「時間がない」なんて言えない
「今日も書かねばならない原稿があるのに無理だなあ。あー、時間がほしい」と朝思った。
そんな中、blogめぐりで飛び込んできた「目が回りそうな毎日」(堀田先生のホームページ)。
とてもじゃないが「時間がない」なんて言っていられない。自分よりはるかに多忙な生活を送っている人を知ると、「忙しい」なんて絶対に言えない。
教師になってから数年たった時、有田先生が書かれていたエピソードがとても印象に残っている。
NHK「クイズ面白ゼミナール」の出題委員をされていた有田先生が、会議の日にディレクターさんに「入試で忙しくて寝ていません」と話した。そうしたら、ディレクターさんは「先生、そういうことは言うべきではありません」とはっきりと言われた。「『忙しい』と言っているのは、能力がない証拠」と有田先生は言われている。
この話を知って以来、自分の中で「忙しい」という言葉は表向きは言わないようにしている。でも内心、思っているのは事実だ。それが自分の中でゆとりのない行動につながり、「お忙しいそうですね」と言われることもある。
多忙な人でも全くゆとりを持って人に接している人もいる。そのような人を見ると実に羨ましい。堀田先生はいつもそうだ。
かつて「仕事術」「時間活用術」のビジネス書をよく買った時があった。それらにはたとえば「細切れ時間を活用しよう」といったノウハウが書かれていた。確かに時間は短縮されるであろう。しかし、今の自分にはそれらはあまり魅力的ではない。
「忙しさを楽しむ」「もっと忙しくする」「一日24時間もある」・・・これらがキーワードだ。
そんな中から、どんなに仕事があってもゆとりのある行動が出てきそうな気がする。
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Comments
ありがとうございました。「自分のペース」をつかむまではまだまだ遠い道のりです。「つかんだ」と思いつつ修正をしています。常に「つかむ過程」と言えるかもしれませんね。
Posted by: サトマサ | 2004.09.28 05:22
「時間がない。」・「忙しくて寝ていません。」という言葉には、ねぎらいの言葉を言って欲しいように受け取られたり、言い訳になる言葉ですから、なるべく避けたい気がしますね。特に仕事に入っているときなど、他者に言ってもどうにもならないですから。同情をされたいのであれば別ですが。この場合は、身内の時だけにした方が良さそうですね。
私は、仕事が楽しければ・仕事に集中していれば、どんな短時間でもその仕事に費やしたいと思うし、時間等気にせず熱中できるものと思います。また、「時間の捉え方」・「仕事の密度」・「忙しさの感覚」も人様々ですから、自分のペースをつかむことが一番大切だと感じます。そうでなかったら、健康を害します。
忙しさはどうでもいいけど、仕事の内容で勝負だと思います。
Posted by: kimukimuサマンサ | 2004.09.28 00:49