「ついでに・・・」の大切さ
本校は児童数が860人。学年4クラス。校舎も広い。
何を行うにも時間がかかる。たとえば、かつて4年1組だった時に図書室が実に遠かった。ちょっと行って借りるという感じではない。学年集会をする時でも全学級がそろうまで時間がかかる。学級だけで畑に移動というのも時間はかかる。
そこで、身についたのが「ついでに・・・をする」という発想だ。昨日は体育の全体練習のあと、そのまま教室には行かず、桜の木の下で全員で写真を撮り、百葉箱で温度をはかった子から教室に戻ってよいというようにした。まさに「ついでに」である。
この「ついでに・・・」は自分の仕事の大きな要素だ。「ついでにする」ことによる時間的な節約は大きい。授業時数は無限ではない。限られた時間ですべき授業を行い、さらに自分は行いたい授業もしたい。となれば、この「ついでに・・」は重要だ。
そして、これが大事なのだが、「ついでに・・・・の例」を子どもたちの前で実践を行うようにすることだ。子どもたちも「ついでに」を意識するようになる(例:図書室に行って本を借りるついでに本棚を整理するといったこと)。最終的には物事を見通す力、効率的に物事を進める力、ボランティアをする力が伸びる。
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