同時進行がいい
「充実の6月」を迎えた。
今月は原稿執筆にかなりの時間を割く。
メインの本の原稿が3つ(うち一つは7月がピーク)。その他,何本かの原稿がある本が2つ。さらに力を注ぐのがテキストの仕事。メルマガの連載原稿や編集の仕事もある。一日一日が大切な月である。末日には「充実していたなあ」で終わりたいと思っている。
さて,いくつかの似た仕事は同時進行をしていくのが自分には合っている。
というのも,「本の原稿を一気に何本も書く」というタイプではないからだ。もちろん,すらすらとは書けない。どの原稿も壁にぶち当たり,悪戦苦闘して修正するのが常だ。
同時進行していると,壁にぶち当たった時に他の原稿に取りかかることができる。その間,ストップしている原稿は寝かしておくことができる。他の原稿に力を注いで,数日前に寝かしておいた原稿に取りかかると意外とすんなりと書くことができることが多い。(これを勝手に「寝かし効果」と自分では言っている。)
同時進行の数が数個であれば,このサイクルがうまくはまる。だから同時進行は自分にとって歓迎すべきものなのである。
教師になって2年目に,有田先生が「自分は常に50ぐらいの教材開発のテーマを追いかけている。いくつもテーマがあれば,一つでつまずいても他のことに切り替えられる」ということを話されていたのが印象に残っている。この同時進行もこの話がベースになっている。
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