自分に足りない部分
ここ数日社研の授業構想に悩んでいる。理由は切り口の決め手を書くからである。昨日読んだ文献の中に有田先生の「おんどるの授業」があった。おんどるを切り口にして、韓国の気候、生活、エネルギー、農作物というように発展的に学習を展開していくのである。実に魅力的だ。むろん当時の学習内容と今の内容は違う。方法についても昨日書いたように学習指導要領解説書に基づけば、「一つのものを切り口にして提示された課題を調べていく」という形は難しい。
この有田先生の実践に魅力を感じる理由は、教師自身が教材開発している内容をストレートに子どもたちに提示し、子どもたちが張り切って調べているからだ。きっと調べた内容が話し合いで高まり合い、教師の出した課題を子どもたちが乗り越えていく授業になったのだろう。この「本格的に追究し、教師の考えを乗り越えようとする子どもを育てる」というところが自分に足りない部分と改めて思う。
« 原典は大切 | Main | 文科省HPに注目 »
Comments