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2006.05.31

成果主義

先週から今週にかけて職場で話題になっていたのは「成果主義」の導入だ。
管理職が教職員を数段階にランク付けをしてそれを給料に反映させるというもの。
6月から実施ということだったが、それが延期になった。ネットにも記事が出ていた

今度どうなるのか。職場分会でも何回か話し合いを持ったし、注目をしている。その中で他県や他国ではどのような教師評価になっているのか、知りたくなった。機会があれば調べてみたいと思っている。

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2006.05.30

運動会余話

学級通信 プロジェクトZ 第31号より

★ 本当にいい運動会でした

 5月の連休後、本格的な練習に入って3週間。子どもたちにとって小学校生活最後の運動会が終わりました。
 本当にいい運動会でした。天気にも恵まれましたし、子どもたちも一生懸命がんばりました。閉会式後、後片付けをして教室に入ると子どもたちが本当に満足をした表情で待っていました。
 紅組が勝ったから・・・ということもあると思いますが、それ以上に「一致団結をして一つのことをやり遂げた喜び」がそこにあったからと思います。

★ 子どもたちにとって喜びの舞台・・・組体操

 今回の運動会で一番時間を注いだのは組体操です。
 簡単な技からスタートしたものの、最初はなかなかできない技もありました。倒立、サボテン等です。それが何度も練習をしているうちに、見事な技に仕上がってきました。まさに「集団の美」です。
 この組体操で子どもたちが学んだのは技だけではありません。一番の学びは「協力」や「責任」だと思います。一人でも気を抜いたら技が成功しないという中で、しっかりとがんばりました。
 その練習の中で私がいつも思っていたのは、「立つ人と支える人の誇り」です。組体操は「支える人」がいないと成り立ちません。土台となる子たちが、乗る人の重さに耐えながら必死にがんばる姿にいつも感動をしていました。同時に上に立つ子たちは、支える子への信頼をもとに「落下の恐怖」を克服します。お互いに自分の役割に誇りを持ち、支え合っている姿に「すばらしい!」といつも思っていました。
子どもたちの「見てほしい種目NO1」だったのには、このような気持ちがあったからだと思いますし、本番でもその気持ちが伝わりました。

★ 真剣な表情!騎馬戦・100m徒競走・リレー

 その他の種目も本番は見ごたえのあるものでした。真っ向勝負の騎馬戦。最後まで全力投球の100m徒競走。そして疾走した紅白リレー。一コマ一コマが目に焼きついています。
 私が特に印象的だったのは騎馬戦です。審判補助として子どもたちの間近で見ていました。対決する子どもたちの表情の真剣さ!ふだん見たことのない表情でした。勝ったチームの満面の笑み、負けたチームの悔しさいっぱいの顔。どちらもいい表情だと思いました。
 騎馬戦といえば脚光を浴びるのが乗馬をする子どもたちですが、組体操と同じくそれを支える子どもたちのすばらしさも今回は感じました。まさにチームワークです。

★ 応援・係活動・後片付けで学んだ

競技だけではなく、応援・係活動・後片付けでも子どもたちは大活躍でした。「運動会は勝ち負けや技を高めるだけの場ではない」と常に言っていました。その通り、子どもたちは実に多くのことを学んだと思います。
いずれ、「最高学年」として最高の運動会になったと思います。次号からは子どもたちの声を紹介します。

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2006.05.29

応援団を見れば・・・

野中信行先生のブログに次のようなことが書かれていた。

『運動会で、その学校がどのくらいの状況であるかを判断するには、どこを見ればいいかご存知だろうか。その学校全体の子供達の様子を判断する目安である。それは確実にある。ずばり応援合戦を見ればいいのである。』

なるほどと思った。確かにそうだ。今まで勤務した学校は、子どもたちが一生懸命に応援をしていた。ただ、学級ごとで見れば「ああ、うまく行っていないな」というところがあったのは事実である。
さて、本校の運動会。私は4年連続で応援団の担当だ。応援自体はシンプルだ。エール・第1応援歌・第2応援歌・ウェーブは毎年同じ。オリジナルエールと第3応援歌を子どもたちが考える。小道具は特に用意をしない。声と動きで勝負である。全体での応援練習は1時間ほど。あとは各学級での練習だ。
限られた中での応援であるが、今年も迫力ある応援ができたと思っている。特に応援合戦では、強風で砂埃が舞う中でも紅白ともガンガンと声を響かせていた。さらに第3応援歌の動きも1年~6年までぴったり。これだけの人数がピタッと動きも声もそろうと感激する。特に、最後の応援合戦では審査員がどちらに判定をくだすか、困っているのがよくわかった。「どちらにも勝たせたい」・・・そんな心境だっただろう。

この応援への熱心さは、学区の中学校にも引き継がれている。長女の中学校の運動会の応援にも感動する。心を一つにして、1年~3年まで男女関係なく一生懸命に応援をする。その伝統は確実に後輩たちに引き継がれていっている。

運動会で子どもたちが学ぶことは多いが、このように応援練習もその一つだ。特に今回は我が学級から出た応援団長が大きく成長した点もあり、本当にいい運動会になった。

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2006.05.28

教材・授業開発研究所メールマガジン

3月に十数年間愛読していた「教材開発」誌が廃刊となり、残念な思いをしていた。
そんな中、教材・授業開発研究所の有志により、メールマガジンが発行されることになった。嬉しいことである。
登録はこちら
なお、見本のマガジンはこちら
いずれ有田先生にもご寄稿をいただけるとのこと。楽しみである。

教材開発は自分にとって、社会科実践の大きな柱である。同時に教材開発すること自体が自分の素養を深めることであり、学びでもある。教師である限り、ずっと続けていくつもりである。

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2006.05.27

支える誇り

運動会が終わった。最高学年として臨んだ運動会。本当にすばらしいものとなった。
今回特に印象的だったのは、「支える誇り」を子どもたちが何度も言っていたことだった。
6年生の種目は組体操と騎馬戦が初の種目。組体操の6人技や10人技では、頑丈が土台が必要となる。特に10人タワーでは、しっかりとした土台があるからこそ一番上に乗る子は安心して両手をピンと伸ばして立つことができる。見る人でその土台に注目する人は少ないであろう。騎馬戦だって同じ。支える3人がいるからこそ、騎士は安心して闘うことができる。

練習段階で、その地味な土台をあえて希望する子たちが多くて感心した。確かに体格では、上に乗るのは大変な子たちだ。しかし、いざ土台となると組体操の場合、ひざも手のひらも校庭の小さな石ころで痛くなる。声を出したくなる気持ちもわかる。練習半ばまでは「痛い」という声もよく出ていた。
それが途中から消えた。技の上達もあっただろうが、「自分が支えているからこその演技」という誇りが子どもたちの中に出てきたからだ。その点には子どもたちに話していたし、チーム内でも子どもたち同士で気持ちが伝わっていたからであろう。
特に運動会直前に「がんばりたい種目・見てほしい種目」について学級通信に掲載したら、組体操が圧倒的に多かった。中でも「自分がしっかり支えなければ成功しない」といったことを書いた子がけっこう多かった。「支える誇り」である。その点で子どもたちも「協力」を実感したであろう。その点での学びがとても嬉しい。

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2006.05.26

再度PR

以前にも一度PRしましたが、再度PRをします。
私が登壇するイベントのご案内です。

「New Education Expo 2006」が6月1日~3日に東京で開催されます。
これは「教育の情報化」に関する大きなイベントで、多くの講演、実践発表、企業展示が行われます。
昨年の11月に仙台での大会で実践発表をしましたが、今回はそれに続いて2回目の参加となります。
今回は「映せばわかる!教室でのプロジェクタ活用」というセッションの中で皆川先生@宮城と模擬授業をします。(3日です)
昨日、資料を提出しました。自分の実践をもとに5つの視点から、プロジェクタ活用を説明したものです。当日はこの視点に沿った模擬授業となります。自分なりの主張を模擬授業の中に組み入れたいと思っています。

詳細は以下の通りです。興味のある方はぜひご参加ください。すでに110人以上の申し込みがあるようです。

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すべての教室でIT活用によるわかる授業を!
このスローガンを実現するためには,簡単で、すべての教師に取り組むことが可能で、しかも効果的なIT活用の指導場面の例示が必要です。このセッションで紹介される実践は、最先端のIT機器を活用した先進的な実践ではありません。すべての教室で実現可能な、普及型の地に足が着いた実践です。

【コーディネータ】
独立行政法人メディア教育開発センター
研究開発部 助教授  堀田 龍也 氏

宮城県登米市立北方小学校 教諭 皆川 寛 氏
岩手県奥州市立水沢小学校 教諭 佐藤 正寿 氏

富山県小矢部市立石動小学校 教諭 宮崎 靖 氏
山形県米沢市立南原中学校 教諭 金 隆子 氏
富山大学人間発達科学部 講師 高橋 純 氏

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なお、大会のプログラムはこちらです。

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2006.05.25

子どもの理解が少し深まった

時には私事を。
同じ学校に通学する5年生の二女が紅白リレーの選手になった。これにはちょっと驚いた。
今まで4年間、補欠にもなったことがないし、「なるかもしれない」という話も聞いたことがなかった。背も低いし、何か運動をしているわけでもない。確かに遅い方ではないが、とてもリレー選手に選ばれるようには思われなかった。(同じ学校にいるのでよくわかる。)

よくよく聞いたら、学級編成の関係で今の学級にはリレー選手経験者が少ないことがわかった。その中の4番目。二女は嬉しさもあるものの、不安そうでもあった。実は親の私はもっと不安であった。先の事情から、「追い抜かれて同じ組で走るメンバーに迷惑をかけるのでは・・・」という思いである。バトンパスにしても短い練習期間でうまくなるのは難しいだろう。
かつて、リレーメンバーを発表する時に、喜ぶ子たちがほとんどの中で、「エー」と困惑気味の表情をした子のことを思い出した。その子の気持ちがようやく実感できてきた。「自分が追い抜かれて迷惑をかけるのでは・・・」という気持ちだ。「避けられるのであれば避けたい」という気持ちもわからないではない。今回、二女のことでそう思った。

さて、その二女。珍しく、帰ってきてから家の前で走る練習をしたり、「速く走るにはどうしたらいいの?」と聞いたりしてきた。ここは親の務め。休日に校庭に行き、一週走ったり、カーブの走り方を練習したりした。その成果か、無事予行はつつがなく走り、私もホッとした。でも、本番はあさって。今年はちょっぴり不安を持ちながら、最後の紅白リレーを見ることになる。

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2006.05.24

「成長を感じます」

学級通信 プロジェクトZ 第26号より(一昨日の学級通信)

 運動会練習というのは実に大切な教育の場と感じています。
 子どもたちの行動が日に日に変わってきています。もちろんよりよい方にです。今日はその話です。

 今朝は閉会式練習でした。
 月曜日の朝ということで、子どもたちのテンションはあまり上がりません。そのせいか、校歌の声も駆け足も元気がないまま。それでも、学年の反省会では意見があまり出ずに終わっていました。
 教室に戻ってから私はさっそく言いました。
「今日の閉会式の練習で、思ったことを発表しましょう」
 当然子どもたちからは、「声が小さいこと」「駆け足がダメだったこと」が出てきました。私は次のように言いました。

 思っていても、それを声に出さなければ意味がありません。思っていても発言をしていなければ、その思いは伝わりません。もっともっと、進んで発表していきましょう。それが「態度」で表すということです。今日の運動会練習では、そのようにしてください。

 今日は2・3時間目が練習時間です。2時間目が体育館で組体操、3時間目が校庭で組体操と騎馬戦の練習です。

 まず2時間目の組体操の時間。
 子どもたちの行動は変わりました。すばやい行動。しかも、合間合間に声を出さないという目標をきちんと達成できていました。集中している様子がよく分かりました。
 集中していれば、技の完成度も高くなります。タワーも見事に成功させることができました。

 3時間目。校庭での授業ということで、体育館のようにはうまくは行きません。がんばっていますが、反省点が出てきます。
 教室に戻って、4時間目の最初に振り返りをしました。朝の時とは違い、どんどんと発言が出てきました。

・校庭だと痛くて、つい声が出てしまう人がいるのでやめた方がいい。
・自分の足の下の小石をとるために、払う人がいる。演技が遅れるのでやめた方がいい。
・移動で足が痛いのは分かるけど、もっとはやく走った方がきびきびしていていい。

 このような意見が今度は次々と出てきました。とても嬉しかったです。朝の時点とは大違いです。今日だけでも、「演技中の集中力」「自分たちで
反省してよりよい演技にしていく」ということを子どもたちは出来るようになりました。
 これは組体操だけではありません。ちょっとした時間で応援歌、校歌の練習もリーダーを中心として取り組んでいます。まさに子どもたちを成長させる運動会です。

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2006.05.23

「時間罰」制度

今日のながたくさんのコメントで、思い出したことがあった。
アメリカ研修に行った時に、アメリカの小学校での「時間を決めた罰」についての話である。
これは私が行った小学校の話ではない。他校に行った先生の話である。

何でも、授業妨害をした子に対しては、「〇〇君、あのコーナーに行って10分間、座っていなさい」というルールがあったという話だ。子どももそれを納得して座っているし、周囲の子たちも何とも思っていない。
アイスホッケーやラグビーの試合で似たことはある。危険性のあるファールをした時に、一定の時間出場することはできない。それと似ている。
でも、これは授業だ。試合ではない。

しかも、興味深かったのは、その先生の話によると、教師がきわめてドライに、事務的に言い渡すということだ。集中しない子に対しては、日本だったら叱る場合にかなりの感情や思いが入っているだろう。それがえてして、トラブルに発展することも考えたら、このアメリカのシステムはある意味、合理的なシステムなのかもしれない。もっとも私は感覚的に行う気はしないが。

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2006.05.22

雑談したいなあ

中学校の運動会では、6年生の女子がグループでたくさん見にきていた。
その中の数人が「あっ、先生だ!」と私を見つけ、しばし我が家の陣地(組み立て式テーブル&いす)にいた。そのうち2人の子と1時間ほど雑談。どちらも他学級の子だが、こういう機会もないから私も雑談を楽しんだ。
子どもと雑談をすることは、とても大事なことだと思っている。そこからわかる情報がたくさんある。その子のこと。友達のこと。その子の考え等々。友達のことは結構貴重な情報も多い。その時も、2人の学級の様子がわかっておもしろかった。

さて、このごろは運動会練習でこの雑談の時間が削られている。休み時間等が一番の雑談の時間だが、自分の場合、けっこう授業中や朝の会等でもする。グループ活動、個別指導は雑談のチャンスそのものだ。
その通常の授業時間が運動会練習のため減っているし、休み時間も活動・指導は多い。というわけで、今日もたくさん雑談したかったが、やや少なめ。もっと雑談したいなあ。

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2006.05.21

形に残す

今日の新聞を見ていたら、自費出版が1冊からできる会社があることを知った。
記事はこちら
ホンニナル出版がその会社である。

これはいい情報だと感じた。
というのも、今まで書いてきている実践等を本に残しておきたいとしばしば思っているからだ。
たとえば、学級通信は毎年かなりの量を発行しているが、一度も製本等をしたことはない。PCになってからは、紙のファイリングもしなくなった。野口芳宏氏の「国語教室」(かつて、毎年、その年の原稿等を集めたものを印刷・発行されていた)のようなものを作ってみたいなあ・・・と思っていたこともあった。
今も、メールマガジンの「私の教材開発物語」などは、50回分、写真付きでまとめてみたいなと思っていた。

しかし、今までは自費出版などは費用面からとうてい無理だと思っていた。しかし、これなら可能である。
むろん、販売目的ではない。自分個人が保管する目的である。
また、1冊から利用できるのなら、写真をまとめるのもいいなと思っている。技術の進歩は可能性を広げてくれるものだと改めて感じている。

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2006.05.20

連載原稿

小学メールマガジンの連載「私の教材開発物語」の原稿である。

著書紹介:「社会科の授業ミニネタ&コツ101」

■ この春、発刊!
 この春、私が編集した本が発刊された。
 『社会科の授業ミニネタ&コツ101』(上條晴夫監修・佐藤正寿編著・学事出版)である。
「社会はなかなか教え方がわからない」
「課題を出して、それを教科書や資料集で子どもたちが調べて発表させるというワンパターンの授業ばかり」
「おもしろい教材開発をしたいけど、簡単にできない」
 このような悩みの解決に大きな助っ人となるのが本書である。教師であれば誰でもすぐに実践できるミニネタを101本集めた。一目見て「実践してみたい」と思うようなミニネタ揃いである。
 目次に101のネタが書かれている。

・地図記号作文を読み取ろう(地図記号の暗号作文を読み解くネタ)
・簡単アンケート資料作成(子どもたちにアンケートをし、資料で使うネタ)
・〇〇県特産定食を作ろう(地図帳の絵記号から、オリジナル定食を作るネタ)
・ケータイ新機種開発コンテスト(未来のケータイを開発するネタ)
・みんなで作ろう「解体新書」(自分たちで体の一部分を説明するネタ)
・お気に入り人物を選ぼう(歴史人物で時代ごとに好きな人を発表するネタ)

 この目次だけ見ても、本書のミニネタの活動がイメージできると思う。先のネタは、私の学級で子どもたちが興味を持って取り組んだものである。

■この本でのミニネタの特色

 この本におけるミニネタの特色として、次の3つがあげられる。

1 何と言っても楽しい
一般的に社会科が、「好きな教科ランキング」で上位にあることは少ない。子どもたちに人気がない。そこには「授業での楽しさ」が不足しているのではないかと考える。「工夫された活動を体験する楽しさ」「知識を広げる楽しさ」
「友だちと考えをコミュニケーションする楽しさ」等々。基本的にミニネタには子どもたちが「楽しい」と感じる活動が組み込まれている。楽しさが増すことによって、子どもの学習意欲は高まる。
実際にミニネタを使った授業では、「楽しい!先生、もう1回」といったような声がよく聞かれる。ミニネタの効果である。

2 バラエティな活動ができる
ミニネタをいくつも知っていれば、様々な場面で多くの活動に取り組ませることができる。たとえば、次のように。
・まとめでキャッチコピーを作る
・未来の自動車を新しい発想で提案する
・クイズを作って出題したり、答えたりする
・ミニロールプレイをして歴史人物になり切る
・コンテスト形式でアイデアを競う・・・等々
 このような活動のバラエティさがミニネタの特色である。そして、バラエティであることによって、子どもたちの学習技能も幅広く育つというメリットがある。

3 「活動のミニネタ」は応用がきく
 ここに紹介されているものの多くは「活動中心」のミニネタである。「教材のミニネタ」は1回の学習でその役目を終えてしまうことがあるが、活動中心の場合には応用がきく。先のロールプレイやコンテスト形式は多くの単元でも実践が可能である。

 その点でこの本は繰り返し活用できる本だと思われる。

■ メーリングリストをフル活用

 この本ではメーリングリストをフル活用して作業が行われた。たとえば、次のようにである。

・ライター(中心メンバーが3人、他に20人)がメーリングリストでミニネタ案を出す。
・出されたミニネタ案を編者とライターが検討し、執筆するネタを絞る。
・執筆段階で疑問点や必要な情報の交換を、メーリングリストを通して行う。
・執筆した原稿をメーリングリストに提出する。
・原稿に対して編者を中心にコメントを行い、必要に応じて修正をして、再度提出する。


 この本の場合、最初から執筆項目が決まっていたのではない。各自から出された案をもとに決める。その場合、メーリングリストは大変便利である。たとえば、あまり執筆経験のないライターでも、先に発信している人の分を見
て、参考にできる。これは、各自がバラバラで執筆した場合にはできないことである。また、疑問点や情報交換もスピーディーに行われた。

この本の製作過程で、「発信したメールが全員で共有化できる」というメーリングリストのメリットを最大限生かすことができたと思っている。

 今年度、私は6年生担任。さっそくこの本を活用して授業を行っている。
 なお、国語、算数、理科の「ミニネタ&コツ101」の本も同時発売されている。算数はこのメールマガジンの編集長である蔵満逸司氏が編著者である。
 これもお勧めの一冊である。

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2006.05.19

導入で空気を変えることの大切さ

 授業成立メールマガジンに書いた本の紹介です。

今号は私が読んだ本の紹介です。
 教室の雰囲気が何かいつもと違うなあ・・・そう感じることはないでしょうか。
「テンションが低いなあ。月曜日だから仕方ないか」
「林間学校前だから落ち着かないのも仕方ないか」
 そう思って、そのまま授業に入ってしまい、うまくいかないまま1時間。私には何度も経験があります。
 そのような時に、授業の導入は大きな役割を果たします。導入で子どもたちの心をつかめば一気に集中した学習ができるでしょう。その導入のアイデアが100本。そんな本です。

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1 導入での空気を変えることの大切さ
  ~「授業導入100のアイデア」(たんぽぽ社)紹介~ 佐藤 正寿
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■導入の方法、あれこれ

 授業の導入、皆さんならどのようにされているでしょうか。
 子どもたちを集中させるために、実物を持ち込んで興味を引くという方法があります。今まで見たことのないものだったら、子どもたちが「ワー、さわってみたい」と言って盛り上がることでしょう。
 「昨日は何について学習しましたか」と前時の復習をしたり、「スーパーマーケットに買い物に行ったことがある人?」と本時に関わりのある話題をふったりして、子どもたちの発言を引き出すという方法もあるでしょう。
 場合によっては、すぐに課題に入るという時もあるかもしれません。

■導入ネタがたくさん!「授業導入100のアイデア」

 しかし、いつも実物を準備できるとは限りません。いや、実物を準備できる機会の方が圧倒的に少ないでしょう。また、前時の復習や本時の予告もだんだんワンパターンになってきて、特定の子しか発言しないという状況もよく見られることです。
 そんな時に参考にしたい本が、「授業導入100のアイデア」(上條晴夫編著・たんぽぽ社)です。書名の冠に「教室の空気を変える!」と書かれているように、学級の雰囲気を変えるネタがたくさん書かれています。
 たとえば、「とにかく拍手させる」(なごみ系導入)、「炎の実況中継!」(パフォーマンス系導入・子どもたちの様子をプロレス中継みたいに)。授業内容とは直接は関係ありませんが、子どもたちがノッテくるのは確かです。
 たとえば、「○×クイズ」(クイズ・ゲーム系導入)、「フラッシュカード」(トレーニング系導入)でいいテンポを授業に作り出すことができます。しかも、これらは1度限りではなく、応用が効く点が強みです。

■ 自分に合った方法で試してみる

 編著者の上條氏は、「最近の子どもたちは、授業冒頭の『緊張度』が低くなってきている。いま授業導入にはサービス精神が必要になってきている」と解説をしています。そして、「教師のキャラクター」「子どもとの距離感」
「教室の空気」の3つの観点から使い分けていくことを勧めています。
 私自身はキャラクターの分類で言えば、「目標を明確にして、キッパリ指導するタイプ」に近いです。そういう教師は教室に空気を温めることが必要と指摘しています。確かに、空気が温まらないままでも授業を進めていってしまうことが多いです。

 そこでさっそく、書かれているネタを試してみました。「いたずら系導入」の「君たちは〇〇したことないと思いますけど」(中村健一氏の原稿)です。自然にツッコミが起こる技です。
 運動会練習後の疲れた雰囲気の教室です。千円札を見せながら「君たちは見たことがないと思うけど、千円札というお札があるんです」と話し始めました。「エー、見たことあるよ」。さらに、平然と「君たちはこれも見たこと
がないと思うけど、1万札というお札があるんです」と言います。すると、「エー、だからあ・り・ま・す!」「先生が見たことないんじゃないの」とツッコミが倍加します。これで教室はもう活気づきました。集中もしています。
 ここで、聖徳太子の1万円札を見せて(これは本当にほとんどの子が見たことがありませんでした)、社会の飛鳥時代の学習に入りました。もちろん、教室の雰囲気も変わっていました。
 このように、気軽に試すことができます。これからも追試してみようと思っています。

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2006.05.18

第4回おは奥原稿

第4回の おは奥原稿がアップされました。
今回も生活習慣についてです。

■朝の洗顔、歯磨き、手洗いの習慣がなかなか身につきません。言われたからするのではなく、自分ですすんでしてほしいと思うのですが…。
■親子の約束事を守らせたいのですが、どんな点に気をつけたらいいですか?
■周りのお母さんから「子どもに買い物をさせている」という話を聞きました。小学校に入る前からお金の教育は必要ですか?
■長男が左利きです。おハシも鉛筆も左で持っています。今のところ不便なことはないのですが、小学校で困る点はありますか。
■わが子の行動を見ているとつい小言が出てしまいます。子どもの成長に悪影響があるのでは…と心配です。あとで考えて後悔ばかりです。

このような質問に対して、あなたなら何とお答えしますか。ポジティブに考えた原稿です。ぜひご覧ください。

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2006.05.17

自分が一番学んだ

一昨日の東大でのゲストトークの感想が寄せられている。
一つはメーリングリストで。学生さんたちの字がぎっしりの感想を見て、「やはり鋭いなあ」と感心することもしばしばだ。聴講の先生方のものは、やはり授業のことを考えたものが多く、共感する部分が多い。

さらには、それらだけではなく、ブログ等で発信された方も。堀田先生野間先生渡辺先生吉野先生、高橋先生。(リンク可能なWebはさせていただいた)
一つ一つ読んでは「なるほど」と思いながら読んでいた。

こう考えると実に有難いトークだったことがわかる。教員は自腹で参加している。その分真剣だし、こちらもご期待に沿えねばと思っていた。また、写真を送ってくださったり、お久しぶりの方、新しく知った方などいいご厚意に触れたりと、トーク以外でも実に有意義であった。

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2006.05.16

N先生からの学び

学級通信 プロジェクトZ 第21号より

 時には学級のことではなく、自分が学んだことを書きます。
 先週の木曜日に校内研修会がありました。N先生の講話です。

 N先生については一つの思い出があります。
 私が初任時代(もう20年以上前になります)に、初任者対象の研修会がありました。盛岡市の小学校です。その時に参観したのが、N先生の学級でした。2年生の図工です。子どもたちが本当に生き生きと学習に取り組んでいたのが印象的でした。
 私が思い出に残っているのは、授業後の研究会です。私が授業についての質問をしました。その質問の間、ずっと真剣に私の目を見て聞いてくださったのです。そして答える時も同じです。一瞬も目を横にすることなく、ずっと質問者である私の目を見て答えてくださいました。まさに「アイ・コンタクト」です。
 その時の質問の内容も、質問のお答えもすっかり忘れてしまいましたが、N先生のあの真剣な目はずっと記憶に残っていました。それほど強烈でした。
 「話を聞く時には、このように真剣に目を見てしなければいけない」と感じたものです。(これについては、今回の研修の時も同様でした。N先生は常に真剣な目で話しを聞き、答えていました。)

 具体的な研修内容は記しませんが、N先生の著書に子育てのヒントとなるような文章がいくつもありました。たとえば次のようなことです。(N先生の許可を得て記します)

・子供に「転ばないように歩きなさい」と言うのは間違っています。同じ言うなら「転んでもいいから、自分の意志で歩きなさい」と言うべきです。

・褒めてばかりいても、子供は育たない。
 しかし、注意ばかりしていては、もっと育たない。

・多くの人間は自分に厳しく当たった人間を忘れない。そして、その中のほとんどの人間は、残念なことに、厳しくされたことと、冷たくされたこととを混同して記憶している。
 ところが、賢い人間は、どんなに厳しくされていても、辛く当たられても、その中に、自分の成長につながっているものを一緒に記憶している。

・ほとんどの大人が自分が子供であったことを忘れています。

・車が渋滞しています。
 この時、運転手の父親が何というかに興味があります。
 A 「いつまで渋滞しているんだ。急いでいるのに。」
B 「何があったんだろう。事故でなければよいが・・・」
 AとB、二つの違いは、天と地ほどの差があります。

 省略をしていますが、これら一つ一つの解説があります。一つ一つの言葉にうなずきながら読みました。読みながら、自分の学級経営はどうだろうか、自分の子どもたちへの対応はどうなのだろうかと何度も自問自答をしました。
 今回改めてこの本を読んで、自分の授業や学級経営について考えるいい学びができました。

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2006.05.15

2度とできない経験

お金買おうと思ってもできない経験がある。
今日は大学の講義でゲストとして招かれた。それも東京大学。堀田先生のご厚意に感謝。

テーマは昨年度取り組んだ「小学生に情報社会を教える」である。講義が終わり、懇親会で楽しみ、今は夜行バスの中である。今も軽い興奮状態。眠るまでにはもう少し時間がかかりそうである。以下、思いつくまま。

・昨年一回入ったことがあるのだが、やはり大学はいい。敷地に入るだけでも気分が違う。不思議なもので自然に「学びたい」という気持ちになる。

・プレゼンはまだまだ練習不足。練習をしたといっても、メモを探すようではダメである。この点は反省。

・模擬授業は自分の中で意図的に組み入れた。実践者であれば、一番得意な自分の「強み」である。プレゼン全体の構成からしてもよかった思う。ただ、発問に微妙なゆれがあって言い直しをした。まだまだ。

・学生さんの質問に対する答え堀田先生が意味づけしてくださった。瞬時にそういうことができる点に圧倒される。特に使う言葉がわかりやすいことと、言い直しがない点に感心する。

・今回のゲストで自分が今していることの価値づけができた。松下の助成にも関わることである。この分野をもっと研究・実践したいと感じた。

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2006.05.14

身近なところでいい学び

今日は地区の子ども会育成会リーダー世話人研修会があった。
「自分の知っていることが多い研修会だろう」と勝手に想像して出掛けた。

ところが、行って市教育委員会で作成した子ども会研修会用の冊子「子どもの体験活動の手引き」を渡されて驚いた。学校教育でも活用できる内容がけっこうあるからだ。

まずは、レク。かつては子どもの遊びの王様だった鬼ごっこ。19種類も紹介されている。手づなぎ鬼、子とり鬼、地蔵鬼、高鬼、色鬼ぐらいはわかるとしても、やけど鬼、せなか鬼、あな鬼、あきす鬼・・・(もうこれくらいにしよう)と初めて知る鬼ごっこが続々。感心するばかりだ。

続いて推薦図書。低学年、高学年、中学、高校と推薦図書が20冊ほど紹介されている。「あーこれは読んだことがある」」「岩手の本もけっこう多いなあ」と一覧を見て、これも感心。

そして、家庭行事について。「地域のよさ・日本のよさ」を前面に出しているわりには、このごろはネタが少ない。このような日本の大事なならわしを伝えていかねば・・・と改めて思った。

その他にも、絵かき歌、草花遊び、各種データ等、充実した内容だ。参考文献を読むと本当に努力作の手引きということがわかる。身近なところでいい学びができた。

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2006.05.13

New Education Expo 2006

「New Education Expo 2006」が6月1日~3日に東京で開催されます。
これは「教育の情報化」に関する大きなイベントで、多くの講演、実践発表、企業展示が行われます。
昨年の11月に仙台での大会で実践発表をしましたが、今回はそれに続いて2回目の参加となります。
今回は「映せばわかる!教室でのプロジェクタ活用」というセッションの中で皆川先生@宮城と模擬授業をします。(3日です)
詳細は以下の通りです。興味のある方はぜひご参加ください。

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すべての教室でIT活用によるわかる授業を!
このスローガンを実現するためには,簡単で、すべての教師に取り組むことが可能で、しかも効果的なIT活用の指導場面の例示が必要です。このセッションで紹介される実践は、最先端のIT機器を活用した先進的な実践ではありません。すべての教室で実現可能な、普及型の地に足が着いた実践です。

【コーディネータ】
独立行政法人メディア教育開発センター
研究開発部 助教授  堀田 龍也 氏

宮城県登米市立北方小学校 教諭 皆川 寛 氏
岩手県奥州市立水沢小学校 教諭 佐藤 正寿 氏

富山県小矢部市立石動小学校 教諭 宮崎 靖 氏
山形県米沢市立南原中学校 教諭 金 隆子 氏
富山大学人間発達科学部 講師 高橋 純 氏

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なお、大会のプログラムはこちらです。

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2006.05.12

遊び心

11日の校内研修会で「我が委を得たり・・・」という話があった。
講師のN先生が「教室に入る時に工夫をする」ということである。「ネクタイをわざを曲げて入った時、ある子が『ネクタイ、曲がっていよ!』と気付いた。その子に「よく気付いたで賞」をあげた」という。教室に入るのもほめるネタにしていたというエピソードだ。

今日、松下助成贈呈式で愛知の玉置校長先生との懇談の中で、「時々、担任より早く行って欠席した子の席に座っていることがある。子どもたちに『黙っていろよ』という合図を出して。担任が来て気付くと大爆笑になる」というお話を聞いた。朝から大爆笑のクラス。楽しいだろう。私も、シーンと朝自習をしている時に後ろの空席に座ってニヤニヤしている時がある。気付いた子たちもニヤニヤ。楽しい光景だ。

共通しているのは遊び心。

ところが、現状の自分はこのごろ遊び心が少ないなあ・・・と感じている。
2日前、子どもたちが久々に教室の入り口に黒板消しをはさんでいた。「先生、もっと遊び心を」という訴えだったのかもしれないなあ・・・。

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よき学び

今日は校内研修会。
講師として、M市の元校長先生を本校でお招きした。
事前に配布された資料を見て、「これは楽しみ」と思った。校長室便りが子どもの気持ちに沿ったものであると同時に骨太の考えも示されているからである。
事実、今回の研修会は学びが多かった。

半分はエンカウンター風の活動。半分は資料をもとにした講義だった。
導入からユーモアたっぷりの話で、いつのまにか指名・発言させ、私たちを巻き込んでいた。話し合いの組織化などと肩肘を張らなくても、自然に発言をしたいという気持ちにさせていた。ふと最近の学級の話し合い活動を思う。「定型化している」と思っているのは、実は「固定化」に向かっているのではないか。「創造と破壊」。この言葉が浮かんでくる。

活動の中で、ペアで「一人が今困っていることを話してください。もう一人が答えてください。ポイントはどれだけ真剣に聞いているかということです」と指示された。これは、子どもたちや保護者が困り事を話す時の対応に通じるもの。「一生懸命に話を聞いているか」ということだ。振り返ってみる。自分で聞いていると思っていても、時には次の準備をしながら子どもたちに対応していたかもしれない。もしかしたら、子どもたちはその態度を敏感に察しているかもしれない。「子どもの話を一生懸命に聞くのも教師の仕事」という言葉を思い出した。

実は講師の校長先生が担任時代、新採用時の研修の時に授業を参観したことがある。もう20年以上前だ。
図工の授業だった。私が質問をした時に、まっすぐに私の目を見て話を聞き、また真剣なまなざしで質問に答えてくださったことを覚えている。それほど、真剣に聞く・話すというのは印象に残るものなのだ。今回の聞き方の話もご本人が実践されていたのは確かである。だから説得力もある。

この研修から学んだことはまだまだある。これは別の機会に。

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2006.05.10

組合の大会で思う

今日は組合の支会の定期大会。
このような定期大会に出ると、他の人からエネルギーをもらう。今日もそうだった。

「お互いが忙しい事情はわかる。全てに出られないのもわかる。でも、どれか一つだけでもいいから参加してほしい。役員ばかりががんばるような形にはしないようにしよう」ということを呼びかける人がいた。それも迫力のある伝え方で。組合に出れば、他の人の「発言力」に感心することがしばしばだ。
そうかと思えば、鋭い質問を出し、「そうか、こんな見方もあるんだ」と思うこともあった。
いずれ、いろいろな人がいて、その人が皆元気だというのが、この集まりの場だ。

新採用の時に組合に入ったから、今年で21年になる。月1万数千円の組合費は「安くはないなあ」と思いつつ、入っていて知ったことやいろいろな人に出会えたことを考えると、十分にもとをとっている。いや、「元気」というエネルギーを考えたら、入っているメリットははるかに大きいだろう・・・そう考えた。

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2006.05.09

運動会スローガン

学級通信 プロジェクトZ 第17号

 連休があけました。この連休中にいろいろな体験をした子も多かったようです。私自身も市内のポートボール大会に地区子ども会の監督として参加しました。6年1組からも4人の子が参加し、いいプレーをしていました。結果に勝敗はつきものですが、今まで一生懸命に練習をしてきた中から得たものは大きいのではないかと感じました。
 さて、これからは5月27日の運動会に向けての取り組みが本格化します。今まで2回、徒競走のためのタイム計測をしました。組体操も一人技から2人技、3人技とレベルアップしていきます。
 そんな中、昨日、児童会の運動会スローガンを考えました。学級で1点を出すものです。次のような方法で決めました。

① 各自が一人1点、考えてくる。
② 班で一つベスト作品を選ぶ。
③ ベスト作品の中からさらに学級代表作品を一つ選ぶ。

さっそく、班のベスト作品を紹介しましょう。次の6つです。

 1班・・・紅組も白組も一生懸命努力し相手に勝とう(A)
 2班・・・運動会、紅白ともに全力で(B)
 3班・・・もえろ紅組かがやけ白組勝利の未来へかけあがれ(C)
 4班・・・はじめから最後まで優勝めざしてがんばろう(D)
 5班・・・走り抜け 未来のゴールはすぐそこだ(E)
 6班・・・走り抜け 勝利という名のゴールまで(F)

 どれもいい作品です。この中で6班の綾介君の作品が学級代表に選ばれました。班の代表以外の作品も運動会への心意気が表れています。

・負けるなみんな 勝つぞみんな 全力出してがんばるぞー!(A)
・紅白ともに全力で 勝利のとびらへつき進め(B)
・全力でゴールの道を走り抜け(C)
・めざせ未来へ!夢に向かって一歩ずつ(D)
・勝ち負け気にせず楽しもう(E)
・紅白ともに全力で勝利の階段突っ走れ レッツゴー(F)
・最後まで絶対あきらめないで走り抜けー(G)
・どんなに負けていても、あきらめないで最後までがんばろう(H)
・紅組も白組も悔いのない運動会にしよう(I)
・自分達の力を出し切り、悔いのない運動会にしよう(J)
・紅と白、協力しながらがんばろう(K)
・最後まであきらめないで走り抜こう(L)
・紅も白もがんばってあきらめないで、悔いのない運動会にしよう(M)
・協力団結し勝利という星をつかめ(N)
・ぎりぎりまでがんばって自分の力を信じて最後まで走り抜こう(O)
・最後まで全力疾走で走り抜け(P)
・紅組、白組、勝利に向かって突き進め(Q)
・運動会 切磋琢磨で乗りきろう(R)
・どちらも勝利を目指して突き進め(S)
・勝負が決まるまで一瞬にかけよう!(T)
・紅組も白組も優勝目指してがんばろう(U)
・運動会 優勝目指してレッツ・ラ・GO―(V)
・運動会 何事にも全力でがんばろう(W)
・全力を出して運動会をがんばろう(X)
・1点でもいいから差をつけろ!紅白勝ち負けなしだ(Y)
・紅組白組勝っていても気をぬくな(Z)
・最後まであきらめずにがんばろう(A)
・走り抜けゴールの道へ 切り抜けろ(B)
・あきらめず走り切れ そして勝利を手に入れろ(C)

 一人一人のスローガンを自分の胸の中に入れ、がんばってほしいものです。

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2006.05.08

プロから学ぶ

初めて雑誌原稿を書いたのが26歳の時だった。今はもう廃刊になったが、あゆみ出版の「子どもと教育」という雑誌だった。「読者の声」に投稿したのがきっかけだった。以来18年間、年によって量に違いはあるが、原稿は書き続けてきた。

以前は、教育雑誌の原稿が多く、この場合には出せばそのまま掲載だった。そういうものだと思っていた。
ところが、ここ数年はいろいろな原稿を編集者さんにチェック、修正をしてもらうことが多い。本の原稿はまさにそうだし、様々な雑誌や機関誌の原稿などの多くは編集者に「編集」していただくこともある。
その時に必ず自分があることがある。それは元原稿と編集された原稿を比べることだ。そこから、自分の文章の修正すべき点が見えてくる。
この2カ月でも数回そのようなことがあった。

その時に感じたこと。
もっと思いっきり文章を削れるようにならねば・・・ということだ。まだまだ自分の文章はムダが多い。しかも長くなることがしばしばある。短く、わかりやすい言葉で表現すること。これが自分の原稿の課題であると思っている。
これらは意識しないと自分では気付かない。そういう点では、原稿を編集者さんに見ていただくということは、本当にありがたいことだと思う。プロから間接的に学ぶことができるチャンスなのだ。

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2006.05.07

「自分の実践に名前をつけよう」

毎週毎週、教師発行のブログで新しいものを見つけている。
お気に入りのものははてなアンテナに登録をさせていただいている。
今日、野中信行氏のブログを拝見した。以前、授業成立メルマガで原稿依頼をさせていただいたことがある横浜のベテラン先生である。学研NEWの4月号でも氏の主張が鮮明だったことを覚えている。ブログも良質情報の宝庫である。

そのブログの中に「自分の実践に名前をつけよう」というものがあった。
読んだ瞬間、自分に足りないものを教えていただいた感じがした。実践にネーミングをすることは、その実践の主張が一言で言い表せるということである。主張が鮮明でないとできないことだ。今までの自分の実践をどう表現したらいいのか。そもそも名付けられるようなものなのか。しばし考えた。

自分の実践の主張を鮮明にするためにも、また周囲に広めていくためにもこの名前をつけるという点をこれから意識していきたいと思う。

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2006.05.06

返信

今年も転勤の挨拶状がたまってきた。
他県はどうか知らないが、私の県では転勤した先生方がご挨拶状を書くのがならわしになっている。
私も今まで3回転勤をしたので、お世話になった皆様に3回、挨拶状を書いてきた。

さて、この挨拶状、初任校、2校目とあまり返信を書かなかった。というのも、自分が挨拶状を初任校から転勤する時に出しても、そんなに返信がなかったからである。「一方的に出すもの」という印象が強かった。
今考えると失礼な話である。たとえて見れば、挨拶をされたのに言葉を返さなかったようなものだ。

それが県北の宮古市(自宅とは130km離れている)に転勤になった時には、多くの励ましの返信をいただいた。自宅を離れての県北勤務。岩手県での制度では義務である。それへの励ましだったのだ。これには一通一通、「ありがたいものだ」と感じたものだった。
それからである。自分自身が返信を意識をしたのは。
まさに「鏡の法則」だ。励ましを受けると、鏡のように自分もするようになる。(逆もその通り。非難を受けると人を非難するようになる)

連休前の今日、これからさっそく返信を書こうと思う。

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2006.05.05

「あいづっこ宣言」から

会津若松市。20年前に一度訪れた。白虎隊の歴史から、「歴史を重んじる誇り高き街」という印象を持った。その後、会津大学が開学され、先進的な研究を行っていると聞いた。「なるほど」と思った。これらは皆、自分が今まで感じたきた印象である。

今回の街を歩いていて、何カ所か「あいづっこ宣言」という立派な木の看板を目にした。

  「あいづっこ宣言」
一 人をいたわります
二 ありがとう ごめんなさいを言います
三 がまんをします
四 卑怯なふるまいをしません
五 会津を誇り 年上を敬います
六 夢に向かってがんばります

この宣言を読んで、自分の今まで抱いてきた印象はやはり当たっていたと感じた。
一つ一つが昔の会津人にとっては当然のことだったのだと思われる。もちろん、時代が変わって、人々の意識も変わってくる。そこで、この宣言となったのかもしれない。
改めて読めば一つ一つは当たり前のことだ。子どもだけではなく、大人もかみしめたい宣言だ。

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2006.05.04

野口英世記念館で思う

 日常と違う小旅行。いろいろと思うことがあるものだ。今日は野口英世記念館で思ったことを。

 野口英世記念館を訪れる。自分が小学校4年生の時の読書感想文に書いたことがあるだけに、思い入れの深い偉人の一人である。
 生家に記念館は建てられているようで、館内には数多くの関連する写真、資料等が展示されていた。興味がある大人にとっては、うなずきながら見て回るところだった。
 しかし、小5の二女にとってはあまり興味がわかないようだった。確かに資料のほとんどが大人向けであるから、仕方ない。

 ここで本年度の総合的な学習のことをふと考えた。年間指導計画では6年生は、「先人から学ぶ」ということになっている。水沢の三偉人、高野長英、後藤新平、斎藤實がその対象。それぞれ立派な記念館があるし、見学もする予定だ。しかし、記念館は大人向けであり、学習館ではない。単元構成をよく考えなければ、せっかくの記念館も意味がないであろう。単に事前学習をして、記念館を見学し、それをまとめる・・・それだけでは記念館の展示物だけを見て終わるという学習で終わるだろう。
 やはり「発信」(ビデオやプレゼン)を前提として、取材活動を一回、ビデオ収録で一回というように意図を変えて、2回は学習することがいいのだろうと思う。場合によっては3回目もあるだろう。学区にあるからこそできることだ。その時に、学芸員や関係者等の「人」を介して多くのことを学ぶのはもちろんである。

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2006.05.03

今日のインプットから

今日は久々に長時間読書に没頭できた。至福な時間だった。その中から3冊。

1 「子育てハッピーアドバイス2」(明橋 大二 著・ 1万年堂出版)

 前作の「子育てハッピーアドバイス」もいい本だった。これも同様。実際に小さなお子さんを持つ親が読むと励まされる本だ。特に、父親がどう育児に関わればいいか考えさせられる。10年前に読みたかったなあ。家庭教育関係の本をこのごろ多く購入しているが、いい本が多いと実感。

2 「巨人軍論」(野村克也著・角川書店)
 
 V9時代のエピソードがおもしろい。野球の話ではあるが、自分の教師修行やリーダーの在り方に共通する部分が多くある。

3 「時間をプレゼントする人が成功する」(中谷彰宏著・ダイヤモンド社)

 いつものように中谷さんの本には印象に残るメッセージがいくつもある。
・「やりたいこと」のスーツケースにはいくらでも詰め込むことができる
・本当に忙しい人を見ると、「自分の時計」の遅さに気付く
・1時間ドラマの最終回が90分になると、つまらなくなる。
 くりかえし読みたい本である。

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2006.05.02

社会の読解力

「初等教育資料」(東洋館出版)の5月号の特集は「読解力を育成する学習指導の改善」である。
最初タイトルを見た時に、「ああ、国語の話か」と思った。しかし中身を見てみると、国語だけではなく、社会・算数・総合における読解力も書かれている。どうやら、自分がイメージしていた狭義の読解力ではないようだ。

詳しく読むとPISA調査における「読解力」がテーマだった。
定義は次の通りである。

「自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、効果的に社会に参加するために、書かれているテキストを理解し、利用し、熟考する能力」

なるほど、これなら社会科でもかなり関わりがある。しかも、その後のくわしい説明を読むと、「社会科ではどのような読解力を育成すべきか、もっと深くつきつめていく必要がある」と感じた。
しかも、今年行おうとしている本校の社会科部会のテーマとの関連もありそうだ。
具体的に何の取り組みをしたらいいのかは、まだ思い浮かばない。しかし、本校のテーマと読解力を関連づけて、一つの実践ができそうだ。チェックしておきたい。

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2006.05.01

修学旅行から学んだこと

学級通信「プロジェクトZ」 第15号より

 修学旅行から帰ってきた翌日、「学んだこと」というテーマで子どもたちに作文を書かせました。紹介をします。

   修学旅行で学んだこと
 私が修学旅行で学んだことは、マナーです。マナーを守らないと、色々な人にめいわくをかけるということが分かりました。また、あいさつをすることも大切だと思いました。ホテルの人やお世話になった人に、あいさつをしっかりできて良かったし、あいさつをするととても気持ちがよいということも分かりました。
 学んだことがもう一つあります。それは、切符の買い方や地下鉄の乗り方です。私は、前にも地下鉄に乗ったことはあったのですが、切符を買うのは思ったよりもむずかしかったです。
今度は経験したことを生かして、迷わずにすぐに買いたいと思いました。色々学んだ修学旅行でした。
(A)

 いい学びができましたね。確かに地下鉄の切符購入では金額がわかっていても、ボタンの種類が多くて戸惑いますね。いい経験でした。

   修学旅行で学んだ事
 ぼくが修学旅行で学んだ事は、いろいろあります。
 一つ目はチームワークです。1日目にあった自主見学でみんなで協力してやりとげたことから、チームワークという事を学びました。これからも、みんなと協力し合い、もっとチームワークの輪を広げていきたいです。
 二つ目はマナーです。理由はどんなに楽しい事でも、マナーを守らないと事故につながるからです。でも、マナーを守ると楽しい事がもっと楽しくなると思います。
 ぼくは、いろんな施設で、すごく楽しい修学旅行になったなと思いました。
 これからは、いろいろな行事でも、マナーを守って楽しくやっていこうと思います。
(B)

 「マナーを守ると楽しい事がもっと楽しくなる」・・・いい言葉ですね。マナーはお互いがよりよく過ごすためにあります。いい学びでした。

    修学旅行で学んだこと
 私は協力する力と、見て学ぶという力がつきました。
 まず協力では、地下鉄や道をさがしてたどりつくことができました。もし協力がなく、ばらばらだったらたどりつけなかったり、地下鉄に乗れなかったかもしれないと私は思いました。
 そして、見て学ぶという力もつきました。見るとは、切符販売機や地図を見るということ、学ぶとは地底の森ミュージアムや阿部かまぼこで、図や写真や展示物があり、それをメモしながら学びました。
 また、こういうふうな学習があったら、今とちがった力を見つけたり、作っていきたいなあと思っています。どんなときに「力」が出るのかも知ってみたいなあと思いました。
(C)

 学級目標は「力をつける」です。その点でCさんには、たくさんの「力」が修学旅行の時に身についたと思います。よかったですね。(つづく)

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