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2006.03.06

藤原先生の感想

3月3日に佐藤学級を訪問した藤原先生から感想が届いた。一日の授業をA4で4枚分。ぎっしりと発問中心に書いている。これだけメモをするのも大変だっただろうと想像する。そしてそれに自分なりの分析を加えている。
訪問授業の時に、自分が得をするのは、佐藤学級が外部からどのように見えるかわかる点だ。自分の授業や我が学級の特色が感想には反映される。これは有難い。藤原先生に感謝。場合によっては授業記録も保存できる。
1時間目の国語では、次のような感想である。

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◇ 感想
学級が明るい。のりがいい。しかし、集中すべき時には静かになる。教師も冗談を言い、楽しみながら学習が進んでいる感じがする。今回は、発問力をあげたいと思い、授業を参観した。1 時間目は学習ゲーム。楽しみながら力がつく学習だ。学習ゲームだが、ゲームの説明をするだけでなく、意図ある言葉が発せられていた。しかも、無駄はなかった。
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これは自分の授業の特色の一部を表している。
また、当日は急遽卒業式の呼びかけの人選をしなければいけなかった。そのメモも次のように書いている。

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前段階として、自分がやりたいという意欲がどの子にもあった。そこで「台詞を間違えてはいけない、大きな声・・・」と高い目標レベルを具体的に提示し、絞り込みをしたそうだ。立候補者は14 人。12人の枠だが2人オーバーである 「自分が言いたい台詞を言ってもらいます。決定は先生がします。基準は・・・・ 」
ここで、子供に決定権を与えないところがみそだと思う。短時間で、基準に基づき決定できるからだ。14 人が台詞を言う。どの子も、声に張りがある。鍛えてある証拠だ。教師は、メモ。読み終えた後、合格者を発表。
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このような指導は自分で記録をとることがほとんどない。しかし、教師をやっていれば、「人選」の場は必ず年に数回はある。その指導からも学んでいる。その点にも感心した。
ブログや日記、学級通信を毎日発行しているといえども、考えてみればこのような一つの授業記録やミニ実践記録を書くことは少ない。今回送っていただいた感想を読んで、このような記録の収集も必要だと改めて感じた。

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