友達のよさ
学級通信ファンタジア 第64号
4月、初めて出会った子どもたちも多かったと思います。
新しい仲間となって4カ月、お互いの行動ぶりや性格もわかってきました。
そこで、1学期、お互いがわかりあったということで、「友達のよさ」について考えさせました。
最初は隣の人。次に男の子は女の子に、女の子は男の子に書きました。
1学期間、一緒にいた友達どうしです。さっそくいろいろなよさが出てきました。
紹介をします。
・言葉やノートをじょうずに書いていてすごい。
・いつも本をたくさん借りていていいと思います。
・いつも発言をたくさんしているのがいいと思いました。
・バスケットボールがじょうずですね。
・キーボー島が8級ですね。がんばってください。
・いつも算数の時に発表していていいなあと思いました。
・いつも算数の学習をがんばっていてすごいなあと思います。
・字がうまくてノートがきれいで見やすいところ
まずは学習の面での紹介です。やはり、日ごろ自分がなかなかできないことで、友達がしていることによさを感じているようです。友達の姿がお手本となって「自分もあのようになりたい」と子どもたちなりに思っていることがわかります。
次に行動面についてです。
・〇〇君はとても積極的になっているので、見習いたいです。
・いつも学級に役立つことをしていてすごいですね。
・いつも給食を全部食べておかわりしているのですごい。
・何も言っていないのに、いろいろなことを手伝ってくれるのですごい。
・みんながうるさいときに注意をしてくれていいと思います。
・学級を盛り上げてくれるからいいと思います。
・けがをした時、だいじょうぶ?と言ってくれる。
・いつもそばにいてやさしくしてもらってありがとう。
お互いにいい点がやはり見えているのですね。中には、以前親切にしてもらったことを思い出して、次のように書く子もいました。
私が元気がない時、遊ぶのをやめて元気づけてくれて、違う遊びをさそってくれて、すごく親切だし、助かってうれしいです。
お互いのよさをこのように考え合うことは大切だと思っています。友達の行いから学ぶことができ、そしてそれを自分の行動に転化することが期待できるからです。
この学習を終えた時、子どもたちに感想を聞きました。
・友達にいい点を言われてとてもうれしく思いました。
・自分では気づかないいいところを教えてもらったのでよかったです。
今までこのようなことは経験がないという子もいて「はずかしかった」という声もありましたが、何といっても友達の「よさ」の紹介です。また行ってみたいと思いました。
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