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2005.11.20

情報テキストの開発2

小学MMの原稿。昨日の続きである。

■ 中心題材はコンビニエンスストア

 テキストの中心事例として5年生でコラム的に掲載されているコンビニエンスストアを選んだ。「POSシステムは情報社会のしくみの特徴をよく表していること」「コンビニエンスストアは児童にとって身近な存在であり使った経験も多いこと」「見学が可能であり学習活動としても取り組みやすいこと」がその理由である。
 社会科の教科書での単元展開は、典型的な一つの事例を深める内容になっている。テキストで1単元を深く追究させるのなら、同様の形式で構成すべきと考えた。ただし情報社会について理解を深めるには、コンビニエンスストアの一つの事例だけでは不足である。他の事例や情報社会の特徴(よさと問題点)も内容として挿入した。

 これらの学習内容をもとに目標を設定した。単元の目標の他に「関心・意欲・態度」「思考・判断」「知識・理解」の3項目の下位目標を決めた。

【単元の目標】:情報社会においてコンピュータの情報がどのように活用されているか理解し、そのよさと問題点について考えることができる。
【下位目標】
[関心・意欲・態度]
・情報社会における情報のしくみに興味を持つ。
[思考・判断]
・情報社会でのコンピュータによる情報のしくみと働きについて考えることができる。
[知識・理解]
・コンビニエンスストアではコンピュータの情報を効果的に活用し仕事に役立てていることを理解できる。
・情報社会でのコンピュータ活用の例を知り、その便利さと問題点を理解できる。

■ テキスト作りの留意点

 内容を決め、目標が決まってようやくテキスト作りである。
 次のような点に留意をして作成した。

・学習に効果的な写真や資料を対象施設に直接取材をして収集する。不足分はWebで検索し準備をする。
・基本的なテキストのスタイルは社会科教科書(今回は教育出版5年生)に準ずる。
・写真や図から児童が課題を持ち、それを話し合いや参考資料で解決するという問題解決型で1時間を構成する。
・コンビニエンスストアは事例に過ぎない。児童の思考を情報社会のしくみの内容に一般化できるように記述する。

 このように作成したテキストであるが、現在プロジェクトで製本途中である。残念ながらここでは具体的な内容をお伝えすることはできないが、テキストとして公開された時にぜひお手にとっていただければと思う。情報について学ぶ関わる画期的な単元開発が行われたテキストである。

 このテキストを用いて授業をした時、子どもたちからは「情報社会のことを今まであまりよくわからなかったが、よくわかった」という支持を得ることができた。テキストの有効性についても確かめられた。その点では、開発したか
いがあったと思ったものである。

 この「逆向きの設計」の手順は他の単元開発の時にも有効であった。他にも「情報社会とわたしたちのくらし」「チラシ広告の工夫と利用」という2つにテキストを開発している。
 このように、今後の私の教材開発に「情報社会に関わるテキスト開発」というジャンルが入って来た。これはこれで楽しみである。

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Comments

『コンビニ弁当16万キロの旅』(太郎次郎社)読まれましたか?
授業づくりに役立つ情報満載ですよ。

Posted by: DRK | 2005.11.23 at 23:10

コメントありがとうございます。題を見ただけでおもしろさを感じます。さっそく購入します。

Posted by: サトマサ | 2005.11.24 at 05:39

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