アンケート統計の見方
例年恒例の某アンケート。担当者として今年が3回目だ。
設問、例年ほとんど変わらない。しかし、今回「あれっ?」と思ったところがあった。
あるスキルを調べる設問で、今までだったら「下のうち2つ以上ができれば、『できる』に該当」というものになっていたのだが、今年はそういう制約が外れていた。
となると「できる」の割合が当然高まる。「あることのパーセンテージを高める意図があるのか」と思ったが、むしろ今までのハードルが高く世間の誤解があったので、このようにしたと解釈した。その結果が出た時に「割合急上昇」という見出しが出ても、このような背景があってアップしたのだと考えよう。
以前新聞で、あることについて賛成と反対を聞いたアンケートがあった。
賛成がおよそ8割。反対が2割。新聞には賛成の人の理由のパーセンテージと、反対の人の理由のパーセンテージが出ていた。どちらも同じ大きさのグラフでそれらが掲載されていた。
しかし、人数比で言えば賛成の40%と反対の40%は同じではなく、「4:1」だ。
「新聞のグラフのみ注目している人は、賛成と反対が拮抗しているように見えるだろうなあ」と思った。
このような統計の見方について、某プロジェクトで実践をすることになっている。身近なところにも題材が転がっていそうだ。
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