プロから学ぶ
番組作りのプロと言えば、やはりテレビ会社のディレクターさん。水沢市には幸いケーブルテレビがある。昨日、子どもたちの番組作りのために来校していただいた。
学級通信 ファンタジア 第138号より
子どもたちの「水沢自慢を番組にしよう」の学習も佳境に入ってきました。子どもたちはシナリオを書き上げ、リハーサルに入って、いよいよ撮影という段階です。そのまま撮影でもよかったのですが、せっかくの番組作りです。ぜひ「メディアに携わるプロ」の方に子どもたちの番組プランを見ていただこうと思いました。お招きしたのは水沢テレビの小野さん。6月に一度社会の学習でお招きをしておりますし、9月の校外学習でもお世話になりました。今回が3回目の学びになります。
これまで子どもたちは工夫したシナリオ作りに取り組んできました。たとえば、次のようにです。
・時代をタイムスリップして江戸時代に主人公がワープするという設定(武家屋敷チーム)
・お店の人と一緒にお菓子屋を見ながら紹介するというアイデア(後藤屋チーム)
・及川家のご主人にたくさんインタビューをして語ってもらう考え(及川家チーム)
・うば杉を違ったアングルから撮影をしたり、クイズを組み入れて興味を引くようにしたりするアイデア(日高神社)
・プレゼンを組み入れて流れる物語風の全体構成にしたアイデア(青い目の人形チーム)
これらのアイデアを実際に小野さんの前で子どもたちがリハーサルしました。まだまだ練習不足なので、シナリオを見ながらの試行錯誤でした。
さて、かんじんの評価です。まずは子どもたち相互の評価です。一つのチームの発表に子どもたちから意見です。「話している人を写すのではなく、お菓子を写した方がいいと思います」「三脚を使って写した方がいいと思います」といった鋭い意見が次々と出てきて、頼もしいと思いました。
さらに、小野さんからは数々のプロからのアドバイスをいただきました。特に重要だと思ったことは次のようなことです。
・インタビューの時には挨拶や相手の紹介を入れる。(終わった後の「ありがとうございました」も忘れずに。)
・物を写す時には人物から物にカメラを移動させるという方法もあるが、
いったん撮影をストップして場面を切り替えるという方法もある。
・もっと演技は元気よくやっていい。
日頃のレポート番組は確かにそうなっています。一つ一つの小野さんのアドバイスに子どもたちも納得をしていました。もちろん、これからの撮影に生かされることでしょう。また、子どもたちの全体構成や工夫についてはほめていただきました。これは子どもたちの自信になりました。
次はいよいよ撮影。楽しみです。
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