2005.03.31
今日「2005年の教室を考える会みちのく」の活動が終わる。
この会に入ったのは2年前。事務局である皆川さんのお誘いだった。その2カ月前、2005年の会全国大会でご挨拶をしたのがきっかけだった。(実はさらにその2年前、総合のメールマガジンで皆川さんに原稿依頼をしており、そのお礼を言いたかったのである。)
当時、焦りがあった。情報教育をこれから力を入れてやっていこうと思っていたものの、何から手をつけたらいいのかわからない。そんな中、みちのくに誘われて実際にMLに入ってずいぶんと貴重な情報を得ることができた。もちろん「大会で実際に会わなければ・・・」という思いになり、山形や仙台の研修会にも参加。人とのつながりも増えた。
この「人とのつながり」が何よりも財産だ。今まで多くの研修会に参加してきたし、懇親会もけっこう出てきた。しかしその場限りということがほとんど。それが2005年の会が違う。どんどんと人とつながり、それがさらに自分の情報教育を豊かにしていった。そのしくみに感心するばかりだ。
実践では何と言っても「りんごとみかんの交流学習」。みちのくメンバーがプロジェクトメンバーであり、様々なアドバイスをいただいた。まさに形に残った実践だった。
さて会は終了する。今日まで活動日と決めていたからだ。限定する潔さ。これは自分個人の仕事でもこれから取り入れていきたいことだ。
そして、さっそく次の動きが出ている。私も事務局員の一員として活動に参加する。今までとは違いしっかりとした取り組みをしていこうと思う。
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2005.03.30
教室の整理をした。
教師用本棚に並べていた本も家に持ち帰ってきた。
今年は子どもたち向けに本の紹介を可能な限り行おうとしたが、残念ながら3学期はできず。それでも紹介した本は子どもたちはよく読んでいた。
教育書も本棚に並べていて、社会での小話ではよく活用した。
教室にどれだけ本が置かれているか。それが学級の知的度を表す1つの目安になるだろう。教育書はもちろん、子ども向けの本もだ。
今年の後半、紹介する本のペースがダウンしたのは、自分自身の読書量が減ったからだ。受信もたくさんした方が発信も多い。教室の本は自分の読書量のバロメーターにもなる。
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2005.03.29
ようやく4月号の雑誌を読んだ。
4月号はスタートの号だけに力を入れた特集が多いと感じた。
そのうち「社会科教育」の特集には唸った。「授業開き用フォーマット」の特集である。
「フォーマット」という言葉が魅力だ。内容を見ると、ワークシートのような感じがするが、ワークシートとは違う。あることを学習するために必要な基礎的なスキルを、そのフォーマットを活用して身につけることができるしくみになっている。たとえば円グラフだったら、必要条件として「タイトル」「出典」「年度」を書くスペースがある。そして割合の読み方として、「円グラフの傾向」について解説がある。そして実際に分析・総合をすることになっている。
このようにスモールステップで読み取ることが必要なのだが、今までは教師が指示をしながら行っていた。ところがこのようなフォーマットがあり、これをノートに貼るだけで学び方を何度も一人で学ぶことができる。つまり、円グラフが出たら、このフォーマットを見て自学することが可能なのである。
新学年では新しい技能も一からスタートである。ぜひ活用したいと思った。
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2005.03.28
今春出るいくらかの共著がアマゾンにも紹介されている。
「すぐ使える授業ハンドブック」(たんぽぽ出版)。授業の基礎的なことがすぐにわかる本。ハンドブックという名称にふさわしく、何度でも繰り返してひきたくなる。教室に置いておきたい本である。
「小学校自立を育てる基本的生活習慣のしつけ」(ひまわり社)。生活習慣の本に真正面から向き合った本は少ない。生活習慣を育てる具体的な方法が満載である。
「パッと使える係活動」「パッと使える学級びらき」「パッと使える朝と帰りの会」(すべてフォーラム・A)。ともにこの4月からすぐに役立つ本。ただし、今のところ売り切れ。
これらの本は全て家本芳郎先生の編集である。事前に原稿を検討してもらい、いい内容のものが集まっている。お勧めの本である。
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2005.03.27
年度末。
担任していた子どもたちや保護者とのお別れの時だ。
子どもたちからの手紙は本当に有難く読ませてもらった。離任式やPTAの送別会等でも有難い言葉や手紙をいただいた。メールもいただいている。教師冥利を感じる時だ。
「教師は、仕事としてしているのに『ありがとう』と感謝される。有難い職業だ」
と同僚が話すのを「そうだよなあ」と思って聞いたことがあった。
むろん、この職業に胡座をかいているわけではない。
一生懸命に取り組んだ結果として、そうならなければいけないと思う。
今年度の反省点はむろんいくつもある。それらを踏まえ、来年度の取り組みを考えていこうと思う。子どもたちや保護者の皆様の有難い声を励みにして。
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2005.03.26
メールマガジンで「教育情報化の現況」というwebを知った。
自分にとっては重要なwebだ。
今自分が取り組んでいることが、国のIT戦略の一つと関わっていることを改めて感じることができた。これは、情報教育を推進していくための主張のバックボーンとなる。
同時に県別のデータにも目がいく。岩手は1台あたりの児童数はランキングで全国5位。この理由はわかる。岩手は全国でも小規模校の割合が圧倒的に多い。そういう学校にもコンピュータは一定台数が入るから、1台あたりの人数は少ない。逆に言えば大規模校は悪条件の中で情報教育をしている。本校もそうだ。
一方、LAN整備率やコンピュータで指導できる教員の割合は低い。本市も同様だ。県別のデータでもよくわかる。
新年度自分がしたいことの一つが情報教育を広めるということだ。この実態が向上するように、まずは足元である本校や市のパーセンテージを上げるように取り組みたいと思っている。
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2005.03.25
今日は離任式。
一人一人の思いが子どもたちに伝わったいい式だった。
どの先生の話も印象に残った。笑顔で語る先生、涙声をこらえる先生。離任式は20回目だが、その都度その都度忘れられない先生が必ず出てくる。
今回K先生がパフォーマンスをした。
「自分は子どもたちに負けないと思って、できなかった逆立ちの練習を水沢小学校でがんばってきました。これからやってみます」
と言って、実際に逆立ち→ブリッジをステージで行ったのだ。完璧に成功というところまでいかなかったが、その一連の動きは子どもたちの強烈な印象に残ったであろう。
「まだまだ練習します。みんなも何事にも一生懸命でがんばってください」
とK先生は締めた。
「逆立ちをした」「手品をした」「歌を歌った」等のパフォーマンスを式でする先生の話は本等で読んだことがあった。実際にこの目で見たのは初めてであった。しかも、単にするのではなく、話の流れの中でのパフォーマンスだ。実に自然だった。
K先生は遠い岩泉町に小学校に転勤だ。子どもたちに話した通りの志を持ち続ければ、県北の地でも活躍できると思う。
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2005.03.24
例年恒例の某アンケート。担当者として今年が3回目だ。
設問、例年ほとんど変わらない。しかし、今回「あれっ?」と思ったところがあった。
あるスキルを調べる設問で、今までだったら「下のうち2つ以上ができれば、『できる』に該当」というものになっていたのだが、今年はそういう制約が外れていた。
となると「できる」の割合が当然高まる。「あることのパーセンテージを高める意図があるのか」と思ったが、むしろ今までのハードルが高く世間の誤解があったので、このようにしたと解釈した。その結果が出た時に「割合急上昇」という見出しが出ても、このような背景があってアップしたのだと考えよう。
以前新聞で、あることについて賛成と反対を聞いたアンケートがあった。
賛成がおよそ8割。反対が2割。新聞には賛成の人の理由のパーセンテージと、反対の人の理由のパーセンテージが出ていた。どちらも同じ大きさのグラフでそれらが掲載されていた。
しかし、人数比で言えば賛成の40%と反対の40%は同じではなく、「4:1」だ。
「新聞のグラフのみ注目している人は、賛成と反対が拮抗しているように見えるだろうなあ」と思った。
このような統計の見方について、某プロジェクトで実践をすることになっている。身近なところにも題材が転がっていそうだ。
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2005.03.23
プレコン大会で(またまたこのネタですが)所変われば違うなあ・・・と思うことがいくつもあった。
出場校の先生方とは、プロジェクトでお会いする方も何人かいたが、子どもたちを引率して会うのは初めてだ。
そうするとお互いの学校の子どもたちに話しかける機会も出てくる。
そこで驚かれたこと。
・本校の子どもたちがブレザーを着ていたので、「おしゃれな制服だね」と言われた。でも、それは制服ではなく、卒業式のために購入した服とチェックのスカート。本校では、卒業式の日は正装をする。男の子もネクタイ・ブレザー(あるいはセーター)のパターンが多い。
・岩手では修了式のあとに卒業式を行うところがほとんど。某県では「卒業式のあとに在校生は数日登校する」とのこと。
県によって違うわけだ。子どもたちは他校の子どもたちの制服姿を見て「えー、制服あるんだ。いいなあ」と言っていた。岩手で制服のある学校は私立小学校ぐらいか?
それぞれの違いについては理由があることだろう。いつか知りたいものだ。
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2005.03.22
またまたプレゼンの話。
今日、指導要録の抄本を書いていて、プレコンに出た子の学力がグーンと向上していることを改めて知った。その子は4年生の時から担任している。4年生の時には発表でも他の子たちの方が目立っていた。
5年生からぐんぐん頭角を表し、6年生では学級でトップのプレゼン力を持つようになった。同時に学力も向上した。
プレゼン力と学力との相関関係についてくわしいことは知らない。しかし、よりよいプレゼンをするためには学習を深化させることが必須となる。よりくわしく調べること、事象について考えること、工夫した表現を考えること等、総体的な力が必要となる。
今回の「青い目の人形」はまさにその通りだった。審査員の質問への答えがそれを象徴していた。「日本からアメリカに贈られた人形はどうなったと思いますか」という質問が出た。
「実はそのことは調べていて、アメリカに贈られた人形はすべて残っています。日本もそのように真似をすればいいと思っています」と答えた。幅広い調べ活動を行い、プレゼンの構想をする段階でその内容を取捨選択をしている。この内容は子どもたちがテーマと直結していないからと選択しなかったものであった。さらに「日本も真似すべき」と事象に対する考えが自然に出てきた。これは社会科で常に事象について考えるという活動を行っていることも作用しているだろう。
これには質問した審査員も「答えを言われちゃいましたね」と苦笑をしていた。彼女の学習の取り組み方が出た瞬間だった。
同時に私自身、来年度もプレゼン学習をカリキュラム化して推進しなくてはと決意した時であった。確かなデータはないが、子どもたちの学力を向上させると思われるからである。
午後の講演で清水先生から「ICTを活用したプレゼンテーションで自分の考えや思いを表現する力がより高まると答えた教員が9割近くいた」というお話があった。このようなデータ化を含めてプレゼン学習を推進していきたい。
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2005.03.21
昨日のプレコンについて関係していた先生方のブログを見てみる。
堀田先生「子どもによる望ましいプレゼンを見るということ」。学校カリキュラムの強さについて言及されている。本校では総合的な学習の時間にはプレゼン学習の時間は設定されていない。しかし、単元の中や教科の学習においても部分的に計画をすることは可能である。それらを蓄積する中で確かなプレゼン力はついていくと思う。
グランプリ児童の指導者の吉野先生は子どもの修正力の高さについて書いている。リハーサルを貴重な学びの場ととらえる子。その子の力を引き出す先生。「他者から学ぶ」という姿勢が子どもにも教師にもなければできないことだ。
兵庫の清久先生。大会のことを謙虚に振り返っている。「みんなに伝えようとする熱意」を引き出すのは確かに教師の腕。この点で自分はどうだっただろうか。
こう考えていくと、プレゼンコンテストは結局学習の全て(カリキュラムを含めて)が問われていることがわかる。教師の指導力の反映そのものである。
なお、毎日新聞のwebに昨日のプレコンの記事が掲載されていた。
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2005.03.20
今日の第2回プレゼンテーションコンテスト全国大会、実にいい勉強になった。
実際に指導を受けた子どもたちのプレゼンを見ることによって、これからのプレゼン実践を考えることができたからである。
一番感じたのは、内容にはそのまま学習の深さが表れるということである。いかに子どもたちの学びを深めるか、そして子どもたちに伝えたい思いをふくらませるか。そして、実際に伝えたいことをクリアーにするか。このようなことがあった上で、方法・構成・パフォーマンス等を考えることになる。
その点では内容は授業反映と言える。
グランプリの子は内容が抜群だった。しかも、自然なパフォーマンス。ライブで見たからこそ痛烈な印象に残っている。
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2005.03.19
今年も子どもたちに「先生への手紙」を書かせた。
卒業式前日に「みんな一人一人に手紙を書くから、みんなも書いてね」と言って原稿用紙を渡した。私の一人一人は学級通信に4行分書くということである。今回はA4のカードに手紙の文面を印刷をした。写真も入れて、「もう一枚の卒業証書」になったと思う。
さて、子どもたちの作文である。有難い言葉が次々に出ていた。
・いつもちがうクラスの人たちから「正寿先生のクラスいいなあ~」と言われていました。
・学級目標は「力をつける」でその通りになったと思うのですが、たくさん力がついていくつ力がついたかわかりません。
・先生に出会って自分らしさや自分への自信、いろんなことが見つかった、そんな気がします。
・今まで先生の授業でつまらなかったことはありません。!全部楽しかったです。
・はじめて先生になった時はとても明るい先生だと思いました。注意が多いけれど(自分たちが悪いのだけど)、いいことをした人は積極的にやさしくほめてくれる先生だと思いました。
・このごろ勉強が楽しいと思えるようになりました。最近、良い点をとったというのが理由ではなく、本当に学ぶことが楽しいのです。それも、先生が工夫をこらした授業のおかげです。
これらの手紙を読んで、本当にありがたかった。別れ時ということで、子どもたちの文面は差し引いて考える必要がある。でも、このような手紙を読んで元気が出るのは事実である。同時に子どもたちには感謝したい。
2年間、楽しい思い出を本当にありがとう。
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2005.03.18
小学メールマガジンの連載原稿です
■ 子どもたちの卒業
2年間担任を続けた子どもたちが卒業する。この2年間は、学校の研究が社会を担当させてもらったこともあり、自分の教材開発では「追い風」の状態であった。このメールマガジンでも、「りんごとみかんの交流学習」「えりも岬
に緑を呼べ」「水墨画の授業」「ザビエル」「青い目の人形」等、いくつか紹介させていただいた。
私にとってはどれも印象深い実践ばかりであった。事前の教材開発も楽しかったし、もちろん授業も楽しんだ。ありがたい2年間であった。
■ ホームページのテーマの原点
さて、私にとっては成果があったと思われるが、かんじんの子どもたちはどう思っているのだろうか。ふとそういうことを考えた。
というのも、先週朝日新聞の取材を受けた時に自分のホームページの原点を思い出したからである。
「先生が『地域のよさ・日本のよさ』をホームページのテーマにしたきっかけは何ですか?」と聞かれた。新聞記者さんであるから、事前に私のホームページは時間をかけて読んできている。実践の話は多く書かれているが、なぜ
このようなテーマにしたのか知りたいということだった。確かにそのことは書いていない。
そこで私は話をした。
・12年前に教員研修でアメリカ合衆国ポートランド市に行き、1カ月ほどホームスティをしたこと
・その時に、ホストファミリーの友人らと話をした時に日本の話題になり、有名なものをあれこれ紹介した
・しかし、日本人の特性、海外に誇れるもの・人、仏教の考えについて質問された時に答えに窮してしまったこと
・その時に「自分は日本人。でも日本のことをよく知らなかった。自国のことを語れないなんて・・・」と思ったこと
・自分が教育に携わっているので、自分の経験から子どもたちには「自分の生まれた地域や日本について、自分の言葉で語れるようになってほしい」という願いを持ったということ
このようなことを話した。
この2年間、教材開発したものの多くは「地域のよさ・日本のよさ」という私のホームページにつながっている。そして子どもたちには、学びについて具体的に自分の言葉で話せるようになってほしいのだ。それが一番の成果だと思
っている。
(なお、この取材での話は4月3日と10日の朝日新聞教育欄の「せんせい」というコラムに掲載される予定である。)
■ 子どもたちにとって成果は?
では子どもたちにはどのような成果があったのか。
それらをについて考える印象深い出来事が、卒業前に二つあった。
一つは最後の授業参観前のスピーチである。参観日では「6年間の思い出スピーチ」を行った。自分が6年間で思い出に残ったことをそのままスピーチするものである。
ほとんどの子がその題材を修学旅行・文化祭・陸上記録会等の行事,クラブ,委員会に求めていた。通常はそうであろう。インパクトが強いのだから。
そのような中,「社会の授業」というテーマでスピーチをした子が何人かいた。
うち一人の子は「わたしが6年間で一番心に残ったのは,6年の社会の授業でした」で始まり、具体例としてNHK「わくわく授業」で放送されたザビエルの授業のことをあげていた。
「私は,今までそれぞれ違う見方で考えたことがなかったけど,劇をして,立場が違うだけでこんなに考えが違うことがわかりました」と話していた。
ちなみにこの子は社会科での発言は少ない。それでも,このように「社会の授業」が一番の思い出だと言っていたことが本当に嬉しかった。
そして、「ザビエルが日本に来た時にはいろいろな考えがあった。具体的に言えばそれは・・・・」と授業のことを思い出しながら、自分の言葉で言えるだろうなあと感じた。
もう一つは「子どもたちが選ぶアンコール授業」についてである。
卒業前に子どもたちが「自分たちがもう一度受けたい授業」を話し合った。その上位のうちのいくつかが、社会科の教材開発実践だったのである。「水墨画」「ザビエル」「テレビCMの分析」等であり、特に「水墨画」はもう一度描いてみたいと感じたようである。
この水墨画はただ単に描くという体験だけではなく、雪舟の「四季山水図」の分析やデジタルコンテンツでの視聴等でくわしく学習をした。子どもたちも自分の口で「水墨画は・・・」と語れるであろう。
この二つのエピソードから、印象に残った実践は子どもたちの記憶の中に強烈に残ると感じた。そして、子どもたちはそのエピソードについてある程度の説明ができるのではないかと思っている。それがこの2年間の成果と考えたい。そのような新しい教材開発をまた新しい学年で展開したい。
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2005.03.17
明日が卒業式。
6年担任の時に必ず行っている卒業式の日の「贈る言葉」。
現在書いている最中。
■ Aくん
大きな体にやさしい心。何か仕事を頼んだ時、すぐに「いいですよ」と答えてくれる。その君をすごいなあと思ったのは、6年生を送る会の呼びかけのリーダーになった時のことだ。的確な指示と励まし。堂々と言う君の姿に感心した。本番はそのおかげで大成功。成長を感じたものだった。
■ Bくん
水泳、陸上、そしてサッカー。誰もが認める君の運動神経。しかし、それ以上に評価したいのは、君がリーダーになろうと思っていた点だ。体育委員長に実際になって、がんばった。一つの仕事をやり通した経験は運動とはまた別の価値がある。困った時もよく考えていた。いい経験だ。
■ Cくん
4年生の時から君を担任していた。そのころの君と今の君を比べると本当に変わったなあと思う。ぐっと落ち着きさを増した。友達のことをよく考えるようになった。そんな君の得意技はやはり跳び箱とマット運動だ。ダイナミックなヘッドスプリング。「オー」とみんなの声が上がったほどだ。
■ Dくん
6年間皆勤賞。たった6文字だが、これを達成するのは難しい。何せ学年4人だけだ。具合が悪い時でもがんばった姿を思い出す。「継続することの大切さ」をよく知っている君。それは毎日続けた新聞の視写に表れている。宿題なしの日でも続けたそのノート。まさに君の宝物だ。
■ Eくん
君のやさしさは友だちのお世話ぶりに表れている。決して口数は多くないが、友達のことをよく気にかけ「〇〇するんだよ」とよく声をかけていた。人なつっこく私にもよく話しかけてきたし、腕相撲も君と一番した。もう今は私に腕相撲の実力も追いつくところだ。嬉しい限りだ。
私から贈る「もう一枚の卒業証書」である。今年は写真入りで贈る。
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2005.03.16
学級通信 6年1組物語 第175号より
卒業式まであと2日となりました。
子どもたちも卒業に向けてラストスパートです。
★ 学年レクで楽しみました
子どもたち主催の学年レクが昨日行われました。「学年で楽しむ行事を」ということで実行委員会の子どもたちが企画実行したものです。
「伝言ゲーム」「ビンゴ」等で楽しみました。この中で「ビンゴ」傑作でした。それも「6年生の人名ビンゴ」です。6年生の名前が一人ずつ読み上げられ、思わず歓声があがります。楽しいひとときになりました。
★ 算数 卒業旅行
昨日、一昨日の算数は学年合同でした。「卒業旅行」という単元で、算数のおもしろさに触れる内容です。
コースは「歴史」「日本」「国際」「ゲーム・パズル」に分かれます。子どもたちは興味に応じて、2コースを選びます。
私は歴史コースです。1回目も2回目も50人近い人数で教室は机でぎっしり。「数字がない世の中だったらどうなるか」「昔は数字の代わりに何を使ったか」「昔の各地の数字」といったことについて学習をしました。他学級の子どもたちに授業をするのは、総合的な学習ではありましたが、算数は初めてです。新鮮さを感じました。
これは子どもたちも同様だったようです。他学級の先生方に教えてもらって、違った気分だったようです。これも一つの思い出ですね。
★ メディアの授業 その2
特別の授業ということで、昨日は新聞の読み比べをしました。「編集」ということに気づいてほしい内容です。
昨年の高校野球の岩手代表の試合の見出しが岩手県版と相手の高知県版との違いについて検討するものです。
どちらも自分の県代表を応援する形の記事で書いていること、全く同じインタビュー内容でも、記者によってタイトルの付け方が変わってくること等について話し合いをしました。これまたおもしろい内容になりました。
★ 「卒業を祝う会」の練習をしています。
卒業式の練習も一生懸命ですが、「卒業を祝う会」でも子どもたちは学級ごとの出し物を披露します。
時間がない中ですが、月曜日に内容を話し合い、昨日・今日と子どもたちは練習をしました。「全員が主人公」という条件を私がつけたので、その点でどのような内容にするか子どもたちは苦労をしました。
途中まで今日通してみましたが、なかなかの楽しい仕上がりになっています。子どもたちがどのようなものに取り組んでいるかは書くことは秘密です。当日をお楽しみに!
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2005.03.15
一昨日に続いて共著の紹介である。
たんぽぽ出版の「すぐにつかえる授業ハンドブック」(家本芳郎編著)だ。
この春の共著、5冊目。昨年度書いた時期は違うのだが、新学期は教育書のシーズンということでそれぞれ発売である。
さて、この本だが、まさに授業の「ハンドブック」である。「読む」というよりは、教室に置いておいて必要な時に「調べる」という感じだ。私の知識が広がったのは、ミニコーナーのコラム。「教科書のおろし方」「クレヨンの使い方」「消しゴムの使い方」といった項目が掲載されている。このようなことは考えたことがなかった。
有田先生が水沢小に来られた時にチョークについて言及されていた。「固すぎて書く音が大きい」ということだった。確かに柔らかいチョークは書きやすい。ちょっとしたことにもこだわりを持つ必要性を感じている。
その点、この本では授業の基礎的なことについて、そのこだわりを解決してくれるものだと思う。ぜひ教室に置いておきたい一冊である。
アマゾンにはまだ掲載されていないようだ。掲載されたらまた紹介したい。
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2005.03.14
授業におけるITの役割について、いろいろな表現がある。
印象に残っているのは「ITは名脇役」という言葉だ。一昨年の放送教育全国(沖縄)大会で堀田先生の話の中にあった。テレビを見ながら「なるほど」と唸った。ITは主役ではない。脇役だ。でもそれは、どうでもいい脇役ではない。全体をレベルアップする名脇役なのだ。
さらに「ITは授業のアンプ(増幅装置)」という表現も見つけた。毎日インタラクティブの記事である。確かに教師にとっては教え方を増幅するものだ。子どもたちにとっては集中度や理解度を増幅させるものだ。もとの音がよくて、アンプの活用も上手なら最高の音となる。それが最高の「授業」である。
もっともアンプだけでは機能をしない。もととなる授業があってこそのアンプである。それがないと、アンプもただの機器に過ぎない。このようなたとえもわかりやすいなと思う。
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2005.03.13
また一冊、共著が発刊されます。
『自立を育てる基本的生活習慣のしつけ』(家本芳郎編著・ひまわり社・1680円)です。家庭学習、衣服の着脱、食の習慣、あいさつ等、生活習慣についての本である。私も4本、原稿を書いた。(昨年、東北放送教育大会前日にホテルで必死になって執筆したことを覚えている。)
生活習慣に関わる本はあまり出ていない。それだけに貴重な本だと思うし、かんじんの内容も充実している。というのも、学校での方針だけではなく家庭での方針も明確に書かれているからである。この内容は、教師が家庭に話をする時の参考になる。もちろん、この本を保護者に買っていただくのもよい。
今回も家本先生のお世話になった。執筆に苦戦をして書き直しもした。勉強になった本である。
まだひまわり社ホームページやアマゾンには出ていないので、掲載された時点で改めて紹介したいと思う。
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2005.03.12
ここ数日、調べごとで本当にインターネットが便利だということを実感している。
1 正確な詩の題を書くとき
卒業式のしおりに「6年間の歩み」コーナーがある。1年生の時に担任した先生が、表現集会で「かえるのぴょん」をしたと言っていた。この時に「ぴょん」がひらがなかカタカタかわからなかった。かつて自分も指導したが、忘れてしまった。すぐにインターネットで調べる。「かえるのぴょん」の方が検索数も多いし、作者(谷川俊太郎さんだった!)も掲載されていた。指導例も出ていた。調べたことのプラスアルファの情報も得ることができた。
2 新聞資料がほしい時
新聞資料がほしい時がある。そのためには日付がわかればよい。こういうのはインターネットが強い。某高校の甲子園出場日の資料がほしいのですぐに検索。簡単に見つけることができた。あとは市立図書館で新聞の縮小版からコピーするだけだ。
3 一般的な表現かどうか確認する時
通知表の表現で「なわとび運動」という言葉が一般的かどうか確認したくなった。さっそくネットで検索。論文やレポートに数多くあることがわかった。安心して記入。
インターネットを活用し始めて6年になるが、もっともっと便利な使い方もあるんだろうなあ。
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2005.03.11
今日、朗報があった。というか、知った。
「シティ・サクセス・ファンド」の来年度の助成が決まったのである。
鳥取の山脇隆史先生がブログに助成のことを書いていた。「あれ、同じものに募集をしていたんだ」と思って、さっそく助成のwebをどきどきしながら見てみる。小学校で一番北ということで一番先にあった。当然のことながら嬉しい。この助成によって教育実践がやりやすくなるのが確かだからである。
テーマは「情報化社会における経済的なものの見方や考え方をどう育てるか」である。来年度は徹底的に社会科と情報教育の関連を追究していきたいと思っている。情報化社会はその題材の中心の一つだ。
助成については過去に一度別のものに応募をして、あっさり敗退している。自分の中で核となるテーマがないのが原因だった。今はテーマを絞っているだけに何事もその関連で追究できる。
あとの願いはただ一つ。このテーマを最大限実践できる学年の担任になること。でも、これは自分では決められないからなあ・・・。
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2005.03.10
3月に入ってから子どもたちは学級文集作りをしています。
これは、卒業文集とは違うものです。卒業文集は業者さんに頼んで一人一人の写真をとったり、作文もいい紙で印刷されたりするものです。(いわゆる「卒業アルバム」です。学年合同のものです。)
今回取り組んでいる「学級文集」は各学級のものです。卒業アルバムでは書ききれない一人一人の個性を出せるのでは・・・ということで取り組むことにしました。子どもたちにとっては4年生の時の文集以来です。
印刷も学校で行いますし、子どもたちの力に委ねることが多い、いわば「手作り文集」です。(実際に製本も自分たちでします。)
さて、その内容ですが、昨日現在では次のようになっています。
○思い出作文・・・授業参観日に一人一人がスピーチした内容です。ここは一人一人がまじめに振り返っています。
○プロフィール紹介・・一人一人の自己紹介です。好きな物、趣味、星座等、好きなことをイラスト入りで書いています。個性が表れています。
○おすすめの〇〇・・・自分が今、おすすめしたい本、歌、DVD、ゲーム等書いています。今の子どもたちの流行がわかります。(私自身はわからないものもあり・・・・)
○学級の歴史・学級ランキング・・・文集係の子どもたちの企画です。
○歴史新聞・・・これは印刷ではなく、個々人の文集に綴じ込む形になります。
文集作りといっても年度末で授業で取り組み時間はほとんどありません。そこで、清書や係の子どもたちの取り組みや家で・・・ということになっています。子どもたちも家庭学習やその他の取り組みもありますが、がんばっています。
さて、私自身子どもたちのこの文集の内容を見ていて、「そうか。いろいろ考えているなあ・・・」と思ったことがあります。たとえば、ランキングの中学校の部活です。
1位 サッカー部
2位 バスケットボール部 バドミントン部 野球部
3位 吹奏楽部
4位 科学部 テニス部 家庭部 剣道部
5位 合唱部 美術部 バレーボール部 柔道部・・・
中学校の部活について子どもたちはよく考えているようです(もちろん入学してから変わることも十分にありますが)。学級では「小学校生活の最後」という時期ですが、子どもたちにとっては「中学校入学目前という意識」も強いんだなあと改めて感じました。
さて、学級文集にはさらに二つのものが追加されます。
○思い出の学級通信・・・今まで発行してきた中から18号分を選びます。選びながらいろいろな思い出がよみがえってきました。
○私の選んだ漢字・・・習字の時間に一人一人が自分の好きな漢字を一字選んで書きました。その作品と選んだ理由を掲載します。
印刷製本は来週です。完成が楽しみです。
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2005.03.09
昨日、岩手の小学校に不審者が侵入という事件があった。
刃物等は持っていなく、動機も不明。しかし、ローカル各局ではこのニュースをどの局でも放送していた。
さらに今日は、この事件を受けて、該当の市の臨時校長会議を開いたということ、事件学校の隣の小学校での不審者対策(急遽開いたのと思われる)訓練の様子等のニュースが流れていた。
一つの事件の波及は大きい。
これが「岩手県の学校の安全対策」の契機となってくれれば有難いことだ。設備面での充実、人的な配置(警備員)等が一番。しかし、教育予算が削られる中、それは難しいだろう。
となれば、「現状の現場でできること」が「対策」となる。見回り、戸締まりの機会が増えることだ。今まで以上に訓練も必要となってくるであろう。「安全対策だから当然のこと」と思いつつ、子どもたちのための時間が削られていく。うまくいっている対策案を知りたいものだ。
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2005.03.08
卒業まであと10日だが,全国プレゼンテーションコンクールまでもあと12日だ。先々週から取り組みをしているが,本人のプレゼンテーションがベスト(11月下旬の録画時)まで戻っていない。近い状態ではあるのだが。
プレコンの応募から,本格的なプレゼンテーションの学習がなかったこともこともあって,少々のブランクがあった。「練習をすればすぐに戻るだろう」と思っていたが,その「すぐ」が予想以上なのである。
スポーツの場合,「3日練習を休んだら,取り戻すのが大変」といったことを聞くことがある。学習技能の場合はそれほどではないと思っていたが,プレゼンテーション能力の場合には近いことが言えると思う。定期的に継続していないと,どんどんと力は落ちてしまう。年間を通して指導をするのがいかに大切かがわかる。
これは自分が原稿を書く場合も同じだ。継続的に原稿を書く方が圧倒的に書きやすい。ところが「久々の原稿」という場合にはなかなか波に乗れない。「続けないと鈍る」ということだ。これも継続することが大切だとよくわかる。
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2005.03.07
学級通信「6年1組物語」 第171号より
学校に来る日が今日を含めて9日でした。いよいよ本当に卒業が迫ってきました。(10日を切るとそう感じます。)
一週間ほどまでは「卒業が近づいてきたなあ」と感じていた子どもたちも,6年生を送る会で「ああ,本当に卒業するんだなあ」と実感しました。さらに先週の金曜日からは本格的に卒業式練習が始まりました。子どもたちも限られた時間を大切にしています。そんな中での嬉しい動きを紹介します。
★ 体育館での卒業式練習で
昨日の朝活動から1時間目は体育館での卒業式練習でした。子どもたちには事前に「体育館に行き,ひな壇に並んでいるように」と指示を出していました。
ところが,その「ひな壇」は先週の金曜日の体育館の水ぶきの時に片づけていたのです。それに気づいたのは職員打ち合わせ後の体育館に向かう時でした。
ところが体育館に行ってみると,子どもたちの力でひな壇がきちんと並べられていました。短時間に自分たちで準備をしていたとのこと。これには感激しました。
また,欠席した子の呼びかけの分を,他の子が自然に行っていました。このチームワークにも感心しました。初めての体育館練習でしたが,呼びかけの声もよく響き,歌声もまあまあ。ちょっと早いですが,いい卒業式になると確信しました。
★ 各係の取り組みで
卒業までの特別係の動きも活発になってきています。「文集係」からは「おすすめの〇〇」の原稿依頼。「おすすめの本」「おすすめのDVD」「おすすめのゲーム」等,子どもたちから楽しいものが続々。学級文集ならではの企画です。
学級のボランティア係からは,「まちをきれいにしよう」という提案で,日高神社や堀ノ内公園のそうじをすることに。子どもたちが今まで学習や遊びで本当にお世話になった場所です。
スポーツ係からも「最後のスポーツ集会」の提案が出されています。どれも子どもたちのラスト企画。自主的に行動しているところが嬉しいです。
★ 今週はボランティアウィークです
今週は学年合同のボランティアウィークです。
昨日は全校のクリーン活動。教室でふだんなかなか手が届かないところや,靴箱等を時間をかけて掃除をしました。6年間お世話になった学校ですから,子どもたちの思いも特別です。
さらに今日からは,放課後に窓ふきボランティアです。これは子どもたちの発案で「学校のために何かをしよう」ということで担当の子どもたちが呼びかけたものです。1組は1階の窓ふき担当です。
窓ふきのような特別の活動を子どもたちはとても喜びます。お世話になった校舎へのお返しですから,喜びも2倍以上でしょう。いずれ,子どもたちの活動ぶり,嬉しいです。
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2005.03.06
担任なら誰でも関わっている活動だけど,なかなか研究されにくい領域がある。朝の会・帰りの会,係活動,学級びらきなどだ。これらが校内研究会で取り上げられることはまずない。先輩のを見よう見まねでやったり,自分が子ども時代に経験してきた方法でしたり・・・という人が多いのではないか。
その朝の会・帰りの会,係活動,学級びらきについて活用できる本ができた。フォーラム・A社の「パッと使える朝と帰りの会」「パッと使える係活動」「パッと使える学級びらき」(いずれも家本芳郎編著・一冊1890円)である。以前ブログにも書いたが私も執筆をしている。
この3冊の特徴はやはりその実践の幅広さだ。一冊に二十名以上のライターが携わっているだけに,豊富な実践例が掲載されている。たとえば,おもしろ係活動だったら「大人気!何でも貸します係」「学習塾で勉強ごっこを活性化」「マネージャー係で一安心」「一日を楽しくスタート,エンジョイ係」「アイデア続々・ハムスター係」といったものが,20例出てくる。この本のよさである。
若手はもちろん,ベテランでも工夫を学べる本である。(まだアマゾンに出ていないのが残念。出たらまた紹介します。)なお,目次はこちら。
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2005.03.05
野口芳宏氏。「授業の名人」である。私も十回ほど直接お話を聞いたり,模擬授業を受けたことがある。「向上的変容」を意図した明快な主張にいつも感心をする。
その野口先生がNHKの「わくわく授業」に登場した。
放送は木曜日だったが,今日改めてゆっくりと録画していたビデオを見た。
わずか25分の中に野口先生の主張,教育技術のエキスが詰まっていた。特にも子どもたちを「学習者」に育てる声がけは最高だ。
「分からないことが分かっていることが素晴らしい」
「自分の間違いを認められる人は伸びる」等。
自分の教育意図が子どもたちに浸透してくると,このような声がけは少なくなる。今の自分はそういう状態だ。
でも,今回授業を改めて見て,このような声がけの大切さ,子どもたちの発言への温かい対応の重要さを感じる。そういう点で,野口先生や有田先生の授業ビデオを時々見ることは自分にとって必要なことだ。
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ひまわり社ホームページ実践マガジンに6年生のめあてが掲載されました。
次のような内容です。
★3月のめあて「いざ巣立ちの時」
1 学級づくり「20才の自分への手紙」
2 授業「卒業記念俳句・短歌を作ろう」
3 気軽なIT活用⑫ 思い出をプレゼンテーションソフトで振り返る
3つとも卒業関連イベントである。あと1週間ほどしたら,このイベントの時期になる。今回も新たな実践を構想中である。
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2005.03.03
今月,3冊の共著が発行されます。
◆『パッと使える 学級びらき』
◆『パッと使える 朝と帰りの会』
◆『パッと使える 係活動』
*1,890円(本体1,800円+税)、A5判、
3冊とも《フォーラム・A》から発行されるものです。家本芳郎先生が編集をされています。このごろは新しいテーマで原稿を書くことが多かったのですが,今回はオーソドックスなものです。昨年の4~6月にかけて執筆した原稿が3冊合わせて十数本,掲載されています,今までの自分の学級経営の内容をもとに執筆をしました。
実際に発売されてから改めて紹介したいと思います。
なお目次については家本先生のホームページにあります。
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2005.03.02
学級通信 6年1組物語 第167号より
昨日は6年生を送る会でした。6回目の6年生を送る会。今までとは違い今回は自分たちが主役です。ステージ前のひな壇に座って見るというのも初めての経験です。
とてもいい6年生を送る会だったと思います。学年相応に工夫された発表。心のこもった写真入りペンダント(1年生の製作です)。壁には一人一人の似顔絵(これは2年生)。そして横断幕等々。すべて6年生への温かいメッセージです。
さて,子どもたちはどのようなことを感じたでしょうか。作文から紹介をしましょう。
6年生を送る会が終わって,「もう卒業なんだなあ」という実感がわいてきました。どの学年の発表も私たちに感謝をしていて,うれしかったです。
「中学校に行ってもがんばってね」など,いろんな言葉を言ってもらい,とても力強かったです。
自分たちの発表は呼びかけでは大きな声を出すことができたし,歌もしっかりと歌うことができました。どれも先生方や家族に感謝の気持ちを伝えることができたんじゃないかなと思います。
中学校に行っても,みんなに感謝の気持ちを忘れないですごしていきたいです。卒業までの少ない時間でもみんなに感謝していきたいです。(A)
今回の6年生を送る会の重要なテーマは「感謝」でしたね。6年生への感謝の気持ち,6年生からの感謝の気持ち。共に十分に伝わってきました。
今日の6送会は,とてもいいすばらしい会になったと思います。一週間以上前から,練習をつんできて,とてもうまく6年生の発表もできました。私も演奏を間違わずにできたのでよかったです。
各学年の出し物もとてもおもしろかったし,先生方の演奏もみんな楽しめたと思います。5年生も3月1日のために準備をしてくれてとてもうれしかったです。
協力などいろいろな力をまたまた学びました。最高の思い出になったと思います。送る方もいいけど,送られる方もいいなあと思いました。(B)
「いろいろな力をまたまた学びました」という点がとても嬉しいです。今回も貴重な学びの場でしたね。しかも思い出に残る。本当に最高です。
今日,2・3時間目に6年生を送る会がありました。
私は一番,先生たちの出し物を楽しみにしていました。1年生のダンスうらないはかわいかったし,おもしろかったです。2年生のランドセルの文字はすごくびっくりしました。3年生の水小サンバはダンスつきでおもしかったです。4年生はいろんな物を使って文字を作っていて工夫されているなあと思いました。5年生はエールを送ってくれたし,ビリーブもとてもすてきでした。
どの学年も工夫されていたし,「今までありがとう」みたいなことをいっぱい言ってくれたのでうれしかったです。皆が私たちのためにすてきな6年生を送る会をひらいてくれてとてもうれしかったです。
中学校に行っても忘れずにいたいです。(C)
本当に感謝の気持ちが伝わってくる出し物でしたね。中学校だけではなく,ずっとずっと忘れない6年生を送る会になったと思いますよ。
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2005.03.01
この頃朝のニュースでは必ずといっていいほど,堀江貴文氏のことが取り上げられている。
休日もテレビによく出演をしている。まさに時の人だ。もっともその活動ぶりを伝えるのではない。
2005年の会の2日目の朝,温泉に入った後に部屋に戻ったら堀江氏のインタビューが入っていた。その中でなるほどと思ったのは,「うまく行っている時にこそ,次の手を考える」ということである。うまく行っている時には,現状に満足しがちでそれが成長を止めてしまう・・・そういう意味のことを話していた。
次の手や対策を考えるのは,何もうまく行っていない時のことではない。今,「うまく行っているか,どうか」といったら,うまく行っている方であろう。だったら次の手を考えよう。
有田先生は「授業は布石の連続」と言っているが,これは仕事も同様と考える。共通するものがあるなあ。
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