要点を伝える力
今年度の本校の研究は4教科である。その中の社会科部会に属している。部長をしているが、発展的な学習の理論についてなかなか文献を見つけることができなかった。
それが『初等教育資料』(東洋館出版)の12月号に文科省の教科調査官の安野氏の「社会科の発展的な学習・補充的な学習の工夫」という原稿が掲載されていた。これはタイムリー。
読んでいて「このように要点を伝えられれば・・・」と感じた。たとえば、テーマについて次のような小見出しが書かれている。
・発展的な学習には、「深める」タイプと「広げる」タイプが考えられる。
・学び機会を充実し、学ぶ習慣を身に付ける補充的な学習
このような見出しは思わずメモをしたくる。そして「深める」と「広げる」はどのような例があるか知りたくなる。同時にその違いもだ。
今年度、社会科部会では4つの研究授業を行った。それらの成果を、この原稿のように要点をまとめて理論化していきたいと感じた。そのような力もつけなければ。
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