斎藤喜博氏の「わくわく授業」
今日のNHK教育「わくわく授業」は斎藤喜博氏であった。昭和50年代のいくつかの番組のVTRをもとに構成をしていた。できない子どもたちをできるように体育、詩の意味を考えさせて朗読させる国語等がその題材であった。
さて、映像で印象に残ったことがある。それは70歳近くになっても学級に飛び込み授業をしていたことだ。体育にしても国語にしても子どもたちに真剣に向き合っていることに共感を覚えた。そして斎藤氏の研究会に参加する教師達の熱意。やはり人々が共感する教師としての学びがそこにあったのであろう。
教員になって2年目の時、校長先生から聞いたエピソードが忘れられない。
「若い頃斎藤喜博の島小の参観に行った。服装は用務員さんとほぼ同じだったので最初は校長先生と思わなかった。授業者にまずい点があれば、公開していても『そこは違う』と指摘をして、すぐに介入していた。」
授業に対してはまさに求道者だったのであろう。学生時代や20代の頃、氏の本を数冊読んだ。今もそれらの本はある(はずである)。その真摯な姿勢を改めて本から学びたいと感じた。
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