出会い1
今年の学級通信の名前は「ファンタジア」にした。案としては「D51(ドリーム・オブ・5の1)」「ガリバー」「ネバーランド」等を候補にしていたが、子どもたちと出会って直感で「ファンタジー」という言葉が浮かんだ。子どもらしい子どもたちだからだ。それをちょっとひねって「ファンタジア」。
学級通信「ファンタジア」第1号
★ 平成17年4月7日。始業式の日。
7時40分前。学校の玄関に子どもたちが次々と入ってきます。5年生の子どもたちが真っ先に注目をするのが目の前にある新しい学級の掲示です。「自分は何組だろう・・・」と子どもたちはドキドキ。
「あった、1組だ」
「やった!〇〇(人名)と同じだ!」
という声が響いています。
一通り、同じ学級のメンバーを確
かめたら、今度は担任の先生が誰か
気になります。
★5年1組の教室には次のようなメッセージが書かれていました。
新しい学年 / 教室がかわった / クラスもかわった /
みんなの気持ちも「5年生でがんばろう」という気持ちにかわってい
るだろう / 気分を新たにして新学期のスタートだ
/でもみんなが気になっているのは担任の先生は誰かということ
だろう / それは40分後にわかる
みんなの担任「D 51」より
子どもたちは自分の机やロッカー、ランドセルかけのフックなどを確認しながら、黒板のメッセージを見ています。教室には手がかりは全くなしです。
★始業式。校長先生が担任発表をします。
1年生や3年生で前の担任の先生方の名前が呼ばれました。ドッとどよめく子どもたち。「5年1組は佐藤正寿先生です」の声。
「はい!」と言って子どもたちの前に立ちました。2列に並んでいる子どもたちの目を一通り見渡すと、興味津々の子どもたちの視線。ほとんどの子たちが私と会話をしたことがないので、「どんな先生だろう」という目で見ています。
★式後、転入してきた子と一緒に5年1組の教室に入ります。
「おはようございます!」と元気よく入っていくと、「おはようございます!」という元気な声が返ってきました。新しい学級になって、子どもたちも新たな気持ちでいることが挨拶から伝わってきました。「一年間、楽しみだ」と思いました。 (つづく)
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みなさん、こんにちは。
5年1組の担任になりました佐藤正寿です。今年で教員生活21年目となります。初任が江刺市立愛宕小学校、2校目が岩谷堂小学校、その後宮古市立高浜小学校に転勤し、水沢小学校4年目です。昨年度は6年1組の担任でした。
教員になるまでは秋田県で育ちました。現在は水沢小学校学区に住んでいます。4人家族で中2と小4の娘がいます。(水沢小学校の保護者でもあります。)どうぞよろしくお願いいたします。
この学級通信「ファンタジア」で5年1組の様子を伝えていきます。よろしくお願いいたします。
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