有田先生のフォークボールの話
昨日ついたコメントから思い出したことがあった。同じプロ野球のネタである。
確か、1988年の筑波大学附属小学校の公開研修会だったと思う。有田和正先生が「プロ」のエピソードを語ってくださった。当時、中日の抑えの絶対的なエース牛島投手と広島の山本浩二選手の話だ。牛島投手は今は横浜の監督。私と同い年で、浪商時代の甲子園での活躍ぶりに釘付けになったものだ。ちなみに優勝校は箕島高校。星陵高校との延長18回の死闘は忘れられない。
さて、エピソードである。次のような話をされた。
牛島投手をどうしても打てない山本選手は、ある時、フォークボールを投げる時に牛島選手のグローブ(ボールを入れた時)が少し膨らむのに気付いた。それを知ってから、どんどんと打てるようになった。
ところが、それに気付いた牛島投手がそのクセを修正した。そうしたら、また抑えられるられるようになった。しかし、そこはプロである。山本選手は、修正したものの微妙にわかるクセをまた見つけ、また打てるようになった・・・。
有田先生はこの話を「プロとは何か」という文脈で話されたと記憶をしている。興味深いエピソードである。
ここまで研究・追究しなければプロではないのだ。子どもたちをそこまで研究しているか・・・・・。当時そんなことを考えたものだ。
「研究をする」「努力する」・・・プロとして当たり前のことだ。そして、何よりも結果が出なければ意味がない。そんなことを改めて感じている。
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