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2005.01.16

他国の教科書を読む

2月2日の地区社研で提案授業を行う。
「世界の国々」を行うことは決めていたが、具体的なものは全く決めておらず。「冬休み中にゆっくりと充電をして教材研究しよう」と思っていたが、「充電」どころか「放電」状態(笑)でなかなか方向性を探しあぐねてきた。
冬休みの終わりになってようやく本腰を入れている次第である。今日、ようやく対象を決める。「韓国」を中心に行うことにした。いくつか理由はある。

・韓流ブームであり、子どもたちの興味が高いこと
・歴史的なつながりがあり、(上)の教科書にも資料がいくつも掲載されていること
・似た文化ながら、違う点も多いこと
・歴史的なつながりが深い分、韓国から日本を見れば・・・といった複眼的な視点を育てられること・・・等

さっそく参考文献を探しに市立図書館へ。その中で「韓国の教科書を読む」(斎藤里美編・明石書店)に興味を持った。小6と中3の教科書の一部が掲載されている。
他国の教科書は今まで読んだことはなかった。算数は日本の小6とほぼ同じだし、社会は班ごとに歴史を調べた結果を掲載している。これも日本によくあるパターンだ。
そんな中、明らかに日本と違うのは道徳だ。
小6で次のようなものが題材になっている。

・どのような国が暮らしやすいよい国なのか
・私が望む国
・暮らしやすいよい国づくり
・私たちの民族、私たちの文化

明らかに「国」「国民」を意識する内容だ。しかもそれらを具体的に話し合うような学習の流れになっている。国について話し合うのが当たり前になっているのだろう。6年の道徳の副読本にも「愛国心」の内容のものはあるが、本文から間接的に感じ取るだけだ。
ここで、かつて読んだ「新ゴーマニズム宣言」の1シーンを思い出した。韓国の若者と日本の男性アイドルが話をしている。国のことをしっかりと考えて話す韓国の若者。それに対してアイドルは何を言ったらいいのかわからず、困惑しているというものだ。
このような教育をすれば、先のシーンのような風景は当然であろう。
「自分の国のことを自分の口で語れる。同時に自分の望む国についても語れる」・・・・そんなふうに子どもたちを育てたいと思う。
そのためには教科書の内容が重要だと感じた。これも他国の教科書を読んだからこそわかったことである。

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Comments

山形の佐藤です。こちらに訪問するのは初めてです。
「自分の国のことを自分の口で語れる。同時に自分の望む国についても語れる」ようにする授業。必要ですね。「そのためには教科書の内容が重要」なのももちろんです。それなのに、そういう授業実践が国内に少なく、教科書にも記述が少ないのはなぜか…。国を愛する心を育てることが戦争への道につながるかのような誤解があるからかも知れないな…と考えることがあります。

Posted by: のりたん | 2005.01.17 at 00:33

コメント、ありがとうございます。「愛国心」という言葉を使うとアレルギー反応を示される場合もあるかもしれませんね。「国が平和であることを願う」。これも国を愛する気持ちだと思います。いずれ教科書には、「国」を考える場面設定がもっとあっていいいと思います。

Posted by: サトマサ | 2005.01.17 at 05:49

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