水沢の自慢番組を作ろう2
総合の学習、「対象決め」である。
学級通信 ファンタジア 130号より
総合では「水沢の自慢番組を作ろう」という学習に取り組んでいます。自分たちのビデオ番組を作るということで子どもたちは意欲満々です。
今週、その題材を決めました。この題材決めにはいくつかの条件があります。たとえば、「学区にあり、歩いて取材で行けること」「『自慢』にできること」というようにです。
さて、子どもたちから案がたくさん出てきました。その中から検討して5つのものを対象に調べることにしました。
私がおもしろいなあと思ったのが「三偉人」「日高火防祭」等のいわゆる「定番」が選ばれなかったのです。子どもたちによれば、「今まであまり聞いたことがないものを調べる方がおもしろい」というのが、その理由です。
なるほどと思いました。
では、子どもたちが何について番組にするのか紹介をしましょう。
★ 青い目の人形チーム
水沢幼稚園に「青い目の人形」があります。これは昭和初期に平和の使者としてアメリカから全国各地に送られたものでした。それが戦争中は「敵国の人形」ということで焼かれました。しかし水沢幼稚園の青い目の人形は保存されました。県にも10体ほどです。それを調べます。
★ 後藤屋チーム
水沢には数多くのお菓子屋さんがあります。その中でも後藤屋さんは老舗の一つです。多くの方が「水沢に来た記念に」ということで購入をしていきます。そのお菓子屋さんの工夫や苦労に迫っていくのがこのチームです。「おいしい」こともあるかもしれません。
★ 武家屋敷チーム
水沢市役所近辺に武家屋敷があります。子どもたちにとっては見慣れた風景ですが、市外出身の私にとっては「情緒があるなあ」と思ったものでした。その武家屋敷の様子や、伝統のある町並みを残していこうとしている点を調べます。
★ 日高神社チーム
子どもたちが一度は行ったことのある日高神社。日高幼稚園出身の子たちも多いようです。神社にはいくつもの文化財があります。特にうば杉を見上げるだけで私は「歴史」を感じます。改めてその歴史について考えます。火防祭についても調べられそうです。
★ 文化財・及川家チーム
立町の〇〇くんの家には歴史を物語っている文化財となっているものがあります。学級にそういう友だちがいるのですから、それがどのようなものか追究して、みんなに知ってもらおうということで取り組みます。私自身も勉強をして知識を増やしたいと思います。
来週から本格的な取材に入ります。どのような番組になるかとても楽しみです。
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