1カ月の成長
時々「成長ノート」にミニ作文を書かせている。4月の終わりに「成長」というテーマで作文を書かせた。時間は10分ほど。私の意図した部分で子どもたちは成長している。そのことを自覚することも大切である。その紹介の場は今回は学級通信である。
学級通信「ファンタジア」 第17号
5年生になって1カ月近くがたちました。子どもたちにこの1カ月を振り返るミニ作文を書かせました。その中から抜粋して子どもたちの成長ぶりを紹介します。
5年生になってから,わたしは「5年生の責任感」というものが心についてきました。
わけは,クラブ,委員会,そして宿題を5年生で忘れないということを自分のしめいのように感じました。今までの5年生での生活はわくわく,どきどきでした。
少し不安もありますが,どんなかべにもくじけずに,大きなかべをのりこえながらがんばっていきたいと思いました。
高学年になり「責任がある学年」ということを感じたのですね。自覚がつくと行動も変わってきます。積極的な立候補はその表れですね。
わたしが5年生になってから成長したこと,のびたことは進んで立候補するということです。わたしは和太鼓クラブに入っています。去年の6年生が卒業して少なくなったので,新しい部長などを決めます。わたしは副部長になりたいと思ったので,手をあげたら本当になれました。
わたしは5年生になるまで,めったに立候補していませんでした。でもなぜか5年生になってからは立候補する力がつきました。これからも進んで立候補したいです。
「立候補した瞬間に,君たちは成長をしている」と言ったことがありました。やる気が力もつくし,立候補もします。成長しましたね。
私が成長したことは,友達にゆずるということです。4年生のころは,私は誰にもゆずれませんでした。
でも5年生になると,友達がゆずっているのを見て,私はまねをしてやさしくなりたいなあと思いました。いろいろとゆずってもらって私はとってもうれしくなりました。それで私は自分もゆずろうと思って友達にゆずると,友達はとっても喜んでいました。
ゆずると友達も喜ぶと私も喜びます。これからもゆずって,やさしくなって友達にやさしく喜んでもらいたいです。
私がよく話すことが「ゆずる」ということです。これは他の人のことを考える第一歩です。友達から学び自分も実行する。すばらしいですね。
5年になってから成長したこと,のびたことはがんばりノートを続けることです。4年生のころはチェックがそんなになかったから,「音読カードを出さなくてもいいや,がんばりノートを出さなくてもいいや」と思っていたけど,みんなで協力して家庭学習の全員提出を続けるようにみんなでがんばっているから,前の自分ではなく,新しい自分になろうと思いました。そして,今まで一回もまだがんばりノートと音読カードを忘れていません。
私は3・4年の自分じゃなく,5年生の自分になれました。1年間,ずっと忘れないようにしたいです。
「継続は力なり」ですね。心構えがしっかりしていれば大丈夫です。今,学級で「連続全員提出」に挑戦をしています。皆がんばっています。
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