「目指さないもの」も必要
第31回全日本教育工学研究協議会に今日から参加。長野に来ている。子どもたちに告げると「信州そばですね」と言われたので、到着してから駅前の戸隠そばのお店へ。味は私好みだった。
発表は明日ということでゆっくり来てもよかったが、文科省の岡本薫氏がご講演ということで間に合わせてきた。以前に著書に共感をして、この日を楽しみにしていた。
ご講演自体は1時間20分あまり。しかしながら、もの凄い情報量の講演だった。つくづく「頭のいい人とは、こういう人のことなんだろうなあ」と感心した。
ご著書に書かれていた「マネジメント」をメインにお話をしてくださった。その中で一番印象に残ったのは「『これを目指す』と言うのなら『これを目指さない』ということも必要」ということだった。確かにそうだ。「これを目指す」と言っていて、「でも他も大事」ということで結局何でもやはりできるようにならなければ・・・というのが多い。
今年の自分は実はこの路線ではないかと思う。社会科と情報の実践での量産を目指している今年。「他は今までの財産を有効に使っていこう」と考えている。いわば「集中と選択」だ(これは上條晴夫さんがよく言われている)。そしてその方法は「重点化」という点ではうまくいっていると思う。
ただしこれは個人レベルの話。今日の「マネジメント」の話は本校で検討していきたい内容だ。本校で目指すべきものがあるのなら「目指さないもの」も公言する必要があると感じた。
Comments
ようやく学会発表ができました。3年前の教育工学会長岡大会に参加し「いつかは発表したい」と思っていました。その時もでしたが、yamachinは常に参加され、発表もしています。さらに質疑へも積極的。見習わねばと思いました。ありがとうございました。
Posted by: サトマサ | 2005.11.13 06:26
発表お疲れ様でした。
ゆっくりお話させていただきたかったのですが,バタバタとしてしまって(^_^;)
発表,参考になりました。
研究方法のモデルや具体的なテキストのまとめ方など,今後の研究に役立てたいと思います。
ありがとうございました。
Posted by: yamachin | 2005.11.13 06:16