「成長を感じます」
学級通信 プロジェクトZ 第26号より(一昨日の学級通信)
運動会練習というのは実に大切な教育の場と感じています。
子どもたちの行動が日に日に変わってきています。もちろんよりよい方にです。今日はその話です。
今朝は閉会式練習でした。
月曜日の朝ということで、子どもたちのテンションはあまり上がりません。そのせいか、校歌の声も駆け足も元気がないまま。それでも、学年の反省会では意見があまり出ずに終わっていました。
教室に戻ってから私はさっそく言いました。
「今日の閉会式の練習で、思ったことを発表しましょう」
当然子どもたちからは、「声が小さいこと」「駆け足がダメだったこと」が出てきました。私は次のように言いました。
思っていても、それを声に出さなければ意味がありません。思っていても発言をしていなければ、その思いは伝わりません。もっともっと、進んで発表していきましょう。それが「態度」で表すということです。今日の運動会練習では、そのようにしてください。
今日は2・3時間目が練習時間です。2時間目が体育館で組体操、3時間目が校庭で組体操と騎馬戦の練習です。
まず2時間目の組体操の時間。
子どもたちの行動は変わりました。すばやい行動。しかも、合間合間に声を出さないという目標をきちんと達成できていました。集中している様子がよく分かりました。
集中していれば、技の完成度も高くなります。タワーも見事に成功させることができました。
3時間目。校庭での授業ということで、体育館のようにはうまくは行きません。がんばっていますが、反省点が出てきます。
教室に戻って、4時間目の最初に振り返りをしました。朝の時とは違い、どんどんと発言が出てきました。
・校庭だと痛くて、つい声が出てしまう人がいるのでやめた方がいい。
・自分の足の下の小石をとるために、払う人がいる。演技が遅れるのでやめた方がいい。
・移動で足が痛いのは分かるけど、もっとはやく走った方がきびきびしていていい。
このような意見が今度は次々と出てきました。とても嬉しかったです。朝の時点とは大違いです。今日だけでも、「演技中の集中力」「自分たちで
反省してよりよい演技にしていく」ということを子どもたちは出来るようになりました。
これは組体操だけではありません。ちょっとした時間で応援歌、校歌の練習もリーダーを中心として取り組んでいます。まさに子どもたちを成長させる運動会です。
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