした子だが、積極的というわけではなかった。
ある日、音楽の授業で歌を一人一人歌わせた。その子は声は小さいもののいい歌声であった。「いいね。合唱クラブに入れるよ」とほめた記憶がある。のちほど、その子に「本当にいい歌い方だったね。本当に合唱クラブに入ってみたら」と言ったら、首を横にしてニコニコしてその場は終わり。
間もなく、クラブに入りたいと言ってきた。家の人にもきちんと相談して応援され、がんばる気になったらしい。そして一年間、練習を休まずまじめに取り組んだ。

4年生の3月の終わりで子どもたちに「先生への手紙」を書かせた。その子は、「一番の思い出は合唱クラブ。先生、声をかけてくれて本当にありがとうございました」と書いていた。ちょっとしたお誘い(でもちゃんと本人の適性を考えた)だったが、その子にとって大きな事だったんだと印象に残った。
その子が今日いい表情で歌っている。少しだけだけど成長の後押しができたと思った。

考えてみればこのような声がけはけっこう行っている。もちろん本人が希望しない場合もある。それでもいい。大事なのは本人の成長の後押しをすることだから。最終決定をするのは本人だ。

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Comments

「成長の後押し」って、なかなか難しい行為ですね。
昨日・今日と小6の娘には、塾のテストが戻ってきています。
昨日は「英語」のテストでしたが、これは一通り彼女はやり終えて本人の予想点は98点でしたが、実際は94点で先生に「good」と書かれていました。しかし、悔しかった気持ちが強いようでした。嬉しさよりは・・・。
そして、今日は、「算数」・「国語」のテストが戻ってきました。9月の最初に、彼女から「お母さん、今度のテストは頑張るよ。見ていてね。」って聞き頼もしかったです。現状として、彼女はこの2教科は殆ど勉強せずテストを受けたのでした。いつもながら、わが娘は勉強嫌いで、嫌々宿題もするような子で、声掛けも注意して言っているつもりです。「あなたはやればもっとできる子だから、やらなきゃあ損よ。」って言う私です。その気にならせることって本当に難しいです。
今晩、テスト結果が自分自身も情けなかったようです。テストの点は、聞くところによるとはっきりと言ってもらえず、どちらも80点程度のようでした。しかし、娘のクラスでは地区的にも優秀な子が多くてレベルは高く、娘にとっては、一人抜くにもハードルは高いように思います。そこで、私は「何もやらなくてもそのくらいの点が取れるのなら、絶対に今よりもっと勉強すれば成績は上がるって自分でもわかっているはずだと思うけどねっ。」って結構ズバリと言ってしまって、私自身言い過ぎたかなと思うのですが、いつも同じことの繰り返しなので歯がゆく言ってしまうのですが・・・。
娘がやる気になるような・やらなきゃぁ。って思える「後押し」をしてあげたいんですが・・・。
結局は、娘自身が勉強する必要性・学ぶ楽しさ・学習の成果の喜びを味わう気持ちが「素直」に湧き上がらないと駄目なのかなあって、なんとなく「後押し」の記事をみて思いました。

Posted by: kimukimuサマンサ | 2004.09.23 at 22:15

ありがとうございます。いろんな後押しがあっていいと思います。自分の場合には気軽な後押しが多いです。「やってみない?」という感じです。もちろん家庭教育とは違いますが。

Posted by: サトマサ | 2004.09.23 at 22:48

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