陰山先生から学んだこと
放送教育全国大会に参加した。会場はNHK。ちょうど教育フェアをやっており、にぎやかだった。
堀田先生と陰山先生の対談が聞くたくて参加をした。
陰山先生にはどうしても「100マス計算」の強烈なイメージがついてしまうが、それらは陰山先生の実践の一部ということが今日の対談でよくわかった。これは、何ごとも有名になれば一人歩きしてしまう可能性があることの表れであろう。(同じ話を聞いた人からは「有名になる前から主張していた」とのことであった。)
今日の話の中で印象に残ったことで即してみたいと思ったことは二つ。
一つ目。「集中力を高める学習」の導入である。100マス計算の効能として、「脳を活性化させ、その後の学習にも好影響」ということを聞いた。確かに数分でもビデオで見たような集中した状態(計算にしても音読にしても)であれば、脳はフル回転するであろう。私も時々授業の冒頭でする時があるが、単発的で終わり効果がない。工夫をすればどの授業でも実践可能である。
二つ目は生活習慣の調査だ。6年生の子の半分が9:30までで就寝している事実。8割以上の子がテレビ視聴2時間以内の事実。ここまで取り組むとしたらかなりの努力が必要だ。我が学級でも一度調査してみよう。「家庭のことだから」と自由にしているが、子どもたちに呼びかけることはできる。
今まで何冊か陰山先生の本は読んだが改めて読み直そうと思う。
それにしてもポイントを突いた堀田先生の質問はさすがである。「聞き手を意識した質問のあり方、魅力を引き出す質問のあり方」も学ぶ。いい対談だった。
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Comments
ありがとうございました。対談の時には「望ましい就寝時刻」等の話は具体的にされていませんでした。規則正しい生活習慣の一例として、陰山先生の小学校の例を出されていました。たぶん著書に書かれていると思います。
明日学級で聞いてみますが、現実で9:30まで就寝している子は我が学級では2割程度ではないかな・・・(もしかして1割かも)と思っています。
Posted by: サトマサ | 2004.11.07 06:38
この内容は、とっても興味深いものでした。
小6の娘の5年時の担任が時々「百マス計算」をしてくださいました。毎日続けると、確かに頭の回転を良くするのみではなく、集中力・正確な計算力を身につけられるとっても簡単な方法だと思っていました。
また、生活習慣では、我が小学校では6年生はPM10;00~PM10:30までには就寝した方が良いとかテレビを見る時間はなるべく少なめにしなさい。時間を決めて見なさい。とか注意を促されています。
つまり、就寝はPM9:30までに、テレビの見る時間は2時間以内とすることが望ましいということですか?
とっても、より具体的に教えて欲しいなあと思いました。
しかし、現実的には、我が娘は週の3日は塾で帰宅がPM7:30過ぎとなり、例えば、帰宅後(夕食後一休みして)に、今日の宿題・テスト(学校・塾の)勉強をしようとすると、就寝はPM11:00となることが多いです。
我家は普段余りテレビを見ない様にしています。ですからテレビを見る時間は2時間以内というのは、今も目標達成しています。
陰山先生から学んだことをもっと教えて欲しいです。
宜しくお願いします。
Posted by: kimukimuサマンサ | 2004.11.07 05:37