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2006.05.30

運動会余話

学級通信 プロジェクトZ 第31号より

★ 本当にいい運動会でした

 5月の連休後、本格的な練習に入って3週間。子どもたちにとって小学校生活最後の運動会が終わりました。
 本当にいい運動会でした。天気にも恵まれましたし、子どもたちも一生懸命がんばりました。閉会式後、後片付けをして教室に入ると子どもたちが本当に満足をした表情で待っていました。
 紅組が勝ったから・・・ということもあると思いますが、それ以上に「一致団結をして一つのことをやり遂げた喜び」がそこにあったからと思います。

★ 子どもたちにとって喜びの舞台・・・組体操

 今回の運動会で一番時間を注いだのは組体操です。
 簡単な技からスタートしたものの、最初はなかなかできない技もありました。倒立、サボテン等です。それが何度も練習をしているうちに、見事な技に仕上がってきました。まさに「集団の美」です。
 この組体操で子どもたちが学んだのは技だけではありません。一番の学びは「協力」や「責任」だと思います。一人でも気を抜いたら技が成功しないという中で、しっかりとがんばりました。
 その練習の中で私がいつも思っていたのは、「立つ人と支える人の誇り」です。組体操は「支える人」がいないと成り立ちません。土台となる子たちが、乗る人の重さに耐えながら必死にがんばる姿にいつも感動をしていました。同時に上に立つ子たちは、支える子への信頼をもとに「落下の恐怖」を克服します。お互いに自分の役割に誇りを持ち、支え合っている姿に「すばらしい!」といつも思っていました。
子どもたちの「見てほしい種目NO1」だったのには、このような気持ちがあったからだと思いますし、本番でもその気持ちが伝わりました。

★ 真剣な表情!騎馬戦・100m徒競走・リレー

 その他の種目も本番は見ごたえのあるものでした。真っ向勝負の騎馬戦。最後まで全力投球の100m徒競走。そして疾走した紅白リレー。一コマ一コマが目に焼きついています。
 私が特に印象的だったのは騎馬戦です。審判補助として子どもたちの間近で見ていました。対決する子どもたちの表情の真剣さ!ふだん見たことのない表情でした。勝ったチームの満面の笑み、負けたチームの悔しさいっぱいの顔。どちらもいい表情だと思いました。
 騎馬戦といえば脚光を浴びるのが乗馬をする子どもたちですが、組体操と同じくそれを支える子どもたちのすばらしさも今回は感じました。まさにチームワークです。

★ 応援・係活動・後片付けで学んだ

競技だけではなく、応援・係活動・後片付けでも子どもたちは大活躍でした。「運動会は勝ち負けや技を高めるだけの場ではない」と常に言っていました。その通り、子どもたちは実に多くのことを学んだと思います。
いずれ、「最高学年」として最高の運動会になったと思います。次号からは子どもたちの声を紹介します。

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