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2006.05.04

野口英世記念館で思う

 日常と違う小旅行。いろいろと思うことがあるものだ。今日は野口英世記念館で思ったことを。

 野口英世記念館を訪れる。自分が小学校4年生の時の読書感想文に書いたことがあるだけに、思い入れの深い偉人の一人である。
 生家に記念館は建てられているようで、館内には数多くの関連する写真、資料等が展示されていた。興味がある大人にとっては、うなずきながら見て回るところだった。
 しかし、小5の二女にとってはあまり興味がわかないようだった。確かに資料のほとんどが大人向けであるから、仕方ない。

 ここで本年度の総合的な学習のことをふと考えた。年間指導計画では6年生は、「先人から学ぶ」ということになっている。水沢の三偉人、高野長英、後藤新平、斎藤實がその対象。それぞれ立派な記念館があるし、見学もする予定だ。しかし、記念館は大人向けであり、学習館ではない。単元構成をよく考えなければ、せっかくの記念館も意味がないであろう。単に事前学習をして、記念館を見学し、それをまとめる・・・それだけでは記念館の展示物だけを見て終わるという学習で終わるだろう。
 やはり「発信」(ビデオやプレゼン)を前提として、取材活動を一回、ビデオ収録で一回というように意図を変えて、2回は学習することがいいのだろうと思う。場合によっては3回目もあるだろう。学区にあるからこそできることだ。その時に、学芸員や関係者等の「人」を介して多くのことを学ぶのはもちろんである。

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Comments

阿部さん、コメントありがとうございます。修学旅行であれば、1回限りの訪問ですね。どう生かすかという点では、事前指導がかなりのポイントですね。その分、有意義な修学旅行になると思います。
それにしても9月下旬の修学旅行。本当に地域によって違うものだと感じています。

Posted by: サトマサ | 2006.05.05 21:30

私の勤務する面瀬小学校も野口記念館を修学旅行で訪問します。教師である私が訪問しても新たに学ぶことが多く、どのように子供達に効果的に学ぶ仕掛けをするかは今年の課題です。あの時代、アメリカに飛び込み、あれだけの大学や海外で実績をあげ、評価された先人に学ぶことは大きいと思います。修学旅行は9月下旬。1度の訪問を有意義なものにあいたいです。

Posted by: 阿部 | 2006.05.05 20:50

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