水墨画にチャレンジ!
※水墨画の実践記録である。
学級通信 プロジェクトZ 第53号より
右の写真は雪舟の水墨画「四季山水図」です。
昨日、一昨日と社会科では特別に水墨画の世界を3時間にわたって学びました。
水墨画そのものについては以前の学習で子どもたちはある程度理解しています。
・墨で描く絵であること
・雪舟が有名であること
・現在にもつながっている文化であること
特に雪舟については、資料集にある雪舟の子どものころのエピソード(お寺で、柱にしばられて涙でねずみを描いた)を知って、興味を持ったようでした。
さて、授業です。「四季山水図」をじっくりと見させました。
気付いたこと、思ったことを書きましょう。
・細かい ・難しいそうだ ・立体的
・濃い薄いがよくわかる ・すごい・・・等
この1回目の見方が重要です。というのも実際に水墨画体験をして、この見方がどう深まったか、確かめるためです。
そしていよいよ実際の水墨画体験です。場所は広い方がいいと考え図工室で行いました。もちろん、室町文化に浸るわけですから、子どもたちは正座です。実際に使うのは習字道具です。画用紙に描かせました。子どもたちに事前に次の点を指示しました。
・雪舟の「四季山水図」をお手本にすること
・「四季山水図」にあるのは山、岩、木、家、人といったものである。それらの風景画を描くこと
・濃淡については水の加減でできる。
正座して落ち着いてさっそくスタートです。子どもたちも集中して描いていました。音という音はほとんど聞こえません。子どもたちはどんどんと画用紙を墨の絵で埋めていきます。子どもたちにとって難しいのはやはり濃淡のようです。なかなか淡い色が出ず苦労していました。
それでも合計で50分ぐらいしたら、次々と作品ができてきました。
初めての体験のわりには皆、上手です。中には濃淡を本格的に使い分けて、「上手」と言われている作品もありました。(つづく)
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