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2006.01.27

授業づくり研修会

今日は宮城県登米市立北方小学校での授業づくり研修会であった(主催は登米市教育委員会)。この会に講師として参加させていただいた。研究主任の皆川さんとの縁である。皆川さんに感謝。概要については、皆川さんがブログにアップしている。
私の今回の役目は次の3つである。

・研究授業のコメント(国語)
・講演
・Q&Aに答える

このようなフルコースで招かれたのは初めて。準備も授業分と講演のプレゼン、資料と時間をかけた。結果的にこれが自分の学びともなった。大きくは次の3つ。

1 社会の模擬授業ができた
 今回、講演の中に模擬授業を組み入れた。教科書の1枚の写真をもとに授業を組み立てるというものである。
 発問は4つ。プラスノート指導。聞き手の反応がとてもよく、楽しくできた。10分後、自分の発問を解説した。ここは、皆さんとてもうなずいたり、メモをとっていた。実感として発問のよさが入ってきたのだろう。
 これを講演を中で発問を解説しても効果はなかったに違いない。また、模擬授業のよさもアピールできたと思う。

2 自分の授業の特徴について振りかえることができた
 今まで自分の授業の特徴について改めて考えるということはなかった。一つ一つの実践やIT活用については、特色を分析していた。全体的なものは日常的には特色づけが難しいからだろう。その中で考えたのが次の8つ。
① 自分なりの授業原則を蓄積する
② ノート指導に力を入れる
③ 「お助けマン」(ツールやグッズ)の活用
④ 子どもにつける力と教師が深めるべきものを明確に
⑤ 活動をどう組み合わせるか吟味する
⑥ 子どもは最良の授業コメンテーター
⑦ 用語や原典にこだわる
⑧ 新しい型を作る
 今回は①②についてのみ話をした(①はさらに分類化)。このような振り返りの機会も大切と感じた。

3 自分の世代の役割
 ノート指導の内容で東井義雄氏の本から引用した部分があった。一番うなずいていたのが校長先生だった。あとでお話を聞くと学生時代には斎藤喜博氏とも縁があったということ(斎藤氏は宮城教育大学教授だった)。若い教師にとっては聞いたことのない名前かもしれない。
 しかし先人の仕事には学ぶ点が多い。それらを今に伝える役割も自分の世代はあるのだと感じた。

 授業のコメントやQ&A、模擬授業はふだん取り組んでいることだけに、自分のペースでできた。しかし、講演については難しなあと思った。経験不足もあるだろう。今までも「講演のしかた」については、いろいろな方の講演を聞く度に研究してきたがまだまだ研究不足だ。

 参加者の皆さんはすばらしかった。模擬授業にも積極的に子ども役になって参加してくださった。話し甲斐があった。だから時間もあっという間に過ぎた感じである。
 また皆川さんの研究主任としての働きにも感心した。一週間ほど前から、研修会に関わって本当に細やかに準備をしてくださった。さらに研修会の企画・運営にも学ぶ点が多かった。
 それらの点でも自分にとっては価値のある研修会だった。

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Comments

今日はありがとうございました。「授業づくり」という視点でじっくりお話を伺うことができ,大変贅沢で濃密な時間を過ごしました。ぐいぐい引き込まれる模擬授業。「こう組み立てればいいんだ」「こんな授業をしてみたい」と実感できた先生方がたくさんいたはずです。明日からすぐにでも実践できるヒントがちりばめられた講演会でした。
校内研究とからめつつ,教師1人1人の授業力をアップさせるしかけを考えていきます。ありがとうございました。また来てください(^^)。

Posted by: みなかわ@宮城 | 2006.01.27 at 22:31

こちらこそありがとうございました。皆川さんあっての私の参加でしたから、本当に感謝・感謝です。研修会では皆川さんなりの「仕掛け」が随所に感じられました。来年は公開という大仕事がありますね。ぜひ参観したいと思っています。

Posted by: サトマサ | 2006.01.27 at 22:54

私も昨日から今日にかけて、
先生方に話す機会がありましたが、
やはり難しいですね。

話し方についても、ぜひいろいろと
教えてください。

http://www.mochizuki.net/
http://edublog.jp/mochizuki/

Posted by: Y.Mochizuki | 2006.01.28 at 01:56

コメント、ありがとうございます。今回は「聴衆反応」と「目線」をかなり意識しました。その点で見えてきたものもあります。これから積み重ねて自分なりの原則を身につけたいと思いました。

Posted by: サトマサ | 2006.01.28 at 05:41

先生が見えたものとは、
たとえばどんなものでしょうか?

よろしければ教えてください。

http://www.mocizuki.net/
http://edublog.jp/mochizuki/

Posted by: Y.Mochizuki | 2006.01.28 at 09:43

「見えたもの」と言っても常識的なことですが・・・。たとえば、「場面をイメージできるように話すと反応がよくなる」「会話文を入れると顔が上がる」「一般的な話にはキーワードが必要」「話の中で笑わせるのは自分にとっては難しい」といったことです。

Posted by: サトマサ | 2006.01.28 at 10:39

素早い回答ありがとうございます。

「場面をイメージできるように」
確かに大切ですね。
私は中学校理科が専門ですが、
イメージできるように、画像や映像を使うこと自体が
教科でICTを活用するポイントですね。

これからもいろいろ教えてください。

http://www.mochizuki.net/
http://edublog.jp/mochizuki/

Posted by: Y.Mochizuki | 2006.01.28 at 11:15

東井義雄先生の名前をこんな所で、見かけるなんて・・。
東井先生は、私の育った兵庫県出石町の隣町但東町の先生で、私はそのご長男、東井義臣先生に3ヶ月だけ教わりました。小学生の頃、祖父から「東井先生はとってもすばらしい、有名な先生だから」と言われ続け、子ども心に「一教員がどうして有名になる」のかその仕組みが分からなかったのですが、本をたくさん書かれていたんですね。手元に東井先生の全集はあります。義臣先生も本当にすばらしい先生でしたが、朝マラソン中に倒れ、10年以上意識不明のまま、3年ほど前に亡くなりました。本当に恩師です。近づこうにもあまりに遠すぎる・・。何だかとっても嬉しくなってのメールでした。

Posted by: 小谷田 | 2006.01.29 at 14:04

小谷田さん、コメントありがとうございました。いろいろなところでいろいろな縁があるものだと思いました。以前、同僚が道徳の研究授業のまとめで東井義雄さんの詩を引用したことがありました。もちろんその先生は、東井さんが教師だったことはわかりません。詩人だと思っていたそうです。
お子さんのエピソードも強烈です。

Posted by: サトマサ | 2006.01.29 at 14:16

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