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2004.10.14

アメリカの教師

昨日、アメリカの小学校のことを書いたら、知人から久々にメール。1か月前から「質を問わずにとにかく書こう」と思って書いているので、反応があることは嬉しい。
さて昨日に続いてアメリカ研修での学びである。アメリカの教師の姿勢から学んだことである。

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    7時30分~    出勤、授業の準備
   8時45分~    授業(105分)
  10時30分~    15分の休憩
  10時45分~    授業(90分)
  12時15分~    昼食
  12時45分~    授業(75分)
   2時~        休憩(15分)
   2時15分~    授業(60分)
   3時15分~    教材研究・ミーティング
   5時         退勤

 これは、アインソワ―ズ小学校5年生担任、マーチン先生のある一日の勤務の様子である。勝手な想像だが、アメリカに行く前は、何となく向こうの小学校はのんびりしているだろうと思っていた。確かに、出勤時刻と退勤時刻は、我々の定められている時刻とそんなに変わらない。人によっては、ずいぶん早く帰るものだと考えるかもしれない。

 しかし、授業の実質時間を合計してほしい。全部で何と5時間30分なのである。我々は6時間授業の日でも、45分×6=270分=4時間30分である。つまり1時間も多く授業をしているわけである。しかも、この日程は月曜日から金曜日まで不動である。

 さらに休憩(ブレイク)の時間も教師は休めない。子どもたちは、キックベースボール等で遊ぶのだが、教師も一緒に外に出て子どもたちの様子を見ていなければならない。事故がないか、危険なことがないか見るためである。だから、本当の休みは昼食時間だけである。

 アインソワ―ズ小学校では、教師と子どもは別々に食事をとる。子供たちは食堂で、好きな友達とワイワイとにぎやかに昼食をとる。教師たちは教師たちだけで別の部屋でとる。この時間がお互いの情報交換の場であるらしい。なお、子どもたちには昼食担当の先生がいて子どもたちに声がけをしている。(時々は校長先生がその役目をしていた。)

 勤務時間は午前8時から午後4時までだが、マーチン先生はその前後合計1時間半を超過勤務している。アメリカの教師は超過勤務をしても、お金は支払われないという。それでも残らざるを得ない。日本の教師は忙しいという声をよく聞く。それは、アメリカの教師も同様である。いや、先の実態を考えると、アメリカの教師の方がハードかもしれない。

 この忙しさは学校がある時だけではない。「先生は、単元全体を見通した計画で教えているようですが、いつ考えるのですか。」と質問したことがある。「私たちは、新学期が始まる前は、バカンスです。その間に図書館に行って調べごとをしたり、授業の構想を考えたりします。この間は給料は支払われませんが、教師たちはそのように新年度の構想を練ったり、講習を受けたりします。それらは、自分の人生を充実させてくれるのです。」 この話に「プロの教師」という言葉を思い浮かべた。

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