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2006.06.30

水墨画にチャレンジ2

学級通信 プロジェクトZ 第54号より 

 水墨画の授業の続きです。水墨画を描いて終わりではありません。子どもたちの水墨画の見方を深めるために次のような授業をしました。

1 水墨画体験の感想の発表
2 もう一度雪舟の「四季山水図」を見て、体験により見方が変わったことを自覚する。
3 雪舟の生き方について理解を深める。
4 水墨画の学習についてまとめる。

 まずは水墨画を描いた感想です。子どもたちにとって貴重な体験だったので、いい感想が続々と出てきました。

・水墨画を描いている時、細かい所がたくさんあってむずかしかったです。水墨画を描いていると、どのような時にどんな景色をかいているかがわかったし、見方が深まるのでよかったです。
・水墨画は難しそうだと面いたけど、やはり難しかったです。でもとても楽しい時間でした。私は細かい所をかくようにしました。とてもいい経験ができました。
・水墨画がかいている時に、どのようにすれば雪舟の水墨画に近づけるか考えながらかきました。そして、雪舟はなぜこんなに長いものをかこうとしたのか、すごいと思いました。

 私が驚いたのは「感心した」という声が多かったことです。静かな中で黙々と子どもたちは水墨画を描きました。それでも「楽しい」と言っているのです。これは文化的、そして知的な楽しさだと思いました。

 そして、改めて水墨画の学習の最初に見た「四季山水図」を見ました。深まった見方が次のように出てきました。

 ・木の葉や岩のかげでこい、うすいがはっきいりしている
 ・一人一人が何をしているのかがはっきりとわかる
 ・すみでかいているのに、鉛筆でかいたようになっている
 ・家の中のところまで細かくかいている
 ・人の表情や気持ちが伝わってくる
 ・かげを上手に表現している・・・・等

 いずれも一回目では見えていなかった部分です。その後、子どもたちに「四季山水図」の実際の長さを教えました。子どもたちは数十センチメートルと思っていたようでしたが、実際には何と16メートル!2教室分の長さです。 全部の山水図を一気にパソコンで見せました。その迫力に子どもたちからは、「すごい!」という声が自然に出てきました。
 最終的には次のように「学んだことと伝えたいこと」をまとめました。

 雪舟は16mぐらいの水墨画の作品を描いた。水墨画のためにわざわざ中国にわたり、日本に広めた。そのおかげで今も水墨画は伝えられている。その文化をそのまま伝えていくことが大切だ。

 この水墨画の学習は子どもたちにとって、実に価値がある学習になったようです。

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2006.06.29

水墨画にチャレンジ!

※水墨画の実践記録である。

学級通信 プロジェクトZ 第53号より

 右の写真は雪舟の水墨画「四季山水図」です。
 昨日、一昨日と社会科では特別に水墨画の世界を3時間にわたって学びました。
 水墨画そのものについては以前の学習で子どもたちはある程度理解しています。

・墨で描く絵であること
・雪舟が有名であること
・現在にもつながっている文化であること

特に雪舟については、資料集にある雪舟の子どものころのエピソード(お寺で、柱にしばられて涙でねずみを描いた)を知って、興味を持ったようでした。
さて、授業です。「四季山水図」をじっくりと見させました。

 気付いたこと、思ったことを書きましょう。

・細かい  ・難しいそうだ  ・立体的  
・濃い薄いがよくわかる ・すごい・・・等

 この1回目の見方が重要です。というのも実際に水墨画体験をして、この見方がどう深まったか、確かめるためです。
 そしていよいよ実際の水墨画体験です。場所は広い方がいいと考え図工室で行いました。もちろん、室町文化に浸るわけですから、子どもたちは正座です。実際に使うのは習字道具です。画用紙に描かせました。子どもたちに事前に次の点を指示しました。

・雪舟の「四季山水図」をお手本にすること
・「四季山水図」にあるのは山、岩、木、家、人といったものである。それらの風景画を描くこと
・濃淡については水の加減でできる。

 正座して落ち着いてさっそくスタートです。子どもたちも集中して描いていました。音という音はほとんど聞こえません。子どもたちはどんどんと画用紙を墨の絵で埋めていきます。子どもたちにとって難しいのはやはり濃淡のようです。なかなか淡い色が出ず苦労していました。
 それでも合計で50分ぐらいしたら、次々と作品ができてきました。
 初めての体験のわりには皆、上手です。中には濃淡を本格的に使い分けて、「上手」と言われている作品もありました。(つづく)

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2006.06.28

部会公開授業

今日は社会科の公開授業を行った。武士の世の中の発展学習で「水墨画を描き、その見方を深める」というものである。(授業の内容はのちほど、学級通信で掲載する予定)
12日に研究授業を行った。本校における「モデル学習」である。今年は社会科部会員が私以外は新しいメンバーなので、「ではチャレンジ学習も行いましょう」ということで、今回の公開授業となった。

今までも、取材授業・訪問授業等で「参観したい方はどうぞ」という形で公開はしてきた。今回は本校の先生方のみが対象ということでは初めてだ。次のような形だ。

・指導案は本時のみ(今回は2時間だったので、A4で2枚)
・社会部会は部分的でいいから必ず参観。他の方は自由。
・ぜひ参観してほしいところを明記。
・授業記録や事後研究会は持たない。(感想等は交流)

一昨日が全体研。明日が管内体育実技研公開授業という週にあって、合計で7人の先生方が参観をしてくださった。有難いことだ。
行ってみて、このような気軽な形で部会で研修ができればいいなと思っていた。そうしないと、実質的には一人1回の研究授業のみで研究のまとめを書くことになる。研究授業は一人1回は不可欠だが、それに加えた公開授業(それも主張を含めたもの)を今年は数回行って、部会の研究を発展させていきたいと思う。

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2006.06.27

先達に学ぶ2

学級通信 プロジェクトZ 第51号より

(前号の続きです。50号記念のエッセーです。)

■自分がたくさんのことを学ばせていただいたお礼に有田先生に手紙を書いたことがあった。すると、和紙に毛筆のご返事をいただいた。
これには恐縮してしまった。超多忙な生活の中から一教師への返信を
出していただけるとは・・・。
後で知ったことであるが、有田先生は一日に十数通は手紙を書いているとのこと。頭が下がる思いである。
 そこには次のように書かれていた。

 教師として一つのテーマを持つことです。それも、より具体的なものがいいです。たとえば、発問だったら、発問をずっと研究していけばものになります。がんばってください。

 こう書かれていた手紙は、私にとっての宝物になった。

■その後十数年、有田先生からずっと学び続けた。基本的には本から、時には有田先生の講座に参加して。もちろん、校内の同僚や他の著名な先生方からも学んでいたが、継続的に学び続けたのは有田先生からだけだった。
  そして「いつかは、有田先生に自分の学級を見てもらいたい」という願いを持つようになった。

■そのチャンスが一昨年訪れた。胆沢地区社会科教育研究会で本校を会場に有田先生をお招きすることになったからだ。私の授業(6年担任)を見ていただくことになったのだ。
 授業内容は「韓国の生活や文化」。指導計画を細かく立て、授業に臨んだ。この時ばかりは、有田先生が授業を参観されるということで、かなり緊張をした。それでも、指導計画通り授業が流れまずはホッとした。
 授業後、有田先生からご批評をいただいた。授業のいい点、子どもたちのよさについて触れた後、次のように言われた。

 川のようにスーッと流れた授業だった

 この言葉にハッとした。「痛い点を突かれた」と感じた。というのも授業中、とにかく計画通りに・・・と終始していたからである。子どもたちも教師のその意図を感じてがんばった。しかし、有田先生は「もっと子どもたちが『先生、どうしてそうなるのですか』『(友だちに対して)ここは違うのではないですか』というように、授業の流れを変える部分があってもよい」と言われた。これは自分にない視点だった。
実に有難い視点であったし、その教えは今の自分の授業につながっている。

■研修会の終了後、校長室で有田先生としばし懇談を行った。その時にお願いをして著書にサインをしていただいた。
 その時に「授業は布石の連続」という言葉も書いていただいた。有田先生の座右の銘ということだった。
この言葉の意味を考えながら今後も授業に取り組んでいこうと改めて感じた。
 同時に、今後も有田先生から学んでいこうと今も思っている。

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2006.06.26

先達に学ぶ1

※学級通信が50号、100号といった節目の号になった時には、記念号ということでエッセーを書いている。今日50号を迎えた。

学級通信 プロジェクトZ 第50号より

 この通信「プロジェクトZ」が50号を迎えました。区切りの号ということで、いつもとは違ってエッセーを送ります。
「この先生に出会わなければ、私の教師人生は別のものになっていただろう」と今でも思います。その先生についてのエッセーです。

■「先達に学ぶ」ということは、どのような場合でも大切と言われる。これは、教師の世界でも同様である。
 有田和正氏。筑波大学附属小学校教諭、愛知教育大学教授を歴任されて現在は東北福祉大学の教授である。私にとっては、授業そのものについてずっと追いかけている「あこがれの教師」である。

■昭和60年。教師になって1年目。氏の名前を知った。実践を多く公開されているらしい。著書もたくさん。だから、雲の上にいる人という印象だった。
教師になって2年目。わざわざ宮古に講演に来るという。「絶対見逃せない。」当時江刺に住んでいた私は車で3時間以上かけて、話を聞きにいった。子どもを見る目の大切さ、子どもの意欲をどう育てるかについて熱弁をふるってくださった。それもユーモアたっぷりにである。まさに名講演。「自分も何かをしたい」という気持ちにさせられるようなすばらしい講演だった。

■教師になって3年目。多くの著書を読んでいくうちに、「やはり氏の授業をみなければならない。氏が鍛えた子どもたちを見なければならない。」と感じ、東京の有田学級に参観に出かける。2月のことだ。
 氏の授業は9時からである。全国的に有名な氏のことである。学校では授業できない。参観者が数百名にのぼるからである。だから、当日は7時に会場に行った。それでも私たちより早く来ている人が20名ほど。
 授業が始まってからは、子どもたちの熱気ある発表ぶりに圧倒されっぱなしであった。3年生の社会科。教師が問いを発するたびに、次々と自説を主張する。「教師に対しても論争を挑んでいる・・・」そんな感じに映った。
 「どうしたら、あれほど表現力のある子たちが育つのだろう」
 「どうしたら、あれほど調べてくる子たちが育つのだろう」
  感動が大きく残った。この時の有田学級が目標になった。

■ それから授業で、有田氏を追うことを始めた。氏が授業したとおりに資料を使い、同じ問いをする。まずは真似をすすることから入ったのである。しかし、有田学級のような子どもたちにはならない。当然である。下地が違うのだから。
 そこで、子どもたちの実態に応じて自分なりに変化を加えてみた。問いもオリジナルのものを加えてきた。少しずつではあるが、社会科では楽しい授業ができるようになってきた。現在でも、社会科は自分が特に力を入れている教科の一つである。

■自分がたくさんのことを学ばせていただいたお礼に有田先生に手紙を書いたことがあった。すると、和紙に毛筆のご返事をいただいた。これには恐縮してしまった。超多忙な生活の中から一教師への返信を出していただけるとは・・・。
 後で知ったことであるが、有田先生は一日に十数通は手紙を書いているとのこと。頭が下がる思いである。
 そこには次のように書かれていた・・・。(つづく)

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2006.06.25

今週の本棚より

昨日、今日とたっぷり読書をした。実に贅沢なひとときだった。読んだ本の中から3冊の紹介。

1 「新ゴーマニズム宣言 中流絶滅」(小林よしのり著) ゴーマニズム宣言シリーズは10年ほど前からかなりの割合で購入している。一時期は連載している雑誌も熱心に読んだものだった。今回も楽しませてもらった。共感するのは一つの章を描くのに、資料を徹底して分析しているところ。自分が原稿を書く時や教材開発をする時に資料の量が、このごろ減っているだけに改めて背筋が伸びた。

2 「叱らないしつけ」(親野智可等著)
 超人気のメルマガ発行人の親野先生(本名は別だが)。家庭教育の本で読みたかった著書のお一人である。とてもわかりやすい内容で参考になる部分も多々あった。しかしながら、一番共感したのは著者が学級担任発表の時の「苦い経験」。弱い部分、失敗した経験を生かすことの大切さを改めて感じた。

3 「教室の空気を変える!授業導入100のアイデア」(上條晴夫編著) このごろ忘れていたことに授業でのゲームや遊び心がある。先週久しぶりに学習ゲームを行い、そのよさを感じた。この本は5月の授業成立メルマガで紹介をしたが、改めて読んで今週実践してみようと思ったもの。明日からが楽しみだ。

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2006.06.24

ITを活用した教材提示

メールマガジン小学 連載 私の教材開発物語(第58回)の原稿です。

■ 教材提示の変化

 今月12日に研究授業を行った。6年生の社会、鎌倉時代の導入である。使った資料は教科書にある「武士の館」の想像図だ。プロジェクタでスクリーンに拡大投影をする。子どもたちがその図について思ったこと、気付いたことをどんどん発表をする。時にはマーカーで必要なことをスクリーンに書き込む。
 教科書と同じ図が黒板のスクリーンにあることによって、聞き手の理解度も高まる。IT活用のよさだ。
 この内容で研究授業を行うのは2度目だ。私は10年以上前に行われた研究授業を思い出した。武士の館の図を何度も拡大コピーをする。十数枚を今度は貼り合わせて大きな一枚の絵にして、子どもたちに提示したものだった。準備にかなりの時間をかけたことを思い出す。それが今回の研究授業では、絵をスキャナでパソコンに取り込むだけ。あっという間だった。時代の変化である。
 
 今回はこのようなIT活用の教材提示の話である。
 
■ ITだからできる教材提示

 私は機器に強い方ではない。パソコンにしても、ちょっと難しいことになるとお手上げで、よく同僚に聞いている。
 そのような私でも、先のようなIT活用は日常的に行っている。簡単に提示したい場合には実物投影機+プロジェクタを活用している。先のように教科書を映すことが多いが、子どもたちのノートや作品もよく映す。また、玉どめといった教師の実演や算数での子どもたちの操作活動も簡単に映すことができる。
 もっともこれは私の教室に実物投影機とプロジェクタが備え付けになっており、活用を思いついた時点で即実行できる強みがあるからだが。

■ 画像検索で適切な教材を見つける

 インターネットの登場により、教材開発の方法も変わってきた。一次情報は簡単にインターネットで調べられるようになってきた。むろん、インターネットのみでは不十分なこともあり、新たな教材開発の時には可能な限り、関連文献を書籍で探したり、現地で調べたりしている。
 ただ、「これはインターネットならではだ」と感じたことがあった。本市には「角塚古墳」という日本で最北端の前方後円墳がある。子どもたちにその様子を示そうと写真で撮影をしたが、横からの撮影だと「ちょっとした小高い土
地」にしか見えない。
 そこでGoogle等の画像検索サイト(キーワードを入力すると関連する画像を探すことができる)を利用することにした。「角塚古墳」と入力したら、空中から見た古墳の画像が出てきた。形もばっちりとわかる画像である。これなどはITの強みである。
 この画像検索はこのように写真教材を提示する時に有効である。交通安全ポスターの参考作品を探す時にも私は活用している。

■ デジカメで教材ができる

 デジカメで撮影をした画像は簡単に教材にできる。指導内容に合わせた素材はもちろん、学習活動中の子どもたちを写したもの(合唱の様子や器械運動)、子どもたちが撮影したもの(理科実験の様子や調理実習の作品、町探検の写真)も貴重な教材になる。
これらは「保存できないもの」である。そしてそれらは、教材として拡大提示させることによってその後の学習を深化させることができる。たとえば、合唱の様子を見て歌い方を考えたり、理科実験の様子について画像をもとに話し合ったりする。自分たちに関わる資料だけにその効果も大きい。

■ 一部を隠す

 教材を提示する時に「一部を隠す」ということは、子どもたちの思考を活性化させる。
 たとえば、チョウの写真を、足の部分を隠してプロジェクタで拡大提示する。いくつかの答えが出てくる。改めて正しい答えに子どもたちは注目をする。たとえば、教科書の顕微鏡の部品名を虫食いのような形で提示する。知識を定着させるために有効である。
 これらは画像を簡単に編集するだけでできる。簡単なIT教材作りである。

■ 効果があるから使う

 先に述べたように私は機器に強い方ではない。しかし、今まで述べたIT活用や教材作りには積極的だ。授業で大きな効果があるのがわかるからである。 
 ただ留意していることがある。それは「『はじめにIT活用ありき』ではない」ということである。基本的な授業の流れがあり、その中でIT教材提示が効果的だと考えられた時に使うのである。当然のことながら、そこでは活用目
的が明確である。逆に言えば活用する必要がないという時には用いない。いわば、「効果的な活用はするが、不要な時にはこだわらない」ということが基本的なスタンスなのである。

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2006.06.23

おは奥ネットHP

月に1回、連載をしている「おはよう奥さん」のHPへの原稿がアップされました
今月は「大人同士の関わり」に焦点をあてました。

・子ども同士のケンカに親が入るべきかどうか
・子どもの前で先生の話をすることについて
・協力的ではない夫への対応
・父親の子育て

等について書いてみました。自分自身の子育ても振り返りながらの原稿です。ぜひお読みください。

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2006.06.22

子どもの手による黒板メッセージ

昨日、今日と5年生は林間学校だった。2時過ぎに校庭に5年生の子どもたちが戻ってきた。
「5年生が戻ってきた!」
「お帰りといいたいなあ」
「いいよ、言っておいで!」
と言ったら、元気に窓から「お帰りなさーい!!」という声が響いた。こういう時はなぜかピタッと揃う。ふだんの音読では揃わないことが多いのに(笑)。
そうしたら、負けじと隣の学級からも「お帰りなさーい」の声。自分たちが経験した時のことを思い出したのだろう。

さて、その自分たちの経験でもう一つ。
5年生の教室に各学級の有志が、黒板に「お帰りなさいメッセージ」を書いた。
・いい思い出ができましたか。
・キャンプファイヤーは盛り上がったでしょうね。
・よく眠れましたか。
といった感じのものだ。
昨年5年生の時にメッセージをもらって子どもたちは大いに喜んだ。今年の修学旅行も同様だった。そのお返しである。
温かいメッセージを送れば、温かいメッセージが返ってくる。それがやがてキャッチボールになる。黒板メッセージはまさにそうだと思う。5・6年同士だけではなく、他の兄弟学級とも黒板メッセージをしてみたいなという気持ちに子どもたちはなっている。

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2006.06.21

事務仕事はほめる点探し

体力テストの集計を今日行っている。かつては個人カードから一覧表に転記し、それを電卓で計算していたが、今はソフトがあるので実に楽だ。昨年度のデータもあるので、比較も容易だ。

そして、改めて思う。このような事務仕事は子どもたちの「ほめる点探し」の仕事なのだと。体力テストであれば、かならず学級で一番の子がいる。種目別、男女別に見ると多くの子がそうなる。一番でなくてもよい。昨年よりグーンと記録が伸びた子もいる。その子たちもほめたい。・・・集計事務をしながら、そう思った。

事務仕事はすべて子どもたちの「ほめる」に関係している。テストの採点はもちろん、子どもたちの作文やノートのチェック、学級通信など。そう考えると事務仕事がたまるということは、子どもたちのほめるチャンスを逃していることになるかもしれない。もったいない。

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2006.06.20

広がるIT活用

じわりじわりだが、IT活用が自分の周囲でも広がっていることを感じている。
本校では今年から「プロジェクト部会」を設けている。音楽、体育、環境、道徳、ITである。本校の特色の部分のプロジェクトなので、領域はバラバラだ。このうちITは、昨年度「プロジェクトを設けるなら・・・」ということでお願いをしたものだ。年数回、プロジェクト会議を行い、IT活用を広めるのがねらいである。一人一人がテーマを持って、実践に取り組んでいる。

メンバーは各学年が1人ずつ来ているが、ほとんどが機器に強い先生方。その中に、ベテランだがIT活用初心者の先生がお一人いた。その先生がキーになるなあと思っていた。教室が近いので、その先生には気軽に使ってくださいと話していた。もともと活用に意欲があってITプロジェクト部会に参加をしていたので、何度も機器を借りにきた。その都度、我が学級のIT係が出番だということでセッティングをしている。その先生の学級にもIT係がいて、その子たちもセッティング。いつの間にか、プロジェクタ活用が特別ではなくなった。
そして、今日の研究授業でも実物投影機とプロジェクタを活用して、操作活動の発表を効果的にしていた。初心者の先生が気軽に活用する姿は、今後の広がりという点で効果があったと思う。

この他にも学年では、理科のデジタルコンテンツ活用が話題になっているし、他学年ではワイヤレスプロジェクタを学年PTA行事で使いたい(体育館での読み聞かせ)とのことである。
一昨年までは、「IT活用が特別なこと」という雰囲気があった。それが昨年から徐々に変わってきた。そして今は決して「特別なこと」ではなくなっている。「自然なこと」「気軽に活用」まではまだまだであるが、じわりじわり広がっているのは実に嬉しいことである。

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2006.06.19

違った解釈だが

流れ行く大根の葉の早さかな       高浜 虚子

6年の光村の教科書にある俳句である。今日はこの俳句について授業をした。
「流れ行くのは何ですか」と聞いたら、「水・川」がまずは出てきた。私自身が調べたところでも、虚子が橋の上から見えた葉がこの句を生んだという意味が書かれていたので、妥当な反応である。
ところが、一部の子から「時」と言う意見も出てきた。さらに、次々と共感する意見も出てくる。「葉っぱの成長する早さに時の流れを感じている」という考えというのだ。子どもたちからすればこの「時の流れ」派の方が高尚な意見らしかったので、賛成が多くなってきた。大根を外で洗う様子も今の子どもたちには想像しにくいのも確かだ。

授業をしながら、私は一つ嬉しさを覚えていた。
一週間前の社会の「スーッと流れる授業」が印象に残っているからだ。もっと子どもたちがドロドロと意見を戦わせたり、教師に反論するようになってほしい、そう育てたいと改めて思ったからだ。この時に、その手応えを少し感じたからだ。正しい解は正しい解できちんと教える。同時にそのような見方ができたことを評価した。
このような考えになったのも研究授業を行い、その結果が自己満足のいくものではないかったからだ。改めて研究授業の効果を思う。

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2006.06.18

セミナー案内

自分が講師として参加するセミナー案内を今日は二つ。

一つ目は「小学校教員研修セミナー ここから始まる雪の実践」である。昨年も参加した雪プロの主催である。
今年は堀田先生の他にも笹原先生@富山と一緒に参加する。当然、事前に雪たんけん館を使った実践をしてから参加する予定である。

もう一つは「日本一簡単なIT活用セミナー」である。これは大阪での開催。今まで自分が学んだことを生かせればいいと思っている。
ちなみにこの2日後は、某県の大会の講演を行うことになっている。こちらは正式に案内が出てから。

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2006.06.17

一級品

今日は思うところがあって、自分が初任校時代によく読んだ本を何冊か読む。正確に言えば読み返しだ。
有田氏、野口氏、向山氏、そして家本氏。もう20年ぐらい前の本である。
改めて先達の本のすばらしさを感じ取ることができた。

・20年近くたっても内容が色あせない。いいものはいつの世でも通用するということだ。
・明快な文章である。思わず引き込まれる。
・その人らしさ、現状に対する怒り、問題提起がシャープ。

自分がかつて受けた共感をまた得ることができた。一級品の本は、このように読み返すことができるものだと思う。今の自分にとって、かつて読んだ本は必要なのである。

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2006.06.16

教育雑誌を購読する意味

20年間続けて十数冊の教育雑誌を購読している。毎月半ばごろ発売のものが多く、一気にどっと届く。
じっくりと読むわけではない。だいたいパラパラと目を通して、気になった部分をしっかりと読むという形である。その他はほとんど斜め読み。だから一冊20分ぐらいで終わる。
もったいないとは思わない。というのも雑誌を再利用することが多いからだ。たとえば、社会で資料活用について調べたいという時に、バックナンバーを探す。20年間購読していれば、10冊近くは特集になっている。そこから基本的な知識を得、キーマンを見つけることができる。依頼原稿があった時なども同様にフルに活用している。その点では、雑誌といっても自分にとっては「資料の保存」という性格が強い。

同時に最近は、「自分の学びの偏りを戻してくれるもの」というものにもなっているなあと感じている。自分の中である程度、自分の研究のターゲットを絞っている。「集中と選択」である。そうすべき時だと考えている。
しかし、現実に小学校教師として全教科を教え、学級経営をしている。それらに関する情報も継続的に得る必要はある。月1回の十数冊の雑誌購読がその場になっているのも確かだ。本当であれば、どんどんと本を読めばいいだろうが、それでは集中と選択の方が意味がなくなってしまう。
昨日の購読でも、多くのことを考えた。今日の学級経営でもさっそく実行した。教育雑誌を購読する意味は十分にあると感じたのである。

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2006.06.15

研究授業2

学級通信 プロジェクトZ 第42号より

 「武士の館」の想像図を読み取ったあとの続きです。
 子どもたちに聞きました。

 武士は誰のために武芸をみがいていたのでしょうか。

 これは「社会的なものの見方や考え方」を育てるための質問です。子どもたちからいくつかの見方が出されます。その出されたものを討論します。きわめて根拠を持った討論です。本や資料集に拠る場合もありますし、自分の考えをストレートに出す場合もあります。
 その話し合いの過程で子どもたちは一人一人の見方や考え方の違いを知ります。友だちの考えで学べる点は学ぶというわけです。これが「社会的なものの見方や考え方」を育てることにつながるわけです。

 この時もそうでした。子どもたちからは次の4つが出てきました。

・将軍のため
・自分のため
・家族のため
・村のえらい人のため

 このうちのどれがよりふさわしいか討論です。くわしいことは略しますが、いい話し合いができたと思っています。
 最後は自分の言葉でまとめます。次のような例が出てきました。

①武士は馬に乗るような武芸をみがいていた。それは戦いの備えるためであった。また、いろいろな人のために命をかけて戦うこともあった。その戦いのために毎日練習をしていたのである。
②武士は武芸をみがいたり、家来に農作業をさせたり、いくさに備えたりする生活であった。いくさは自分たちの領地を守るためである。そのために武芸をしていた。

 どの子たちも「くらし」と「武芸をみがく理由」を書いていました。いい学びができたことは次の授業感想からもわかります。

・今日は武士のくらしで気付いたことを発表しあいました。友だちはぼくが気付かなかったことも言っていたのですごいと思いました。
・今日は絵の読み取りができてよかったです。特に友だちの発言で領地という言葉が出てきて、とてもわかりやすかったです。私も上手に発表をしたいです。
・今日は武士のくらしなどがよくわかりました。武士は日ごろから戦いに備えているのですごいと思いました。

 参観者からは、「子どもたちからたくさんの気づきが出てきましたね」「子どもたちの見方がおもしろかったです」といった声をいただきました。
 子どもたちのよさを他の先生方にも見せることができてよかったと思います。

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2006.06.14

研究授業1

学級通信「プロジェクトZ」 41号より

昨日の研究授業の様子を記します。最初に次の教科書の想像図をスクリーンに映しました。

 教科書にはこの想像図が2ページ見開きにわたし掲載されています。その絵には実に多くの情報が詰まっています。それらを発見することが子どもたちの最初の目標です。
 課題は「武士はどのようなくらしをしていたのだろうか」です。
 学習の進め方を簡単に確認したあと、子どもたちに次のように指示をしました。

 7分で気づいたこと、思ったことを書きなさい。この時大切なのは何ですか。そう、「解釈」ですね。どのようなことなのか、自分なりの考えを加えてください。

 子どもたちには気づいたことだけではなく、自分なりの「解釈」もこのような絵の場合には書かせています。これが歴史や絵の見方を育てることになるからです。
 子どもたちは次のようなことを見つけました。

・弓矢やけんで鍛えている。いくさに備えているのではないか。
・女の人々は畑や田で働いている。食べ物を作っている。
・塀や堀で屋敷が囲まれている。敵が襲ってきても困らないようにしている。
・山などで馬が飼われている。いざという時に使えるようにしている。
・入り口がせまい。敵のうまが入りにくいようにしている。
・弓の手入れをしている。どんどん武器を増やして、戦いに備えている。
・やぶさめをしている。武芸の練習のためである。
・武士と農民では身分が違っている。
・入り口の上に小屋がある。敵がきてもすぐに連絡ができるように見張りをしている。
・牛の方が馬がより少ない。当時は馬の方が戦うために大事だったのだ。

 このようなことを子どもたちは20分以上連続で発表しました。発表をしていない時には一生懸命にメモをします。私は時々、理解を深める「ツッコミ質問」を入れたり、教科書や資料集で確かな証拠を探させたりしました。
 子どもたちがスクリーンの絵をもとに発表をしたので、聞き手は集中して発表内容を理解することができました。そして、発表内容は「農作業」「武芸を磨く」「戦いの準備」の3つに分けられることに子どもたちは気づきました。(つづく)

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2006.06.13

研究授業は、やはりすべき

昨日の研究授業のことでいくつかの反響があった。
まずは「ちばしん」さんのブログ。私のブログから発問・指示について考えたという。若いが力のある実践者だ。ブログだけだと情報量が少ないのだが、それでも考えたというところが嬉しい。

参観された方のうちお二人からは感想用紙が届いた。一部を紹介する。

・社会的なものの見方や考え方を深める手立てとして資料をどう読み取らせるかがよく分かりました。読み取りの観点を与えていることに加えて、自分の解釈を述べさせること。発表をできるだけたくさんさせることと生かすこと。さらに深めるための教師による切り返しや揺さぶり・・・大変勉強になりました。また、考えには必ず根拠が必要なことも教科書や資料集で確認するところも子どもたちは鍛えられていると感じました・・・。

・教師ができる限り説明せずに、子どもたちに学ばせる社会科授業はどのようなものかがわかった。また、徹底させなければならないノートのとり方、発言の仕方を繰り返し指導していた。大切だと思った・・・。

どちらも私の意図をよくご覧になっている。
さらにお一人からは、長文メールをいただいた。

・先生の授業は、ねらいに向かって余計なことをしない(ように見える)ので、すごく明確でした。指導案に書かれてあったことが授業の中で(ああ、この部分か)と、分かることができたからです。「社会的なものの見方や考え方を深める」ということは、具体的にそうやればいいのかと思いました。

この書き出しから始まり、指導案から読み取っていた参観のポイント、授業での読み取り、単元のこと、IT活用等、細かな部分にまで言及していた。

実は昨日の研究授業の事後研究会は、会議・研修等の都合で行われていない。しかし、すでにこのような反応があると、自分も勉強になる。しかも決して満足できる授業ではなかったが、やはり研究授業をしたからこそ、このような学び合いができるのだと感じた。やはり研究授業はすべきである。ちなみに次回は同じ単元の発展部分を自主的に行おうと思っている。

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2006.06.12

「スーッと流れる授業」

今年の研究授業1回目。社会科。鎌倉時代の導入。武士の館が中心資料の学習である。
今回はいくつかのポイントを考えていた。

・本校が今まで取り組んできた「モデル学習」に基づいた授業
・中心資料の読み取りと発表に時間を割く。その中で資料活用技能の向上を図る。
・友だちの発表を生かしたノート作りの在り方
・「指示・発問」の少ない授業

その他にも評価、話し合い等の観点があるが、自分の中では上記のものがメインである。指導案にもそれらを盛り込んだし、指導案通りに流れたといえば流れた。(もっと第2課題で深まった話し合いが出ると期待していたが、その点は少し残念)

しかし、終わったあと、何かもやもやっとした感じがした。研究授業で何度かあった会心の授業後の興奮があまりない。「スーッと流れたような感じ」。そう、昨年2月の地区社研(有田先生の研修会)の時の授業後に似ているのだ。かつての反省を生かせなかった自分を反省。

・提案性のある研究授業を
・もっと「こだわる」子どもたちを育てる

今年の研究授業は始まったばかりだ。これから何度か指導案を書いたり、公開授業をするであろう。これから先の2点を心していきたい。

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2006.06.11

「好きです!社会科」

学級通信 プロジェクトZ 第39号より

 来週の月曜日、12日は研究授業です。教科は社会科。
 その研究のために、昨日子どもたちにアンケートをとりました。

 あなたは社会科の学習が好きですか。
 【子どもたちの結果】
 ・たいへん好き・・・・・・13人
 ・まあまあ好き・・・・・・20人
 ・あまり好きではない・・・ 2人
 ・好きではない・・・・・・ 0人

 この結果には私も驚きました。ほとんどの子が「好き」ということですから。5年生の時には同じようなアンケートを社会科でしても、好きな子は7~8割ほどでした。
 やはりここには「歴史学習」のおもしろさがあるようです。

 さて、その歴史学習のおもしろさはどこにあるか、子どもたちの「好きな理由」から拾ってみました。

・いろいろな歴史上の人物のことがわかるから好き
・少し難しい時もあるけど、考えるのがおもしろいから
・いろいろな画像がおもしろい
・歴史がもともとおもしろいから

 なるほど。歴史自体のおもしろさや資料の興味深さが理由の中心にあるようです。この理由の中で私が注目したものがあります。それは、「発表や討論が勉強になるから」というものです。

たとえば、昨日学習した「貴族の館」の想像図を見て、「気付いたこと、思ったことを発表しなさい」と指示をしました。子どもたちはたくさんのことを見つけました。

・とてもごうかなたくさんの家
・けまりをしている。貴族の遊び?
・服がやしきの中の外とは違う。身分のちがいがあるのでは。
・門の先にまた門がある。大事なものを盗まれないようにしている。
・かべがある。悪い人が入らないようにしている。
・桜が咲いているので、春ということがわかる。和歌を読む雰囲気でいい感じ。
・荷物は車がないから、牛や馬が引いている。
・米の俵がある。きっと税金となっている・・・・。

 このような発表を子どもたちが、スクリーンに写った絵や写真を見て発表をします。自分が発見できなかったところを友だちが発表をすれば、それで新たな見方や知識が広がります。子どもたちはそのことをさっそくノートに書きます。
 そのように授業をしながら知識が広がる点もこの歴史学習のおもしろさなのでしょう。きっと月曜日もそのような意欲的な子どもたちの姿を研究授業で披露できると思います。楽しみです。

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2006.06.10

東京2泊

今日の研修会のために東京に2泊をした。久々だ。
東京に泊まる時には、だいたい浅草や両国のホテルを予約する。下町の雰囲気が好きだからだ。散策する余裕はないが、落ち着けるのがいい。もっとも金曜日夜、それも11時過ぎ、最終の新幹線で移動する場合には12時前後の総武線の混み具合は朝のラッシュと同じくらい。いつぞやは乗ったはいいが、「降りられないのでは」と思ったぐらいだ。
昨日は研修会会場の都合で池袋に泊まった。ホテルに行くまでの5分間、繁華街を通る。金曜日の深夜も若者で大賑わいだ。今日は秋葉原。明朝の朝一番の新幹線で帰るため、アクセスのいいところにとった。こちらも11時をすぎても秋葉原の雰囲気を持った人がたくさん。街によって雰囲気が違うということをこの2泊で改めて感じた。

さて、今回宿泊した池袋のホテルは快適だった。貧乏学生だったから、今もリーズナブルなホテルが性に合っている。今回はリーズナブルでクリーン、しかも静かで熟睡できた。従業員さんも気持ちよい対応で、たいへん快適だった。そこで、「お客様アンケート」に書こうと思ったら、直接会社の社長室に郵送されるもの(料金はもちろんホテル持ち)だった。通常なら、ホテルのフロントに出すものだろうが、社長がお客の声を真っ先に目を通して経営を考えるというのは大切なことだと感じた。

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2006.06.09

教育ルネサンス

今、読売新聞の教育ルネサンスでは情報教育を特集している。
今日ですでに9回目である。来週も続くようだから、かなり力を入れていることがわかる。
そして、知っている先生方が登場するとやはりうれしくなる。
皆川先生、野間先生、玉置先生、そして今日は梶本先生。
いずれも先駆的な試みだ。これらが全国紙で紹介される意義は大きい。多くの教員に知ってもらえるだけではなく、教員以外の方に学校現場の実情を理解してもらえることになる。私自身も本校の情報教育推進担当として、紹介していきたいと思う。

合わせて、毎日コラム的に出てくるデータが貴重だ。今日は私物のパソコン持ち込み57パーセントというデータが掲載されていた。当たり前だけど地区よって温度差が大きいだろうなあ。

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2006.06.08

事前研で模擬授業

今日は部会研究会で模擬授業を行った。事前検討会である。
いくつか理由がある。

・今年に入って模擬授業をする機会が多く、それなりの成果をおさめていた。部会研でも成果をあげるために応用しようと思った。
・指導案で検討をしていても、「どういう発問でここは行うのか」といった具体的な質問が出てくる。ならば、実際に発問を言ってもらい、反応を考える方がよいと考えた。
野中先生のブログにも刺激を受けた。また、酒井臣吾先生もかつて雑誌に「校内研を活性化させるために、模擬授業を取り入れたことがあり大成功をした」ということを書かれていた。

というわけで取り入れた。事前研の時間は50分ほど。その時間、全て模擬授業をするのではない。最初に単元、学級の実態、単元の構成、本時の位置付け等を検討。これらはスピードアップしてそのまま行う。そして、重要場面を2カ所、10分ぐらいずつ模擬授業。授業場面が参加者にはイメージ化できたし、自分自身の発問や指示もこの日までかなり磨かれたものになったと思う。
まず1回目はやってみたという段階だ。今度の授業者の時までは仕掛けも考えておきたいと思う。

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2006.06.07

日本一簡単なIT活用セミナー

昨年度から松下教育研究財団関連のプロジェクト等に参加しています。
その財団主催のセミナーが開かれます。「日本一簡単なIT活用セミナー」です。

7月に東京会場、11月に大阪会場です。ぜひお知り合いの方にお勧めください。
ちなみに私は11月の大阪会場に関わっています。

財団HPには今年度の子どもニュース(KWN)プロジェクトの参加校が報告されています。知っている先生方も通過しています。今年度2年目も我が学級は取り組む予定です。

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2006.06.06

もっと教材開発

NHK「クローズアップ現代」を見た。おもしろいテーマの時は見ている。といってもゴールデンタイムなので、家族とのチャンネル争いがあるが。

今日は「割り箸に異変あり」というテーマだった。日本人は一人あたり年間200本も割り箸を消費しているという。それが急速に値上げされているという。割り箸の97%は中国の生産。今、中国は経済成長や森林保護で、輸出が難しくなりはじめているとのこっと。さりとて日本での生産も、林業そのものの衰退で難しいという内容だ。

これは環境学習の一つの教材になると感じた。そもそも自分が本体のホームページを作ろうとしたきっかけは教材開発した実践を公開することにある。特にその中でも「地域のよさ・日本のよさ」にこだわっていこうというので、ホームページ名もそうしている。

最近は肝心の教材開発自体が少ない。ましてや実践もだ。このような内容を思いついた時に記録していこうと思う。それによって今年の教材開発も充実してくるであろう。

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2006.06.05

家庭訪問を生かす

今は家庭訪問まっただ中だ。今日は2日目。毎日子どもたちに関するいろいろな話を聞いて、考えることが多い。

さて、4日間もある家庭訪問である。子どもたちにとっても励みになったり、学びの場であるようにするために、私は例年次のようなパターンで行っている。

・予定表の案内を出す時に「おうちでのいいところを3つ教えてください」とお願いをする。
・実際に訪問した時に3つを具体的に聞く。「なかなかいいところがパッと浮かばなくて・・・」とお話になる方もいるが、顔はにこにこしている。
・いいところは、学級通信に「家庭訪問記」という形で全員分紹介をする。これは子どもたちへの励ましとなる。
・前日に行った子たちに声をかける。「このごろ、家に帰ってすぐに勉強しているんだって。すごいなあ」といった具合である。

このサイクルで、家庭訪問で得た情報が子どもたちに励みになるのは確かである。学級経営に生かされる家庭訪問である。

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2006.06.04

模擬授業者が得をする

NEE東京で私が模擬授業したセッションは、百数十人の方が参加していたはずである。
知っている先生方も壇上から見ると二十人ぐらいはいた。ブログを持っている先生方も多い。昨日から今日にかけてその先生方のブログを拝見している。過分な評価をしてくださる方、新しい視点を持って書いている方、そして代案を提示してくださっている方等、うなずきながら読ませていただいた。

かつて研修会で発表をしても、このような反応は得られなかった。事務局でアンケートをとって、発表者にも見せるという場合のみ、「生の声」を聞くことができたものだ。
ところがITが進んで変わった。その日の模擬授業の感想も、その日や次の日にアップされている。記憶が新しい時のコメントはより心に入ってくる。ありがたいことだ。そして、それによって、自分自身の新しい知見が増える。
得に今回は「実物投影機」の使い方について、皆さんのブログから考えを深めることができた。これも模擬授業をしたからである。

昨日は「難しいなあ」という印象をブログに書いた。今日はその気持ちが「難しかったけど、模擬授業者が一番得をした」というようになった。機会があればまた模擬授業を引き受けたいし、本校の社会科部会の事前研究会でも取り入れていきたいと思っている。

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2006.06.03

模擬授業修行が必要

今日はNEE東京で模擬授業。時間は15分。
テーマは「映せばわかる!教室でのプロジェクタ活用」。当然、これに基づいた模擬授業だ。
時間から考えたのは4本。

1 実物投影機で教科書の拡大(6年・社会)
2 PCに前時の板書提示・加工教材提示(5年・社会)
3 デジタルコンテンツの提示・実技をデジカメ撮影(体育)
4 ワークシートへの書き込みを実物投影機で提示・書いた作品を提示(5年・国語)

一つ一つに自分がふだん活用してい方法を盛り込んだ。1項目あたり3~4分。短いから主張はワンポイントだ。
この主張が伝わるかどうかは「授業の腕」であると思っていた。だから、発問も少なめにしていた。

ところがいざやってみると、実にむだな授業行為が多かった。発問を言い換えたり、反応を余分にとったり。練習をしていてもこうだ。
その後、解説の時間があり、自分の主張は伝えられたが、ベストは「模擬授業そのもので主張が伝わること」であろう。たとえ3~4分でも授業の腕が確かなら伝わると思う。
研究授業はかなり行ったが、模擬授業自体はまだまだ経験が少ない。もっと修行をしなければと感じた。

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2006.06.02

家庭訪問雑感

今日から4日間の家庭訪問である。
この時期の家庭訪問は珍しいと思う。たいていは4月中に行われるであろう。
初任校と3校目は4月だった。本校だけではなく、2校目も6月だった。私にとっては、家庭訪問といえば半分は6月に行うものだ。
この時期に行うよさは何といっても「子どもたちを担任が知っている」ということだ。初めて担任する学級の場合、その子をよくわからないまま家庭訪問するよりは、今の時期の方が圧倒的に価値がある。5年担任の昨年度は本当にそう思った。

さて、この家庭訪問であれこれ思ったことを。

・今年はおは奥ネットの原稿のために、家庭教育関係の文献をかなり読んでいる。それらの知識がちょっとした相談事の時に役立った。知識は自分の力になると感じた。

・私のWebをご覧になっているという方が今日はお二人。嬉しいことでもあるし、責任のあることでもあると思っている。

・子どもたちの家と学校での様子の違いが面白かったし、その子との雑談の話題に生かせるネタも仕入れた。そういう話は家庭訪問だからできることと感じた。

・学校で「家庭訪問の時に私と会ったら、しっかりと挨拶を」と話した。今日は訪問時に4人の子がどっと入ってきた。「こんにちは!」といい声。帰りはなぜか「先生、握手を!」。6年生であるが、本当にかわいいものだ。

・家庭訪問前の通信で「お子さんの家でのいいところを3つ教えてください」とお願いをしていた。どのお家も快く教えてくださった。これは、月曜日の通信に掲載する。同時に子どもたちに個別に語るネタにしようと思っている。子どもたちを大いに励ますチャンスが家庭訪問だと思っている。

 今日はここまで。それにしても久しぶりに「足がしびれる」経験をした。数秒間立ち上がれない私にお家の方も私自身も大笑いだった。

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2006.06.01

校内に広める

今日の読売新聞・教育ルネサンス皆川先生@宮城が取り上げられていた。
「学力向上へIT活用」という特集だ。

皆川先生とは3年ほど前から、堀田先生関係のいろいろなプロジェクトでご一緒させていただいている。勤務校までは高速道路を使えば1時間足らずだ。
だから勤務校に2回ほど行ったことがあるし、秋の学校公開にもぜひ行きたいと思っている。

さて、記事の通り、皆川先生のIT活用のセンスはなるほどと思うことがしばしばだ。現在「授業づくりネットワーク」誌で隔月交代でIT活用の連載と一緒にしており、その文章からもよくわかる。
と同時に、注目しているのは研究主任としての研究の広め方だ。今年1月におじゃました時に「ミニ授業研」の広がりのすばらしさにも感心したものだった。自分が研究主任だった前任校で同じようなことをしようとしたが、なかなかうまくいかなかった。「年1~2回の研究授業が終わればその年は終わり」という意識を変えるのは、大変だった。
今の自分は研究主任ではないが、IT活用について広める立場にいる。参考にしながら、広めていきたい。

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