« 土台作りに力を注ぐべき | Main | 個人情報保護法 »

2005.02.12

堀田先生の原稿から学ぶ

「授業づくりネットワーク」誌3月号が届いた。今月号の特集はIT活用についてだ。私も「プロジェクター簡単活用法」という原稿を書いた。その特集のトップ原稿が堀田先生。日頃からブログやプロジェクト等で学ばせていただいているが,今までと違った視点から学ぶことの多い原稿だった。たとえば・・・,

・肩肘張ったすごい実践ではなく,普段着の活用
→職場で広げるためには本当にこのことが大切と思う。

・英国の調査で,ITを十分に活用した学校の生徒の成績は,1学期分の進度の差になっていること
→このような説得力のあるデータが必要だ。自分がIT活用について話す時にも,印象的評価(「喜んで取り組んだ」「意欲的に活動した」)では不十分。

・ITを道具として使うことは何かを学ばせる一方で,何かを学ぶチャンスを奪っていることになる。
→この部分のみを抜き出すと誤解を招きそうだが,これはIT活用を否定していることではない。「こういうバランス感覚を常に持ち,その上でより価値がある(学力保証ができる)からIT活用を選ぶようにしたい」という意味だと思う。

・ITを活用した教育は世界中の課題である。
→いくつかの情報に関するプロジェクトに入っていることに感謝。自分の取り組んでいる仕事の価値を再認識した。

一流の人の原稿は,やはり違う。示唆に富むことが多い。

|

« 土台作りに力を注ぐべき | Main | 個人情報保護法 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 堀田先生の原稿から学ぶ:

« 土台作りに力を注ぐべき | Main | 個人情報保護法 »