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2005.12.31

回想2005(下)

2005年を回想する。今日は7月~12月のことである。

・下半期は一気に過ぎた感じた。とにかくいろいろな体験をさせていただいた。まずは本職の授業では、6月のジャスト・スクール誌の取材授業、8月の学研NEWの取材授業(堀田先生の来校・講演で本校のIT活用が進んだ)、9月の食育授業(マクドナルドのコンテンツ・藤川先生の来校・マスコミ多数)、10月の学校公開、11月の学研NEW取材(鳥取・矢田先生の参観、夜・皆川先生との対談)と大きな授業が続いた。
 一つ一つが価値があるものであり、「提案」となる形で授業を行ったつもりである。むろん、大きな授業のために日常の授業が犠牲になっては意味がない。日々の授業は、子どもたちに様々な力をつけるように工夫をしたつもりだ。特に社会科では公開授業のテーマ、「ものの見方や考え方を深める」ことに腐心し、それなりに結果も出たと思う。

・下半期は発表もいくつかあった。11月の仙台でのNEE、長野での協議会大会、12月の仙台での先進IT活用シンポジウムと一つ一つが大事なものだった。特に長野でのプレゼンは、今年の目標であった「学会発表」という夢を叶えることができた。内容も論文もプレゼンも堀田先生にご指導いただいた。この経験は大きかった。特にプレゼンについては、苦手だったものが少しずつではあるが進歩していると思う。

・有難いことに講師として呼ばれることもあった。主なものは、夏休みの北海道雪プロ合宿、ネットワーク福島大会、12月のデジタル仕事術セミナーである。パワーあふれる雪プロメンバーから刺激を受けたり、インパクトのある仕事術セミナーでプレゼンやシンポジストになったりと、自分がステップする場にもなった。
 前期から継続しているプロジェクトは後期も順調に進んだ。KWNのビデオ作りも11月後半から12月にがんばった。さらに、メディア力プロ、IT学力プロが加わった。来年はまた新しいプロジェクトがスタートする。

・大きな出版物として「ITミニネタ本」(編集)と「デジタル仕事術」(共著)を発刊できた。11月と12月に発売されたのであるが、共に好評だ。ITミニネタ本は職場や外部団体から大量の注文があったし、仕事術本はアマゾンでも上位をキープしている。こういう本に携われたことは本当に幸せだった。ブログ・仕事日記・学級通信の毎日発信は習慣になっており、ほぼできた。

・子どもたちは特に11月ごろから成長の手応えを感じている。学級の中でのトラブルも自分たちで話し合って解決しようとする頼もしさ。最高学年に向けて努力しようとする意志。このまま成長していってほしいと願う。図工、海外研等の事務仕事も時間をやりくりして行っている。図工では冬休みにセミナーを、社研では1月に有田先生をお呼びして模擬授業を組み入れた研修会を計画している。学校や地域での活動も昨年以上にできたと思う。

・いいこと続きの1年のようだったが、決してそうではない。授業や学級経営で自分の力のなさを感じることもあるし、読書量はもっと増やさなければと思う。実践上の課題は、自分の弱点は自分がよく知っている。来年は、強みをさらに伸ばすことはもちろんだが、現実の自分の課題を克服できる年にしたいと思う。その抱負は明日。

 この一年間、ご愛読、ありがとうございました。皆様、よいお年をお迎えください。

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2005.12.30

回想2005(上)

今日、明日で今年を回想しよう。まずは上半期から。

・1月~3月は6年生の3学期。とにかく子どもたちを最高の状態で卒業させたい。そういう思いだった。子どもたちは一段と逞しくなり卒業をした。実際に中学校でも進んでリーダーになっている子も多い。卒業式はやはり涙だった。

・そんな中、一番の授業は2月2日の有田先生をお迎えしての「韓国の授業」だった。自分なりにいい授業ができたと思っても、有田先生からは「スーッと流れ(すぎ)る授業」とご批評をいただいた。有田先生を追いかけて20年近く。「授業を見ていただく」という夢が叶った。まさに至福の時だった。

・卒業式の翌日はプレコン全国大会。高学年の最優秀賞をいただいた。構想段階、プレゼン作り、ひらすら練習とよくがんばった二人に拍手。卒業後のこの実践で、16年度は幕を閉じた。

・4月。5年生の担任。本校では2度目で見通しを持てる学年だ。ちょっとにぎやかで、とても子どもらしい35人との出会い。学習規律の面で苦労をしたが、今は軌道に乗っている。

・今年度は二つの助成を受けることができた。額は多くはないものの、経済的なバックや機器が揃うということは有難いことだった。プロジェクトは昨年度から継続している「メディつき」と「情報テキスト」に加えて、「情報配信プロジェクト」に入れさせていただいた。このプロジェクトは年末の「デジタル仕事術セミナー」につながる画期的なものだった。また、授業成立メルマガの統括編集長となり6月から発行。

・執筆活動もずっと継続して行った。6月には2冊目の単著を発行。ノート本は予想以上に好評で2刷も近づいてきた。ITミニネタ本の編集担当となり、企画・MLの運営・会議主催等を行う。これも貴重な経験だった。その他も部分執筆の原稿、デジタル仕事術の原稿等で6月は執筆のピークだった。しかし、自分より忙しい人を知っているだけに「忙しい」は禁句である。
(明日に下半期)

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2005.12.29

本体HP 9万アクセス

2000年8月に開設した本体HPが9万アクセスを記録した。
これで10万が見えてきた。開いた当時は10万はおろか、1万も夢の数字に思われたものだ。
ちなみに1年半前に開いたこのブログは7万を超えている。一日200ぐらいのアクセス(ただしページビュー)なので、いずれは本体を越えるであろう。「仕事日記」は3万8千。こちらは一日80アクセスぐらいである。

考えてみれば、本体HPは最初は毎日のようにコンテンツを増やしていった。それまで埋もれていたレポートや学級通信が陽の目を見るということで喜んでタイピングをしたものだった。
しかし、いつかはネタは切れる。そこで考えたのが「仕事日記」だった。4年前からスタートし、2年前に「エンピツ」に移行した。いわば自分の業務日誌みたいなものだ。
1年半前、それにあきたらずブログも始める。最初は2日に1回程度の更新だったが、数カ月後、「毎日更新」を決意。現在に至っている。仕事日記も、ブログ更新も、授業日は学級通信も日課となっている。習慣化すれば、これらは負担にはならないものだ。
もちろん、見て下さる人がいるからこそのブログ・仕事日記である。改めて感謝したい。

さて、慣れてその現状に甘んじたら、そこで成長は止まる。現在ブログ・仕事日記・学級通信に加えて、新たな発信を構想中である。毎日発信は難しいと思う。しかし自分の中で改革は止めてはいけない。常にチャンレジあるのみと思っている。

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2005.12.28

「夢は叶う!」

今日がNHK「プロジェクトX」の最終回。
「子どもに見せたい番組」1位を何度か続けた番組だ。もっとも「子どもたちが見たい」番組はまた別だが。
私も自分への励ましや授業のヒントとして時々視聴をしていた。特に「えりもに春を呼べ」の回の番組は、5年の環境に関わる学習「えりもに緑を呼べ」で効果的にその映像を活用することができた。えりも岬の広い緑と、きれいな海の映像に子どもたちは釘付けだった。
関連本も読んだし、本校には児童向けの漫画版「プロジェクトX」もある。そういう意味では、自分に関わりの深い番組だったと思う。

さて、この番組に出てきたリーダー達に共通する言葉があるという。「夢は叶う」という言葉だそうだ(真偽は確かではない。あくまでも聞いた話)。いい言葉だ。もちろん、黙っていて夢が叶うわけではない。間違いなくどのリーダーも挫折を繰り返し、努力した最終結果として夢が叶っている。元気の出る話だ。

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2005.12.27

80%でOK

昨日、今日と仕事術セミナーに参加された先生方のブログを拝見している。十数名、アップしている。全国各地の情報教育実践者が注目していたセミナーだったということがわかる。
見ていて気になるのはやはり自分の発表内容へのコメントだ。その中で、多かったのが「その場主義・80%でOK」への共感だ。その場主義については以前に書いたので、80%について少し説明しようと思う。

たとえば、何かの提案文書を作る時、下書きをすると思う。書けない部分があってもいい。それがだいたい自分の中では60%。問題はそれからだ。当然修正したり、付け加えをしたりして質を上げなければならない。自分の中で引き上げる・・・それが80%。完璧を目指すのなら、まだまだ修正が必要だ。しかし、80%を90%に質を上げるのは容易ではない。まして100%に近づけるのは困難。むしろ、それは提案した時に他の方の意見を聞いて質を上げた方がいいという考えである。意見を言う方も満足するはずだ。

以前は限りなく100%を目指していた。それだと時間がかかってしょうがない。20%を引き上げる努力を別のことに使いたいと思った。実際にそのようにしても、提案自体の骨子は変わらないので何も不都合はなかった。それから「80%でOK」が自分の中のスタンダードとなった。
ただし、70%ではダメだと思っている。これでは一定の質が保たれない。経験則でスピードアップでき、一定の質が保たれるのが80%だと思っている。

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2005.12.26

その場の質問の方がいい

昨日の仕事術セミナーの続きである。

パネルディスカッションは玉置先生、石原先生、私の3人に堀田先生が質問をするという形で行われた。この特徴は、「質問についての打ち合わせをしていない」という点である。この意図はよくわかる。その場で質問した場合の答えの方が、人間性や本音がより表れるのである。さらに、頭もフル回転する。その方が表現としては豊かになる。

ゲストティーチャーとの授業の時、よくこのことを実感する。その場で質問をした時は、それまで説明をしていたGTとは違った話し方や表情になることが多いのである。

昨日もそうだった。一つ一つの質問に即応答できる場合もあったし、他の先生方から話していただいてから答えたいと思うものもあった。その点では、笑顔だったりちょっと悩んでいたりと質問によって違った表情になっていたと思う。これは他の先生方を見ても同様であった。

これをわかっているから堀田先生もこのようなスタイルにしているのだろう。これは仙台でのNEEの時も同様であった。もっとも、質問が価値あるものでなければ意味がないことは当然である。

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2005.12.25

一流のプレゼン術

デジタル仕事術セミナーが終わった。
クリスマスの日に定員の100名をはるかに上回る申し込み。皆、身銭を切っての参加。これだけでも、発表者冥利に尽きるのだが、舞台裏を知っている私自身が楽しみにしていることがあった。それは堀田先生、玉置先生、石原先生のプレゼンである。

何度も書いてきたが、自分はプレゼン力が劣る。数年前での発表のプレゼンは我流そのものだった。その時には、「我流」とは意識しておらず、「自分なりのプレゼン」と都合のいいように解釈していた。しかし、「プレゼン術」という形で意識しはじめると、自分のプレゼンのまずさ、表現力の貧困さが自覚できるようになってきた。それからである。プレゼン力向上への本格的な練習が始まったのは。今回も、かなり練習をして臨んだ。自己評価ではまだまだと思うものの、自分の伝えたいことについてはできたと思う。

そんな自分にとって同じセミナー講師のメンバーから、「プレゼン」という視点で学べるということは大きな楽しみだったのである。

まずは堀田先生。いつだったか堀田先生から「シートの見せ方を工夫している」というお話を聞いたことがあった。今回はまさにそれだった。仕事術の本を9種類ごとに分類したスライド(こちらに実物)を示された。シートを撮ろうとする参加者のデジカメがどんどん見える。表現したいことが的確に表された1枚のシート。それを作る術は、やはり一流なんだと思った。

続いて石原先生。サイボーグ009、沢庵和尚等の人物がプレゼンに出てくる。教育や仕事術との関連は・・・と聞き手は思わず考えてしまう。100マス計算のデータのグラフ。これなら一目で子どもたちの成長の跡がわかる。どちらもシートの見せ所を知っている・・・そのような感じのプレゼンだった。

最後に玉置先生。話術の巧みさ、内容のおもしろさが抜群。きっとシートを使わなくても、聞き手が注目する語りが出来るのだろうなあと想像する。ユーモアもばっちり。何度笑っただろう。知的に笑わせる講演と言えば、有田氏や野口氏がすぐに思い浮かぶが、玉置先生も一流の講演者と感じた。

これだけのプレゼン術を間近に見ることができた点でも、価値のあるセミナーであった。(いつか「教師のプレゼン術」というテーマのセミナーが開かれないかな・・・と勝手に思ってしまった)

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2005.12.24

著書紹介

 連載している小学MMに自著のことを書いた。その原稿である。

連載 私の教材開発物語 第54回

著書紹介:この冬発刊!お勧めの2冊

佐藤 正寿(岩手県水沢市立水沢小学校)

■ 編著と共著の発刊

 この冬、私が関わった2冊の本が発刊された。

 1冊は『IT活用の授業ミニネタ&コツ101』(上條晴夫・佐藤正寿編著・学事出版)である。IT授業初心者の先生方のための本である。
 普通の先生が簡単にできて、子どもが授業にのってくるITを活用したミニネタが満載の本。次のWebの目次を見れば「これならやってみたい」と思うであろう。
☆『IT活用の授業ミニネタ&コツ101』の学事出版のHP

 愛知県の小牧市IT活用委員会からは、「会員にぜひ配布をしたい」ということでまとめて30冊の注文があった。小学校はもちろん、中学校でもIT活用のテキストになるような本だと自負している。

 もう一冊は『できる教師のデジタル仕事術』(堀田龍也・玉置崇・石原一彦・佐藤正寿著・時事通信社)である。

 この本は教師の仕事術をテーマにした本である。一般社会のビジネス書は数多く発刊されている。しかし、「教師の仕事術」というのは各自が自分なりの術を持っているのに、本になることは少ない。そこにスポットを当てた内容である。
 4人のライターはそれぞれ立場が異なる。堀田氏は研究者、玉置氏は管理職(校長)、石原氏はIT達人、私は授業屋の立場から執筆している。その仕事術の項目も魅力的だ。「情報を集める仕事術」「人と会う仕事術」「学級事務をスピードアップする仕事術」「授業の質を上げる仕事術」といった日々直面する仕事術がテーマである。さらに、「無意味は会議での仕事術」「スランプに陥ったときの仕事術」というように「そんな時、確かにある!」という例もある。
 これまた見逃せない1冊である。

■ 初の編著でメーリングリストをフル活用

 今まで単著を2冊出しているが、『IT活用の授業ミニネタ&コツ101』は私にとって初めての編著である。
 この本ではメーリングリストをフル活用して作業が行われた。たとえば、次のようにである。

・ライター(小学校教師を中心に13人)はメーリングリストでミニネタ案を出す。
・出されたミニネタ案を編者が検討して決められた数に絞る。
・執筆段階で疑問点や必要な情報の交換を、メーリングリストを通して行う。

 この本の場合、最初から執筆項目が決まっていたのではない。各自から出された案をもとに決める。その場合、メーリングリストは大変便利である。たとえば、あまり執筆経験のないライターでも、先に発信している人の分を見
て、「このようなネタでいいのか」と参考にできる。また、あるライターが数多くネタの案をメーリングリストに発信すれば、それが刺激になって他のライターもがんばって発信するということもあった。もちろん、疑問点や情報交換
もスピーディーに行われた。
 この本の製作過程で、「発信したメールが全員で共有化できる」というメーリングリストのメリットを最大限生かすことができたと思っている。

 ただし、一度編集会議を持った。これはこれで必要なことであった。本の趣旨は文書で提案していたものの、各自によってイメージが異なる。また書き方も各自によって解釈が異なる。その点で、実際に顔を合わせてディスカッションをするということは必要不可欠なことだと感じた。

 なお、メーリングリストは本が発刊された今は、本のPR作戦の場であるとともにさらなるIT活用交流の場となっている。

■ 自分の仕事術を振り返る

 『できる教師のデジタル仕事術』は自分の仕事術を振り返るいい機会になった。もともと「仕事術」に興味があったということもあり、この本の執筆は実に楽しいものであった。
 実際に発刊して10日あまり。読者からの感想も続々届いている。その中で共感が一番多いのは「その場主義」ということである。たとえば、ノート点検では次のように書いている。

 たとえば、ノート点検はその場で持ってこさせてすぐに見る。持ってこさせれば、子どもたちに「上手なノートだね」「よくこんなに書いたね」と声もかけられる。これが後で返却となれば、放課後に見ることとなるし、返却のため
の時間も費やす。もちろん、じっくりと評価したり、コメントを必ず書いたりという場合には別だが。不思議なもので教師が「その場主義」となると子どもたちも同じような行動をするようになる。
『できる教師のデジタル仕事術』より

 これは子どもの指導だけではなく、事務的な仕事でも同様だ。机上に提出物があったら、すぐに取り掛かる。原稿依頼があったら、依頼要項を読み、すぐに思いついたことをメモする。それが頭の中に残り、関連情報に接した時にひらめくものである。先日も6年生の子が「卒業文集への一言をお願いいたします」と小さな紙を持ってきた。その子たちが他の先生に依頼している時に、その場で書き上げた。後回しにすると、集める子どもたちも再度集めに来なければいけないし、自分も紙を探したり書く内容を再考する時間がかかったりする。
同じ内容を書くのなら断然「その場主義」がいいのである。

 本著はこのような仕事術が盛りだくさんである。「デジタル仕事術」と題名にあるが、デジタルをとっても十分に参考になる。ぜひ手にとって見ていただきたい本である。

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 このメルマガの編集者である蔵満逸司氏は次のように「デジタル仕事術」の感想を述べている。有難い感想である。

『 『できる教師のデジタル仕事術』、面白いです。実は、同じだなあと思うところが多々あり、不思議な気もしながら読んでいます。その場主義も大賛成です。後の名文よりその場の短文と思い、ノートや連絡帳などなるべくその場で返しています。メールでも同じです。後で・・・と思って書いていない返事やお礼の手紙・メール・・・反省です。
 とにかく読んでみてください。ひょっとしたら、時間の使い方が大きく変わるチャンスかもしれませんよ。』

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2005.12.23

アメリカからの絵葉書、出てくる

偶然である。
アメリカ研修ネタを2回書いていたら、今日アメリカ研修での絵葉書が出てきた。
12年前、私がアメリカ研修をしていた時に、毎日家族宛に絵葉書を出していた。2カ月の研修だったから、60枚ほどになる。自分がしまうものではないので、いつの間にか忘れてしまっていたが、今日家内が整理をしている時に偶然見つけたものだ。

絵葉書だから書くスペースは限られているのだが、毎日300文字ぐらい、その日の出来事を書いている。日記はノートに別に書いていたので、この2つが日課だった。(今ならメールで即伝えられるが、この時の絵葉書は1週間かかって岩手に届いた。時代が違うなあ・・・)

読み返すとアメリカならではの学校を見学した驚きがいくつか記されていた。

・高校には託児所がある。それは教師のためではない。生徒の中ですでに子持ちの人のためのものだった。
・麻薬防止のためのプログラムがある。日本も最近になって力を入れているが、私が見た学校は週に一回、警官が定期的に来て指導をしてくれるということだった。この頻度に驚いた。
・性的虐待を受けた子専用の学校があった。これまた独特のプログラムであった。
・高校では危険な事態にならないように、学校で複数のガードマンが雇われている。危険な事態とは外部からの進入ではない。危険な行為をする高校生を止めるためだ。それらのガードマンは頻繁にトランシーバーで連絡をとりあっている。

まさにアメリカ社会のゆがみが学校の仕組みに反映されている。これまたアメリカ社会の現実だと感じたものだった。

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2005.12.22

アメリカの一小学校の休み時間

一昨日、アメリカの一小学校のシステムを書いていたことで思い出したことがあった。
本体HPの研修記には書いていないことである。

それは休み時間のことである。私が行った小学校の休み時間は、学級ごとに違っていた。午前中に4コマ授業があれば、2コマが終われば各学級で自由にできる。時間は20分ほどだ。子どもたちは学級一斉に遊んでいた。私がよく見たのはキックベースボールだ。その間、教師は何をしているか。
ずっと子どもたちの休み時間の様子を必ず見守っているのである。まあ、教師も休み時間だから、お菓子をほおばりながらであるが。その見守りは、「子どもたちの様子を見る」ということよりは、聞けば別の事情があるらしかった。
アメリカ合衆国は訴訟社会である。子どもたちの事故があれば責任問題だし、何よりもその学校の経営上の問題になる。そこで、「休み時間も教師がちゃんと見ていた」ということが重要になるらしい。そのために休み時間、見守っているということなのである。
日本だったら、休み時間、子どもたちが校庭で遊んでいても、教師が見守るということは少ないであろう。一緒に遊ぶ教師はいるだろうが、それはあくまでもふれあいのためである。「問題がおきないために見守る」という例は少ないだろう。
このようなところにもシステムの違いがあるんだと感じた。

ここで「休み時間も見なければいけないのなら、教師の休憩時間はどうなっているのか」と思うだろう。これは昼食時間にばっちりと保障されている(いつも5分で食べ終わる私にとっては羨ましい)。どの学級の教師も休憩室に集まって、一時間近くゆっくりと昼食をとりながら、情報交換をする。私も一緒に昼食をとったが、一斉に集まることの少ない教師にとって貴重な時間であった。ちなみに子どもたちの昼食は一斉にランチルームでとるが、そのお世話は校長先生だった。

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2005.12.21

欠席率

のどが痛い。「十数年風邪を引いたことがありません」と周囲に豪語してきた。自分の体調で学校を休んだのは、ここ18年間はない。それだけに、「風邪ですか?」と言われると、「いえ、単にのどが痛いだけです」と答えている。もちろん、「それを風邪って言うのでは?」と突っ込まれる。明日が終業式で、その後も大事な日々が続く。一刻も早く治さねば・・・と思っている。

さて、通知表の出席日数を記入して、改めて今の学級の特徴を一つ見つけた。「欠席」が少ないのである。全員揃う日が月の8~9割。欠席する子がいても1名のみ。月の欠席総数は全員合わせても2~5日程度なのだ。
率に直してみると、欠席率は0.6パーセントぐらい。これは今まで担任した中ではかなり高い。
学力テストだと統計が出て全国や県と比較できるのだが、この欠席率(出席率でもよい)のようなデータはどこかにないのだろうか。ふと思った。

ちなみに一番の欠席率が少なかったのは4年前に前任校の5年生担任の時だ。15人という少なさもあって、ほとんど欠席者はいなかった。さらに給食はほぼ全員完食。給食の先生方が人数の割には多めの量を配慮するほどだった。

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2005.12.20

個別面談のシステム

今日と明日は個別面談である。2日で36人。一人あたり10分ほどである。
その面談の空いた時間でふと思い出したことがあった。12年前、研修を行ったアメリカの小学校の個別面談のシステムである。(ちなみに旧HPにアメリカ小学校研修記を書いている)

ポートランド市(オレゴン州)のアインソワーズ小学校に1カ月間通ったのだが、ちょうど5年生が1週間、個別面談の時期だった。20人の子どもたちを5日間で面談する。一日4人ずつだ。時間は何と4時間。午前中いっぱい行われる。つまり一人あたり1時間面談をしていた。確かにこれなら、じっくりと子どもたちのことについて話し合いができる感じた。日本の場合には、これぐらいじっくりと話すのはあくまでも一部の子だけだ。それも個別面談ではない時に特別に話し合う程度である。ちなみに、これは一回だけではない。定期的にこのような面談が行われ、子どものことを教師も保護者も密に話し合うことができるシステムになっている。

でも、ここで疑問がわくであろう。そんなに授業をつぶして大丈夫かと。
実は面談中も、子どもたちの授業は通常通り行われている。担任の代わりに、市派遣のピンチヒッターの先生(その学校に常駐しているのではなく、市内各学校を専門にまわる先生)が1週間、午前中その学級に入るのである。確かにそのような先生がいるからこそ、このようなことができるのだと感心した。

このようにアメリカの小学校の様々なシステムには学ぶ点が多かった(指導方法についてはそれほどでもなかったが)。それをもっと伝えていくことが研修に行った自分の使命である。

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2005.12.19

水沢自慢番組感想

 水沢自慢番組の取り組みが今日の試写会で終了をした。最後の単元全体の感想を書かせた。
 子どもたちが次の3点でいい学びをしたことがわかる。

・ビデオ番組作りという体験→様々なスキルを身につける
・地域のよさを知るということ→地域の愛着につながる
・協力し合うことの大切さ→生きていくうえでの大切な何かを学ぶ

 具体的な感想を紹介する。

 番組作りが成功したのでよかったです。たいへんだったのは、セリフを覚えるところでした。セリフは忘れたところもあったけど、思い出せたのでよかったです。ほかのチーム発表もよかったし、歴史のこともわかったのでよかったです。水沢の自慢が伝わったと思います。

 番組を作るのはけっこうたいへんだったけど、ちゃんとしたものが作れたのでよかったです。それでうまく演技もできたので、よかったです。いろいろな人たちが協力してやれば何事もうまくいくということを学びました。

 番組作りなんて初めて(当たり前)。むずかしところもあったり、マイクのスイッチをOFFにしていたりしたけど、最後はちゃんとできたのでよかったです。私が大人になったとき、そういう仕事をしてみたいです。

 最初はよくわからなくてたいへんだったけど、たくさん学べてよかったです。ほかのグループもすごい工夫をしたりして、すごいと思いました。ほかのグループを見て気づいた事を私たちも直して、本物みたいにしたいなあと思いました。

 最初はシナリオ作りや映像をうつす所でまちがえて大変だったけど、その分CMができた時はすごくうれしかったです。この仕事はとても大変だということを学びました。NGもたくさんあったけど編集をしたら、すごくいいCMになってよかったです。水沢自慢ができました。

 はじめはどうやって進めていくのかよくわからなかったけど、この学習を通して見ている人に気持ちを伝えられるのは、大変なことだということがわかりました。最後に見たら、少し工夫をしていることがわかってもらってよかったです。

 番組を作るのは難しかったけど、がんばって最後までできたのでよかったです。〇〇くんの家にはめずらしい貴重な物がたくさんあったということを知り、すごいなあと思いました。みんな水沢の自慢をちゃんと伝えていたのでいいなと思いました。

 やる前はやれるのがうれしくて楽しそうだと思っていたけど、楽しいほかにも大変なところもたくさんあったので、難しかったです。失敗もあったけど、最終的には成功して水沢の自慢がちゃんと伝わっていてよかったです。楽しかったのでもう一度やってみたいです!

 作るのは大変だったけど、うまくできたし、楽しかったのでよかったです。撮影中はやっぱりチームワークが必要ということがわかったし、水沢の自慢が伝わったと思いました。

 後藤屋の番組作りをしてみて、おかし作りのことがよく分かったし、歴史もわかったのでよかったです。ぼくはカメラマンでとり方を間違えたりしてむずかしかったけど、ちゃんとできました。

 この番組の感想は初めてマイクやカメラを使って本格的にやって、緊張したけれど、やっているうちにぜんぜん緊張しなくなって楽しい!と思えたのでよかったです。苦労したところはセリフを覚えるところです。次に何かやるときは、もっとチームワークを深めたいです。

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2005.12.18

「がっちりマンデー」

ビジネス書はけっこう読むが、テレビのビジネス番組はほとんど興味がなかった。本と違い役立たないものが多かったからだ。ところがこの1年、よく見ている番組がある。「がっちりマンデー」という番組だ。日曜の7:30ということであまり見ている人はいないだろうが。ちなみにほぼ同時間帯に「わくわく授業」(NHK教育)もあり、自分にとってはゴールデンタイムだ。

今日の「がっちりマンデー」はモスバーガーの社長の出演だった。この番組はけっこう自分と関わりにあるビジネスが出てくる点に興味を覚える。モスバーガーも回数は多くないが、利用して好印象を持っているハンバーガーショップである。その社長さんがしていることにいくつか興味を覚える。

・朝出勤したらすぐに会社の周辺を掃除。店長時代からの習慣。
・「遠い・遅い・高い」と通常のファーストフードと逆の発想で人気をつかんでいる。
・日本人にあった商品開発。

確かにマクドナルドと同じことをやっていては太刀打ちができないだろう。この発想があるから、業界2位の地位を保っているということだった。ちなみにこの3つの視点は、自分の仕事に通じる部分があるなあ。
そして、順調に業績を伸ばしていても、さらに改革が進行中である。これも今の自分に言えること。どんどん自分を変えていかなければ進歩はないのだ。

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2005.12.17

グループ指導

 「メールマガジン・授業成立プロジェクト」25号の原稿である。

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 授業成立プロジェクトリーダーである上條晴夫氏の著書が『子どものやる気と集中力を引き出す授業 30のコツ』(学事出版)です。
 その中に「授業づくりの基礎技術 10のアイテム」という章があります。この授業スキル号では,この10の基礎技術を「紹介プラス具体例」という形でお伝えしたいと思います。今回はその7回目。グループ指導です。

 上條氏はグループ指導を粗く次の二つのタイプに分けています。

1 ドリル的な課題を効率的に作業する
2 自由なアイデアを協同して考え出す

 1はたとえば縄跳びで課題別にグループで練習をする場合です。これは、同じ課題を持つということで子どもたちに仲間意識が生まれます。そして、競争意識よりも教え合ったり、助け合ったりするような雰囲気ができます。
 それに対して2は、一つの課題を解決するために自由に話し合い、考えるようなケースです。この場合には異質メンバーによるグループ作りが行われることが多いです。そうすることで、グループに様々なアイデアが出てきます。一人一人の「違い」が学習にとって価値があるのです。

 1は「助け合い」、2は「違いによる活性化」がキーワードです。どちらも授業成立のためには重要な要素です。学習のねらいによってどちらを選ぶかが違ってきます。ただ、このキーワードを知っていれば子どもたちへの声がけも違ってきます。

 たとえば、1だったら「(縄跳びで)目標をクリアーした人はできない人にコツを教えてください」と言えます。そうすれば、まだ目標を達成できない子たちも「ねえ、ねえ、どうやればできるの?」と友だちに気軽に聞くことができます。
 2だったら、「お互いの考えが違ってこそ、グループとしていいアイデアが出てきます」と言えば、安心して違う考えをグループで話すことができます。

 どちらも子どもたちが安心して学習に取り組める声がけが可能なのです。

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2005.12.16

今年一年を漢字で表すと・・・

2日前に紹介した師走ネタを今日実践。その学級通信である。

学級通信 ファンタジア 第145号より

今年一年を表す漢字が発表されました。
「愛」だそうです。確かに「あい」という名前の選手や有名人の大活躍、
が記憶に残ります。また、「愛・地球博」という大きな行事もありました。プラスイメージの漢字で、これからの未来がよりいいものになるような予感がします。
子どもたちも興味があるようで、「今年一年を表す漢字は?」と聞いたら、
すぐに「愛!」というように何人かの子たちからすぐに出てきました。
 これをヒントに子どもたちに聞きました。

 あなたにとって今年一年を表す漢字一文字は何ですか。

 子どもたちは最初難しいそうだな・・・という反応でした。それはそうですね。大人でも同じことを聞かれたらすぐには答えられないと思います。そこで、昨年度の例(私が担任した6年1組のもの)を次のように紹介をしました。

「最」 「協」 (どちらも4票)
     ・・・最高学年、最後の学年で協力しあえたから。
「新」 「努」 (どちらも3票)
     ・・・新しい気持ちで努力した1年でした。
「音」 (2票) ・・・音楽のクラブ(金管)をがんばった
□番外
「蹴」・・・毎日サッカーのボールを蹴ることに夢中。
「買」・・・今年は本やゲームをいっぱい買ったから。(うらやましい)
「太」・・・一年間でかなり太ってしまった。(そう言われれば・・・・)

 このような例を示したら、子どもたちも「ああそうか」とわかったようで、さっそく「よし、この漢字だ」「ぼくは、これだ」というように書いていました。さて、子どもたちが選んだ今年の漢字一文字をいくつか紹介しましょう。

★ 「友」・・・友だちがいっぱいできたし、いっぱい遊んだから。
★ 「投」・・・野球のピッチャーでがんばって投げたから
★ 「命」・・・今年はいろいろなこおで命がなくした人が多かったので。
★ 「委」・・・委員会でたくさんがんばったから
★ 「打」・・・バスケットでシュートをたくさん打ったから
★ 「食」・・・おいしいものを食べて食べての1年間だったから
★ 「健」・・・よく寝て、よく食べたから
★ 「演」・・・金管クラブで今年演奏をがんばったから
★ 「水」・・・水泳強化練習でがんばって泳いだから
★ 「貯」・・・貯金がとてもうまくいったから
★ 「算」・・・算数をがんばったから
★ 「炎」・・・2学期燃えて一生懸命に勉強をしたから
★ 「歌」・・・歌を歌うのが好きだし合唱クラブでもがんばれたから
★ 「無」・・・お金を使いすぎてなくなったから
★ 「漫」・・・今年まんがをたくさんかいたから
★ 「恋」・・・秋から冬は恋をするから

 なかなか子どもたちも考えるものです。さて、この例からわかるように、実に幅広い漢字が出てきました。その中で一番多かったのが「力」と「友」です(ともに3票)。「力をつけなさい」が私の口癖ですし、新学年になって新たな友だちと会いました。納得ができる答えでした。

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2005.12.15

あれこれ

1枚の学級通信に書くほどのないことでも、3つ分を合わせるとB4で1枚分の内容になる。そのような学級通信を1カ月に1~2回は発行している。

学級通信 ファンタジア 第144号より

■合唱クラブミニコンサート

 私は合唱クラブなのでこの日のために、たくさん練習をしました。最初はあまり人がこないと思っていました。でも、思ったよりも人がたくさん来てくれました。とってもうれしかったです。
 本番になるといきなりきんちょうしてきて、ドキドキしました。
 私は、赤い鼻のトナカイの手拍子の時にみんながいっしょに手びょうしをしてくれるのかなーと思いました。みんながいっしょに楽しそうに手拍子をしてくれました。とってもいい気持ちになりました。(A子)

 昨日は合唱クラブのミニコンサートでした。日頃の活動の成果の披露をするために、昼休み時間に行いました。自主的な活動なので、「来たい人は見にきてください」ということでした。するとご覧のようにたくさんの子どもたちが聴きにいきました。
 時期に合わせてのクリスマスソングメロディーやコンクールの歌等を体育館に響かせてくれました。聴いた子どもたちも「感動した」「すばらしかった」と感想を話していました。

■思わず考える詩

 【教科書にある「ねぎぼうず」(みずかみかずよ)と「ケムシ・-」(まど・みちお)の原文を紹介。】

 どちらも教科書にある詩です。思わず「どういう意味?」と考え込んでしまいます。子どもたちに最初に聞いたら、半分ぐらいは「何のことかわからない」という反応でした。
 やがて話し合いの中で「ねぎをロケットにたとえている」「ケムシは毛がなくなったら、ケムシではなくなるからきらい」というような考えが出てきて、「ああ、そうか」と子どもたちも理解しました。
 同時に一行詩というものがあることもわかりました。このような詩の世界、とても楽しいです。

■ 味わいのある給食

 今日の給食に「すいとん汁」と「かぼちゃ」が出ました。このような和食が出るのは子どもたちにとってもとてもいいことだと思っています。
 かぼちゃが出た時に「なんでかぼちゃが出たんだろうね」と言うと、すぐに「冬至かぼちゃ」という反応が返ってきました。冬至はまだですが、給食も残り少ないので今日の献立となりました。もちろん、みんなでおいしく頂きました。

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2005.12.14

本の相乗効果

「できる教師のデジタル仕事術」(時事通信社)がとても好評だ。
4日前に本を見たばかりなのだが、アマゾン等で早々と購入された方にはどんどん届いている。
「野口悠紀雄の本みたいだった」「学期末モードだけど読み切りそう」「一気に読みました」という声が届いている。反響が大きい本になるだろう。
しかも企業の方々も購入されている。教師が一般的なビジネス書を読むのはわかるが、企業の皆さんが教師の仕事術を読むということは今まで少なかったであろう。その意味でも注目されるうれしさを感じる。

さて、この仕事術の本が発刊されてから驚いたことがある。ITミニネタ本、ノート本、授業のアイデア本と今まで自分が関わってきた本も売れているのである。特に授業のアイデア本はもう1年半ぐらい前の本。これはまさに相乗効果だ。
通常、本屋さんに行けば、ジャンルで分かれているために私の著書はバラバラに置かれている。これなら相乗効果は生まれない。アマゾンで関連図書(「このような本も買っています」)でガイドをしてくれているからこその注文だ。インターネットならではの効果だと思う。
いずれ、このように自分の考えが広まることは嬉しいことである。

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2005.12.13

師走ネタ

通知表で学級通信ネタにも困りそうなこの時期に、私には定番のネタがある。「ぼく、私の3大ニュース」である。ネタ集めは一人一人に、それぞれの今年の3大ニュースを書いてもらう。
「学級通信に掲載するので、みんなに読まれたくないものは書かないこと」
「学校のものを二つ以上にすること」
「5年生になった4月以降のものにすること」
といった条件をつける。しばし考える子もいるが、5分ぐらいすれば全員書いて出し終える。自分がそれをパソコンにして学級通信にするのが15~20分程度。それが3号分。全員が登場するし、子どもたちに関わる出来事がわかるので、私は定番として活用している。

この通信はもちろん「今年の十大ニュース」という新聞記事からのヒントで作ったものである。

そういえば「今年の漢字」は「愛」だとか。このネタをヒントに子どもたちに「あなたの今年の一年を漢字で表すと・・・」というネタの授業もよくする。「動(よく動くまわった)」「食(どんどん食べられるようになった)」というように子どもたちは考えつく。中には「太(体重が・・・・)」と思わず笑ってしまうものもある。これは最初に述べたように「今年の漢字」がヒントだ。

このような師走ネタ。ヒントはテレビや新聞。生かせるネタがけっこうあるものだ。

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2005.12.12

その場主義

「その場主義」が自分の仕事の一つのキーワードだ。
何か尋ねられたら可能な限りその場で決める。
メールで返信が必要なら、即行う等のように。

実はこれ、子どもたちに対しても同様だ。
今日、6年生の子が「卒業アルバムへのメッセージをお願いします」と職員室に来た。卒業文集に掲載する教職員の一言だ。担任ではないので、スペースは少ない。
そこで、その子が他の先生方にまわっている間に書き上げて、即「じゃあ、これね」と言って渡した。近くにいた先生が「もう書いたの!」とつぶやいたのが印象的だった。

このようにするには理由がある。
「自分のため」というのが一番だ。あとでということになれば、取り掛かるのにちょっとした時間が必要だ。場合によっては何を書こうとしたか忘れるかもしれない。最悪の場合には、用紙がどこにいったか探さなければいけない時もある。いずれにしても即書くのが一番だ。
もう一つは集める子どものためだ。かつて6年生を担任した時に、なかなかこの一言が集まらなかった。教師の中ではどうしても後回しの仕事(というほどでもないのだが)になってしまう。そうすると、子どもたちは何度も職員室に足を運ぶことになる。休み時間を犠牲にして、職員室前で待っていてようやくお目当ての先生が来たけど、「ごめん、まだ。明日来てくれる?」と言われて、がっかりした子がいた。それはそうだろう。子どもたちにとっては休み時間は貴重だ。
「向山洋一先生は子どもを少し待たせてその場で書いてしまう」ということを何かの文章で見つけた時にはとても嬉しかった。

このような子どもたちの様子を見て、子どもたちから来るお願いごとは可能な限りその場で行うようにしている。

この「その場主義」は子どもたちにも話している。その場で用事をしないために、2度も3度も無駄足を運ぶことになることを。そうすると「その場主義」で行う子が増えてくる。つまり教師の仕事術は子どもたちにも伝わるのだ。

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2005.12.11

みちのく情報教育フォーラムのご案内

今日は研修会のご案内です。
私が所属している「みちのく情報教育フォーラム」で2月に研修会をします。縁があって私もプレゼンさせていただきます。懇親会で多くの皆さんとお会いすることはもちろん、山形の温泉も楽しみです。皆さん、いかがですか。

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 「みちのく情報教育フォーラム第1回研究会inおきたま」のご案内
   ~気軽なIT活用でコミュニケーションスキルを鍛える~
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 2003年に結成した「2005年の教室を考える会みちのく支部」。
 今年度、「みちのく情報教育フォーラム」として再スタートしました。
 第1回研究会を、山形県置賜地方で開催します。
 身も心もふだん着で参加できる、だれにでも開かれたオープンな研究会です。
 どうぞ、お気軽にご参加ください。お申し込みをお待ちしております。
   最新情報はこちら

■期日  平成18年2月11日(土)
 10:00 開会(受付は9:30から)17:00 終了(閉会行事まで)
■会場
 ☆研修会…「南陽市中央公民館(えくぼプラザ)」
  〒999-2211 山形県南陽市赤湯791-1  TEL 0238(50)1140
 ☆懇親会…赤湯温泉 「上杉の御湯 御殿守
  〒999-2211 山形県南陽市赤湯989番地  TEL:0238(40)2611

■講師 ※今回も、「スペシャルゲスト」をお招きします。
  金沢大学教育学部附属小学校教諭    八崎 和美 先生
  岩手県立大学ソフトウェア情報学部教授 鈴木 克明 先生
 
■主催 みちのく情報教育フォーラム(代表:成瀬 啓)

■後援  (申請中)

■日程
9:30       受付開始
10:00~10:10 開会・日程説明
10:10~10:40 みちのく情報教育フォーラムメンバーによる
       5分プレゼン&課題提示【30分】

  ○算数で鍛えるコミュニケーションスキル
   「実物投影機を使って」(皆川寛 宮城 北方小)
  ○社会で鍛えるコミュニケーションスキル
   「プレゼンテーションソフトを使って」(佐藤正寿 岩手 水沢小)
  ○国語で鍛えるコミュニケーションスキル
   「デジタルコンテンツを使って」(金隆子 山形 南原中)
  ○総合で鍛えるコミュニケーションスキル
   「3校での交流学習を通して」(竹田洋 山形 鮎貝小)
  ○朝の会で鍛えるコミュニケーションスキル
   「デジカメを使って」(鈴木誠 山形 犬川小)

10:40~10:50 ワークショップ説明
10:50~12:00 グループ顔合わせ&授業づくり 【70分】

12:00~13:00 昼食(グループ毎) 12:40~企業ブース紹介

13:00~13:10 講師の先生からの応援メッセージ
13:10~13:40「ジグソー」でポスターセッション 【30分】
 *A4一枚レポートでプレゼン(募集)+企業アピール

13:45~15:15 発表に向けて話し合い(授業づくり2)【90分】
15:20~16:20 授業発表 【10分×5】
16:20~16:50 ゲストトーク 【30分】
      岩手県立大学ソフトウェア情報学部 教授 鈴木克明先生
金沢大学教育学部附属小学校    教諭 八崎和美先生
16:50~17:00 閉会・諸連絡

17:30~18:30 移動・チェックイン
18:30~20:30 懇親会

■参加費 3,000円(昼食代含む)
■懇親会 7,000円
■宿泊費 5,000円(1泊・朝食・税込)
    ※フル参加で、15,000円になります。

■定員  50名(定員になり次第締め切らせていただきます。)

■お申し込み方法
 参加ご希望の方はこちらのサイトから申し込みを行ってください。

■お問い合わせ先
  東北学院大学教養学部 教育学準備室内
  みちのく情報教育フォーラムinおきたま実行委員会事務局
  稲垣 忠  E-mail tinagaki@mba.ocn.ne.jp
  TEL:022-375-1180 FAX:022-375-1160

■転載
・本文の転載・転送はご自由にお願い致します。
・皆様の身近な方をぜひお誘いの上,お気軽にご参加下さい。

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2005.12.10

こういう時こそ

ここ数週間で重要なことが立て続けに決まっている。

1カ月ぐらい前までは12月~3月までのスケジュールはわりと余裕があるなあと思っていたが、それらもどんどんと埋まってきた。じっくりと時間をかけて取り組まなければいけないこともある。「光栄だなあ」と思うこともある。自分は周囲の方に感謝することばかりだと感じる。

こういう時こそ、大切にしなければいけないことを考えてみた。

一つは自分に仕事を依頼された方の思いを大切にするということである。数多くの教師がいる中で自分に頼んだ仕事である。「頼まれた仕事は断らない。感謝の気持ちで受け入れる」が自分のモットーだが、それもこれに由来する。そして「思いを大切にする」というのは結果として示さなければ意味がない。つまり一定レベル以上のアウトプットを続けなければいけないと思っている。

もう一つは足下の学級経営、授業実践、校内の仕事をより充実しなければいけないということである。今の管理職は自分の校外の仕事に理解を示してくださっている。これは有り難いことだ。しかし、校内の仕事で不備があれば即「校外の仕事をしているから」と思われるのも当然のこと。ならば、余計学校の仕事はきちっとしなければいけないと思っている。

この二つを並行して達成するために自分に必要なのは健康管理だ。実は先月、初めて某検査を受けている。結果が大丈夫だったらホッとしたものの今まで健康には無頓着だった。ここ十年ぐらい、かぜすらひいていないことが健康への過信につながっていた。より充実した人生のためには健康は不可欠だ。

よりタフに活動するために留意していこう。

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2005.12.09

「できる教師のデジタル仕事術」発刊!

いよいよ「できる教師のデジタル仕事術」(時事通信社・堀田龍也・玉置崇・石原一彦・佐藤正寿著)が発刊された。まだ自分に本は届いていないが、「学びの場.com」にばっちり紹介をされている。

書かれている仕事術は26。「情報を発信する仕事術」「人と会う仕事術」「人と話し合う仕事術」「授業を創る仕事術」「スケジュール管理の仕事術」「プロジェクト・実践をつくる仕事術」等、教師が知りたい仕事術が満載の本である。
一般的な企業人の仕事術の本は今までたくさん読んだが、教師の仕事術という本は本当に少ない。雑誌の特集も時々あるだけだ。それだけにこの本は価値があると思う。

私がこの原稿を書いたのは6月。いろいろな原稿を今まで書いてきたが、この本ではキータッチがスピードアップした。伝えたいことを書くことができることの幸せを感じた。
同時にすごい先生方と一緒に書かせていただいたことを本当に光栄に思う。
セミナーまであと2週間。この本と同様にエキサイティングな会になりそうだ。

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2005.12.08

学研NEW別冊付録は保存版!

11月2日に学研NEWの取材授業がありました。
その授業や対談の様子が「学研NEW」1月号に別冊付録として掲載されました!

「授業づくりがうまい教師のIT活用術」決定版  です。

全部で12ページの冊子です。
皆川さんとの対談が4ページ。
私と皆川さんの取材授業が6ページ、掲載されています。
全てがIT活用に関わることです。

授業の一場面を的確に写した写真と明快な授業紹介で、IT活用の意図がはっきりとわかる冊子です。
ぜひ皆さん、ご覧ください。タイトルに気恥ずかしさが少しありますが、これからの自分が目指す道と考えて精進したいと思います。

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2005.12.07

プロから学ぶ

 番組作りのプロと言えば、やはりテレビ会社のディレクターさん。水沢市には幸いケーブルテレビがある。昨日、子どもたちの番組作りのために来校していただいた。

学級通信 ファンタジア 第138号より

 子どもたちの「水沢自慢を番組にしよう」の学習も佳境に入ってきました。子どもたちはシナリオを書き上げ、リハーサルに入って、いよいよ撮影という段階です。そのまま撮影でもよかったのですが、せっかくの番組作りです。ぜひ「メディアに携わるプロ」の方に子どもたちの番組プランを見ていただこうと思いました。お招きしたのは水沢テレビの小野さん。6月に一度社会の学習でお招きをしておりますし、9月の校外学習でもお世話になりました。今回が3回目の学びになります。

 これまで子どもたちは工夫したシナリオ作りに取り組んできました。たとえば、次のようにです。

・時代をタイムスリップして江戸時代に主人公がワープするという設定(武家屋敷チーム)
・お店の人と一緒にお菓子屋を見ながら紹介するというアイデア(後藤屋チーム)
・及川家のご主人にたくさんインタビューをして語ってもらう考え(及川家チーム)
・うば杉を違ったアングルから撮影をしたり、クイズを組み入れて興味を引くようにしたりするアイデア(日高神社)
・プレゼンを組み入れて流れる物語風の全体構成にしたアイデア(青い目の人形チーム)

 これらのアイデアを実際に小野さんの前で子どもたちがリハーサルしました。まだまだ練習不足なので、シナリオを見ながらの試行錯誤でした。
 さて、かんじんの評価です。まずは子どもたち相互の評価です。一つのチームの発表に子どもたちから意見です。「話している人を写すのではなく、お菓子を写した方がいいと思います」「三脚を使って写した方がいいと思います」といった鋭い意見が次々と出てきて、頼もしいと思いました。
 さらに、小野さんからは数々のプロからのアドバイスをいただきました。特に重要だと思ったことは次のようなことです。

・インタビューの時には挨拶や相手の紹介を入れる。(終わった後の「ありがとうございました」も忘れずに。)
・物を写す時には人物から物にカメラを移動させるという方法もあるが、
 いったん撮影をストップして場面を切り替えるという方法もある。
・もっと演技は元気よくやっていい。

 日頃のレポート番組は確かにそうなっています。一つ一つの小野さんのアドバイスに子どもたちも納得をしていました。もちろん、これからの撮影に生かされることでしょう。また、子どもたちの全体構成や工夫についてはほめていただきました。これは子どもたちの自信になりました。
 次はいよいよ撮影。楽しみです。

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2005.12.06

「驚くこと」

社会科本の文献探しのために古い本や雑誌をひっくり返している。
もう20年前の雑誌もあって、かつての自分の原稿に「こんなレベルで書いていたのか」と恥ずかしい思いをしたり(もちろん当時は精一杯書いた)、「おー、〇〇さん、こんなところに書いていたんだ」と思わず読みふけったりしている。

さて、このような文献探しのプラスアルファは、本筋とは関係のない知識を得るということである。今回であれば、社会科と違う部分での発見がそれに当たる。
次のような一文を一昨日見つけた。

「驚くこと」も教師の大事な仕事の一つである。

この場合「驚くこと」が教師の仕事かどうかは問題ではない。前後の文脈から、「もっと教師は子どもたちの反応に驚くべき」という主張なのである。
これに「ハッ」とした。経験が多くなればなるほど、「驚く」率が人間は少なくなるのが普通だ。考えてみれば自分も1学期に比べたら、子どもたちの行動や声に驚かなくなってきているのではないか。それは「安定」を意味する部分もあるのだが、それではいけないと自戒した。

このことがちょっとひっかかって、昨日、今日と意識すると、不思議なことに「自然に」驚くようになる。同時に新鮮な気持ちにもなっている。すると、子どもたちのささいな行動にも「おー、すごいね。驚いたよ」と言葉が出てくる。好循環そのものだ。

そうか。やはり、このような気づきが常にできればいいのだが、そうもいかない。しかし、今回は本が気づかせてくれた。経験を重ねるとアドバイスをしてくれる人はどんどん少なくなる。本を読む効果はこのように戒めを自分に与えるためでもあるのだなと感じた。

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2005.12.05

わくわく3題

子どもたちがわくわくしながら、活動する日は嬉しいものである。
今日はそのような日だった。今日の学級通信は子どもたちの表情がよく写真を4枚入れた通信になった。

学級通信「ファンタジア」第136号より

 今日は子どもたちにとって「わくわく」が多かった日でした。3つ、紹介をします。

■その1 「ごはんとみそ汁」にわくわく

 今日は家庭科の調理実習でした。
 子どもたちにとっては、3回目調理実習です。回を重ねるごとに手際がよくなってきており、嬉しいです。
 今回は「ごはんとみそ汁」の調理実習です。今までごはんは炊いた経験がる子でも、炊飯器で・・・という子がほとんどです。今回炊ける様子がわかる鍋だったので、子どもたちは「おもしろい・・・」とつぶやきながら見ていました。
 みそ汁も自分たちで具を選びました。味を確かめながら、上手にできました。
 9時40分ごろに「いただきます」だったので、朝食をしっかりとった子にはお腹がいっぱいになったかもしれません。それでも自分たちが作った「ごはんとみそ汁」です。どの班も完食しました。(給食はさらにきつかったと思います。)
 いい経験になりました。

■ 「雪」に「わくわく」

 12月上旬にしては珍しく雪がどさっと降りました。昔だったら珍しくなかったのでしょうが、今は例年中旬~下旬だと記憶しています。
 「わくわく」したのは男の子たち。さっそく休み時間に、外に飛び出し、雪合戦をしていました。
 ぶつけても楽しそう。ぶつけられても楽しそう。「これでこそ子どもたち!」と思いました。

■ リハーサルに「わくわく」

 総合で取り組んでいる「水沢の自慢番組」は、子どもたちの第一次シナリオが完成して、録画のリハーサルに入っています。初めての経験なだけに、子どもたちは「わくわく」しながら、取り組んでいます。
 あすは水沢テレビの小野ディレクターに来ていただき、シナリオの構成やカメラ技能等を教えていただく予定です。プロからの学びです。これも「わくわく」です。

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2005.12.04

本のこと

知人が笑いながら話してくれた。

その知人の奥さん(教員)が本屋さんで教育書を見ていた。そして、「この本、役立ちそう」と思って1冊購入をした。家に帰って、改めてじっくりと見たら「佐藤正寿著」と書いていて、大変驚いた。

ちなみに知人の奥さんも私と知り合いである。
このような本の購入のされ方が著者として一番嬉しい。内容で評価していただいているからだ。

さて、著者として本の売れ行きは気になるところだ。
今はインターネットで本のランキングが出ているので時々チェックしている。
それを見るとノート本は発売されて半年たった今も注文があることがわかる。新刊のITミニネタ本はこれからどうなるか。気になるところだ。

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2005.12.03

またもや犠牲者が

マスコミの今日のトップニュースは栃木県の小学1年生の殺人事件だ。学校現場に身を置く者として、また小学生の子どもを持つ者として、ご家族のお気持ちを考えると本当に切ない思いである。

かつて日本は「安全な社会」と言われたが、今や都会・地方と関係なく「危険な世の中」になった。本校でも月1~2回ぐらい不審者対策の指導と通知をしなければいけない。「人を信じることが大切」と言いつつ、「人を疑うことも大切」と言わなければいけない世の中。自分が小さい頃とは本当に変わってしまった。

今回の事件で思い出したのが、12年前のアメリカ研修だ。オレゴン州ポートランド市のアインソワーズ小に1カ月研修に行った。子どもたちのほとんどがスクールバスか自家用車で登校していた。徒歩は本当に学校のそばの子のみ。私はホームスティ先から徒歩(30分ほど)で通っていたが、通学する子どもたちとは全く会わなかった。そのことを教職員に聞いてみたら、「安全確保のためには当然」ということだった。この小学校が特別ではない。スクールバスが普通の社会だった。
「こんな社会はいやだなあ。日本はこういうふうにはならないだろう」と思っていたら、12年後にはこうだ。

悲劇が再び起こらないように、思い切った対策が今必要だと思う。アメリカの例からも学べるだろう。自分の立場でできることは限られている。何かの場で話題にしたいものだ。

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2005.12.02

水沢自慢のキャッチコピー

 総合的な学習「水沢の自慢番組を作ろう」の授業である。水沢テレビから一つの番組として取材させていただきたいという連絡が来た。自分の実践が映像記録として残るのは本当に有り難いことだ。

学級通信 ファンタジア 134号より

 自慢番組を作る時に一番大切なのは「伝えたいことは何なのか」を明確にすることです。それを明確する方法の一つとして「キャッチコピーを作る」という方法があります。
 NHK教育テレビに「体験!メディアのABC」という番組がありました。これはメディアに関わる学習をするための番組で、その中にキャッチコピーの回があり、これを活用してキャッチコピー作りをすることにしました。
 方法は次の通りです。

① 取材や調査した中でキーワードになる言葉を抜き出す。
② その中から2~3個ぐらい、伝えたい内容にふさわしいキーワードを選ぶ。
③ それらを組み合わせて効果的なキャッチコピーにする。

 方法が分かれば子どもたちは意欲的に活動に取り組みます。取材や調査をしたので、どんどんとキーワードをカードに書き込んでいきました。「『歴史』はいいよ。長い歴史があるから」といった会話をしながら、子どもたちは重要なキーワードを選んでいました。
 ただ難しかったのが選んだ後のキーワードをつなげる場面です。ただ単に言葉を合わせただけではインパクトは強くなりません。様々な並べ方を試したり、他の重要な言葉を入れたりして、20分ほどでキャッチコピーは完成しました。画用紙に書いての発表です。
 紹介をしましょう。

★ 後藤屋チーム 季節を感じる手作りの味

★ 武家屋敷チーム 歴史がいろいろ、武家屋敷

★ 日高神社チーム 樹齢900年、文化がある神社!

★ 文化財・及川家チーム 謎がたくさん!及川家の深い歴史!

★ 青い目の人形チーム 戦争を乗り越えた青い目の人形

 それぞれのチームが「自分たちが伝えたいこと」を的確に表すことができたと思います。
 次の段階はいよいよシナリオ作りです。子どもたちは熱中して取り組んでいます。ただし、ビデオ作品になるまではちょっとした「壁」があるようです。それを乗り越えるのもいい勉強だと思っています。

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2005.12.01

教師のプレゼン術を知りたい

今日はCEC先進IT活用教育シンポジウム
「このIT活用が学力を伸ばす~一斉授業でのシンプルな活用を中心に~」というテーマで発表をした。協議会長野大会で学んだことを生かしてシート作りをして、プレゼン練習をして臨んだ。その点で自分の伝えたいことは伝わったと思う。MLや皆川さんのブログでも「わかりやすいプレゼンだった」「構成が参考になった」といった評価をいただいた。

しかし、自分の中ではまた「プレゼンは難しいものだ」と感じた。プレゼンの時は聴衆を見ているのだが、その反応があまり変わらないからである。身を乗り出したり、うなずいたり、「意外」という表情をしたり・・・そんなふうに聴衆が変化するプレゼンができるようになりたいとつくづく思う。もちろんそのようになるには、かなりの修業が必要だと思うが。

なぜそう思うのか。それは、聴衆が変化する講演会と研修会を本校で見ているからである。2月の有田先生の研修会。90名の聴衆がどんどんと身を乗り出してきた。8月の堀田先生のプレゼン。本校の先生方が大きくうなずいたり、「うーん」とつぶやいたり。どちらも聞き手の意識が変化するのがはっきりと分かった。

自分はプレゼン初心者だから、これから本格的に学びたいと思う。今までも様々なプレゼンから学んできた。今回の皆川さんのプレゼンからも多くのことを学んだ(本当にすばらしいプレゼンだった)。学べば学ぶほどきっと奥が深いのだろうと思う。

「本でも学ぼう」と思って、いくつかのプレゼン関係の図書も購入している。しかし、検索してみれば「教師のプレゼン術」という類の本はないようだ。雑誌の特集もわずかしかないようだ。今や研究会の発表はほぼ全部プレゼンソフトを使ったものだ。ニーズは高いのだから、「教師のプレゼン術」という特集や本がもっと出てもいいと思う。

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