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2004.10.24

2段階話し合いを教えた

かつて学級活動の実践に力を入れていた時があった。関連原稿もけっこう書いた。集中的に学んだことは今も生きていて、そのころの財産を生かしながら今も実践をしている。一番意識しているのは、学級活動にも当然のことながら学力が必要だということである。たとえば集会活動をするには「集会学力」が必要である。段取りをしたり、準備をしたり、進行上の工夫をしたり・・・ということである。
話し合い活動ももちろん同じ。学級会での話し合いの術を持たなければ、高学年でも不十分な話し合いとなる。逆にしっかりと教えれば、中学年でも教師が感心する発言が出てくる。

先週の金曜日のこと。朝の会で文化祭後のお楽しみ会(仮称:後にふさわしい集会名となる)のことを、ミニ学級会で話し合あっていた。私は緊急の連絡があり、席を外していた。実行委員会を中心にだいたいは案通りに進んだものと思って、教室に戻ってから聞いてみた。
「内容は原案通り、ホットケーキ作りで祝うことと班ごとの出し物になったの?」
「いえ、ホットケーキ作りはなくなりました」
「えっ?別のものを作るの?」
「いいえ、何も作らないことになりました」
聞くと、「ホットケーキは以前作ったことがあるから今度は別のものがいい」という意見も出て、どちらにするか激論(食べ物と遊びになると子どもたちは本気になるからよくわかる)になって、意見がまとまらず結局「公平」になしにしたということだった。ちなみに「安易な多数決」は採用していない(可能な限り話し合いで違う立場が歩みよるようにしている)ので、このようになったようだ。

これを聞いて「そういえば、子どもたちに『話し合いの2段階法』を経験させていない」ということに気づいた。学級会の話し合いの提案者の基本である。

①原案提出者は基本的な活動について提案をする。この場合には「何かを作ってお祝いする」ということ。
②それが承認されたら、具体的な内容を決める。この場合には「何を作るか」ということ。

いわば総論と各論をそれぞれ論じるということである。これを混同した話し合いをすると決まるべきものも決まらない。(職員会議でかつて経験したこともあった)

この2段階法について教えた。子どもたちは「そうか」という表情をしていた。改めて話し合った。総論には皆賛成。やはり各論は大きく二つに分かれた。ある子から二つの希望別にという案が出て(総論に賛成していればこのような案は出てくるものだ)、各論にも賛成。無事、会を迎えられそうである。
6年生ではあるが学級会で教えるべきことはまだまだあると実感した。

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