プレゼンの視点で見れば・・・
今日は市の教育研究発表会。個人研究を6人が発表をした。まずもって、冬休み返上で準備にあたった発表者の先生方に敬意を表したい。発表者を支えた方々にも同様である。このような発表の機会を経て若手教師は成長していく。かつての自分もそうだった。実に貴重な機会だ。
しかしながら、プレゼンの視点で発表を聞くと、思うことがいくつもある。毎年の発表を見て、「プレゼンとはこういうもの」という思いこみがあるのかもしれない。
そのような中で、今日のプレゼンで光っている先生がいた。特徴を記す。
・「原稿を読み上げる」というタイプではない。時々原稿は見るが基本的に聴衆を見ている。
・実物を持ち込んで紹介をしていた。
・スライドの文字が大きくてわかりやすい。
・効果があった事例だけではなく、効果のなかった事例も率直に報告していた。
・そして何よりも、「資料のまま言う」のではなく、「自分の伝えたいことをわかりやすく伝える」工夫をしていた。
これらはそのまま研究発表のプレゼンの基本につながるであろう。
研究発表の資料作りまではがんばっても、かんじんのプレゼンのスライドや発表については適切な指導がなされないことが多い。これではせっかくの研究の意図も上手には伝わらない。研究と同様にプレゼンにも時間と労力をかけるべきだと改めて感じた。
Comments
コメントありがとうございます。「初めて」がキーワードかなと思って、研修会ではプレゼンを聞いていました。「初めて授業を見る人にもわかる動画か」「初めてレポートを見る人にもわかる内容か」というようにです。そう考えるとプレゼンには思いやりが必要だとつくづく感じます。
Posted by: サトマサ | 2006.01.13 21:40
プレゼンに悩むぼくにとっては、とてもわかり易いアドバイスでした。
今、研修パッケージを作っています。誰でもパワポを使って研修ができるのものを目指しています。他人が使えるプレゼンを作ることは、自分が使っても相手に伝わりやすいものになっているだろうと思って作っています。
Posted by: みや | 2006.01.13 21:18