映像の力
皆川さんのwebにNHKの「みんな生きている」はいい番組ということが書かれていた。
今年NHK高学年プロジェクトに入っていながら、他の番組はほとんど視聴していなかった。ホームページを見てみると今回は6年生の子のことを紹介するようだ。さっそく今日視聴した。
未熟児で生まれた女の子。体力がないために今も学校に行ける時間は限られている。小さい頃の記憶も記録もない。それが母親との会話の中から自分の入っていた病院に行き、当時のお医者さんや看護士さんと会うことによって自分の足跡を振り返るというものだ。これらの内容はくわしくホームページで見ることができる。
いつもNHK番組を見る時には自然なつぶやきが出る。「にんげん日本史」「3つのとびら」とも、「へー、そうなんだ」「わかる、わかる」といったものだ。今日も最初はそうだった。ところが2,3分してから全くシーンとなった。描かれているテーマの重さを感じたからであろう。
今までも「人」をテーマにした授業は道徳で数多く行った。しかしほとんど対象は大人。「こういう子どもがいる」というのはメイク・ア・ウィッシュぐらいだ。その点では、今回自分たちと同じ6年生の子どもが描かれていたことがインパクトがあったようだ。
さらに、彼女を支える母親。必死に治療をしたスタッフ。一人一人の言葉が価値あるものだった。
視聴後の授業時間は10分だけだったので感想書きと発表、価値づけ。いい番組は子どもたちの思いも広げる。映像の力を感じた番組だった。
Comments
ありがとうございます。今回はみなかんさんのおかげでこの番組を見る気になりました。価値がありました。映像だけではなく、webの力も大きいですね。
Posted by: サトマサ | 2004.12.18 22:38
映像の力はすごいですね。とくに「みんな生きている」は,命の重さ,生きることのすばらしさを子供たちにじっくりと考えさせる力があります。
Posted by: みなかん | 2004.12.18 22:34