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July 2005

2005.07.31

今週の本棚

これから定期的に購読した本の紹介をしていこうと思う。今までは一冊の本をくわしく紹介するパターンだったが、「紹介量を多くすることが大事」と考え、簡単に紹介する。(今日は日曜日だから正確には先週の本棚だが)

「『ダメな教師』の見分け方」(戸田忠雄著・ちくま新書)
 ダメの教師の例が逆の意味で参考になるのでは・・・と思い購入。事例は高校で小学校には通じない部分もあるが、このような実態は世間では確かに知られていないということが多く、共感。

「教師力アップのためのコーチング入門」(河北隆子著・明治図書) 著者は教師ではない。コーチングのプロ。子どもとの会話が具体的に出ているのを見て購入。なぜその対応がいいのかという理由が明快なところがよい。

「プレジデント」(8/15号 プレジデント社)
 「40代勝ち方分析」という特集にひかれて購入。「これからの10年を語れる」。なるほど。自分は教育のこれからの10年を語れるか。現時点では難しい。

2日続けて本屋に行ったのも久しぶりだった。そこでこれからの仕事のヒントも見つける。ネット注文にはないよさだ。

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2005.07.30

大反省!

今日は情報テキスト会議。
前日から作り始めたプレゼンがどうもすっきりとしない。新幹線で修正。
会場に行くまでも何回か確認。しかし、伝えたいことがうまくまとまらない。

そのまま本番。
すっきりしない、わかりにくいプレゼンとなった。大反省である。
失敗にいいわけは無用。実力不足、ただそれだけである。

ただ今後のために原因と対策を考えておくことは大切だ。それについてあれこれ考えた。ブログに書くことは控えるが、生活や仕事のし方を変えることが必要なことは確かだ。
8月になってからも、プレゼンの機会は何度かある。提案授業も控えている。さっそく思ったことを実行してみようと思う。

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2005.07.29

新聞記事に思う

今日の朝刊で目が行った記事を2つ。

一つ目は「寺子屋」である。朝日新聞の岩手県版に出ていたもの。地域の寺や神社で子どもたちが集まって、一緒に学んだり、遊んだりするもの。ただし、寺や神社が主催するものではない。あくまでも場所を提供するだけ。
実際に活動を行うのは、実行委員会の中学生・高校生。その子たちがリードしながら活動をするというものだ。

その子たちがなかなか頼もしい。今日行った大安寺では、6人の子たちが小学生に上手に声がけをしていた。一人の子がこの春卒業した子(隣の学級)だったので、「がんばっているね。自分でやってみようと思ったの?」と聞いたら、「はい。自分も寺子屋にずっと参加していましたから」という答えだった。子どもたちにとって、やさしくお世話してもらった体験が、自分をお世話する立場に立たせてくれるのであろう。
あるところによれば、大人は中高生たちに口出ししないそうである。だから、中高生も誰にも頼らずがんばろうとする。この「待ち」の姿勢は大事だなあと感じた。

もう一つの記事は「先生の平均年齢最高に」。小学校は44歳だ。自分は43歳なので、ほぼ平均ということになる。職場では明らかに年上の方だ。かつての採用状況からすると年配者が多いのは首都圏の話だと思う。
年齢が上がっていくという点ではプラスもマイナスもあるだろう。ただ、大事なのはそのプラス面・マイナス面を、これからの40代半ばになる自分が自覚しているということであろう。
自分が採用された頃、職場には50代の先生方が数人必ずいた。明らかに子どもにとってマイナスと思われる先生もいた。しかし高給取り。今の時代、そのような矛盾は許されないであろう。

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2005.07.28

子どもに教えられる

水泳記録会の後に保護者からメールをいただいた。
「自信がないと言っていた我が子が泳ぎ切った。子どもに励まされた」という内容のものだった。

記録会を単なる「記録比較の場」にしてはいけないと思った。「1位、やったね」「3位だよ。よくがんばった」というような声がけをつい教師はしてしまう。特に本校は大規模校なので、水泳では「今回は1位が〇種目、2位が○種目・・・」といった見方をついしてしまう。

しかし大事なのは、その子の成長だ。入賞してもしなくても、その子にとって価値がある記録会(練習)になったのなら、それはそれで大きな拍手を送りたい。確かになかなか100mを泳ぎ切れなかったが、本番は本当によくがんばった。大きな自信になったであろう。それが自信になって、もう一つエントリーした種目では見事に入賞。本人は本当に大喜び。ずっと忘れないであろう。

それともう一つ。記録会の上位入賞者のほとんどはスイミングに行っている子たちである。そんな中、全くスイミングに行っていない子が2位に入った。まさに本人の努力。「やればできる」ということを教えられた。

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2005.07.27

教材の知恵

習い事に特に行っていない二女は通信教育でベネッセの「チャレンジ」をしている。日本の多くの子どもたちが使っているものである。
二女も金管クラブや学校の宿題で、ふだんなかなか取り組めないときもあるが、夏休みはゆっくりと取り組めるようだ。そうするとこちらも少しはその様子を見ることができる。

工夫された教材が自分の仕事にも役立つことがある。たとえば、「漢字ポスター」。「間違いやすい漢字10位まで」がランキングされている。小学校3年生だったら、「勝」「岸」が入っている。指導した経験からうなずける。こういうデータがあれば便利だろうなあと思う。(ちなみに10位までだけではなく、20位、30位・・・・とずっと続いている)
子どもたちの多くに受け入られる教材には、かなりのノウハウがあることだろう。それを知るのも自分の仕事に役立つことだろうと思った。

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2005.07.26

夏休み!

明日から夏休みだ。
心待ちにしていた夏休みである。「いろいろな経験ができるから・いろいろな出会いがあるから」というのが毎年夏休みを楽しみにしている理由だ。

他県と違い、岩手の夏休みは短い。数えたら23日。家族旅行とお盆で3日は休もうと思うが、残りは勤務・研修会参加・原稿執筆となりそうだ。要するにふだんの日々と変わらない。でも「明日の授業の準備を・通信を」といったものがないから、気分的にはいくらかゆったりしている。

研修会は市教研や校内研以外では3つ。
①7月30日 情報テキスト会議(東京)でプレゼン
②8月9日~10日 雪プロ夏の研修(北海道)で実践発表
③8月11日~12日 授業づくりネットワーク夏大会(福島)で講座講師&レポート発表

他にも出たい研修はあったものの、海外研総会と重なったり、学校の都合で断念。まあ夏休み終了後、大きな仕事がいくつかあるので、その準備のためにもちょうどいいかもしれない。
原稿も6月が一つのピークだったが、夏休みをあてにしているものもあり、けっこうな分量がある。

というわけでこの夏も充実しそうである。

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2005.07.25

まだまだ・・・

今日は学級懇談会だった。
学級全体での話し合いは1時間ほど、残り時間は希望者による個別面談だった。
個別面談をしながら、「もっと子どもたちを深く見なければ・・・」と感じた。
自分なりに見てはいるものの、まだまだである。
子どもたちを的確に見て、その子の成長となるような願いを一人一人具体的に語る・・・それができるのは担任以外にない。そういう意識はあるけど、結果としては不十分だったということを今日は感じた。

プラスして具体的なデータをとることの必要性も感じた。休み時間、どのような過ごした方をしているか。友達との関係で悩んでいる子はいないか等々。アンケートであればすぐにとれる。そこから見えてくることもあるはずだ。これは2学期の反省としたい。

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2005.07.24

復旧しました

受信できないことを書いてから、あれこれやって原因がわかりました。
自分の設定ミスでサーバーのボックスがいっぱいになっていたようです。すぐに設定変更をして受信ができるようになりました。恥をさらすようなものですが、なかなかパソコンには強くなれません。
いずれ復旧をしました。

ただ今日一日のメールのほとんどは受信拒否となってしまいました。メールが戻ってしまった方もいらっしゃる(MLも)と思います。失礼しました。お詫びいたします。

でも受信できてホッとしています。メールに頼った生活をしているので、受信できない時は困ってしまいました。自分にとってはライフラインの一つということを実感しました。

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困った!受信できない!

どうやらメールが受信できていないようだ。
今日の3時前後から新着メッセージが一件もない。かなりの数のMLに入っているので、こういうことはまずない。(迷惑メールが来ないということもだ。)

確認のため、ヤフーのMLのサイトを見る。確かに送受信されている項目がある。自分あてにもメールを送る。やはり届かない。送信はできていると思うが、受信機能がマヒしているらしい。
プロバイダーのwebを見てもトラブルの状況はつかめない。

ん・・・困った。時々大事な連絡が入るからだ。今やメール抜きで自分の活動は不可能である。
ということで、緊急に連絡が必要な方はこのコメント欄にお願いします。ご迷惑をおかけします。

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2005.07.23

情報テキスト会議公開

来週の土曜日、小学校情報テキスト開発プロジェクトの第4回目の会議がある。
この会議が公開される。参加希望者も募集されている。くわしい内容は堀田先生のホームページ参照。人数限定なので希望者はお急ぎを。

このプロジェクトでは、実に多くのことを学んだ。今まで5回の会議(うち2回は編集会議)を行い、レポートや実際にテキストを提出してきた。
テキストと言えば、今まで社会科の副読本しか手がけたことがなかった自分にとっては、いかに教科書が深い考えと表現で作られているのかを感じたものである。自分は3単元(社会風2単元、家庭風1単元)の合計24ページ分を作成をした。
2学期は実際に自分がそのテキストを使って、授業をしてみるつもりである。

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2005.07.22

プロジェクトの話

小学MM 「私の教材開発物語」 第50回より

■ 食育プロジェクト

 今月の17日(日)に東京で「食育プロジェクト」の会議に参加してきた。
 このプロジェクトは、「子どもたちにバランスのとれた食事の重要性や、食事を楽しむことの大切さを知ってもらうこと」を目的としたものである。マクドナルド、NHKエデュケーショナル、企業教育研究会が協力をして、実践校5
校が授業を行う。
 ウェブサイト「食育の時間」が実践のよりどころであり、このサイトを実践校5校が活用した授業を行う。本校もその中に入っており、プロジェクト参加となったわけである。
 ちなみに本メルマガ編集長の蔵満逸司氏もプロジェクトメンバーであり、この「教材開発物語」の原稿を書き始めてから4年目にお会いすることができた。
プロジェクトが引き合わせてくれた出会い。これは非常に嬉しいことであった。

 このプロジェクトについては7月12日にマクドナルド社が記者会見を行っ
ている。
 これからの展開に身の引き締まる思いである。

■ 企業との連携を深める

 今は、昔と異なり学校教育に企業が関わってくる時代だと考える。
 企業自体も利潤追求だけではなく、「社会貢献」を多くの会社が基本的な事業として行っている。そのうちの選択肢の一つとして学校教育が選ばれているのは、未来の社会を作っていく子どもたちが対象という点で自然なことと思う。
 その社会貢献の形は企業によって様々である。今回のプロジェクトのようにウェブ上のコンテンツや配布資料を作る例もあるだろうし、助成金という形で支援するものもある。
 私たちの地区では年々学校予算が削られている。その中でこのような企業とタイアップして、子どもたちの教育のためによりよい環境が作られるのなら、企業と連携を深めていくのなら、それは結構なことと思う。
 私自身、情報教育との関わりで数年前から連携をしている。そして、子ども
たちにとってそれは有り難いことであった。

■ プロジェクトのメリット

 プロジェクト参加の目的はあくまでも、そのプロジェクトの任務を遂行する点にある。ただ、そのプロセスで学ぶこと・得るものは実に多い。たとえば次のようなことだ。

・リーダーの会議運営の仕方を学ぶ
・他の人の仕事の仕方を学ぶ
・書籍やウェブの情報を得られる
・人とのネットワークができる
・ものの見方・考え方が深まる
・そして何といっても「刺激」を得られる

 これは「聞くだけの研修会」に参加することの比ではない。プロジェクトであれば当然提案の機会もあり、その分の準備にもかなりの時間を割く。その過程ですでに様々なことを学ぶことができる。そういう意味でもプロジェクトに
参加させていただいていることを、本当に有難く思う。

■ 食育プロジェクトで留意したいこと

 今回の食育プロジェクトでは実際に9月に自分が、コンテンツを使った授業を行う。
 一回目の会議で、その授業の見通しについて話し合いをした。私自身が留意しなければいけないのは次の点と考えている。

1 ウェブのコンテンツの効果的な活用
2 子どもたちの学びの発信活動をさせる

 ウェブのコンテンツは、「食育のテーマについての子どもたちの興味づけ」「学習内容の説明」「ゲーム」等で構成されている。子どもたちが各自で自学ができるようになっている。
 しかし、あえて授業で行うのであるから、コンテンツを教師がどのような位置づけと方法で活用するかがポイントになる。単なる「理解のためのコンテンツ提示」にはしないようにしたい。
 さらに子どもたちには学んだことを発信するような活動を組み入れて、学びを深めさせたいと考えている。

 いずれ食育については自分自身も初めて取り組む内容である。このコンテンツ活用を含めた教材開発をこの夏休みの宿題の一つとして行うつもりである。

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2005.07.21

雪プロ授業

夏休み直前だが、「雪」についての授業をしている。
考えてみれば昨年も一昨年も、1学期末にけっこう大きな授業をしている。「料理番組を作ろう」が一昨年(日本テレビ取材)、昨年は「わくわく授業」のザビエルだった。

今年の雪の学習は、この夏休みに「夏こそ雪プロ」という研修会に参加するためである。
雪プロジェクトは雪をテーマにしたweb北海道雪たんけん館で有名である。今回、ゲストという形で招かれているが、自分はあくまでも実践者。そこで、何かしらの実践をしたうえで自分の考えをまとめたいと思い、ここ数日実践をしている。

それにしてもこの北海道雪たんけん館はよくできたコンテンツだと思う。子どもたちの意欲も高い。
具体的な実践アイデアについてはのちほど。

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2005.07.20

友達のよさ

学級通信ファンタジア 第64号

 4月、初めて出会った子どもたちも多かったと思います。
 新しい仲間となって4カ月、お互いの行動ぶりや性格もわかってきました。
 そこで、1学期、お互いがわかりあったということで、「友達のよさ」について考えさせました。
 最初は隣の人。次に男の子は女の子に、女の子は男の子に書きました。
 1学期間、一緒にいた友達どうしです。さっそくいろいろなよさが出てきました。
 紹介をします。

・言葉やノートをじょうずに書いていてすごい。
・いつも本をたくさん借りていていいと思います。
・いつも発言をたくさんしているのがいいと思いました。
・バスケットボールがじょうずですね。
・キーボー島が8級ですね。がんばってください。
・いつも算数の時に発表していていいなあと思いました。
・いつも算数の学習をがんばっていてすごいなあと思います。
・字がうまくてノートがきれいで見やすいところ

 まずは学習の面での紹介です。やはり、日ごろ自分がなかなかできないことで、友達がしていることによさを感じているようです。友達の姿がお手本となって「自分もあのようになりたい」と子どもたちなりに思っていることがわかります。
 次に行動面についてです。

・〇〇君はとても積極的になっているので、見習いたいです。
・いつも学級に役立つことをしていてすごいですね。
・いつも給食を全部食べておかわりしているのですごい。
・何も言っていないのに、いろいろなことを手伝ってくれるのですごい。
・みんながうるさいときに注意をしてくれていいと思います。
・学級を盛り上げてくれるからいいと思います。
・けがをした時、だいじょうぶ?と言ってくれる。
・いつもそばにいてやさしくしてもらってありがとう。

 お互いにいい点がやはり見えているのですね。中には、以前親切にしてもらったことを思い出して、次のように書く子もいました。

 私が元気がない時、遊ぶのをやめて元気づけてくれて、違う遊びをさそってくれて、すごく親切だし、助かってうれしいです。

 お互いのよさをこのように考え合うことは大切だと思っています。友達の行いから学ぶことができ、そしてそれを自分の行動に転化することが期待できるからです。
 この学習を終えた時、子どもたちに感想を聞きました。

・友達にいい点を言われてとてもうれしく思いました。
・自分では気づかないいいところを教えてもらったのでよかったです。

 今までこのようなことは経験がないという子もいて「はずかしかった」という声もありましたが、何といっても友達の「よさ」の紹介です。また行ってみたいと思いました。

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2005.07.19

保護者の要望

今日はPTAの常任委員会だった。
これは各地区のPTAの代表とPTA役員、主任クラスの教員が参加するものである。簡単に言えば代表によるPTAの運営会議のようなものである。

今日の報告の中で、6月に行われた地区懇談会の議事録があった。自分が出席した分はわかるのだが、他地区の分については初めてその内容を知った。
内容については学校内部のことなので、ここには書けない。しかし、「保護者はさまざまな面で要望を持っている」ということがよくわかった。学習のことはわずか(「これは学級懇談会の場で言うこと」と保護者も心得ている)で、多くが行事や学校のルール、トラブルについてだった。

一通り資料を読んで、学校内では当然と思っていることでも、「このような逆の考えも確かにわかる・・・」と感じた。そして思ったこと。
それは、「保護者からの要望は学校のルール、指導を考え直す一つのきっかけになる」ということだ。
企業では、「クレームから新しい製品のヒントが生まれる」ということがある。これと同様と考える。(保護者の場合には「クレーム」ではなくあくまでも「要望」だ)

だから地区懇談会の場では、疑問や要望に対して答えもするが、その本質的な部分(この場合の要望でこれからの学校で生かせることは何か)を十分に考えることが大事だということだ。そう感じる。

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2005.07.18

おみやげ

今日は朝から夜まで通信表。
というわけで、ここでは気分転換で仕事以外の話題。

月に2回ぐらいのペースで東京に出掛けている。多くはプロジェクト会議、時々研修会というパターンである。
この時にわりと困るのが家族へのおみやげである。
頻繁に東京に行くようになってからは「東京ばな奈」や「人形焼」等のオーソドックスなものを買って喜ばれていたが、何度も何度も買うと子どもたちも「また?」というようになった。
そこで、あれこれ買うことにしたが、それはそれで子どもたちの好みもあり、なかなかピタッとくるものがこのごろはなかった。
ちなみに買う場所は東京駅で値段もそれなりという限定である。

ところが昨日偶然通ったところで、新発売のおみやげを見つけた。「東京ばな奈バウム・ブリュレ」というものである。(結局は「東京ばな奈」だ・・・)
家族みんなに大好評であった。私もおいしくいただいた。
HPで見てみると東京駅で売るのは期間限定らしい。偶然の幸せであった。

他のプロジェクトメンバーもきっとおみやげを買っているだろう。今度ちょっと聞いてみたくなった。

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2005.07.17

プロジェクトでの出会い

食育プロジェクトに参加をした。
これは、マクドナルド社とNHKエデュケーショナルが、こちらのサイトを作成し、それをベースに私たちメンバーが授業を行い、新しい食育学習の提案をしていくというものである。
千葉大学・藤川大祐先生のお誘いである。

メンバーは4年前の「体験メディアのABC」を思い出すようなプロジェクトである。
思えばこの「体験メディアのABC」から、様々なプロジェクトに参加させていただいている。実に有り難いことである。

このようなプロジェクトに参加するメリットは何といっても「人とつながる」ということである。今回も同様であった。
5人のメンバーで新たな提案ができればいいと思う。
このプロジェクトでは学生さんたちもお手伝いをする。この学生さんたちのマナーのよさ、考え方がしっかりとしている点にも感心をした。これも出会いである。

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2005.07.16

教育ルネッサンス

今日の宿泊先のホテルで新聞を読む。読売新聞である。我が家は朝日新聞を購読しているので、少し新鮮な気分。その中で「教育ルネッサンス」の記事に目がいった。食育についての記事である。

明日食育プロジェクト会議なので、自然に目がいった。バックナンバーが読みたくなった。さっそくインターネットで検索。そうすると食育プロジェクトのことも記事になっていた。さらに愛知の玉置校長先生の中学校(HP毎日更新)や授業成立プロジェクトの記事も。どちらも「新聞に掲載された」という情報はその時点で得ていたが、じっくりと記事は読んでいなかった。

新聞記事と言えば、時々「現場の視点と違うよなあ」と思うことがある。しかし、この教育ルネッサンスは新しい教育の流れを適切に紹介している。これから注目していきたい。

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2005.07.15

授業成立の基礎技術 第2回 板書

私が編集統括をしているメールマガジン「授業成立プロジェクト」に、月一回「授業成立の基礎技術」というコラムを連載している。プロジェクトリーダーの上條晴夫氏の著書『子どものやる気と集中力を引き出す授業 30のコツ』(学事出版)の中から抜粋して、具体例を紹介するというものである。
今回は板書について書いた。

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 授業成立プロジェクトリーダーである上條晴夫氏の新著が『子どものやる気と集中力を引き出す授業 30のコツ』(学事出版)です。
 その中に「授業づくりの基礎技術 10のアイテム」という章があります。この授業スキル号では,この10の基礎技術を「紹介プラス具体例」という形でお伝えしたいと思います。今回はその2回目。板書です。

 上條氏は板書で次の2通りの教育技術をあげています。
・プレゼンテーション型の板書技術
・参加・体験型の板書技術

 「プレゼンテーション型の板書技術」は教師が書く板書です。子どもたちの理解を促すために、授業の流れや要点、必要な情報を板書します。子どもたちはその板書をもとにノートを取ります。いわば伝統的な技術です。「板書を見れば1時間の授業がわかる。そのような板書をしなさい」と初任の頃によく言われました。いわば教師の板書が「授業のノート」のような感じになります。

 それに対して「参加・体験型の板書技術」は子どもたちが書く板書のことです。伝統的な板書技術では「板書は教師のもの」という意識が強かったのですが、子どもたちに黒板が開放されるわけです。
 これは授業自体を大きく変化させます。教師と子どもとのやりとりだけではなく、子どもと子どものやりとりの比重が大きくなるからです。子どもたちの授業に対する興味も高まります。

 上條氏も「参加・体験型の板書技術」の役目として次のようなものをあげています。
1 教師の介入なしに子どもの生情報を共有できる。
2 ノートの内容を写す段階で本人が内容を吟味できる。
3 早く書けた子に書かせることで作業の時間差に対応できる。
4 できない子ができた子の板書を見てヒントにできる。
5 子どもたちの生の言葉を個別評価しやすい。

 実際に「参加・体験型の板書」をするようになるとそのメリットを実感します。
 たとえば俳句を作る授業で、早くできた子から板書します。早くできた子への時間差対応です。そして、これはなかなかできない子へのヒントにもなります。黒板に書かれている他の子の作品から「こう書けばいいんだ」というヒントをもらっているわけです。

 もちろん、子どもたちに開放させればいいだけではなく、そこには技術が必要です。「ノートに書かせてから板書させる」「箇条書きにさせる」「板書の位置を指定する」といったことです。
 私も黒板に書かせる時には、「・」の記号を事前にすばやく打ちます。そうすると子どもたちの書き出しの位置が統一され、見やすい板書となります。 

 授業成立の視点として考えれば、伝統的な板書方法である「プレゼンテーション型の板書技術」と新しい流れである「参加・体験型の板書技術」を、それぞれどのような授業の時に使っていくのか。その点を吟味する必要があるでしょう。

 次回取り上げるのは「ノート指導」です。

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2005.07.14

総合的な学習 一次まとめ

 7月から総合的な学習で「ハッピーボランティア大作戦」を行っている。2学期がメインの活動だが、今日で単元の一次は終わり。そのことについて学級通信に書いた。

学級通信 ファンタジア 第62号より

 総合的な学習の時間に行っている「ハッピーボランティア大作戦」。1学期の学習は点字、手話、介護、車イス等について調べ、まとめるという学習です。
 子どもたちは本やインターネットで、自分が調べたい情報についてノートにメモをしました。今週、子どもたちはそれを個人新聞にまとめました。
まとめる時に留意したのは、次のようなことです。

「自分で新聞に書く情報は適切に選択する」
「見やすい新聞になるように工夫をする」
「自分なりの学びや感想を入れる」

 実際に子どもたちが書いた「学び」を読むと「いい学習を子どもたちはできたなあ」ということがわかります。

・Zタイムで学んだことはたくさんあります。アイマスク体験をしてこわくて、目が不自由な人はいつもこんなくらしをしているんだなあということを学びました。また、補助をするのも大変でした。
・学んだことは、ハンディをもつ人とその人を介助する人の気持ちです。今までは介助の人がいれば、問題はないと思っていたけど、調べてから、介助の人もたいへんということがわかりました。思ったよりとても大変ということがわかりました。

 アイマスク体験(目隠しをして校内を歩く)では子どもたちは本当にいい経験をしたと思います。「ハンディのある人の立場にたって考える」ということは難しいのですが、この体験により子どもたちは学んだと思います。(もちろん「立場にたった」といってもあくまでも初歩の段階ですが)
 この経験があったからこそ、調べ学習でも意欲的に活動ができたのだと思います。
 さらに「どんな力がつきましたか」と学習の最後に聞きました。

・わたしのついた力はまとめる力です。最初はどんなふうにまとめればわからなかったけど、もうかんたんにまとめるができるようになりました。
・本やインターネットなどの情報を個人で集めて新聞に書いてまとめました。新聞をできるだけ読みやすく書く力もつきました。

 このように自分に身に付いた力を自覚することは大切です。学習でできるようになったことを自覚することが、自分の自信につながります。そして、次の学習でもそのことを生かすことができます。
 さて、1学期のボランティアの学習はここまでです。2学期からは、「ハッピーボランティア大作戦」のテーマの通り、実際にボランティアに関わります。これも楽しみです。

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2005.07.13

食育プロジェクト

今年関わっているプロジェクトでまだスタートしていないものがある。
「食育プロジェクト」である。
このプロジェクトは、マクドナルド社、企業教育研究会、NHKエデュケーショナルが協力して行うもので、「食育の時間」というデジタルコンテンツを利用して実践を行う。私の学校・学級以外に4つのプロジェクト校が選ばれている。(プレリリースはこちら

このプロジェクトについて、昨日発表が行われた。マクドナルド社ということで、ニュースの扱いの大きさにびっくり。大手の新聞はもちろん、岩手日報(地方紙)にも掲載されていたほどである。
といってもプロジェクトの会議はこれから。今週の日曜日である。反響のあるプロジェクトになるように努めていきたいと思う。
ちなみに、家庭科実践について言えば、今から5年前、県の家庭科教育研究会で授業者となり、食についての実践を行った。その実践を広げて、筑波大学附属小学校の初等教育研修会で発表を行った。こちらのサイトにある。すべて1からのスタートだったが、満足のいく実践になった。

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2005.07.12

子どもたちへの電話

今日は水泳の強化練習で会場となっている市民プールに練習に行く日だ。自転車で3kmの道のり。子どもたちは登校時に特別に自転車を押してくることになっていた(集団登校なので班員に合わせ押してくる)。

しかし今朝はあいにくの雨。おまけに20度にも満たない気温。当然練習は中止である。
そこで学級の子どもたちに中止の電話連絡を朝の6:30から行った。11人への連絡だから、一仕事である。貴重な朝だが時間を割かなければいけない。
そんな中で感心したことがあった。
「電話連絡が来るかもしれない」と考えて、待機していた子どもが二人いた。
考えてみれば親は朝は忙しいはず。「自分に関わる用事は自分で」と思ったという。
さっそく学級で紹介。
そういう子たちはマナーもよい。

こういうことは家庭でのことだ。直接学校には関係がない。しかし、子どもたちのよさであることには間違いない。全員に広めたいよさでもある。しなければいけない一仕事でこのような面が見えた。嬉しいことだ。
どんな場面、どんな時でも子どものよさは見えてくるものなのだ。

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2005.07.11

ノート本・その後

拙著「ぐんぐん伸びる学力のつくノート指導のコツ」(ひまわり社)が発売されて3週間。一気に・・・というわけではないが、少しずつ売れている。メールでの感想も好評。前著と違うのは何人かの保護者の方に購入していただいたり(webをご覧になって)、アマゾンランキングが1万前後をキープしていたりしていること。
 
さて、今日「授業づくりネットワーク」8月号が送られてきて驚いた。
このノート本の書評が掲載されていたからだ。自分が編集委員(といっても会議にはほとんど参加できない)で関わっていたからか、急遽紹介された。(月刊雑誌なのにこのスピードはすごい)
少し抜粋する。

「内容は至って明快。ノート指導をする上で必要となるアレコレの教育技術を3つのコツとイラスト・写真によってわかりやすく解説している。速読即解本である」

確かに「速読即解本」という表現がぴったりだ。同じインパクト・内容なら、短い読書時間で与えられるのがよい。そのような本にならないかな・・・と願う。いずれ、このように多くの方に広めていただけることに感謝。

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2005.07.10

参観日の授業

授業参観で自分が大切にしている点を考えた

1 「我が子が進んで活動している授業」を見せたい
 「親は授業参観で、我が子の様子を見にくる」・・・自分が保護者になって実感していることである。
 となれば、まずは「我が子が進んで活動している」と感じさせることが大事である。
 通常の参観授業では、前半と後半で、全員の活動場面を作る。これは二学年以上参観する保護者のために必要である。事前に学級通信等で「前半はスピーチ、後半は漢字文化の学習をします」というように予告をしておく。
 その点では、ふだんの授業と異なった時間配分となる。意図的に、子供たちの活動に多くの時間を割く。

2 子供たちの伸びが実感できる様子を見せたい
 全員が活動をするといっても、「調べたことの発表のみ」で授業が終わってしまうのはさびしい。
 「この先生であれば、我が子も伸びるだろう」と思われる授業を目指したい。言い換えれば、子供たちの伸びが保護者にも実感できる授業である。
 この間の社会科の参観授業で、一枚の写真を提示する。最初は、子供たちはその資料について表面的な見方しかできない。それが、発問や指示により、見方がどんどん深まっていった

3 保護者も参加したくなる部分を作る
 授業参観後の保護者会で、「楽しくて、一緒に授業に参加してしました。私も小学校時代に戻って、先生の社会の授業を受けたかったです。」と言われたことがあった。授業参観での最大の褒め言葉として、今も大切にしている。

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2005.07.09

保護者の視点

今日は学級PTA懇親会だった。
例年のどの学級も年に1回は行われる。
企画は学級PTA役員さんたち。今年は今まで自分が参加した中で一番多かった。きっと役員さんたちの働きかけがあったからであろう。自分も昨年度中学校のPTA役員を経験してわかるのだが、役員さんたちは本当に見えないところで苦労をしている。感謝したい。

さて会だが和気藹々、実に楽しいものであった。
その中で2つ、「保護者の視点」として大切にしなければ・・・と感じたことがあった。

まずは家庭学習を通じた子どもの変容である。多くの保護者の方が「家庭学習を自分でするようになった」「ノートの書き方が変わった」と話されていた。保護者は子どもたちの学校での様子はなかなかわからない(だから「学級通信は本当にありがたい」と言っていた)。家庭学習への取り組みが学習に取り組む様子のバロメーターになる。我が家でもそれは実感をしている。

二つ目は授業参観のことである。一週間前が授業参観だったが、「見ていてこれなら子どもたちが楽しいと思う授業でした」「自分も受けていて楽しいものでした」という声をいただいた。「参観日だからといって気張る必要はない。ふだんの授業を」という声も聞いたことがあるが、やはり保護者の方が安心したり、我が子ががんばっている授業を見たりする方がいいであろう。参観日のことについては明日改めて書いてみようと思う。
また、「日曜参観は有り難い」という声もいただいた。本校は今まではなかった。やはり個々人の事情で仕事を休めず、5年生になって初めて参観できたという人もけっこういたのだ。このような声は大切にしたい。

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2005.07.08

授業づくりネットワーク2005in福島

この夏、私が関わっている「授業づくりネットワーク」の大会が福島で開催されます。
同じ東北ということでとても楽しみにしています。
講師陣も野口芳宏先生をはじめ、「聞きたい!」と思う講座もいくつかあります。
私自身もITミニネタで講座を受け持ちます。
ぜひご参加ください。

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   授業づくりネットワーク主催
 授業づくりネットワーク2005in福島のご案内
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 今年の授業づくりネットワーク大会は熱い。本メルマガの基本コンセプ
トの「授業成立の基礎技術」がテーマです。講演,ワークショップ講座,
模擬授業と盛りだくさんの内容です。ぜひご参加ください。

開催日 2005年8月11日(木)~12日(金)
会場  コラッセふくしま
 〒960-8053 福島市三河南町1-20
 TEL 024-525-3910
 〈アクセス〉
  JR福島駅(東北新幹線、東北本線、奥羽本線)
  西口より徒歩3分

■8月11日(木)
9:30~10:00 受付
10:00~10:10 開会セレモニー
10:15~11:05 講演
 「なぜ<学び合う教室>なのか?」
  講師:西川純(上越教育大学)
      都立の定時制高校に勤務後、上越教育大学で研究・教
      育活動を展開する。『なぜ、理科はむずかしいといわ
      れるか?』(東洋館出版)に始まる認知研究・臨床研
      究を背景にした教育書は多くの熱烈な現場実践家のフ
      ァンを獲得している。最新刊は『「静かに!」を言わ
      ない授業』『「座りなさい!」を言わない授業』(東
      洋館出版)
11:15~11:50 対談
     西川純
     上條晴夫(授業づくりネットワーク代表)
      作文指導、ディベート指導、学習ゲーム、ワークショ
      ップ型授業、エンターテインメント教育学などの実践
      的な研究を起こなっている。現在は「授業成立の基礎
      技術」に邁進中。主な著書は「子どものやる気と集中
      力を引き出す授業30のコツ」(学事出版)「お笑いの
      世界に学ぶ教師の話術」(たんぽぽ出版)など。
11:50~13:30 昼食休憩
13:30~15:00 ワークショップ型講座1
 A:支援体制づくり はじめの一歩~悩みの共有から~
  講師:塚田直樹(群馬・太田市立中央小学校)
 B:書くことワークショップ
   ~質問力を鍛えながら、創作を楽しみながら~
  講師:石井淳(秋田・秋田市立金足西小学校)
 C:学校用ブログを用いて共同の学び合いを
   ~学校用ブログ(CMS)、スクログの可能性~
  講師:宗像忠夫(株式会社テレジャパン代表取締役)
     草野登喜夫(TOKIOSPEED)
     阿部隆幸(福島・大玉村立大山小学校)
 D:学習ゲーム・ワークショップ型授業(国語)
  講師:平山雅一(北海道・三笠市立三笠中央中学校)
 E:これだけは身につけたい小学校国語の授業技術
  講師:鈴木啓司(千葉・浦安市立見明川小学校)
 F:低学年担任からみる子どもを元気にする理科授業のヒント
  講師:真田伸夫(山形・寒河江市立白岩小学校)
15:20~16:50 ワークショップ型講座2
 G:子どもの困り感、解決へのヒント~教材・指導の工夫~
  講師:池田康子(神奈川・川崎市立桜本小学校)
     上原淑枝(神奈川・川崎市立百合丘小学校)
 H:体験! 教室プレゼンテーション
  講師:堀裕嗣(北海道・札幌市立上篠路中学校)
 I:授業成立に役立つIT活用ミニネタ講座
  講師:佐藤正寿(岩手・水沢市立水沢小学校)
 J:社会科ワークショップ型授業講座
  講師:江間史明(山形大学)
 K:これだけは身につけたい小学校算数の授業技術
  講師:竹松克昌(神奈川・茅ヶ崎市立緑が浜小学校)
 L:一気に盛り上がる みんな安心して楽しめる集団遊び
  講師:古関勝則(福島・福島市立金谷小学校)
18:00~20:00 ネットワークパーティー

■8月12日(金)
9:00~10:30 「ミニネタ特集」レポート検討
        「授業成立の基礎技術」の一つとして、位置付け
        たいと考えているのが、「ミニネタ」です。私語
        が多い時、クラスの雰囲気がどんよりと重い時、
        「授業成立」のために繰り出すあの手この手をレ
        ポートにしてみませんか? レポート発表希望の
        ご連絡をいただければ、基本的な書式をご連絡差
        し上げます(7月以降HP上にも掲載します)。
        書式は簡単なもので、発表+検討8分程度を予定
        しています。
         本誌でミニネタ特集(1月号予定)を行う際に
        掲載することを目標に検討させていただきます。
         たくさんのレポートをお待ちしております!
10:50~12:20 ワークショップ型講座3
        学級・授業を診断するワークショップ
 M:生活科・総合…子供理解のための情報収集と活用のコツ
  講師:横藤雅人(北海道・札幌市立北野平小学校)
 N:授業感想文
  講師:池内清(東京・聖学院小学校)
 O:中学校学級経営診断
  講師:池田修(東京・杉並区立和田中学校)
 P:気づきから整理へ~発達障害のある子どもの見つめ方~
  講師:青山新吾(岡山・岡山市立石井小学校)
12:20~13:40 昼食休憩
13:40~15:10 模擬授業による提案+ディスカッション
 「授業における書くことの重要性(○か×かを含む)」
  授業者:野口芳宏(千葉経済大学短期大学講師)
       1936年、千葉県君津市に生まれる。千葉大学附属小
       学校教諭を経て、教頭、校長。退職後は、北海道教
       育大学教授を歴任。主な著書に「鍛える国語教室」
       全20巻別巻3ほか多数。
  解説者:鶴田清司(都留文科大学)
       1955年生まれ。日本言語技術教育学会編集委員長。
       文学教育を中心に研究をしつつ、ディベートや学習
       ゲームなど国語科教育を革新する新しい教育方法へ
       の目配りは抜群。主な著書に「文学教材で何を教え
       るか~文学教育の新しい流れ~」(学事出版)「国
       語の基礎学力を育てる~学力保障・言語技術・絶対
       評価~」(明治図書)ほか多数。
  司会者:上條晴夫
15:20~15:30 閉会セレモニー

【参加費】
 <2日間>
  ネットワーク会員社会人 7000円
  ネットワーク会員学生  3000円
  非会員社会人      8000円
  非会員学生       4000円
 <1日のみ>
  ネットワーク会員社会人 4000円
  ネットワーク会員学生  2000円
  非会員社会人      5000円
  非会員学生       3000円
 *大会当日会員の申し込みをされた方は、受付で手続き終了後、
  参加費の差額分をお返しします。

【宿泊費】
 1泊朝食付き
  シングル(福島東急イン)  6500円
  ダブル(福島リッチホテル) 8200円

【ネットワークパーティ代】
 5000円(税込)

【昼食・夕食】
 各自でお願いします。ただし、1日目のネットワークパーティは
 夕食を兼ねています。

●申し込み方法
 ★参加費、宿泊費、パーティ代は、前払いとなっています。
 ★下記について、HP、Eメール、FAXまたは郵便でご連絡く
  ださい。
  (1)お名前・住所等について
   1)お名前
   2)会員社会人・会員学生・非会員社会人・非会員学生の別
   3)勤務先名
   4)〒・住所
   5)電話・FAX番号
   6)Eメールアドレス
  (2)参加日・宿泊・パーティについて
   1)参加希望日:2日間・1日目のみ・2日目のみ
    *必要金額:(    )円
   2)宿泊希望:有(シングル・ダブル)・無
    *必要金額:(    )円
     ☆宿泊の定員はシングル40名、ダブル50名で
す。定員を
      超えた場合にはご相談させていただきます。
   3)パーティ:参加・不参加
    *必要金額:(    )円
  (3)ワークショップ型講座について
   1)ワークショップ型講座1(A~Fを選択):(  )
   2)ワークショップ型講座2(G~Lを選択):(  )
   3)ワークショップ型講座3(M~Pを選択):(  )
    *講座の詳しい内容はこちらをご覧ください。
  (4)必要金額を下記郵便口座へお振込みください。
    *手数料は恐れ入りますがご負担いただきます。
   郵便振替口座番号:02740-0-16322
   名義:石川晋

 ☆申し込み後、1週間以内に連絡がない場合は、トラブルが予想
  されますので、恐れ入りますが、再度ご連絡ください。
 ☆申し込みの締切は、宿泊の場合は7月20日です。申し込み後の
  キャンセル料につきましては、次のようになっています。
   8月4日まで 無料
   8月9日まで 宿泊代金の20%
   8月10日まで 宿泊代金の50%
   8月11日   宿泊代金の100%
 ☆当日受付も行いますが、希望するワークショップに参加できな
  い場合もございますのでご了承ください。

●申し込み先
 (HPの場合)   こちらに
 (Eメールの場合) zvn06113@nifty.com
 (郵便・FAXの場合)
  〒089-2622 北海道広尾郡広尾町公園通南4丁目10-1
         ネットワーク福島大会事務局長 石川晋
  TEL&FAX  01558-2-3657

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2005.07.07

校内研究会での司会

今年度は本校の公開がある。4教科と特別支援学級の公開である。そのために校内では26学級全員が1学期中に研究授業を行った。多くは部会のみの研究会である。(そうでなければ自習が多くなってしまう)

研究授業の全体研究会は各教科1回ずつ。ただし国語は2回行う。つまり全部で5回行う。今日がその5回目だった。1年生の国語の授業。今の時期の1年生で45分間集中している姿を見ることができ、感動をした。
さて、校内研究は1回分、およそ2時間。貴重な会議の場だ。その会議の司会は輪番制である。学年主任クラスの先生方が行う。一人一人の司会には特徴があり、司会の人のリードぶりに注目をするのも勉強になる。

では自分は研究会の時、どのような点に留意して司会をしているか。思いつくまま書いてみよう。

1 発言から、論点を自分なりに定義づける
 「今のは資料の読み取り方法への代案ですね」というように一般化する。
2 論点が明確になったら、意見を募る
 例「ここで資料の数を一つに限定にすべきか、複数にすべきか。皆さんはどちらに賛成ですか」
3 話し合いの成果の確認をする
 例「今の話し合いでこういうことが明確になりました」
4 意図的指名をする
 授業と同じである。
5 質問者・意見者の意図を引き出す
 特定の意図を持って質問をしていると思われる場合には、「質問の意図は?」と聞く場合がある。
6 質問者・意見者に確認をする
 「今の発言は〇〇ということと解釈していいのでしょうか。」→研究に関連づくように。
7 時間で区切る
8 話し合いの論点がそれていきそうになった場合には修正する
 「〇〇の話はあとで行います」
9 授業者の意図を引き出す
 そのためには司会も授業者に聞く内容を準備する

まだあると思うがそれはまた思いついた時に。
 

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2005.07.06

法を学ぶことの必要性

生徒指導上でルールを破った時に子どもたちに時々言うことがある。
「ルールは何のためにあると思う?それは君たちを守るためにあるんだよ。窮屈かもしれないけど、ルールがなかったら危険なことがたくさんあるんだよ」
と。ピンときていない子どもたちには具体例をあげていう時もある。
かつて法教育の実践を読んだことがあった。そのテキストには、ルールがない社会の行く末が書かれていた。暴力、暴動がはびこる社会だ。

さて、公立学校教師の場合には法に基づいて仕事をしている。しかし日常の中で意識することはそれほどない。昨日の学習会は、その法の重要さを感じた。そして、その法を知ることは、教育実践での信頼度を高めるものということを感じた。たとえば、公立小学校でできることとできないことは何か。この「できること」を知っているだけでも、実践へのヒントが出てくる。
今後勉強していきたいと感じた。

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2005.07.05

またもや・・・

今日はパソコン対応に明け暮れた。
昨夜からwindowsが起動しなくなった。一部のファイルが壊れている・保存されてないというメッセージ。「あっ、またデータが失われる・・・」と覚悟をした。
といっても今回は最近のもの以外はバックアップをとっているので、実害はほとんどない。前回の反省が少しは生きていた。
それでもメール関係やお気に入りの関係で他の人に問い合わせなければいけないものもあり、その点では労力を必要とする。

いずれパソコンに強くない自分にとって大切なのは、「パソコンのトラブルはつきもの」と思って、次善の策をとっておくことだ。また来る「次の日」まで。

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2005.07.04

対応の違い

今日は代休ということで,公的な用事,プライベートの用事で金融機関を4カ所回った。
日ごろお世話になっているところばかり。
しかしながら,対応という点ではちょっとした違いがあった。
手続き等は金融機関だから皆変わらない。
しかし,「気持ちのいい対応」「スピーディーな対応」で見るならば,明らかに違いがあった。
もちろん,窓口の方々に限ってのことだが。

しかし,窓口の方々の対応がお客にとっては全てだ。その点では非常に重要だ。
学校の場合には基本的に担任外の先生方が窓口。しかし,電話の応対や時には自分が窓口になることもある。「気持ちのいい対応」「スピーディーな対応」をどのような時にも心がけたいと感じた。

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2005.07.03

リズムに乗ると書きやすい

6月は原稿集中月間だった。
月初めにその月の仕事は確認をするのだが,6月初めに確認した時には「今月は大丈夫かな・・・」と思ったほどである。
メディつき,情報テキスト等のプロジェクトの原稿。共著の原稿。ITミニネタ本の原稿&編集担当としての様々な仕事。情報配信プロの原稿。メルマガ編集(自分も原稿を書く)と連載原稿はいつも通り。
いつもの量から比べたらかなりハードである。本の執筆は期間が長いので,けっこうスケジュールはゆっくりめである。しかし,6月のものは締切が決められていた。ほとんど締切内に終わり,何とか自分の責任は果たすことができた。

それにしても思うのは,このようにいくつもの原稿がある方が書きやすいということである。まず執筆についてのリズムができる。これはごくたまに原稿を書くという場合には,けっこう難しいものである。ぞくに言う「調子いい」状態のためには,原稿は連続で書いた方が自分にはちょうどいい。
むしろ,間隔があいていると,その点ではなかなかリズムに乗れずに書きにくい。そのリズムを作り出すのは毎日少しずつでもいいから原稿に取り組むことが大切だと思っている。

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2005.07.02

学級通信特別エッセー2

昨日の学級通信特別エッセーの続きです。

■ 共に育つ関係をつくる
 子どもとは有り難い存在である。
 このような私の返事に対して、洋子は次のように日記に書いてきた。

【先生、昨日の返事、うれしかったです。やっぱり先生に話してよかったです。むねのもやもやもきえました。
 わたしが今まで日記をつづけていられたのは、先生の返事を読みたいからだと思います。
 3年生のはじめは、『美恵先生(1・2年の担任)ほどいい先生はいない』と思っていました。今回のことで先生のクラスになってよかったと思いました。】

 洋子の日記を読んで、「子どもに教えられるというのは、このようなことなんだな」と感じた。
 知らず知らずのうちにしている教師の失敗に対して、子どもたちはそれを失敗と思わず、自分の力で乗り越えようとする。子どもの持つ力の偉大さを垣間見た思いだった。
 そんな洋子に対して、次のような返事を書いた。

「このような日記を読むと、私も励まされます。ありがとう。教師も君たち子どもと同じで成長をするものです。特に、私のような若い、経験のあまりない先生たちは、成長しければいけません。洋子さんの昨日の日記を見て、考えさせられる点がありました。
 昨日のような日記をどんどんえんりょせず、書いてください。」

 よく「教育」は「共育」という言葉に置き換えられる。
 これは教師と子どもの関係にもあてはまる言葉だと思う。
 お互いに教え合い、そして共に育つ・・・教師にとって、いつも忘れてはならない大切な心構えである
 洋子との一件以来、私は子どもに対して、もっと敏感であろうと努めている。表面的な子どもだけではなく、心の動きに対してもである。
 それが、私にとり、教師として育つ場であることには間違いない。 
 (文中の氏名は私以外すべて仮名です。)        (おわり)

 これは、私が新採用で3年生を担任し、持ちあがりの4年生の時のことです。この子たちをその後5・6年と続けて持ちあがり、異例の4年連続の担任となりました。この子たちも、今はすでに29才。この「事件」の時の私の年齢(24才)を越えてしまいました。
 子どもたちが高校生や20才前後の頃はなかなか会う機会がなかったのですが、ここ数年は年に1~2回会うことがあります。この子どもたちの結婚披露宴に招待されるからです。その友達も数人招かれます。私にとっては十数年前にタイムスリップする瞬間です。子どもたちと会うと、一人一人の思い出が鮮明に蘇ってきます。一人一人の個性はいつまでも忘れられないものです。

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