回想2005(下)
2005年を回想する。今日は7月~12月のことである。
・下半期は一気に過ぎた感じた。とにかくいろいろな体験をさせていただいた。まずは本職の授業では、6月のジャスト・スクール誌の取材授業、8月の学研NEWの取材授業(堀田先生の来校・講演で本校のIT活用が進んだ)、9月の食育授業(マクドナルドのコンテンツ・藤川先生の来校・マスコミ多数)、10月の学校公開、11月の学研NEW取材(鳥取・矢田先生の参観、夜・皆川先生との対談)と大きな授業が続いた。
一つ一つが価値があるものであり、「提案」となる形で授業を行ったつもりである。むろん、大きな授業のために日常の授業が犠牲になっては意味がない。日々の授業は、子どもたちに様々な力をつけるように工夫をしたつもりだ。特に社会科では公開授業のテーマ、「ものの見方や考え方を深める」ことに腐心し、それなりに結果も出たと思う。
・下半期は発表もいくつかあった。11月の仙台でのNEE、長野での協議会大会、12月の仙台での先進IT活用シンポジウムと一つ一つが大事なものだった。特に長野でのプレゼンは、今年の目標であった「学会発表」という夢を叶えることができた。内容も論文もプレゼンも堀田先生にご指導いただいた。この経験は大きかった。特にプレゼンについては、苦手だったものが少しずつではあるが進歩していると思う。
・有難いことに講師として呼ばれることもあった。主なものは、夏休みの北海道雪プロ合宿、ネットワーク福島大会、12月のデジタル仕事術セミナーである。パワーあふれる雪プロメンバーから刺激を受けたり、インパクトのある仕事術セミナーでプレゼンやシンポジストになったりと、自分がステップする場にもなった。
前期から継続しているプロジェクトは後期も順調に進んだ。KWNのビデオ作りも11月後半から12月にがんばった。さらに、メディア力プロ、IT学力プロが加わった。来年はまた新しいプロジェクトがスタートする。
・大きな出版物として「ITミニネタ本」(編集)と「デジタル仕事術」(共著)を発刊できた。11月と12月に発売されたのであるが、共に好評だ。ITミニネタ本は職場や外部団体から大量の注文があったし、仕事術本はアマゾンでも上位をキープしている。こういう本に携われたことは本当に幸せだった。ブログ・仕事日記・学級通信の毎日発信は習慣になっており、ほぼできた。
・子どもたちは特に11月ごろから成長の手応えを感じている。学級の中でのトラブルも自分たちで話し合って解決しようとする頼もしさ。最高学年に向けて努力しようとする意志。このまま成長していってほしいと願う。図工、海外研等の事務仕事も時間をやりくりして行っている。図工では冬休みにセミナーを、社研では1月に有田先生をお呼びして模擬授業を組み入れた研修会を計画している。学校や地域での活動も昨年以上にできたと思う。
・いいこと続きの1年のようだったが、決してそうではない。授業や学級経営で自分の力のなさを感じることもあるし、読書量はもっと増やさなければと思う。実践上の課題は、自分の弱点は自分がよく知っている。来年は、強みをさらに伸ばすことはもちろんだが、現実の自分の課題を克服できる年にしたいと思う。その抱負は明日。
この一年間、ご愛読、ありがとうございました。皆様、よいお年をお迎えください。
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