雪エネルギーの授業1
今月9日の北海道雪プロ合宿の時に事前に雪氷室貯蔵施設を見学した。
この雪エネルギーを目の当たりにして、教材化しようと思った。冬の北海道のくらしの中で触れてもいいのだが、今回は農業にからめて行うと思った。すでに1学期に学習は終えているが、2学期最初の社会で1学期の学習の発展として行うことにした。
授業の詳細はのちほど原稿化しようと思うので略す。主な学習の流れを記す。なお、写真はその見学の時に撮影したものである。
1 貯蔵施設とトマトの写真とを見せ、簡単に説明をする。
2 夏に低温貯蔵している写真であることを告げ、何で冷やしているのか予想させる。
→圧倒的に巨大冷蔵庫という答え。「違います」
3 何で冷やしているのか、深く考えさせる。
→氷、雪、水、ドライアイス、巨大クーラーなど様々な答えが出てくる。
4 どれが正しいのか話し合わせる。
→ヒントとして施設で使われている金網とファンの写真を示す。
5 答えは雪であることを教え、こちらのサイトの図を使って説明をする。
6 まとめと感想発表。
今回は施設の面だけの授業である。実際の雪貯蔵のメリット・デメリット、環境との関わり等は明日行う。
それにしても4の話し合いはおもしろかった。自分たちの持っている知識をフル活用して予想していた。話し合っているうちに、雪が一番多くなってきたことも子どもたちがよく考えた結果だった。
・雪エネルギーを思いついた人は地球のために自然の力を使って野菜を冷やしていた。なんてすごいことだ。
・初めて雪エネルギーのことを知りました。3月に北海道に雪がまだあることを知って驚きました。
・雪を使っているとは知りませんでした。雪の性質はすごいんだなと思いました。
子どもたちの感想である。未知のことを知る喜びを感じた授業であった。
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Comments
割石先生、コメントをありがとうございました。この時間は見学した写真があってこその授業でした。パート2を今日掲載します。
Posted by: サトマサ | 2005.08.24 04:46
雪プロ割石です。
大変参考になりました。
4で、盛り上がるところがさすが佐藤先生のクラスですね。今後も参考にさせていただきます。
Posted by: 割石 | 2005.08.24 00:21