「百聞は一見にしかず」
学級通信ファンタジア 94号より
昨日は校外学習でした。やはり「百聞は一見にしかず」。子どもたちにとって価値あるものとなりました。
最初は江刺にある東京エレクトロン。半導体を製造する機械を作るメーカーです。最初の説明はプレゼンのスライドで。20分ほどしてからさっそく見学です。ちょっとしたちりやほこりも大敵ということで子どもたちも帽子と白衣を着ました。
工場の内部では検査をする人、組み立てをする人等が働いています。写真とは違ってその様子を見るだけで印象に残ります。実際の機械が安くて4千万円、高いものになると数億円と聞いて子どもたちは驚いていました。しかも最終工程では完全にきれいな環境でということで、立ち入り禁止で窓から見ました。それぐらい管理が徹底しています。
工場の施設にも驚くばかりでした。中でも巨大エレベーターに特別に乗せてもらいました。100人ぐらいは入るもので、一回の稼働で電気代が千円かかるとのことでした。こういうエレベーターがなければ大型機械も移動できないことを実感しました。
見学をしたのにおみやげとして飲み物とシャープペンシルをいただきました。
次に市立図書館の近くにあるめんこい美術館です。ここは無料なのですが、学区外ということで子どもたちの多くが初めてです。写真と個展が開かれていたほかにコンチュウの展示をしていました。子どもたちも様々なコンチュウを見て「すごい」「おもしろい」と話していました。
午後は水沢テレビです。これは社会で「情報を伝える人々」という学習を11月ごろにしますが、その内容です。
6月にジャストシステムの取材授業でお世話になった小野さんに再度説明をしていただきました。聞きながら、「なるほど。プロはここまでするのか」ということがいくつもありました。たとえば、「約50人」と言わず、「およそ50人」とアナウンサーは言うそうです。「やくごじゅうにん」が発音によって、「ひゃくごじゅうにん」に聞こえる場合があるかもしれないからです。また、紹介する名前には知っている人でも必ずふりがなをふって確認をするということでした。まさに「正確な報道」です。
さて、今回は子どもたちにとってお楽しみの体験がありました。アナウンサーとディレクター体験です。希望者殺到で数人だけの限定でしたが、この経験は実際にニュース番組を作る時のイメージになりました。水沢テレビさんにはボールペンをいただきました。
子どもたちにとってはとても価値ある体験になった校外学習。次号では感想を紹介します。
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