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2006.03.02

2分プレゼン

文部科学省 主催の「IT活用による学力向上の証し」成果発表会の参加をした。
今日と明日はこの話題。

今回私は発表者である。授業実践者30名が次々とIT活用により、学力がついた事例を報告していくのだ。人数が人数なだけにプレゼンは決められた様式でのスライド3枚。時間は2分。これだけ短いプレゼンは初めてである。
短いのが簡単かと言えば、全く逆だと感じていた。限られた中で表現するには頭を使う。
準備段階では全くその通りだった。
自分の表現した原稿を書いてみた。だいぶ削って書いたつもりだ。通して読んでみる。3分もかかる。
次に思いっきり削った。何とか2分20秒ぐらいになった。早口で読めば何とか2分になるのではないか・・・と思った。しかし、早口で読んでわかりにくい表現になってしまっては無意味だ。
さらに言葉を削る。何とか2分をこえるぐらいになった。
家でできたのはここまで。

続きは新幹線。
幸い隣に乗客はいないので、ぶつぶつと窓に向かってつぶやく。書いているものは見てプレゼンしてもいいのだが、基本的に暗記するぐらい読み込まないとすらすらと読めないだろうと思い、暗記に挑戦する。しかしなかなかできない。棒暗記する必要はないし、臨機応変に言葉をつなげばいいのだが、それによって空白や言い直しが生じる。新幹線の中ではその繰り返しだった。あっという間に東京駅。

駅構内のコーヒーショップが練習場所。読んでいるうちに、くどい言い回しに気付いた。そこを削る。だいぶすっきりしてきた。これで2分を切るぐらいになった。ただし、淀みなく読めた場合である。1回つまずけば2分をオーバーしてしまう。そこで、失敗した場合にカットするところを決めた。これで何とかなるだろうと思って会場入り。
しかし、自分の経験から、練習よりかならず本番は時間がかかることを感じている。そこで、さらに部分的に言葉をけずってようやく1分50秒ぐらいになった。

いざ本番。1分45秒で「あと15秒」の予鈴が鳴るのだが、その前に終わった。15秒、もったいなかったものの、無駄な言葉をだいぶ削ったつもりだったので、すっきりとした表現はできたかと思う。わずか2分のプレゼンだったが、今回の練習は「言葉を削ること」「すらすら言えるまで練習すること」の基本的な部分を学ばせていただいたと思う。

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Comments

発表,お疲れさまでした。
短い時間で実践内容,検証方法,結果,考察がしっかりと伝わってくる,本当に分かりやすい発表でした。
「さすが,佐藤先生!」と思って聞いていましたが,裏では相当な練習をされていたんですね。
私も2分間スピーチをしてみたくなりました(^_^)

Posted by: kita | 2006.03.02 at 23:43

発表、お疲れ様でした。しっかりと拝聴させていただきました。昔、サークルの先輩に急な仕事を頼むときは、忙しい人に頼んだ方が確実にやってもらえるという話を聞いたことがあります。佐藤先生しかり石原先生しかり、あの短い期間の中、別の仕事を抱えながらの実践、本当にすごいなあと感心しています。自分はまだまだ。少しでも追いつけるよう修行したいです。

Posted by: tomo | 2006.03.03 at 00:23

kitaさん、コメントありがとうございました。鹿児島東京日帰り往復とはすごいです。といっても時間的には岩手より早いかも知れないけど。2分間は本当に短いです。自分を表現する練習にはなりますね。確かに。

Posted by: サトマサ | 2006.03.03 at 05:43

tomoさん、ご無沙汰しております。会場にいらしていたのですね。私も「仕事は忙しい人に頼め」という言葉を聞いたことがあります(といっても自分が忙しいわけではありません)。IT活用と学習ゲームとの関わりもおもしろいと思います。さらにそれが学力向上になればユニークですよね。

Posted by: サトマサ | 2006.03.03 at 05:46

そうですね。
長い発表(1時間ほど)と短い発表(10分ほど)では
プレゼンといっても、
まったく違うものになりますね。

先日も知り合いの先生方に
その話をしたのを思い出しました。

http://mochizuki.la.coocan.jp/blog/
http://www.mochizuki.net/

Posted by: Y.Mochizuki | 2006.03.03 at 06:25

聞いていて本当に気持ちの良いプレゼンでした。見事でした!
核心をついていると周りの部分を言わなくても伝わってくるのですね。
無駄がまったくありませんでした。
勉強になりました。

Posted by: 齋藤 | 2006.03.03 at 22:17

Mochizukiさん、コメントありがとうございます。2分は本当に限られた時間だと感じました。だからこそその人のプレゼン力がわかってしまう。恐いなあと思いました。

Posted by: サトマサ | 2006.03.04 at 05:40

齋藤さん、コメントありがとうございます。いろいろなプレゼンをご指導&ご覧になっている齋藤さんの評価ですからとても嬉しいです!会場ではお会いできなくて残念でした。やはりあの人数ですからね。ありがとうございました。

Posted by: サトマサ | 2006.03.04 at 05:41

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