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2006.05.12

よき学び

今日は校内研修会。
講師として、M市の元校長先生を本校でお招きした。
事前に配布された資料を見て、「これは楽しみ」と思った。校長室便りが子どもの気持ちに沿ったものであると同時に骨太の考えも示されているからである。
事実、今回の研修会は学びが多かった。

半分はエンカウンター風の活動。半分は資料をもとにした講義だった。
導入からユーモアたっぷりの話で、いつのまにか指名・発言させ、私たちを巻き込んでいた。話し合いの組織化などと肩肘を張らなくても、自然に発言をしたいという気持ちにさせていた。ふと最近の学級の話し合い活動を思う。「定型化している」と思っているのは、実は「固定化」に向かっているのではないか。「創造と破壊」。この言葉が浮かんでくる。

活動の中で、ペアで「一人が今困っていることを話してください。もう一人が答えてください。ポイントはどれだけ真剣に聞いているかということです」と指示された。これは、子どもたちや保護者が困り事を話す時の対応に通じるもの。「一生懸命に話を聞いているか」ということだ。振り返ってみる。自分で聞いていると思っていても、時には次の準備をしながら子どもたちに対応していたかもしれない。もしかしたら、子どもたちはその態度を敏感に察しているかもしれない。「子どもの話を一生懸命に聞くのも教師の仕事」という言葉を思い出した。

実は講師の校長先生が担任時代、新採用時の研修の時に授業を参観したことがある。もう20年以上前だ。
図工の授業だった。私が質問をした時に、まっすぐに私の目を見て話を聞き、また真剣なまなざしで質問に答えてくださったことを覚えている。それほど、真剣に聞く・話すというのは印象に残るものなのだ。今回の聞き方の話もご本人が実践されていたのは確かである。だから説得力もある。

この研修から学んだことはまだまだある。これは別の機会に。

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