絵本から版画題材の教材開発
今日は図工セミナー。どの教科でも教材開発はある。
講師の先生が題材として扱ったのが酒井駒子さんの絵だった。絵本作家という。あまり絵本を読まない私は知らない。1枚を紹介していたが、事務局としてちょっとした時間に検索をすると、ここに主な作品があった。
たしかに今日の一版多色刷りにふさわしい絵だ。柔らかな雰囲気。色も複雑ではない。限られた時間で行うのにはぴったりだ。
講師の先生に休憩時間に紹介をすると「印刷してほしい」ということでさっそくプリントアウト。次の講座の最初で紹介された。(こういうところでもインターネットは役だった。自己満足。)
図工の絵だから題材を図工関係に求めているのかと思ったら今回は絵本。この教材開発のアンテナは講師の先生ならではと思った。もちろん、何の視点もなしに絵本を見ていても閃かなかったであろう。「版画で活用できる」「子どもたちに教えたい」といった問題意識があってこそ、情報が入ってくる。先週見たわくわく授業で、大村はまさんの教材開発の源となった書物を見た。個人の所有としては莫大なものだった。これに問題意識があったからこそ、「神様」といわれるような授業の達人になったのであろう。
幅広い読書と強い問題意識。この二つがあってこそ教材開発がどんどんできていくと改めて感じた。
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